俺の兄さん  シンジ /作

ごあいさつ


趣味で小説書いている程度のシンジです。
この話は別に題名的にあれとかそんなんじゃなくて兄弟愛もあっていいだろって思ってので。
あと、原作なしです。長いです。話だるいです。可哀相になっちゃってる。
それでおkの方は是非。

まあ、読んでみて下さると嬉しいです。


プロローグ



「零夜っ。・・・レぇーーーーーいやああああああっ。起きろおおおおおおぉぉぉぉおぉぉっ。遅刻したいのか?」

どこか意識の遠くで兄さんの声が聞こえた。

「レーーーいやくーーーん。」

そう声が聞こえた後にドアノブを回す音が聞こえた。
けれどドアは開かない。

「零夜?」
うっすらと目を開けた俺は「うぅ~ん。」と、言った。

「朝ごはんは下に置いておいたからね。」

ドア越しにそんな言葉が聞こえた。

「うぅ~ん。」

俺は一応返事をした。
けれど分かった。と、言う意味は含まれていなかった。
兄さんには悪いけれど俺は学校に行く気も朝ごはんとやらを食べる気もなかった。
そしてこの部屋から出る気も無かった。

兄さんと顔を最後に合わせたのはかれこれ10日は前だろう。
そして俺がまともに学校に最後に行ったのは半年くらい前のことだ。
ちょうど半年前くらい前の11月に運動会があった。
あれから体育のある日は絶対学校に行っていない。

理由?

それは話しがたいのだが・・・
とにかく行っていない。それだけだ。

学校に行っていない俺を心配する奴が居るけれど、俺にとってはそんな奴の存在が一番いやだ。
誰にも心配なんてされたくない。まあ、それが理由と言っても良いだろう。

けれど心配性な兄さんは心配してくる。

俺の心配なんてしないで勉強しろよ・・・と、思う。
ちなみに俺と兄さんは年子で兄さんは今、中学3年生だ。
受験、頑張れよ。って思うくらいなら心配かけるなよって自分に言いたいところだが俺だって心配かけたくてかけているわけではない。

仕方ないだろ。持病なんだから。