二次創作小説(紙ほか)

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【マギ】〜光陰の姫巫女〜 最後のお知らせ
日時: 2015/03/18 19:09
名前: リーフ (ID: gC.HkZm.)
プロフ: http://sakurasaku

初めまして、リーフと申します。
この度、マギで二次小説を書きたいと思いました!!
ちなみに高校生ですので、いつ更新できるかわかりませんが、なっが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っい目で見てやってください_(._.)_

でわでわ、次回スレッドより詳細を。


【目次(章別)】  >>2
【アイデア募集】  >>35
【オリキャラソング】>>105 >>117
《読者の皆様へ!!》
お話は○章で構成されています。各章の章数前の印にご注目下さい。

*…ほぼ本作の真髄。半分以上が重要です(多分)!
#…日常編です。伏線は無いに等しいです。
@…↑どちらもです。注意して読むと…おや?

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&リク募集 ( No.171 )
日時: 2014/05/27 18:57
名前: リーフ (ID: 8pAHbekK)

あれ?あれ?
いつの間にか、参照が1500を突破しておりました!

みなさんありがとうございます! これからもよろしくお願いします。

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&リク募集 ( No.172 )
日時: 2014/05/28 21:08
名前: しゅう (ID: 1/l/Iy6H)

お褒めに預かり光栄です。
最初、リリィがアメリカ、ノエルが日本にしようかと思いましたが、歴史的にやばくなりそうなのでやめました。

リクエストがあれば描きますよ。

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&リク募集 ( No.173 )
日時: 2014/05/28 21:29
名前: リーフ (ID: CVGC9rYr)

え、リクエスト?マジですか!?
じゃ、じゃあお願いしたいことが…。
 
しゅうさんのイメージにおける、姉妹の先頭シーン。
もしくは、参照1500突破として姉妹の正装姿を!!

どっちの絵を描くか、服装は、とかはお任せします!
スーツでもドレスでもシンドリア官服でも、何でも着せちゃって下さい!!
大鎌でも日本刀でも花束でも、何でも持たせちゃって下さい!!

表情としては、二人とも不敵な笑みって事で。

よろしくお願いします!

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&リク募集 ( No.174 )
日時: 2014/05/30 18:35
名前: しゅう (ID: 1/l/Iy6H)

了解しました!

じゃあ、不敵な笑みで……ふふふ。

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&リク募集 ( No.175 )
日時: 2014/06/01 23:25
名前: リーフ (ID: O72/xQMk)

43話

良く晴れた日のシンドリア王国の港。たくさんの人々が集まり、レイファル国の見送りをしていた。
事件を起こしたアベルたちの正式な裁きは、レイファル国にて行われる。それはシンドリアが介入することではないし、シンドバッドも介入しようとはしなかった。
最後にサエがその場に残り、ノエルの手を取って微笑んだ。上品なドレスと手袋を身に着けている。

「ノエル、あなたに出会えてよかった。」
「私もだ。とても充実した数日間だった。」

ふわりとほほ笑み、最後にノエルに耳打ちする。

「例の書簡は、すぐに探して送ります。待っていてください。」
「あぁ、楽しみにしている。」

ノエルの簡潔な答えを聞くや否や、サエはその場で優雅に一礼。そして背後の船に乗り込んだ。
錨を上げ動き出す船に、シンドバッド以下八人将が礼をとる。

「エドニス国王!また出会えることを!!」
『我ら、歓迎いたしますッ!!』

シンドリアの民に見送られ、レイファル国の船は遠ざかってった。

***

三日後の夜、緑射塔の一室。
ノエルは書簡を読みふけっていた。レイファル国から届けられた、『光と影の力』にまつわる書簡だ。

「こう、いん…姫巫女。…かげ、と……いつ。…はあ、駄目だな。」

書簡が届いたのはいいが、何分古く半分ほどが読めなくなっている。読めるのはおとぎ話のような伝説ばかりで、重要なところは殆ど読めなかった。
やれやれとため息をついて明りを消すと、履いていたサンダルと着ていたシャツを身から取りベッドに横になった。空いた窓から星空を眺める。
しばらくじっとしていると、頭の中に声が響いた。

『ご機嫌麗しゅう、主よ。』
「ラーペ…。結局、何もわかりませんでした。」
『それは残念。…まあそれも、主の記憶が戻ればなんとかなること。そうじゃろう?』

問いかけるようなラーペの声が聞こえるが、ノエルは答えを返さない。身を起こして逆にラーペに問いかける。

「やはり、あなたは知っているのでは?」
『ふむ、何を?』
「失われた、私の記憶を。私の過去や…私の知らない真実を。」

ノエルは今、故郷の事をほとんど覚えていない。覚えているのは、平凡に暮らしていたワンシーンだけだ。
そんなノエルの問いを、ラーペは淡白な声で一蹴した。

『知らぬよ。』
「…そうですか。」
『全ては主次第。何度も言わせるでないわ。』
「そう。………言っていましたね。」

これ以上の質問を無駄。感じたノエルは枕に顔を押し付けた。

「…おやすみなさい。」

目を閉じれば睡魔が襲ってくる。やはり疲れていたのだろう。

『…知らずにまた…繰り返せばいい。真実も、偽りも…。』

密かにラーペが呟いたときには、ノエルは深い眠りに落ちていた。


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