二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

モンスターハンターX【a RevengeTrage】
日時: 2017/02/10 15:56
名前: 敷島クルル (ID: p6ulpWex)

〜〜物語紹介〜〜

【プロローグ】

狩猟都市ドンドルマで酒場【ガルフレッド】に務めているアオト=フリーデ、そしてその幼馴染のサクラ=フリーデには両親がおらず、幼い頃拾ってもらった【ガルフレッド】のマスターの手伝いをすることで日々を生活していた。
元ハンターのマスターが営む【ガルフレッド】は入り組んだ路地に店を構えており、毎夜マスターとの話目当てで来るハンターによって店は大繁盛していた。
ある日、いつものように店の手伝いをしていたアオト、サクラ。店に来客を告げる鐘が鳴る。
白い服、帽子を携えた男は密猟グループ【シックバザル】。
店の退去を命じる帽子の男。
そして現れる【シックバザル】を追う不思議な男女。

それは——クロスへと繋がるプロローグ。
>>1-6
>>8-34
>>36-37


【一章邂逅】

【シックバザル】を追うミナト=カイムと少女ナナは、ドンドルマの【シックバザル】幹部から、龍歴院に拠点があることを聞き出す。
ポッケ村でネコートと呼ばれるギルド特殊管理職のアイルーに命じられ、龍歴院へ内部捜索を行うことになり、ドンドルマを経由する飛行船へと乗ることになった。
時を同じくして、若くしてギルドナイトの職に就いている少女、シュート=フィン=ウィングはここ最近の【シックバザル】の被害が激減していることに気付き自ら調査に赴く。
限られた情報から、龍歴院へ調査することを決意し、カイム、ナナと同じ飛行船へと搭乗する。
>>39-54
>>56-63
>>66



二章【青き英雄】←執筆中!!
>>69-73
>>80-82
>>95-97
>>98-99
>>101-109
>>111-116


【重要!!】
・この作品では常時、読者からの要望を募集しています。
出て欲しいモンスターやキャラクター、このキャラとこのキャラを絡ませて!このキャラ達でこんなクエスト行ってみて!
等々、自分に書けるものであれば積極的に書きたいと思っております、ますは気楽に書き込みを下さい。

・またページリンクを目次に設けてあるので、そちらから話に飛んでいただけると、快適に読むことが出来ます。
そのまま1ページから読んでしまうと、途中から外伝などの話が挟まってしまうので、混乱を招く一因となっております。
何卒この目次からのリンクから飛んでいただけることをよろしくお願いします。




【リクエストしてくださった方】
・脱穀さん
・にゃん太さん


【来ていただいたお客様】

・にゃん太さん
・脱穀さん
・風死さん




脱穀さんからのリクエスト作品
【リベトラ読者企画】ルカ、古代林にて
>>83
>>86-88


にゃん太さんからのリクエスト作品
【リベトラ読者企画】エピソードナナ
>>90-91
>>93-94
>>117
>>119-125
>>127
>>129
>>134

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31



エピソードナナ18 ( No.133 )
日時: 2016/10/19 16:29
名前: 敷島クルル ◆vhkHu4l20g (ID: G.nGjsd9)

牧場は活気に包まれていた。
そこかしこから運ばれてくるミルクやベーコン、普段は牧場の守りを固めているはずの門番ですらお祝いに参加し、マタタビにあやかっている。

———モンニャン隊!初発足にして初快挙!

————————アオアシラ捕獲!!

——————————————ベルナ牧場始まって以来の快挙!!


横断幕が至る所に垂れ、騒ぎを聞きつけた村人が売店を設置したりと、村を上げてのお祝いと化していた。



「オトモアイルーのみで狩猟地での探索、採集、なおかつ中型モンスター捕獲という快挙!素晴らしいですよ!!」
「ハンターが入ることが難しい狭所での探索はアイルーにしか出来ない所業でしょう、これから世界各地のオトモアイルーのみでの探索に可能性を見出すことが出来ました!」


龍歴院の学者もワインとチーズを肴にテーブルで今回の快挙に対しての賞賛や今後の展開について熱い議論が交わされている。



「リュウ様リュウ様!」
「おぉ!しばらく見ないうちに大きくなったニャ!どうしたニャ!チャヅケ!」



牧場の中心、モンニャン隊へは数々の人間、そしてアイルーが殺到していた。
もはや、おしくら饅頭。

リュウ、オスカー、ハクサイを知った人間じゃなければ、この中の誰が称えるべき3匹か見当もつかないだろう。



「流石リュウ様ですニャ!!たった3匹であの古代林での探索を進めるニャんて!!」
「ニャッハッハ!!もっと褒めるがよい!!ニャッハッハ!」

「……ほんとは僕らだけじゃ何も————————
「リーダーだけじゃ確かに危なかったニャ〜、オレ達のバックアップがあってこそのモンニャン隊ニャ。」

「……??さっ、流石モンニャン隊ですニャ!!オイラ達見習いも見習わせてもらうニャ!!」


ハクサイの言葉をわざとらしくオスカーが遮る。




「オ、オスカー、僕こんなの納得できないニャ…。」



あちらこちらから称賛の声があがる中、決まり悪そうにハクサイがオスカーへと耳打ちするように呟く。
その様子にオスカーも同じ表情で返す。



「仕方ないニャ。オレ達3匹の手柄にしてくれと言ったのはナナさんニャ、きっと深い事情があるんだニャ。」
「そっ、それでも!ナナさんが居たから今回の探索が成功したのに、そのナナさんが皆から褒められないのは…ニャんか…。」


「2匹とも、何を白けた面してるニャ。」



質問を矢継ぎ早に受けていたリュウが、一切を打ち切り2匹と対する。
その堂々たる————いや。


あたかも自分が成功させたと思わせる態度にハクサイの目に怒りの色が灯る。




「こんなのおかしいニャ!リュウだってそうは思わないのかニャ!?」
「………。」
「本当に称えられるべきは僕たちじゃなくてナナさんのはずニャ!!」
「………………バカ者ニャ。」




言うや否やハクサイを上からポカッと殴りつける。




「ニャッッッ!?」
「俺様達モンニャン隊の仕事はまだ終わってないニャ!!そうだニャ!?オスカー!!」

「リーダーの言うとおりニャ、ターゲットの所在は既に掴んでるニャ〜。」


未だ頭の上に?マークが浮かぶハクサイを2匹が引っ張る。






「ニャーーーーーッッッ!!!!通すニャ通すニャ!!俺様達モンニャン隊の最後の大仕事が残ってるニャ!!」

エピソードナナ19 ( No.134 )
日時: 2016/10/25 11:08
名前: 敷島クルル ◆vhkHu4l20g (ID: G.nGjsd9)

「にーさん!ごめんなさい!!」

ベルナ村郊外。
祝賓ムードに包まれているベルナ村の死角、といった具合か。

普段は木こりや森へ薬草を取りに行く人間がちらほらと居るくらいで、今は人の気配が他に全くない。

森の手前、カイム、シュートと対する形でナナが申しわけなさそうにうつむいていた。


「…3日間何をしていた。」
「えと、その…。」

「いいじゃない、こんな強面と今までずっと一緒だったんだから、家出くらいしたくなるわよねぇ?ナナちゃん。」


「そんなことは無いけど…。」


ナナは困惑していた。
本当の事を言うと、リュウ達の『オトモアイルーのみでの古代林探索成功』というレッテルが剥がれてしまう。

しかし自分が誤魔化すべき相手に対して今まで一度も嘘をついたことがない。


人生で初めての嘘にナナは何を言ったら良いか判断がつきかねていた。


「…言えないか?」
「あぅ…その…。」
「…お前が居ない間、俺はもちろんシュートさん、そして今、牧場での祭りを仕切っているルカさんもお前を探したんだぞ。」
「うん…。」
「…それでも言えないか?」



———窮地。


迷惑をかけたのは重々分かっている。
カイムになら本当の事を言っても分かってもらえるのではないか?と疑問が遮る。


が、もしも自分が真実を言ったことが原因で、カイムがリュウ達へ何らかの形で釘を刺したらどうしよう、とも思う。



「……。」

「…あぅ。」


見た事も無い顔。
普段から表情が読みづらいこともあり、今カイムが何を考えているか見当が付かない。




「にーさん…ごめんなさ————






「「ニャーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!ごめんなさいニャーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」」




「「!?!?!?」」




ナナが口を開きかけたその時、彼方から猛スピードで3匹のアイルーが2人の間に入る。







「ナナさんは悪くないニャ!!」

「!?」

「ごめんなさいニャ〜!ホントはオレ達だけでモンニャン隊には行ってないのニャ〜!」

「!?!?!?」

「だからナナを怒らないで欲しいニャ!!俺様達はナナに助けられたんだニャ!!」


「!?!?!?!?!?」



脳が状況を理解する前に3匹がカイムの足や腰にまとわりつく。



「皆!どうして来たの!」

「ナナさんが居なかったら僕たちは今回の遠征、成功することは絶対できなかったニャ!」
「だからオレ達、ナナさんに何か恩返しが出来ないか考えたんだニャ!」
「そして今駆けつけたんだニャ!!」



くるり、と3匹がカイムの方へと向く。



「「どうかナナ/さん/を許してやってほしいニャ!悪いのは僕/俺/俺様達だニャ!!」」



沈黙。

昏い目が3匹をじろり、と見下ろす。


———やがて。



「…ウチのナナが迷惑をかけました。」



深々と謝罪、目の前のアイルーに対して頭を下げた。


「「ニャ!?」」



「…黙って出て行ったのは驚きましたが、皆さんのお力にナナがなれたのならとても喜ばしいことです。」

「「……。」」

「…勘違いしないで欲しいのですが、私は怒っているわけではありません。」


「「ニャ!?」」


突然の男からの謝罪に三匹が困惑する。


「事情は明かせませんがナナは普段自由が効かない身です、今回貴方方と共に過ごすことが出来たなら、それはナナにとっても良い経験だったはずです。」


「にーさん…。」

「今後とも、ナナと関わる機会がもしあれば、その時も是非仲良くしてやってください。」



微笑んだ、のだろうか。

後姿からはカイムの顔は見えないが、声は聴いたことがない、穏やかな声音だった。






「…だがナナ。」


「ほぇ?」


「皆に心配と迷惑をかけたのは事実だ。」


「…はい。」


圧力のある歩きでナナに迫る。
何かされるのではないかと、この場の全員が思わず息を飲んだ。


「罰として、今から牧場の手伝いをしてこい、無論、そちらの方々からの了解を得られればだがな。」



想像に反しての言葉。
ナナの目から拳骨を予感して出た涙が少し溢れる。



「ね、願ったりも叶ったりだニャ!!ほらナナ!付いてくるニャ!!」


「え!?えぇ!?なんの準備もしてない!!にーーーさーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!」





嵐のような怒涛の勢いで3匹に担ぎ込まれてナナが彼方へと消える。
…森には再び静寂が戻る。




「あんたも意地が悪いわね、全部知ってたくせに。」
「…シュートさん。」



今までだんまりを決め込んでいたシュートが笑みを浮かべながら語りかける。



「…自分達がベルナ村の方達と友好的な関係を築くのは今後の任務にも好都合です、それだけです。」

「ふぅ〜〜ん。」





視線を無視して昏い目が空を仰ぐ。
それはどこか余計な力が抜けた、他の大切な誰かを見ているような目だった

お詫びとお礼 ( No.135 )
日時: 2016/10/25 11:19
名前: 敷島クルル ◆vhkHu4l20g (ID: G.nGjsd9)

クルルです。
エピソードナナの執筆が終了しました!!

にゃん太さん!!企画の提案ほんとに、ほんとにありがとうございましたー!!

ナナちゃんとアイルーでのアオアシラ討伐ということで発足した今回の企画ですが、自分がやりたいことが多すぎて&リアルでの都合が合わなく、なかなか執筆がすすみませんでした。
お待ちして頂いていたのに本当にもうしわけありません。


書いていてリュウ達に思った以上に入れ込んでしまって、当初の三倍以上のスケールの話数になってしまいました!!


そのお蔭もあってか、リュウ、オスカー、ハクサイといった私自身大好きなキャラクターを作ることができました、ニャン太さんには感謝してもしきれません!!


さーてさて、エピソードナナがひとまず終了したということで、本編を再開したいと思います!!





飛行船が落ちて、あの後どうなったか、シックバザルやガウの目的は!?
まだまだ判明していない事ばかりですが、どうか気長にモンスターハンターX【a revenge tragedy】にお付き合い下さることを心から願っております。

めでたい!! ( No.136 )
日時: 2016/10/28 10:05
名前: 敷島クルル (ID: XnbZDj7O)

こんにちわー!クルルですー!!
なんとなんと、『モンスターハンターXX(ダブルクロス)』の発売が来年3月に決定しましたね!!
もちろん私は買います!

Xの小説を執筆中に発売が決定したことに運命的な何かを感じます!!

3月までにはこの小説、なんとか区切りの良いところまで持っていこうと思うので、読者の皆様!!
これからも『リベトラ』をよろしくお願いします!!

お久しぶりです ( No.137 )
日時: 2017/01/08 12:12
名前: 敷島クルル (ID: ZoJzIaOM)

近々貯めた文を投稿するのでよろしくお願いしますーー


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31



この掲示板は過去ログ化されています。