二次創作小説(紙ほか)
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- 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 最後のお知らせ
- 日時: 2015/03/18 19:09
- 名前: リーフ (ID: gC.HkZm.)
- プロフ: http://sakurasaku
初めまして、リーフと申します。
この度、マギで二次小説を書きたいと思いました!!
ちなみに高校生ですので、いつ更新できるかわかりませんが、なっが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っい目で見てやってください_(._.)_
でわでわ、次回スレッドより詳細を。
【目次(章別)】 >>2
【アイデア募集】 >>35
【オリキャラソング】>>105 >>117
《読者の皆様へ!!》
お話は○章で構成されています。各章の章数前の印にご注目下さい。
*…ほぼ本作の真髄。半分以上が重要です(多分)!
#…日常編です。伏線は無いに等しいです。
@…↑どちらもです。注意して読むと…おや?
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&ネタ募集 ( No.96 )
- 日時: 2014/04/02 00:50
- 名前: リーフ (ID: jJ9F5GeG)
えー私、本日をもって……
16歳となりました〜!
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&ネタ募集 ( No.97 )
- 日時: 2014/04/02 06:57
- 名前: 真帆 (ID: HtzPaCR.)
リーフさん16歳になったんですか!!
おめでとうございます!!
それにしても16歳か……遠い……
ジュダルとか煌帝国のことは大好きなのでこの話楽しみですね!
頑張ってください^_^
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&ネタ募集 ( No.98 )
- 日時: 2014/04/03 13:36
- 名前: リーフ (ID: O72/xQMk)
30話
南海の島国、シンドリア王国上空にて………。
「バカ!ジュダルちゃんの馬鹿!どうしてお友達に優しくできないのぉ!!?」
「はぁ!?こんなチビと泣き虫、友達なんかじゃねぇよ!…大体紅玉、バカ殿はいねぇんだし、帰るぞ!」
「いやよぉ、アリババちゃんがもっと綺麗な花冠の作り方を教えてくれるのよぉ?」
と、こんな具合に。
某侵略国家の第八皇女と神官の口喧嘩が繰り広げられていた。戦場となっているのはアラジンのターバンである。
「そもそもシンドバッド様は関係ないわぁ!ジュダルちゃんだけ帰ればいいじゃなぁい。」
「帰ったってヒマなんだよ。……おいチビ、ちょっと俺と遊べ!」
「え、えええぇっ!!?」
「安心しろ加減してやっから。島ぶっ壊すことはしねぇよ。」
「駄目よぉ、そんなことしたらシンドリアの皆さんにご迷惑だわ!ねっ、アリババちゃん?」
事が起きたのは今朝の事。小さな案件で外交に出向いた紅玉姫は、シンドリアに滞在していた。そこでアラジンたちが魔法のターバンに乗り空中散歩をしているのを見て、自分も参加したいと申し出たのだ。
この申し出を3人は受け入れ、空で駄弁っていた…のだが。
またというか何というか、ヤムライハの防御結界の命令式を弄り、ジュダルが不法入国してきたのである。
事態が事態なだけに、八人将が出ざるを得なかったが…一つ予想外なことが起きた。
アラジンとアリババに喧嘩を吹っ掛けたジュダルだが、なんと紅玉との口喧嘩に発展したのである。紅玉からすれば友人を悪く言われ許せなかったのだろうが、こうなれば兵たちは手を出せない。
相手が相手なだけに、王不在の中攻撃を仕掛けるなどできるはずもなく。結果王から国を任された政務官、ジャーファルの出した結論が。
「ひとまず、アラジンたちに任せましょう。」
だった。
賢明であり、英断である。
上空から聞こえる少年少女の言い合いに、ジャーファルは不謹慎さを自覚しながらも微笑ましく思い、同時に両国とのこれからについて考え頭を抱えた。
と、そこにかけられるアルトがあった。
「頭痛か?ジャーファルさん。」
「え、あぁ。ノエルでしたか。大丈夫ですよ。」
「ならいいが…あの三つ編みの青年はどなたか?」
「はい。彼はジュダルといって煌帝国の神官です。…我々の、シンドバッド王の敵。」
「ふぅん…ジュダル、か。………ッ?」
その時、チクリと何かがノエルの頭を刺激した。
いや、刺激されたのは記憶。何か、何かが見えそうな…。けれど思い出せなくて。
まるで、ここから先を見ては。ここから先を思い出しては
「…いけないような……?」
「ノエル?……ノエル?」
「っあ、あぁ何だ?如何したジャーファルさん。」
「それはこちらのセリフですよ。顔色が悪い。」
「はは、昨夜星を眺めていたら夜更かししてしまってな。」
笑って誤魔化すと、ジャーファルはまだ何か言いたそうだった口を閉じた。そして、もう一度上空を見た。
ノエルもつられて顔を上げる。
「……元気なものだな。」
口喧嘩はまだ続いているらしかった。
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&ネタ募集 ( No.99 )
- 日時: 2014/04/05 14:03
- 名前: リーフ (ID: O72/xQMk)
31話
シンドリア上空。口喧嘩は終わりを見せず、逆に熾烈を極めていた。
「あーったく!!こんな泣き虫のどこがいいんだよババア!?」
「ば、ババア!?言ったわねジュダルちゃんっ。それに、アリババちゃんを悪く言ったら私、許さないんだからぁ!!」
「お、おい…落ち着けよお前ら。」
「アリババちゃん黙っててっ!!」
「泣き虫は黙ってろよッ!!」
「……………。」
喧嘩は終わらない。その情景を真下から眺めるシンドリア兵だが、聞こえてくる幼稚な言い合いに穏やかな苦笑を浮かべる者までいる。
「は〜ああぁぁぁぁああっ……ヤムライハ。」
「ふふ……はい。」
キリがないと判断したジャーファルが、ヤムライハに声をかける。彼女も同じく苦笑を浮かべて杖にまたがり、アラジンたちの元へ飛翔していった。
***
そのころ。極東の大国煌帝国。
「白龍、鍛錬中すみません。紅玉殿を見かけませんでしたか?」
「おや姉上。…そうか、姉上は2日前に帰還したばかりでしたね。紅玉義姉上は、ただいま外交で数日前からシンドリアに」
「シンドリア…そうでしたか。」
何か用事だろうかと白龍は姉の白瑛を見やる。すると、両手に何か持っているのに気が付いた。
「姉上、それは?」
「はい。紅玉殿に差し上げようかと。先日私の不注意で傷をつけてしまったので。」
これですと白瑛が見せてきたのは、暖色系の布が使われた布袋だった。西方から帰還してから部屋に籠っていた白瑛だが、どうやらこれを作っていたらしい。
「すごい!お上手ではありませんか姉上!」
「そうかしら。紅玉殿にも気に入って頂けるといいのだけれど。」
「大丈夫ですよ。それにしても、上手な巾着だなあ…」
「え………?」
ぴしりと白瑛の笑顔がひび割れたことに気が付かず、白龍は鍛錬に戻っていった。
呆けて立っていると、そこに声をかけられる。
「おや、白瑛殿。如何なされたのです?」
「これは…紅明殿。いえ、何でも…。」
「ん、持っていらっしゃるそれは…。」
ふと紅明も、白瑛の持つ布袋に気が付く。こうなれば白瑛の性格上、白を切るわけにはいかなかった。
「えぇ。先日私の不注意で、紅玉殿の物を傷つけてしまいまして。お詫びに送ろうと作ったのです。」
「これを白瑛殿が?…お上手ですね。ご趣味は裁縫だとか?」
「はい。」
袋を手に取り、世辞でなく褒めてから紅明はその場を後にした。だが、二人に褒められても当の本人の心境は複雑である。
「巾着、ですか…」
すっと自作の布袋に目をやり、はあ、とため息をつく。そして、誰にともなく呟いた。
「……財布に見えないかしら……?」
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−コメ&ネタ募集 ( No.100 )
- 日時: 2014/04/05 15:42
- 名前: しゅう (ID: RnkmdEze)
巾着に見える財布って……。
大丈夫ですよ、白瑛さん!
巾着も財布も変わりませんから!
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