二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 逃走中〜月の巫女と闇の巫女の星に願いを〜
- 日時: 2015/02/03 20:23
- 名前: 桜 (ID: ak9ikTR3)
今回の逃走中の舞台はアズサの根城、「リリン帝国」。闇の巫女、アズサはスターフルートとスターフルートの所持者の「スターフルートの君」と呼ばれるゼオを滅し、ランの前世であるルナを生き返らせて桜が創造主の世界をアズサの世界=自分とルナだけが残り、アズサがイザナギ、ルナがイザナミになって新しい歴史を築く世界を作るため、リリン城のディメンジョンミラーを持って信者(リリン帝国国民や他の仲間)を集めて逃走者達を待ち受けていた。
その逃走者達は憤怒の流星に憑かれているアズサの目を覚まさせるために信者と戦うことになる!
しかし、リリン帝国国民はともかくアズサの手下がとんでもなく強いことを逃走者達は知らなかった・・・。謀略渦巻く帝国の中で190分間逃げ切り、アズサの目を覚まさせ、賞金114万円を手にするのは誰だ!?
タグ:逃走中 クロスオーバー スマブラ ドラえもん クレヨンしんちゃん ケロロ軍曹 ぷよぷよ ポップン VOCALOID 聖魔導物語 オリキャラ キャラ崩壊要注意 オリジナル設定あり ゲストあり
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- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その6 ( No.467 )
- 日時: 2015/06/01 19:57
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
ランに失恋した人達は・・・
クッパ「・・・」
クッパはジュニアのお見舞いに来て、どうにも罰が悪そうな顔をしていた。そしてベッドで景色を見ていたジュニアに本当のことを言おうとする。
クッパ「ジュニア・・・ランは・・・」
ジュニア「ボク、ランが好きな人がいたこと知ってたんだ」
クッパ「・・・!」
ジュニア「それで、ぼくは大きくなったら・・・」
ジュニア「お父さんとマリオのピーチ姫を奪い合いっこみたいにランをドラリーニョと奪い合いっこしたい!」
ジュニアのドラリーニョへの挑戦的な態度かつドラリーニョを認めていることを感じたクッパは・・・
クッパ「・・・うむ、それでこそ我が一族の息子だ!・・・しかし、ストーカーにはならんように気をつけろ;」
ジュニア「うん!」
ジュニアはランと付き合うドラリーニョに立ち向かうことを決意する。一方、サンはようやく体力が回復し、エルフェーゴの森を歩いていた。
サン「・・・(この感じ・・・私が四勇者の「ジェルメイヌ」だった時のことを思い出すアル・・・」
サンは自分が前世の「ジェルメイヌ」だった時の記憶を思い出す。前世の記憶と現世の記憶を持っている彼女はエルフェーゴの森の清々しい空気を堪能するために歩いていた。すると、ツーストがサンのところにやってきた。
ツースト「サン」
サン「何アルか?」
ツースト「お前、ドラリーニョと一緒に行かなかったんだって?お前が好きな女を助けるならば、すぐに向かうだろうに」
サン「私はあおいに止められて行けなかっただけアルよ!!そんなことよりもあんた、ドラリーニョに何にも聞かなかったアルか!?」
ツースト「?」
サン「私には何にも話してくれなかったアルよ。友達なら、ちゃんと話すべきじゃないアル?」
ツースト「・・・」
サン「私には気まずそうにされた上で何にも話してくれなかったアルよ」
ツースト「聞こうとしたのか」
サン「何か「ごめん」と言われて・・・」
ツースト「でも、ドラリーニョの奴、俺にも何にも話してくれなかったんだぞ!全部、王ドラに喋らせて・・・!」
サン「?なんて?」
ツースト「・・・」
サン「もういいから、話すアル。何にも驚かないアルから」
サンのツンツンとした態度にツーストはこう話した。
ツースト「ドラリーニョ、ランと付き合うことになったって」
サン「・・・!」
ツースト「驚いてるじゃねぇか!驚くよな!?まあ、ドラリーニョとランにも周囲が納得する理由だけど・・・」
すると、ツーストはサンが驚いている様子に気付く。混乱した彼女にツーストは謝る。
ツースト「ごめん、サン・・・大丈夫か?」
サン「ううん・・・ドラリーニョのランちゃんへの想いに、結ばれるなと思ってたアルし。ランちゃんは・・・結局はドラリーニョに惚れてたアルよ。それは元々、分かってたアルし・・・でも・・・私も一応、アズサと戦ったアルのに・・・なんで、蚊帳の外アル・・・?ランちゃんにとって私って・・・そんなに頼りない存在だったアルか・・・?」
サンの落ち込みにツーストはこうサンに言う。
ツースト「泣いていいぞ、サン!」
サン「えっ・・・?」
ツースト「俺の胸で!(ガシッとサンを抱きしめる」
サン「!!!?」
ツーストに胸を貸され、サンは無理矢理でもツーストから離す。
サン「何するアルかーーーーーーー!!!」
ツースト「今更照れるな!!俺とお前の仲じゃねぇか!」
サン「つか、人が見てる・・・!」
ツースト「それがどうした!まな板のくせにカッコつけんじゃねぇ!」
サン「まな板まな板言うなアル!!少なくとも、私は胸はほんのちょっとアルよ!!」
ツースト「知ってるよ!!少なくとも、俺よりも何十倍も心がでっかい!!俺はお前と出会うまで人間何か大っ嫌いだったけど、誰一人信用何かできなかったけど、お前と出会って初めて世の中捨てたもんじゃねぇって思ったんだ!」
サン「・・・!」
ツースト『サン。ありがとう、これ』
ツースト「お前は・・・頼りなくなんかねぇよサン・・・失恋したくらいでいじけるなよ・・・」
ツーストは涙ながらにもサンを抱きしめる。サンはツーストが覚えていたことに気付いて微笑む。
サン「つか、痛いアルよあんた・・・抱きしめる力が強すぎアル」
あいりよりもずっと華奢なサンの身体は震えてなかった。
胸を貸すはずが俺が借りるハメになってしまった。
俺はサンに山ほど借りがあるから。
ツーストとサンは正に「心」友!
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その7 ( No.468 )
- 日時: 2015/06/01 20:01
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
一方・・・
サンは少し元気になった後に医務室に行こうと歩く。すると、そこにクロスとデデデがいた。
サン「おお、私の昔なじみの奴らアルか」
デデデ「昔と言っても、もう400年前くらいだゾイ;まだ赤い腕輪が取れないゾイ?」
サン「うん、何とか悪戦苦闘してるアルけど、取れないアルよ。クロス、ツーストの前世のロビンとあいりの前世のミレイは恋仲アルよね?」
クロス「ああ、結局は結ばれてなかったがな。・・・ジェルメイヌ、いや、サン、「カナタ」のことで言いたいことがあるが・・・」
サン「?」
サンはクロスから「カナタ」が記憶を失っていること、そして、「カナタ」の今の名前である王ドラの正体にエターニャが気付いたことを言った。
サン「ウソ。この前、初めて会った時に敬語だけど普通に話してたアルよ。戦った時だって・・・」
クロス「私が会ったら、彼は私のことを覚えてないらしくてな・・・王ドラ・・・「カナタ」の星の楽器の修理者(スターインストロメンツレピヤー)の力は記憶を失ったことで眠らされてるみたいだ」
サン「・・・!大丈夫ネ?エターニャに利用されることはないアルね?」
クロス「・・・エターニャは何にも言わなかったが、現在のペールノエルの壊滅のために「カナタ」の眠らされてる星の楽器の修理者(スターインストロメンツレピヤー)としての力を利用するみたいだ」
デデデ「そんな・・・!あんなに普通に振る舞ってたのに・・・!」
サン「ツーストとシェゾも会議に出席したって・・・ツーストとシェゾも知ってるアルか!?」
サンの問いにクロスは頷いた。その様子にサンは驚きを隠せなかった・・・。
ステラ「ゼオー!三日月海、見よー!」
ゼオ「分かった分かった」
ププル「ステラ、ずるい!ボクもゼオと一緒に見る!」
マルク「あっ、ボク達も付いてこさせてほしいのサ♪」
グリル「三日月海、あんまりゆっくり見てなかったからさー」
マホロア「三日月海の神秘を調べサセテもらうヨォ!」
ゼオとププルはようやく、ナーン達と再会できた後に魔法使い三人組とステラを連れて、三日月海でリリン帝国の景色を堪能していた。これをフランツが離れたところから見ていた。
フランツ(*・ω・*)ぽーっ・・・
ツースト「相変わらず、ゼオを狙ってんのか?おっさん」
フランツ「あ、ツースト君。スマブラ屋敷でゼオ君と部屋が離れちゃうから、今のうちにゼオ君の可愛い姿を堪能しようと思って」←ゼオと一緒の部屋に行きたいって言ったら、桜とEhに「天使を汚すな」と激怒された人
ツースト「桜とEhさんから怒られたのか;怒られるのは当然だ;」
フランツ「・・・」
ツースト「・・・」
フランツの沈黙に何かを感じたツーストはこう破った。
ツースト「「ゼオ君を頼む」っていうのはやめてくれ;」
フランツ「いや・・・そうじゃなくて・・・ゼオ君は本当に大丈夫だったかな。スターフルートとかこの世界でのフルートの練習とか」
フランツの意味深な発言にツーストは少し驚く。そして、フランツはゼオのことを憂いを秘めて話す。
フランツ「ゼオ君がフルートを始めたのは2歳の時でね、僕があの国・・・ゼオ君の故郷を拠点にした頃に近所にゼオ君の両親・・・僕の妹夫婦とまだ赤ちゃんだったゼオ君が住んでいて、僕がその家にしょっちゅう遊びに来てフルートを吹いていて、ゼオ君は僕のフルートがめっちゃ好きで生まれて半年が経ってからしょっちゅうゆりかごから抜け出して遊びに行ってたんだ。そして、2歳になって・・・ゼオ君がスターフルートを悪戯で吹いたら、音が出せたんだ。その様子に僕は血相を変えて・・・」
フランツ『僕をゼオ君のフルートの家庭教師として雇ってくれる!?ゼオ君は僕を越えるフルートの天才だよ!』
フランツ「だから、僕はゼオ君にフルートの基本や応用の時は自由な教え方で教えたんだ。そしたら、ゼオ君はその曲を一度聞いたら、完璧に覚えちゃって・・・その国中に「フルートの天才少年がいる」って噂が広がっちゃって・・・それで腕試しにフルートの世界コンクールに出してみたら、ゼオ君が最年少優勝になっちゃって・・・取材などを受けるようになってから、ゼオ君は完全に世間のことや恋愛も知らないフルート一筋になっちゃったんだ。その時にゼオ君の妹ちゃんが足に障害を持って生まれたから、ゼオ君はその妹ちゃんを励ます方法として15歳の時にコンサートでその妹ちゃんに最高の演奏をプレゼントしたんだ。でも・・・その時に事件は起きたんだ」
バシッ(ゼオの妹がゼオの頬を叩く音)
ゼオ『・・・?』
ゼオの母親『何してるの!?ーーー(ゼオの妹の名前)!?』
ゼオの妹『何よあの演奏は!!私のために吹くなとあれほど言ってるでしょ!!私の気持ちに応えてくれないなら、お兄ちゃん何かもう私と一緒にいなくていい!!』
ドンッ、ゴーン、ピー(ゼオの妹がゼオの身体を押して、ゼオが壁に頭をぶつけて頭から血が出た音)
ゼオの妹『・・・!!!』
ゼオ『・・・!』
フランツ「ゼオ君の母親はそのゼオ君の妹ちゃんに酷く叱ったけど、ゼオ君はその日からそのことを人生最大の罪だと思い込むようになってしまった」
フランツの話にツーストはただ沈黙を貫くしかなかった。そして、フランツはこう言った。
フランツ「ゼオ君は・・・そのことが支障に出て、フルートが吹けなくなっちゃうんだろうか。プロのフルーティストにはゼオ君のような表現者が生まれる人が多いんだよ?」
ツースト(コンサートの時に受けた「罪」・・・)
ゼオ君の思い込んでしまった「罪」・・・。
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その8 ( No.469 )
- 日時: 2015/06/01 20:04
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
ツーストはゼオとの思い出を思い返す。そして、ゼオがフルートの演奏でこう言ったことを思い出した。
「大丈夫だよ」と・・・。
ツースト「・・・大丈夫だ。もう。それでもフルートを吹いてるじゃねぇか。誰かのフルートを好きだって言う奴がいたらその誰かのフルートを嫌いだって言う奴はいるし、表現者を生ませようとしても生まれるものじゃない。フランツ達のいる音楽界はそういう世界だから。でも、俺はあいつのフルートがすごく好きなんだよ」
ツーストは初めてフランツのことを「フランツ」で呼び、ゼオのフルートが好きだと言った。フランツは嬉しそうに言う。
フランツ「ツースト君が・・・やっと、僕の名前を呼んでくれた・・・そしてそんなにゼオ君のフルートが好きなんだ・・・」
ツースト「え・・・?」
フランツが嬉しさで舞い上がる中、マルクは次の目的地を誘う。
マルク「次はルシフェ町の音楽学校に行こうぜ!」
グリル&ププル「賛成ー!」
マホロア「悪魔族の音楽学校がドノようナモノか、見テみたいネ」
ゼオ「あっ」
すると、ゼオはある写真を落としかけた。それをステラが拾う。
ステラ「はい、ゼオ(ゼオに写真を渡す」
ゼオ「あ、ありがとう、ステラ。それ、俺にとって大事なもの何だ」
ステラ「大事なもの?」
ゼオ「ああ」
それは古い写真でゼオにとっては大事なものだった。その写真に写っているのは・・・
スターフルートを持っている幼いゼオとそしてヴァイオリンを持っている幼いププルだった・・・。
ゼオ「・・・俺がこうして、またフルートと向き合ったのはププルーーーププルちゃんのおかげだ」
ステラ「?」
ゼオはププル達のところに走る。ププルへの長年の無自覚な一途な想いを胸に秘められながら・・・。
タイムパトロールの本署の地下の封印の部屋。アズサはその部屋に幽閉されていた。もう浄化する時は近いーーーそう感じていた。
ーーー今頃はリリン帝国の歴史には私を「悪の影の皇帝」として刻まれたのだろう。ルナはあの作者アークの屋敷で眠っている。だけど、安心しろ。ルナを守ってくれる奴らがいるから。もうお前はいずれこの世界にいなくなってしまっても、お前はどこかで笑っていてくれたらそれでいい。
私は今すぐに消える。私の魂が輪廻の世界に・・・。
嫌だ。死にたくない。
何で?何で私が死ななくちゃいけないんだ?嫌だよ。怖いよ。死にたくないよ。嫌だ嫌だ嫌だ。
あの時、ルナと一緒に逃げれば良かった。いや、ダメだ。ルナはあの町の奴らのために戦ったのだから。ユーリの話をちゃんと聞けば良かった。いや、ダメだ。ユーリだって、あの時、ルナが死んでパニックになったのだから。
私は何でここにいるんだ?私はまだ心が刺されてるんだぞ?何で、何でみんな、私を敵扱いにするんだ!私をいじめないでくれ。嫌だよ。死にたくないよぉ・・・。
・・・るりら・・・るりら・・・
どこかから歌声が聞こえたような気がした。私は耳を澄ましたが、周りからは消えだしたような音しかない。恐らくは幻聴なのだろう。幻聴どころじゃない。幻覚まで見えてきた。幻覚のいつも通りの気高いルナは微笑みながら私の手をそっと握ってくれた。
ああ・・・温かい手だ・・・とても安心する・・・。
幻覚の彼女はあの時のような微笑みをしていた。そうだ、私はルナと一緒に魔物倒しに出かけて、魔物を倒した後に・・・
アズサ『ルナ〜〜〜〜〜、もう帰るぞ。薬作りは夜でもできるのだから・・・』
あの頃の私は夜が怖かった。暗いのがたまらなく怖かった。
ルナ『大丈夫よ!ほら、私が手を握ってあげる!』
ルナの温かな手。
本当だ。お前が手を握ってくれると全然、怖くない。とても安心できる。
そうだ。ルナも同じように私も一人ぼっちが怖かったんだ。だから、安心したかった。お前の手を握って、安心したかったんだ。
私が欲しかったのはきっと、それだったんだ。
アズサ『ありがとう、ルナ!お礼にいいことを教えてやる』
ルナ『いいこと?』
アズサ『この紙に願い事を書いて、小瓶に入れるのだ』
ルナ『小瓶?へー!』
アズサ『ルナは生まれ変わったら、何になりたい?』
ルナ『私はねー、声楽家さん!』
アズサ『・・・声楽家?』
ルナ『ええ!私、歌うのが大好きだから、生まれ変わったら世界中に歌を歌いに回るのよ!』
ふふっ。そうだ。あの時、ルナは生まれ変わったら、声楽家になりたいとか言ってたっけ。
そろそろ、アズサの身体が消え始める。それは桜の花びらが散っていくかのように・・・。
大丈夫だ。お前が手を握ってくれるから。怖くないよ。
アズサの身体は足まで消えていた。封印の部屋には彼女を監視する隊員がいる。
そうだなぁ。私が最期に神に願うこと・・・もしも、生まれ変われるならば・・・
アズサの身体は上半身まで消えていた。アズサはその様子に目を閉じた。
相変わらず、耳に残る罵声。そうだな、私らしくこう言ってやらないと。「私」はこう言った。
アズサ「さぁ、素晴らしい旅路の時の始まりだ」
桜の花びらが舞い散る。
さようなら、ルナ。もしも、生まれ変われるならば、そのときはまた遊んでね。
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その9 ( No.470 )
- 日時: 2015/06/01 20:10
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
???
全ては上手く行った。全てはあの方の思惑通りに。
ここに帰って来たのは何年ぶりになるのだろうか。
ボクは帰ってきた街の空気を吸いながら、自らの役目を終えた充実感が胸に広がるのを感じた。
目の前の優しそうな青年がボクに優しく語りかける。
???「久しぶりですね。すっかり大きくなって」
最後に彼と会ったのはボクがまだ小さい時だった。確かにボクはあの頃と比べたら随分と成長したし、化粧も覚えた。だが・・・目の前の彼はあの頃と変わってない美しさだ。
???2「アズサはタイムパトロールに連行され、ヨークとリーヴとサライはタイムパトロールに逮捕、ロードもいなくなりました。これであなたの邪魔をする者はいません」
ボクはそう彼に報告した。
???「でも、あの四勇者の後継者はまだ残っているのでしょう?」
???2「はい・・・ですが、彼らに何かできるということは・・・」
???「どうでしょうね・・・まあ、いいですよ。お疲れ様。あなたはよく頑張りました」
愛しい彼からそう褒められるだけで改めて役目を終えた充実感と至福を感じる。ボクは小さな頃から彼の計略を実行するためだけに生きてきた。
???「これで私達は「あの子」をスマブラ屋敷に送り込むことができる。私達は・・・人々のための正義と幸福を称して活動できます」
あいつのことなどどうでもいい。ボクは・・・愛しい彼のためだけに存在しているのだから。
???「後のことは任せて、あなたはゆっくり休養を取るといいですよ。私の可愛い部下・・・」
???「我ら正義と幸福のための組織「ペールノエル」の3番目の鳥の姫、鳥の巫女、バード」
次回、打ち上げ!次回が最後です!
感想をお願いします。
- Re: 逃走中〜月の巫女と闇の巫女の星に願いを〜 ( No.471 )
- 日時: 2015/06/01 20:32
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: RnkmdEze)
- 参照: http://www.pixiv.net/member.php?id
一つの話が終わって、また新しい話が始まりそうですね(´ω`)
ディクト「これまでのアズサとルナの話が【月の巫女編】だとしたら、次の話は新編……【ペールノエル編】になるのかな?('ω') 次々とキーパーソンが出てきて、また新しい伏線ができ始めているから……」
和斗「……とりあえず今はめでたしと言う事にして、ランとドラニーリョ、おめでとう(´ω`) 末永くお幸せに(=・ω・)ノ」
次から次へと明かされていきましたが、これがどうなっていくのか、楽しみにしています(・ω<)
それでは(^∀^)ノ
※追記と言う名の宣伝
こちらもちまちまと更新していますが、巡人達のクラスメートで逃走中をやっています。タイトルは「【逃走中】mIssIonMDS re:6th memory」です。よろしかったらご覧下さい(=・ω・)ノ
それでは(^∀^)ノ
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