二次創作小説(紙ほか)

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【マギ】〜光陰の姫巫女〜 最後のお知らせ
日時: 2015/03/18 19:09
名前: リーフ (ID: gC.HkZm.)
プロフ: http://sakurasaku

初めまして、リーフと申します。
この度、マギで二次小説を書きたいと思いました!!
ちなみに高校生ですので、いつ更新できるかわかりませんが、なっが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っい目で見てやってください_(._.)_

でわでわ、次回スレッドより詳細を。


【目次(章別)】  >>2
【アイデア募集】  >>35
【オリキャラソング】>>105 >>117
《読者の皆様へ!!》
お話は○章で構成されています。各章の章数前の印にご注目下さい。

*…ほぼ本作の真髄。半分以上が重要です(多分)!
#…日常編です。伏線は無いに等しいです。
@…↑どちらもです。注意して読むと…おや?

Re: 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 参照四千突破感謝! ( No.379 )
日時: 2014/11/24 15:33
名前: 守家 ◆.M/towN6yE (ID: 5fsUPV.h)

きゃあ〜久しぶりの更新だね。
やっぱり面白い!
次も頑張って!!
私もがんばっているよぉ〜(笑)

Re: 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 参照四千突破感謝! ( No.380 )
日時: 2014/11/24 16:45
名前: リーフ (ID: O72/xQMk)

55話

眩い光の中、『彼女』は姿を現した。
黒く艶めかしい身体をみせつけ、なお妖艶に笑いながら。

「く、ふふ…くふふ…くははははは……!!!」
「あなたが、ノエルさんの……」

普通の人間より少し大きく、その身長はドラコーンをすこし超えるほど。裸足に金属の飾りをまとったその姿は踊り子と間違えそうだが、彼女の鋭い目がそうではないと語っていた。

「これが、マギの力か…やはり君はすごいな、アラジン」

静かに、だが力強く呟くシンドバッドの前で彼女は姿のすべてを具現化し、全員の前に現れた。

「あぁ、またこの姿でマギにお目にかかる日がくるとはのう…夢のようじゃ!」
「君がノエルさんのジンだね。 君は誰だい?」

額に八芒星を輝かせるアラジンが問うと、うっとりした様子で見下ろした。

「これはこれは、偉大なる魔法使いマギよ! そしてかの滅びし世界のかつての大王の現身よ!!」
「僕はアラジンさ。おねいさんのことを教えてくれるかい?」
「勿論でございます。妾は、かの世界の黒ルフより生まれしジン・ラーペ!! そして同時に、監視者の遺志を継ぐもの」

恭しく頭を下げ、アラジンにニコリとほほ笑んだ。

「お呼びでしょうか? 永遠なる我が主が現身、偉大なる魔法使いよ!」

他のジンとは明らかに違うラーペの挨拶に、迷宮攻略者であるアリババやシンドバッドは違和感を感じていた。そして何より気にかけたのは、黒ルフという言葉。それは運命を呪い、堕転したものがもつルフの事だ。

「おい、アンタ!」
「む?」
「黒ルフから生まれたって、どういう事だよ! それにアラジンが永遠の主って——」
「アリババさんッ!!」
「うわっ」

一歩前に出たアリババがノエルに質問した途端、彼女の持つ長い爪がアリババに振り下ろされた。間一髪モルジアナが助けたが、彼が今までいた場所は深く抉れている。

「な、なにしやがるっ!!」
「人間ごときが、妾を何と思うておる! 妾は彼の王よりこの世界を任されし監視者。やすやすとその口開くでないわ!!」
「なっ…!?」
「ラーペ!?」

やりすぎだとノエルが止めに入るが、ラーペは彼女にも冷たい一瞥を向けた。

「我が主様よ、約束を違えるでないぞ。主様は妾、妾は主…。今はどの立場かや?」
「ぐっ……。だがラーペ、私はお前の主であると同時に私のジンであり従僕だ! それを忘れ、私の友に手を上げることは許さんぞ!」
「ほう、許さぬと? 面白いことを…笑わせるな!」

黒い腕がしなやかに伸び、ノエルの白い首を指と爪で害する。呼吸を妨げ、出血しない程度に爪をくいこませた。

「たしかに主様の言う通り…じゃが妾が言うておるのは今じゃ! 邪魔をするならば小娘よ、このような細い首簡単に潰せるぞ?」
「ぐ……ふんっ!!」

きりりと力の込められたラーペの腕を、ノエルはどこからともなく作り出した影で跳ね除けた。解放された喉を抑えて言い放つ。

「知っていることを秘匿するお前が言えたことか? こちらこそ、主たる私に刃向うならば、いつでも……」

影の巨大な鎌を向け、凄惨に笑んで見せた。

「その黒い首、刎ねてやろう」
「ほう、妾の力はいらぬとな…己の事さえわからぬ可哀想な主様よ!?」
「……ま、待ってよ! やめておくれ!」

今にも飛びかからんとするノエルの足に縋り付いてきたのはアラジン。少年の縋るような瞳を見てノエルは影をおさめ、ラーペも幾分か冷静さを取り戻したようだった。

「二人がいったいどんな関係なのか僕にはわからない…ラーペさん、秘匿しているのはノエルさんの事なのかい?」
「……はい、マギよ。妾と妾の主様であるその娘は、とある重大な運命の下にあります。いくら彼の王の現身である貴方様といえど、今はまだおはなしできませぬ」

そう。そう小さく頷く。これで最初に訊きたかったことが全て答えのないものだと分かったからだったのかもしれない。

「時が来たら、僕は君に訊きたい。それから…さっきみたいに、僕の友達を傷つけるのはやめておくれ! 君にとっては小さなものでも、僕にとっては大切な人たちなんだ!」
「………失礼いたします、マギよ」

アラジンの言葉に答えることなく、ラーペは静かに消えていった。

Re: 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 参照四千突破感謝! ( No.381 )
日時: 2014/11/24 20:57
名前: リーフ (ID: 3i0ekQB5)

守屋

わーい! 更新できたよ。お待たせ!
お、面白いとは光栄! これからもがんばるよ〜!

Re: 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 参照四千突破感謝! ( No.382 )
日時: 2014/11/25 17:26
名前: リーフ (ID: 3i0ekQB5)

い、いつの間にか参照が………!
ご、五千突破だとおおおおお!!!??

皆様、本当にありがとうございます! 更に頑張りますので、どうかよろしくお願いします!

うわぁ五千かぁ…記念企画に何かやろうかな?
ちょっと考えときます!

Re: 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 参照五千突破感謝! ( No.383 )
日時: 2014/11/25 20:34
名前: リーフ (ID: 3i0ekQB5)

物語が進むに当たり、オリキャラ達の設定を整えました。


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