二次創作小説(紙ほか)
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- 【マギ】〜光陰の姫巫女〜 最後のお知らせ
- 日時: 2015/03/18 19:09
- 名前: リーフ (ID: gC.HkZm.)
- プロフ: http://sakurasaku
初めまして、リーフと申します。
この度、マギで二次小説を書きたいと思いました!!
ちなみに高校生ですので、いつ更新できるかわかりませんが、なっが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っい目で見てやってください_(._.)_
でわでわ、次回スレッドより詳細を。
【目次(章別)】 >>2
【アイデア募集】 >>35
【オリキャラソング】>>105 >>117
《読者の皆様へ!!》
お話は○章で構成されています。各章の章数前の印にご注目下さい。
*…ほぼ本作の真髄。半分以上が重要です(多分)!
#…日常編です。伏線は無いに等しいです。
@…↑どちらもです。注意して読むと…おや?
- お知らせ ( No.31 )
- 日時: 2014/01/27 22:11
- 名前: リーフ (ID: O72/xQMk)
>>静由 様
読んでいただき光栄です!
受験生ですが、頑張って更新したいと思っています。
>>読者 様
皆様の小説へのコメントに励まされ、友人に肩を叩かれ、親に小言を言われ、塾の講師にからかわれ…。
作者はすべり止めの私立高校に合格することができましたッ!!
残りは公立!頑張りますっ。
- 12話 ( No.32 )
- 日時: 2014/01/27 23:29
- 名前: リーフ (ID: O72/xQMk)
12話
いきなり敵視したことを詫びるジャーファルをノエルが落ち着かせ、二人は互いに自己紹介をした。
ジャーファルはシンドリアの政務官長であり、八人将である事を。
ノエルは旅人であり、ジャーファルを助けたのは自分だという事を。
「そうですか。妹さんを追って…」
「ああ。何処にいるかわからず、その上悪行をしている愚妹だが…私が彼女を止める。そう決めた」
その眼には、尋常ではなく強い意志が宿っている。
ここまでの彼女とのやり取りで、彼女が賢く、また手練れであることにジャーファルは気が付いた。旅の荷物から見ても、効率よく行動してきたようだ。
また彼女は、海水に濡れたジャーファルの錘までも、真水で洗い保管しておいてくれていた。
「それにしてもノエル殿…本当に感謝しています」
「はは、ノエルでいい。それに、これは私のお節介だよ」
感謝を示しシンドリア式の礼法で指を組み、頭を下げる。ジャーファルの体の至る所にある傷には麻痺薬が塗られており、動かせるのはまだ上半身だけだったが、頭も下げた。
そしてノエルもまた、こちらこそと珍しい礼法を示した。
それは指を外ではなく内に組み、拳を握らずに胸に広げるというもの。
「珍しいか?祖国の礼法でな」
「…見たことがありませんね。あの、失礼ですがノエル—」
貴女はどこの出身なのか。なぜ妹を追っているのか。そして…リリィという女性を知っているか。
尋ねようとしたジャーファルと聞こうとしたノエルの耳に、2人分の足音が聞こえてきた。
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳− ( No.33 )
- 日時: 2014/02/05 18:11
- 名前: リーフ (ID: O72/xQMk)
13話
暗い洞窟で、迷いもなく進む足音。数秒後、2人の人間が、ノエルとジャーファルの前に顔を見せた。
「何者だ?」
「あ…!」
燃えるような赤髪。吊り上がった眼。強靭な筋肉を持つ肉体。
よく似た外見を持つ男女が、そこにいた。
「………いた」
「マスルール!それに、モルジアナも!!」
「大丈夫ですか、ジャーファルさん」
そう。そこに現れたのは、ジャーファルの捜索をしていたモルジアナとマスルール。二人のファナリスである。
手足に包帯を巻かれ布の上に身体を半分起こしているという状態のジャーファル、さらに傍にいる女性—ノエルを認め、モルジアナはあっと身を固くしたが、マスルールはちらりと一瞥をよこし、すぐにジャーファルに駆け寄った。
「…大丈夫っスか」
「マスルール、君がいるってことは…」
「っス。シンさん、もう帰国してますよ」
そのセリフを訊き、ジャーファルは苦くも安心したように微笑んだ。
「ジャーファルさん、立てますか?」
「ああ、それなんだけど…」
麻痺薬が効いていることを伝えようとしたジャーファルのセリフを遮り、美しいアルトが洞窟内に響く。
「おい、彼は歩けん。痛みどめがあと数時間は効いているからな」
「痛み止め…?それより、貴方はどなたですか?」
腕の構えは説きつつも、未だ警戒した視線を送り続けて、モルジアナが問う。
ノエルもまた、モルジアナとマスルールの二人を一瞥し続けた。
「私はノエル。旅人だ。彼—ジャーファルを介抱したのは私だ」
「ジャーファルさんを?」
「本当ですよ、モルジアナ」
穏やかに微笑んで見せるジャーファルを見て、モルジアナは、今度は警戒を解いた瞳でノエルを見た。
その視線を受けてから、ノエルはゆるりとマスルールを振り返る。
「で?さしずめ貴方は、彼を探しに来たのだろう。どうする?王宮に同行する必要があるならするが」
「…ああ。そうしてもらう」
「了解した」
説明する気があったのか否か。マスルールはジャーファルをひょいっと抱え上げ、モルジアナを見た。
「モルジアナ。彼女を任せる」
「はい。私もすぐ王宮へ行きます」
「ああ」
降ろせだの、せめておんぶにしろだの恥ずかしがるジャーファルをそのまま抱え上げ、マスルールは洞窟を出る。
それを見届け、
「では、あの…ノエルさん」
「ああ、荷物をまとめたほうがいいのか?」
「はい。お手伝いします」
ノエルもまた、シンドリア王宮に出向くこととなった。
- 14話 ( No.34 )
- 日時: 2014/02/08 20:23
- 名前: リーフ (ID: O72/xQMk)
今回はシンジャではない!繰り返す、今回はシンジャだ!…あ。
14話
夜明け前のシンドリア。高台の王宮。
ファナリスの強靭な両足が、門前広場の地面を踏んだ。
「お帰りなさいませ。モルジアナ殿」
「その者が例の…?」
ダンっっと着地を決めたモルジアナの姿を認め、門兵がシンドリア式の礼をしながら声をかける。
「はい。お二人とも、ご苦労様です」
モルジアナは抱えていた例の者—ノエルを地面におろし、深々と一礼した。そして、背負っていたノエルの荷物を彼女に渡す。
「どうぞ」
「ありがとう。…まさか本当に飛ぶとはな。えっと」
「モルジアナです」
「そう。モルジアナ、君はファナリスなんだな」
門前で話している二人の足元に、ゆらゆらと影が伸び始める。
夜明けだ。
「最上階の会議室にて、王たちがお待ちです」
「わかりました。お仕事、頑張ってください」
二人は門兵に軽く頭を下げ、王宮の門をくぐった。
*
時は少し戻り、まだノエルとモルジアナが荷造りをしていたころのシンドリア王宮。
門前、ではなく、最上階のテラスの床そのものを、モルジアナよりさらに大きく強靭な足が叩いた。大きな音を聞き、目の前の会議室から、9人の人間が飛び出してくる。
「ただいま戻りました」
「お帰りなさい、マスルール君!」
迎えるは、八人将の6人、食客の2人、そして国王・シンドバットである。
「マスルール、君ねぇ…!」
「ジャーファルっ!!」
「う、わっ…!?」
何も門前から最上階まで飛び上がることはないだろうと、胸に抱かれていたジャーファルが抗議をしようとしたとき、マスルールと同等に逞しい腕に抱きしめられた。
これはかなり苦しい。
「ん…し、シンっ…!」
「この、馬鹿野郎…!」
王が呟き、さらにきつく抱きしめる。それを皮切りに、いくつもの手がジャーファルへと伸びてきた。
「そうっすよ!」
「そうですよっ!」
「心配したんだから〜っ!!」
褐色の大きな手。白い小さな手。頬をくすぐる海色の髪。
「…シンさん。そろそろジャーファルさんがやばいっス」
「あ、ああ。…全くお前は」
腕を解きながらも、顔色を確認するかのように至近距離にある、愛しい主の顔に、ジャーファルは微笑みかけた。
「…はい。ご心配をおかけしました、我が王よ」
朝一の潮風が、そこにいる者の髪を、服を揺らす。
そして門のほうから、ダンっっという音が聞こえた気がした。
- Re: 【マギ】光と影−日常事件帳−アイデア募集中 ( No.35 )
- 日時: 2014/06/17 19:23
- 名前: リーフ (ID: n8TUCoBB)
突然ですが、ここでアイデア募集です!
【募集用紙】
①お名前
②好きなキャラ(オリキャラ含む)
③好きな国
④やってほしい日常、および事件ネタ
⑤簡単なあらすじ
⑥その他
⑦本作品について一言
以上です。上記をコピペして使ってください。
どこぞの国のお姫様とか出す(オリキャラがいる)ときは、『⑥その他』でお願いします。
本作はマギの二次小説です。パロディやBLGLはご遠慮願います。
これはあくまでアンケートであり、ご希望に沿えないこともありますが、ご了承下さい。
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