二次創作小説(新・総合)

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cross the world
日時: 2022/11/29 17:49
名前: junris (ID: h5Tzmn9p)

どうも、初めましての人は初めまして、僕はこの度クロスオーバー小説をやり直させていただくjunrisです。この度はキャラ設定に無理があったのでやり直す事にしました。

<注意 この小説はめちゃギャグってる日常のリメイク版で一部の設定を引き継いでます>

【本編:目次】

【日常】

 【chapter1】

宴に乱入した謎の『クローン』>>12-17
予告編(エイプリルフールネタ)>>18-19
CFH紹介(夢見草さんとのコラボ付き)>>22-32
ドッキリ誕生会(誕生日スペシャル)>>33-41
カードゲーム始めました >>42-46
わにゃとくり>>49-50
とある2人のキャラの日常の比較(苗木とパワプロ)>>55-61
小ネタ集>>63-66
1スレ短編集>>76
ハロウィンはワイワイとホラーどちらがお好き?>>95-99
タイマーのイメージ向上大作戦(W683のコラボ付き)>>100-105
ちょっと短いクリスマスパーティ>>109
CFHの忘年会>>110
新年の挨拶>>114
新たなカード 『ソウルシンクロカード』誕生 >>118-119
亀のゲーム屋との商談 >>120-121
junris?の日常>>140

 【chapter1-1.5】

誕生パーティとパラレルワールド >>165
東谷の日常>>166-167
札勝負〜大富豪編〜>>168-176
秘密を手に入れろ! VSjunris?>>177-182 ←NEW!
マジックでパニック!?復讐のハロウィンパーティ >>183-187
肉(2×9)の恨みはいつもより18倍恐ろしい!? >>188 ←NEW!

【とある日の依頼】

廃墟研究所を調査せよ! >>86-91


【クロストーク】


【ストーリー(クローン編)】

新たな切り札(タイマー編)>>67-75
研究室の謎と新たな情報>>82
早撃ちガンバトル(VSCフォース)>>92
男を見せろ!パワフル高校の外野手ランナー>>106-107
勝負師の謎>>108
超高校級の野球選手 桑田の秘密>>115-117

【chapter1:クローンバトルラッシュ(予選)】

『クローン軍始動』 >>122
『大会』に向けて >>125-126
『クローンバトルラッシュ』のルール >>127-128
Round1 『song hit music』(チャレンジャー:赤松、最原、ゲスト)>>129-131
Round2 『運試し』(チャレンジャー:苗木)>>132
『アンドロイド』と『ペンダント』>>133
Round3 『ソウルファイターズ』(チャレンジャー:junris) >>136-138
もう一つのクローン >>141-142
『セルノ社』の謎 >>143
セルノの正体(第4回戦の前日談)>>144-145
第4回戦: combat battle(チャレンジャー:マリオ&ルイージ)>>152-154
Final Round 『Baseball』(チャレンジャー:パワフル高校一同) >>155-162

【おまけ】

逃走中特別編予告編>>139
エイプリルフール予告編>>149-151

【レギュラーキャラの簡易紹介】構想中



【この小説閲覧にあたっての注意事項】

・この小説はクロスオーバー物なのでたくさんのジャンルのキャラクターが登場します。レギュラー等もあってか出番数に差があります。

・一部のキャラクターには原作を元にしたオリジナル設定やネタバレ要素があります。もちろんキャラ崩壊の可能性もあるので閲覧の際にはご注意ください。

・スレ主のジャンルの知識はあまり乏しいものため一部のキャラオリ設定も含まれています。(現在はある程度の知識を身につけていますが)

・勿論、違うジャンルとの交流もあります。(仲良くする程度ですが)

・メインジャンル以外のキャラも出てきます。

・スレ主の文才はあまり大したことありません。

・誤字や脱字が出る事もあります

・投稿ペースは不定期更新です。

・コメントやキャラの貸し出しはOKですが誹謗中傷や叩きコメントは一切受け付けません。また、うちのネタを引用するときはちゃんとカキコのコメントやtwitterのDMやpixivのメッセージ機能を使って、許可をとってください。←UPDATE!

これらの要素が苦手な方は閲覧を控えるのがお勧めです。それでも良い方は何なりとお楽しみください。

<コメントルール>

<コメントOK例>

小説の感想が入っている。(それが入っていればある程度宣伝してもかまいません。)
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<コメントNG例>

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以上の注意事項を理解してどうぞお楽しみください。

タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project パワプロシリーズ ポップン 遊☆戯☆王 オリキャラ キャラオリ設定 オリジナルカードゲーム クローン オリジナル設定 【不憫化 ギャグカオス化 キャラ崩壊要注意(キャラ属性撤廃)】(随時更新予定)

2022.11.29 最新話更新

Re: 年末年始ソウルファイターズ! ( No.190 )
日時: 2022/12/31 22:21
名前: junris (ID: h5Tzmn9p)


ミミ「さて、そろそろ各ブロック決勝の対戦相手を発表するよ!!」

ニャミ「まず、AブロックはタイマーVSマリオ」

ミミ「続いて、BブロックはルイージVS苗木誠だよ!!」

 まずはAブロックの試合、対戦者2人が入場し挨拶を交わした

タイマー「僕はキミのような大スターと戦えることを嬉しく思ったんだ」

マリオ「ボクの方からこそキミと戦えることを楽しみにしてたんだ。よろしく頼むよ」

ーーーーーー

<敗退者の部屋>

ワルイージ「くそっ!!今大会出たかったのに...」(抽選で外れた)

ルイージ「(次があるよ。ワルイージ...)」 

 その頃敗退者の部屋ではルイージが次の試合のために待機していた

ルイージ「次はBブロック決勝戦か...ここで勝てば決勝戦に出られるけど、問題はAブロックの方だ。まぁ、兄さんなら大丈夫だろう...」

〜〜〜〜〜〜

<ルイージの回想>

 時は遡ってAブロック準決勝。この時はマリオとワリオが戦っていた

マリオ「行け!ボクの『マリオ』でワリオにダイレクトアタックだ」

マリオ(ファイター)「ウオオオオオ!!」

ワリオ「ムワアアアアア!!」

【ワリオ】
【SP:0】

ミミ「勝者!マリオ!Aブロック決勝進出!!」

ルイージ「いやったーーーー!!兄さんおめでとう!!」

 ルイージはマリオのところまで駆けつけた

マリオ「いやいや、おめでとうと言われるにはまだ早いさ。あと2回勝ってからにしてよね。ルイージ。その時はボクたちで決勝戦だ!」

ルイージ「うん、ボクもここまで勝ち上がって見せるよ!」

〜〜〜〜〜〜

ルイージ「ボクは兄さんと約束したんだ。決勝戦で戦う事を。」

 その時、マリオが帰ってきたが彼の表情には喜びの表情が見られない

マリオ「...」

ルイージ「あ、兄さん!もう勝ったの!?さすが兄さんだよ!見ててね!ボクも兄さんに続いて決勝戦に出て見せるからね!」

 ルイージはマリオが勝ったと思い、自分も決勝戦に出て見せると意気込んでいたがマリオが放った言葉はルイージの思惑の逆を行くものであった

マリオ「ごめん。ルイージ...ボクは負けちゃったんだ...」

ルイージ「ええ!?」

マリオ「後一歩のところで運に見放され負けちゃったよ」

 彼はなんともなかったかのように笑っていたが、ルイージはショックを受けていた。なにしろここで負けたということはこれからの試合に勝つ思いがなくなってしまうからだ。なのにヘラヘラ...悔しいとは思わないのかと言いたくてたまらない状態である

ルイージ「そんな...約束したじゃないか!」

マリオ「わかってるよ!分かってるからこそ悔しいじゃないか!」

 マリオは陽気に笑ったかのように見えていたが、本当は悔しくてたまらないのだ。それでもショックを与えて戦意を失わせたくないがウソを言いたくない。だからこそ彼はこんな事をしたのだろう...

ルイージ「兄さん...」

スタッフ「まもなくBプロック決勝です。ルイージさんスタンバイをお願いします!」

ルイージ「わかりました!兄さん...ボクが仇を打って見せるよ!」

 彼は勝ってくるぞと勇ましく試合会場へ行った

マリオ「ルイージ...」

 そして、その後ルイージと苗木誠の試合が行われていたが尺の都合で省略することにした。(オイコラ!さっきのドラマシーンから見て試合を映す流れだろ!byツッコミの人)

ニャミ「さあ、大会もいよいよ優勝決定戦!泣いても笑ってもあと一回で優勝者が決まるよ!」

ミミ「思えば、汗あり涙ありの戦いだったよね。」

ニャミ「そうそう。思えば高校球児が甲子園を目指して涙の特訓を繰り返し、敗れた者の悔しさ」

ミミ「ニャミちゃん、それは野球よ。」

ニャミ「話はそれぐらいにして、対戦相手の発表だよ!」

ミミ「まずAブロック代表者はポップン代表の『タイマー』!!」

ニャミ「続いてBブロック代表者はダンガンロンパ代表の『苗木誠』!!」

 ミミニャミの声と共に決勝戦に出てくる二人が登場してきた。そして二人がテーブルへ座ると勝負の準備が始まる

ミミ「まずはお互いのデッキをシャッフル!」

ニャミ「次に先攻後攻ルーレットでどちらかの先攻が決まるよ!」

 ミミニャミがそういうと二人の真ん中のテーブルにルーレットのようなものが出現した。ここで先行後攻を消えるというものらしい。そこでルーレットの針がタイマーのところに行き、先攻がタイマーだと決まった。そして、2人がお互いの戦う意思を確認すると勝負開始である

『『スターティングスマッシュ!』』

【タイマー】
【SP:100】

VS

【苗木誠】
【SP:100】

タイマー「僕のターン!1枚ドロー!『ミミ』を攻撃表示で出陣!」

 彼はミミのカードを攻撃表示で出してきた

【ミミ:バランス】

体力:20/20
攻撃力:30
防御力:20

タイマー「先攻の1ターン目はバトルができないため、カードを1枚伏せてターン終了。」

苗木「僕のターン!1枚ドロー!僕は『大和田紋土』を攻撃表示で出陣!」

 今度は苗木が『大和田紋土』

【大和田紋土:バランス】

体力:20/20
攻撃力:30
防御力:20

苗木「(今のボクの手札には大和田クンをパワーアップさせるカードがない。ここは次のターンに任せて今回は...)」

 彼がそういうと手札にあるカードを1枚取り場に伏せた

苗木「ボクのターンはカードを1枚伏せて終了するよ」

 ワーワーキャーキャー

 そして、決勝戦は白熱していた...

ーーーーーー

<CFHイベント管理室>

MZD「あいつらなかなかやるじゃねえか」

 その頃、管理室では運営側の人間が観戦していた

junris「あっ、ちょっとトイレに行ってくるね」

 そう言ってjunrisはトイレに行った

<トイレ>

junris「ふぅー、スッキリした。そういえばここで誰かの声がしたけど気のせいだったかな?」

『本当にそうかな?』

junris「ん?また?」

 本当にいるのかと鏡を見た方向には青色と紫のセーターを着た生き物が写っていた

『やあ、僕はニンゲンといった生き物かな?』

junris「え?あの...あの大富豪対決の時は助けてくれてありがとうございます...」

 junrisは助けてくれたことへの礼を言ったがニンゲンはそれを呆れるかのようにこう言った

『やれやれ、まだ正体がわかってないのに礼を言うとは大胆だねえ...それとも...』

junris「正体?」

『大丈夫だよ。今の僕は君のことに手を出す気はない。見守るだけさ。じゃあね』

 そういうと鏡にうつるニンゲンは消え、junrisの姿だけが映し出された

junris「なんだったんだ今のは...」

 あの鏡に映ったニンゲンとは一体何者か!?

終わり

Re: 霊夢の憂鬱 ( No.191 )
日時: 2023/02/14 18:17
名前: junris (ID: 6Bgu9cRk)


 どうも、ニンテンドーオンライン追加パックを買ったjunrisです。早速今年最初の話行きます。

ーーーーーー

junris「…この前のニンゲンと言った存在はなんだったんだろう。まあ、今はそれをあとで考えるとして魔女騒動であった彼は一体…」

 その日、junrisはこの前の魔女騒動で出会った少年の事を思い浮かべていた。確かあの少年は魔術師みたいな存在を召喚出来ており、魔女相手に立ち向かっていたのだろう

junris「東谷たちを助けたあの少年の持つ黄色のハートと『justice』の文字が書かれたカード。いったい何を意味しているんだろう…」

 確かにそれはjunrisが見たカードであるが、何らかの形でその能力が使われなくなったため効果は今ひとつわからない

junris「そういえば、この前の依頼でハートの種類や言葉が違うだけの同じものがあったと聞いたけど…まあ、今のところ考えても仕方ないか。それより久しぶりの片付けしようっと」

 この前のCFHがこなした依頼の出来事のことを思い浮かべながらも考えても仕方ないと思い、彼は一旦考えるのをやめ、片付けに取り掛かった








 さて、彼が片付けている間に場所を変えちゃおう。(ちなみに今回のjunrisの出番はここで終わりです。(えっ?))

<幻想郷:博麗神社>

 説明しよう!ここは幻想郷と言って、吸血鬼や幽霊等の忘れ去られしものが人間と共に住んでいるところである。そして、長い階段を登った先には博麗神社というものがあり、そこには…

霊夢「OTZ」(ズーン)

 紅白の巫女服を着た博麗の巫女が住んでいるのである。いやいやいや、のっけから落ち込んで何があったのかと言うと他の世界で裸族の自分が出現した事にショックを受けていたのだろう

霊夢「はぁ〜、また私は余計な誤解を受けるのかしら。裸族だのなんだのと」

 彼女自身は裸族の自分と一緒にされると言う誤解を受けるのが嫌なようだ。よそはよそ。うちはうちでの話で裸族技やってほしいとかなんとかと自分がやりもしない事を強要されたくはないらしい

???「おーい、霊夢…って一体どうしたんだよ!」

 霊夢が落ち込んでる中、白黒の服を着た魔法使いがやってきた。それで霊夢の様子を見て驚いたらしい

霊夢「どうもこうもないわよ。で、何の用なの?魔理沙。今は話したくないからあっち行ってて」

魔理沙「一体何が霊夢をそこまで落ち込ませてんだよ…って、それより大変なんだ!」

 魔理沙という魔法使いは何をどうして霊夢がこうなっているのかと数秒は困惑していたが今はそれどころではないと思い出すと一大事があったと話す

霊夢「大変って何よ?さっき、話したくないって言ってるでしょ」

魔理沙「そう言うわけにもいかねえんだよ!私達にそっくりな奴らが出現してるんだ!」

霊夢「それがどうしたの?そっくりさんがいたところでなんの問題も…って、『私達にそっくりな奴ら』ですって!?」

 霊夢が魔理沙のある言葉を聞いた瞬間、落ち込んでいる状態から回復したかのように気を切り替えてきたのだ

魔理沙「(変わるのはやっ!)そうだ。なんでも、お前を連れてこいって言ってたんだ!」

 霊夢の様子を聞いて驚きながらも魔理沙は話を続けた。それによるとそっくりさんは霊夢を狙っているらしい。しかし、霊夢はそんなことを気にしておらず、話を続けた

霊夢「そのそっくりさんがいる場所ってどこ?」

魔理沙「ああ、紅魔館にいるんだ。勿論、咲夜達も闘ったんだが、なんか厄介な術のせいで歯が立たなかったんだ!」

 魔理沙の言葉から見て敵は何かの能力を使っているらしい。そして、そいつらが誰かだと話そうとした時…

霊夢「わかった。今すぐ退治しに行ってくるわ!」

魔理沙「ちょっ、話は最後まで聞けって!」

 霊夢はそういうとすぐさま紅魔館のところまで飛んで行った。それを見て魔理沙も箒にまたがり霊夢の後を追いかけた

魔理沙「(なんか、今日の霊夢いつも以上に張り切っていないか?第一、あいつはいつもなら異変解決においても本気を出さないのに…ひょっとして落ち込んでいるのと何か関係あるのか?)」

 確かに魔理沙の知る限り、霊夢はこれまでの異変解決において見返りを求めずに向かった事はない。ましてや巫女にしては危機感が欠けている以上、今回のように真剣に取り組もうとしているところを見たことがないのだ。むしろ、今回のケースでは何かない方がおかしいのだ。これはきっと何かあるのだろうと魔理沙は考えた。

 そして、しばらくして2人は紅魔館へ着いた。

続く

Re: 霊夢の憂鬱 ( No.192 )
日時: 2023/03/04 21:17
名前: junris (ID: h5Tzmn9p)


 <紅魔館:図書室>

パチュリー「ハァ…ハァ…」

霊夢?「あれあれ?もう疲れたの?避けるだけなのに?」

 その頃、紅魔館では図書室の魔女ことパチュリー・ノーレッジが魔理沙のいうそっくりさんと闘っていたが、魔理沙の言った通り彼女の攻撃は全く通らず、避けるだけで精一杯だ。しかし、今の彼女は疲れていらのは勿論、喘息の事もあってかもう避けづらいのだ

魔理沙?「やれやれ、折角オリジナルが来るまでの暇つぶしとしてこんな遊びをしているのにこんなんじゃつまらない。トドメを刺すとするか」

パチュリー「その前に聞かせていいかしら。なぜあなた達は私たちの知っている霊夢達を狙うの?」

 パチュリーは敵の狙いを知るために質問をした。しかし、そっくりさんはこう答える

魔理沙?「だから、さっきから言っているようにお前が知る必要ないと言ってるだろ。第一、お前が教えたところでなんになるんだよ?」

 このようにちっとも教える気などない。そもそも彼女らからして教えるメリットがない以上そんなことする必要はないのだろう。ましてこれからやられる

霊夢?「文句があるならまた戦ってみる?まあ、貴方の攻撃は通りっこないけどね」

魔理沙?「いちいち、弱点を説明するなバカ!」

霊夢?「いいじゃん別にたまたまとはいえそっちがオリジナルの魔理沙の攻撃が当たった以上隠す必要ないじゃない」

魔理沙?「あれは偶然だと言ってるじゃないか!」

霊夢?「でも、当たっていることに変わりないじゃない?」

パチュリー「(なんの言い争いをしているのかしら…)」

 パチュリーはそっくりさんのやりとりを見て困惑していた。なにしろあんな事でいちいち言い争うような事をする人が自分たちを追い詰められたという事だと思うとどうしてもバカらしくなるだろう

小悪魔「(パチュリー様。ここは一旦離れる事はできないんですか?)」

パチュリー「(そうしたいのは山々だけど、下手して気づかれた時に攻撃をくらったらやられてしまうこともあるわ)」

 確かに今はそっくりさんが言い争っている故に逃げ出すこともできなくはないが、パチュリーはそれをやってのける体力はない。仮にそれをやったとしても、隠れる前にそっくりさんに気づかれたらOUT。すぐさま攻撃をくらうのが目に見えるだろう。だからと言ってこのまま立っていてもいつかはやられる事もわかっている。何がいい策はないものか…

霊夢?「とにかく、私はねそんな事を喋ったところで何も変わらな…「うおおおおー!!!」えっ?何か言わなかった?」

魔理沙?「私は何も言ってない。第一、今のはお前の声にそっくりだったじゃないか」

 確かにさっきの大声は霊夢にそっくりだったが、霊夢のそっくりさんは何も言ってない

霊夢?「私は何も…じゃ、さっきの声って…\ドガシャーン!/アウチ!」

 そっくりさんが今の声が誰かと言おうとした時に突如、館にダイナミックな入館をした人が現れ、勢いよくそっくりさんにぶつかって来た。そして、そっくりさんの方は突然の出来事に驚き、避けるまもなくぶっ飛ばされた

魔理沙?「…」

パチュリー「…」

 あまり突然の出来事に一同は呆然していた

霊夢「私のそっくりさんはどこ?ここにいるんでしょ?」

魔理沙「おいおい、何もそこまで慌てなくても」

 入館して来たのは霊夢であって、その後に魔理沙が来たのである。

パチュリー「今霊夢がぶっ飛ばしたのがそれなのよ」

 パチュリーの指差した方向には先程霊夢にぶつかり、弾き飛ばされたそっくりさんがいた

霊夢?「イテテテテ…全く、久しぶりの再会でいきなり飛び込んでくるなんて随分派手な事してくれるじゃない。しかも不機嫌な顔をしちゃって」

 そっくりさんの表情にはダメージを受けたにも関わらず余裕を持っているようにワクワクしているものであった

霊夢「だまりなさい。私の姿して迷惑をかけておいて…あんた、覚悟はできてるんでしょうね?」

霊夢?「なるほど、前の事がなんだか知らないけど用は私とやるって事だね?いいよ。こっちは暇つぶしに飽きてきたんでね」

 霊夢の表情には何か恨みがあるかのように苛立っているものであった。彼女からの言葉からして同じ自分の姿で迷惑かけてる事だろうが、そっくりさんのことはこの前の事が何のことやら知らないが戦える事に変わらないと思い、今ワクワクしている表情を変えていない

霊夢「ふーん、随分と余裕があるじゃない」

霊夢?『そっちこそ、自信がありそうな感じがするね』

 2人の霊夢はお互い自分の思いを持って体勢を固めるなか2人の魔理沙が心の中で語る

魔理沙「(なるほど、奴は同じ自分が迷惑かけた事に不満を感じていたんだな。道理でやる気出ていたかと思ったよ)」

魔理沙?『(さっき、本物の霊夢が言った迷惑ってこの前の事件のことか?だとしたら我々には関係ない事を知っているはずだが…)』

 こうして、お互いの事情がわかっていないまま霊夢同士の戦いが始まる!

続く

Re:霊夢の憂鬱 ( No.193 )
日時: 2023/08/01 22:58
名前: junris (ID: h5Tzmn9p)


霊夢「うぉ!はぁ!」

C霊夢『それ!いや!』

 戦いはお互い実力を伯仲しているように見えていた。それはそっくりさんは素体の姿をしているゆえそれと同じ実力を持っているだろうか…

霊夢「はあ…なかなかやるわね

C霊夢『そっちこそまんざら悪くないよ。(それにしても、この前会った時とはなんか違う気がするけど…)』

 そっくりさんの方は真剣な表情をしている霊夢とは違って余裕そうな顔をしていたが、心のどこかで前の霊夢と違うような何かを感じ取っていた。確かに彼女本人からすれば前に会った時よりは真剣さが見られており、それゆえか何がオリジナルをそうさせているのか知りたいのである。

 しかし、霊夢本人にはそんなことを気にしておらず敵を倒す事に集中している。最も、彼女は敵が裸族であることを思い込んでいるだけだが…

霊夢「ふん、私の姿をしていながら迷惑行為を働くあんたなんかに負けたら流石に恥ずかしいからね」

C霊夢『へ?【裸族】って何?』

 霊夢が【裸族】という言葉を聞き、そっくりさんは首を傾げた

霊夢「え?今なんて言ったの?」

C霊夢『【裸族】って何?って言っているけど?』

霊夢「へっ?じゃあ、あなたは裸族じゃないの?」

C霊夢『そんなわけないし、そういうものなんて知らないわよ。と言うかなぜ知る必要あるの?』

 霊夢はそっくりさんが裸族でない事を聞いて、キョトンとした表情になった。というのもそっくりさんからすれば【裸族】なんていう本人からしてどうでもいい存在に興味はないのだ。

霊夢「魔理沙。これってどういう事なの?」

魔理沙「私は別に裸族のことなんて一言も言ってないじゃないか」

霊夢「え?でもそうなるとあそこにいる私は誰なのかしら?」

霊夢?『え?前にあった事覚えてないの?』

 そっくりさんは霊夢の話を聞いて自分が前に会った事を忘れたのかとショックを受けた

霊夢「ごめん。てっきり裸族かと思ってたからすっかり忘れてたわ」

魔理沙「忘れんなよ!まあ、詳しく教えなかった私も悪いが……」

 霊夢がうっかり忘れた事に魔理沙はツッコミを入れた。というのも元々霊夢は異世界の自分が裸族であるせいで変な誤解を植え付けられており、今回の事も魔理沙が霊夢にそっくりな存在が暴れているという発言で裸族が犯人かと思い込み、それを倒すことに集中していたためである。

C霊夢『そうだった。あなたにはまだある秘密を教えてなかったわね。私たちがオリジナルと戦うことは知ってるでしょ?だから、それを邪魔されないためにオリジナルの自分以外の攻撃は通らないのよ』

パチュリー「そうか…道理で手も足も出なかったわけだわ」

 彼女たちの話からするとそっくりさんの霊夢には本物の霊夢の攻撃しか通らない。だからこそパチュリーの攻撃が通らなかったのだ

霊夢「オリジナルとの自分…そういえば…」

 霊夢はそっくりさんの話を聞いて、何かあるのかと考えていた。そして、しばらく考えると…

霊夢「思い出した!あんたはこの前の依頼で元社員を捕まえたクローンだったわね!」

C霊夢『今頃、思い出したんだ…』

C魔理沙『全く私たちのことを忘れるとはとんだ身分だな』

C霊夢『なるほど…ようはあの裸族を倒せば、わざわざオリジナルに勝たなくとも自分たちがオリジナルより優れているというわけね?なら…』

 話は早いとC霊夢が行動を起こそうとした時にC魔理沙が声を掛けた。

C魔理沙『おい、私たちの狙いはあくまでオリジナルに勝つ事だぞ!裸族なんていう訳のわからない奴を倒す必要がどこにあるんだ!?』

 C魔理沙はC霊夢が突然、どこかへ行こうとしているのかと思い、彼女を呼び止めた。C霊夢は自分が何をしようとしているのかを話した。

C霊夢『簡単よ。あの裸族は……』

魔理沙「なんだあいつら?裸族といったあたりからなんか目的が違うような話をしているぞ。第一、裸族には興味ないんじゃなかったのか?」

 確かにクローン達は元々裸族に興味がないはず。それなのにそいつを倒す話をしているあたり目的が逸れている

魔理沙「なあ、霊夢。奴らはお前のいう裸族の事で話しているそうだが…ん?」

 魔理沙は霊夢に話しかけたが彼女本人にはさっきから喋っている気配もない。これはどういうことか…

魔理沙「(ここは黙っておいた方がよさそうだな。嫌な予感がするし…)」

 ともかく嫌な予感した魔理沙は黙っていることにした

C魔理沙『しかし、それだとオリジナルと戦わなくなってしまい……』

 エネルギーが取れなくなるとC魔理沙が言おうとした時にC霊夢はこう言った。

C霊夢『安心して、裸族を倒しにいくのはあなたを倒した後でじっくりといかせてもらうから』

C魔理沙『そうか、ならそれでよし。一刻も早くオリジナルを倒し、裸族という訳の分からんが苦しめていたやつを遠慮なく叩きのめしてこい』

C霊夢『もちろんよ。さてとちょっと本気を出し…あれ?』

 クローンが再び戦おうとした時に霊夢本人がだんまりを食らっていた。一体どういうことかと考えようとした時にある言葉が放たれた

続く

Re: cross the world ( No.194 )
日時: 2023/10/28 21:30
名前: junris (ID: h5Tzmn9p)


霊夢「誰に追い詰められたですって?」

霊夢以外の一同『はい?』

 霊夢の表情には顔を赤らめてながらも怒りが込み上げているのが見えており、魔理沙やクローンはキョトンとしていた。

霊夢「あんた。何か勘違いしていない?私はね追い詰められたんじゃない。訳のわからない誤解で困っているだけよ」

C霊夢『え?』

霊夢「私はね。どこぞやのところで厳しい事からひどいとか参拝客が少ないから守銭奴とかそう言われるのは仕方ないと受け止めている。だけどね…」

C霊夢『だけど?』

霊夢「どこかの世界の裸族のせいで訳のわからない誤解を受けるのは嫌なのよおおおおおおお!」

 早い話、霊夢は戦闘において裸族に追い詰められたわけではなく。裸族の自分による誤解を受けているせいで精神的に参っているのである

霊夢「この前なんか、久しぶりに参拝客が来たかと思えば裸族技を見せて欲しいって言われたのよ!あの時は誤解を解こうと思って断ったけど、チップ代わりとして賽銭を入れようとするからどうしようかと…」

魔理沙「わかったわかった!お前の気持ちはわかったからもうその辺にしといてくれ!」

C霊夢『なんか、あんなオリジナルを見ていると調子狂うな…』

 霊夢がこの前の裸族誤解騒動で自分の苦しみを話している途中で魔理沙がもうやめて欲しいと頼み、クローンの方は自分が始めたとはいえ折角、自分の目標が無駄になることがわかり、やる気を失せていた

C霊夢『あのさ。なんか興醒めしたから今日のところはこれで引き上げない?』

C魔理沙『ああ、そうだな。奴が基本どんな動きしているのを見たからな。それだけでも収穫したとするか』

魔理沙「何?一体どういうことだ?」

C魔理沙『知りたいか?しかし、残念ながらあの計画が後に発動するまでは教えられないな。まぁ、せいぜいその日が来るまで楽しみにしてるんだな。』

 クローン達がオリジナルの動きを見てどうする気なのかを魔理沙は聞こうとしたが彼女らは時期が早いと教えなかった

霊夢「待ちなさいよ……自分達が戦いたいと言ったくせに勝手にやめるってそんなこと許すわけないでしょ!」

C魔理沙『今回、オリジナルの私と戦えないのは残念だが近いうちに戦うことになるだろう。その時まで楽しみにしてるんだな』

 そういうとクローンはテレポートで姿を消した

魔理沙「奴らは一体、何を企んでいるんだ?」

霊夢「わからないけど、今度会った時はコテンパンにしてあげるわ!」

パチュリー「随分、クローンに対して執念燃やしてるわね……で、誰が図書館を片付けるの?」

霊夢・魔理沙「あ……」

<CFH本部>

 翌日……

junris「で、そんな事があったんだ……」

 CFH本部では昨日の件が報告されていた。無論、例の計画の事も聞かされていた

junris「え?『あの計画』?」

魔理沙「ああ……奴らはあの計画で本気を出すと考えられるな……」

junris「なるほど、わかった。昨日はお疲れ様」

 そう言って魔理沙と霊夢を立ち去らせた後、彼は思い浮かべた

junris「あの計画……そろそろ、奴らも動き出す気だな……例の大会もなんかありそうだし……」

ーーーーーー

<クローン社:???>

C霊夢『うーん、なんか今日はやる気がしなくなっちゃったな…』

C魔理沙『元はと言えばお前が余計なことを言うからだろ!まあ、今回の任務はのちの計画のための練習試合みたいなものだから良かったけどな……』

C霊夢『まあ、私がその気になれば倒しても良かったけどね』

 その頃、クローンの方は昨日の戦いを振り返っていた。例の計画に備えて相手の情報を引き出せたからよかったらしい

 プルルルル

 その時、クローンが持っている通信機から着信音が鳴った。そういうと彼女は通話器をかけた

C魔理沙『私だ。何か用か?なるほど今回の報告だな』

 彼女の話し方から見るに別のクローンからだろう。そして、電話は今回の活動の報告を済ませた

C魔理沙『ところで、この前の元社員というやつをどうしたんだ?』

 説明すると彼女のいう元社員はかつて才葉派でクローン社に仕えていたが何らかの事情でクビにされたという。そこで彼が復讐として量産型クローンを悪用し、評判を落とそうしたが、CFHによって阻止されクローン軍に拉致られるという事になったのだ

C?「彼のこと?無論、例の『おもてなし』ルームへ送りつけたわ」

C霊夢「へぇー、ずいぶん恐ろしいところを送ってくれるわね」

C魔理沙「確かにそこは一度入ったが最後、地獄の思いを味わうと言われていたな…」

C?『ふふふ……あの人は今頃……』

 クローン達本人が恐ろしいという『おもてなし』ルームとはどんなところか!?そして、そこに送られた元社員はそこでどんな目に遭わされてるのか!?

終わり

<後書き>

 はい、どうも。今回はクローンとの戦い(コメディあり)を描きました。元々、霊夢の受難というギャグ回を兼ねてクローンとのコメディを試しましたが更新に大幅な穴を開けることになりました。今回は誠に申し訳ございません。

 以上です。感想をお願いします!


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