二次創作小説(紙ほか)

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【マギ】〜光陰の姫巫女〜 最後のお知らせ
日時: 2015/03/18 19:09
名前: リーフ (ID: gC.HkZm.)
プロフ: http://sakurasaku

初めまして、リーフと申します。
この度、マギで二次小説を書きたいと思いました!!
ちなみに高校生ですので、いつ更新できるかわかりませんが、なっが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っい目で見てやってください_(._.)_

でわでわ、次回スレッドより詳細を。


【目次(章別)】  >>2
【アイデア募集】  >>35
【オリキャラソング】>>105 >>117
《読者の皆様へ!!》
お話は○章で構成されています。各章の章数前の印にご注目下さい。

*…ほぼ本作の真髄。半分以上が重要です(多分)!
#…日常編です。伏線は無いに等しいです。
@…↑どちらもです。注意して読むと…おや?

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−アイデア募集中 ( No.36 )
日時: 2014/02/11 09:26
名前: 真帆 (ID: 73BX/oE4)
プロフ: がんばれ、シャルルカン!

なんだかシンジャだ!((
ジャーファル女の子だったら良かったですよね……。

今時間ないのでアイディアの方はまたあとで!

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−アイデア募集中 ( No.37 )
日時: 2014/03/31 13:38
名前: リーフ (ID: O72/xQMk)

*【序章 光と影の往来】

>>4   プロローグ
>>6   2話
>>7   3話
>>8   4話
>>15   5話
>>16   6話
>>17   7話
>>21   8話
>>24   9話
>>25  10話
>>29  11話
>>32  12話
>>33  13話
>>34  14話
>>39  15話
>>40  16話
>>41  17話
>>42  18話

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−アイデア募集中 ( No.38 )
日時: 2014/02/11 17:54
名前: リーフ (ID: O72/xQMk)

目次を整理しました。
あと数話で、序章から一章に変わります。

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−アイデア募集中 ( No.39 )
日時: 2014/02/11 18:20
名前: リーフ (ID: O72/xQMk)

15話

明け方だというのに、シンドリア王宮では大勢の人間が頭を目覚めさせていた。
いや、心が騒いでいたと言うのが正しい。その原因は、主に二つほど。
一つ。八人将ジャーファルが、全身麻痺という状態で王宮に運ばれたこと。
二つ。謎の美女、ノエルの来訪である。

「とりあえず、ジャーファルさんは絶対安静ッ!!」

というヤムライハの強制指示のもと、ジャーファルは今大人しく眠りについている。そしてその間、王をはじめとする重鎮たちによって行われたのが、ノエルの詮議だった。
今回彼女を見つけたのはモルジアナであり、彼女の仲間であるアラジンとアリババも同席した。

「うっわ、美人さんだね…!」
「おいピスティ。今はそういう場合か?」
「だってシャルー…。どうしたのヤム?」
「え?あ、うん…」

あとは王と食客の子供たちの登場を待つばかりという状況の中、既に席に着き大人しくしているノエルを見て、八人将の三人がひそひそと会話をする。その中でもヤムライハは、特別彼女を訝った眼で見ていた。

「ヤムライハ殿?」

スパルトスに問われ、彼女は眉間に皺を刻みつつ答えた。

「何だか、ね。…彼女のルフがおかしいのよ」
「おかしいって…おいまさか…!」
「ううん、黒ルフってわけじゃないの…でもなんだか…」

彼女は、何だかまるで…。そうヤムライハが口にしようとしたとき。
扉を開け、王と3人の食客。そして、任務から帰還したのであろうドラコーンが入ってきた。

「待たせたな」
『はっ』

王の登場に、八人将の7人が一斉に礼をとる。食客のアリババたちも席に着き…いや、そうではなかった。
一人だけ、席につかない人物がいたのだ。

「あ、あれ…?おい、アラジンっ!?」
「ちょ、アラジン君!?」

アリババとヤムライハが驚いて目線をずらすと、なんとアラジンはノエルの前に立っていた。

「お、おい。何やってんだ!?」
「……大丈夫だよアリババ君。ただ僕は、おねいさんに訊きたいことがあるんだ。」
「え?」

静まる広間に、美しいアルトが響く。

「…何かな、少年?」
「ええっと、そうだな…。じゃあまずは…」

少し小首をかしげると、アラジンはにこっと笑った。
これから詮議される相手に、にこっと笑いかけて言ったのだ。

「僕はアラジン!初めまして、おねいさん!」
「…ノエルだ。よろしくアラジン」
「うんっ!」

呆気にとられる大人たちの前で、アラジンは…無邪気なマギはさらに続ける。

「じゃあえっと…ノエルおねいさんは、何者なんだい?」

本当に無邪気に、第一の質問を繰り出した。

Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−アイデア募集中 ( No.40 )
日時: 2014/02/12 17:48
名前: リーフ (ID: O72/xQMk)

16話


何者か。
簡単で、答えに一番困るであろう問いを、アラジンはあっさり繰り出して見せた。
さすがのノエルも面喰い、絞り出すようにして答えを返す。

「…旅人、だが?」
「え?あぁごめんよ。そういう事じゃなくて…」

違う違う、と首を振り、また少し考えて質問する。
今度は内容の濃い質問を。

「ノエルさんの周りだけ、何だかルフが少ないんだ…どうしてかなって思って!」
「そ、そう!それだわッ!」
「ヤムライハ?」

席を立ち今一度ノエルを凝視する魔導士に、シンドバッド王が声をかける。
ルフというのは、運命。世界の血潮。白く輝く鳥の姿だが、その姿を視認できるのは魔導士の素質を持つ者だけだ。
故に、この状況もアラジンとヤムライハ以外には全く理解できていないのだ。

「アラジン、どういうことですか?」
「そっか、モルさんたちは見えないよね。ごめんよ…。ええっと何て言うか…」

言葉を多く知らない弟子に変わり、師匠ヤムライハが説明した。

「常々言う通り、ルフとはどこにでもいます。もちろん今ここでも、私たちの周りにルフは飛んでいるのです。でも…彼女—ノエルさんの周りだけ…なんというか、ルフが一歩引いているのです。」
「ルフが?」
「はい、王よ。私たちの行動で表現すれば、そんな感じなんです。」

説明を受け、アリババやシンドバッドがじっと目を凝らすが、当然ながらやはり見えない。
と、ずっと黙っていたノエルがうなずき、跪いてアラジンと視線を合わせた。

「私は魔導士ではないから、ルフは見えない。でもアラジン?」
「何だいノエルさん」
「君のいうことは、これが原因というわけかな?」

そう言って、掲げて見せた腕輪。
リンと鳴り響く鈴の音。
そして、

「え、それって…!」
「!…ほう」

その腕輪には、小さいながらも輝く八芒星があった。
その腕輪が、王の候補が持つ金属器であることを、証明していた。


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