二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 逃走中〜月の巫女と闇の巫女の星に願いを〜
- 日時: 2015/02/03 20:23
- 名前: 桜 (ID: ak9ikTR3)
今回の逃走中の舞台はアズサの根城、「リリン帝国」。闇の巫女、アズサはスターフルートとスターフルートの所持者の「スターフルートの君」と呼ばれるゼオを滅し、ランの前世であるルナを生き返らせて桜が創造主の世界をアズサの世界=自分とルナだけが残り、アズサがイザナギ、ルナがイザナミになって新しい歴史を築く世界を作るため、リリン城のディメンジョンミラーを持って信者(リリン帝国国民や他の仲間)を集めて逃走者達を待ち受けていた。
その逃走者達は憤怒の流星に憑かれているアズサの目を覚まさせるために信者と戦うことになる!
しかし、リリン帝国国民はともかくアズサの手下がとんでもなく強いことを逃走者達は知らなかった・・・。謀略渦巻く帝国の中で190分間逃げ切り、アズサの目を覚まさせ、賞金114万円を手にするのは誰だ!?
タグ:逃走中 クロスオーバー スマブラ ドラえもん クレヨンしんちゃん ケロロ軍曹 ぷよぷよ ポップン VOCALOID 聖魔導物語 オリキャラ キャラ崩壊要注意 オリジナル設定あり ゲストあり
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- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その1 ( No.462 )
- 日時: 2015/06/01 19:37
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
今回は悪ノシリーズのタイトルみたいにしました☆今回は会議と医務室編です。ゼオ君に関しての話とこれからの伏線となる四勇者の話もありますよ!
クロス「ツースト、会議は鏡の間でやればいいのではないか?」
リリン城の音の間。やっとのことで目を覚ましたクロス(人間姿)は主人のツーストとともにある会議に出席していた。クロスの質問にツーストはこう答えた。
ツースト「あそこは狭すぎるぜ」
ツーストは落ち着いてもう一度見渡して見ると、先日の戦いの時に一度見た光景ではあるが、やはりリリン城の豪華さに圧倒されてしまう。ジュノによるとリリン城へ特別な事情もなく、リリン城での仕事がある(例えば、大臣とか兵士とか)人の家族が立ち入ることは禁じられていたので赤き天才ヴァイオリニストである彼もリリン城の中は一度も見たことがなかった。あの逃走中のリリン革命がなければ、ジュノは生涯この景色を見ることはできなかったのだろう。
あの逃走中の決着から1ヶ月が経っていた。リリン帝国内の混乱は少しずつではあるが、落ち着きを見せている。そこで今日、リリン革命の後処理と今後の対策を決めるべく、代表メンバーによる会議が行われることになった。出席者はデデデとパワえもんとみさえとドロロと冬樹とシェゾとサタンとユーリとツースト(とクロス)とMEIKOとランリと革命に協力した作者さんとそのキャラ代表(きらりは悪い記憶を消すために永遠の眠りに就き、代わりにきらりサイドのキャラが二人行くことになった)など。王ドラとカレンと桜は前者二人は怪我をした人達の治療の手伝いが、桜はGMとしての運営の後処理があるため、今回は欠席となった。フランツも会議にやってきていた。今回の革命は彼の助力もなくては成功しなかっただろう。ジュノとともに近づいてきた彼にツーストは軽く会釈した。
フランツ「やあ、ツースト君。今回はおめでとう」
軽く手を上げ、笑顔でツーストに話しかけてきた。フランツの容姿を見る限り、性格を除けばツーストの大人化みたいなそんな感じの男だった。ツーストがゼオに気に入られた理由もその一つだろう。
ツースト「感謝する。あんたのおかげで勝利を得ることができた。ププルにスターヴァイオリンを届けただけじゃなく、国民達への説得にも動いていたようで・・・」
フランツ「いや、この勝利はキミ達の決断あってこそのものだ。僕はちょっとした手助けしただけさ。それにせっかく乗りかかった船だから、とことんやってやろうと思ってさ。その際に大分お金を使ってしまったけれど・・・まあ、それは今後取り戻して行くとするよ」
ニコリと笑うフランツは向こうの、ツーストの向かいの席に座した。しばらくすると、ギガディスも姿を見せた。リリン帝国からの理不尽な侵攻がようやく終わり、ほっと一息付いたところだ。しかし、住民が虐殺されることはなかったものの、領土でのリリン帝国からの損害は相当なものだという。復興するのに魔法は使ってでも当分の月を要することだろう。
そして・・・今回の進行役となった見た目幼き「長老」。全員が揃ったことを確認した後、ツーストは彼女に声をかける。
ツースト「それでは始めようか。エターニャ」
上座に座っているのはツースト達とともに戦った見た目幼き究極の魔力を持つ魔導師、エターニャだった。
最初は会議。しかし・・・?
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その2 ( No.463 )
- 日時: 2015/06/01 19:40
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
議題の内容
エターニャが秘密を明かした瞬間に観察力のあるキャラや洞察力のあるキャラと魔力感知ができるキャラは薄々と気付いていたため、別段驚きはしなかった(なお、聖魔導組と魔法使い三人組とシア姉妹などの人達はエターニャが不老不死だということは知っていた)。しかし、それ以外の人達は青天の霹靂だったようで、大半の人達は泡を食った顔をしていた。エターニャに対してこれまで偉そうな口を利いていたメタナイトはデデデに敬語で接していた時よりも下手になった敬語で無理に応対するようになり、カレンに至っては怪我をした人達の治療の手伝い中にも関わらず、化粧を始める始末であった。
エターニャ「みなの者、今日はよく集まっていただいた。今回のリリン革命の勝利、心からお祝いを申し上げるぞ」
前口上を述べるエターニャ。彼女も思い切り、逃走者という名の革命軍のメンバーだったことを忘れてはならない。
シェゾ「見た目が幼いくせに上座に座っていいのか?エターニャさんよ」
シェゾがちょっとした嫌味を言うと、エターニャは少しだけ気まずそうな顔をした。
エターニャ「秘密を隠しておく必要はなくなったからな。正直に言えば、気味悪がられる覚悟はしていたがな・・・先日、ギガディスの母上殿から許しが出た。条件付きではあるが」
みさえ「条件?」
エターニャ「それはあとで話す。さて、リリン帝国の残存兵力についてだが・・・」
会議は現状報告から会議は始まった。リリン帝国の大臣、役人達は逃げ出したり、捕らえられたり、殺されたりしていた。リリン帝国の本当の皇帝であるヨカヅキはこの革命を経て正式に引退して野に下った。
ギガディス「マジカルワールドに残っていたリリン軍もアズサ陥落とともに降伏した。今は捕虜として我が城の地下牢に幽閉している」
ギガディスがそう報告した。すると、サタンは彼を諭すかのように言う。
サタン「ギガディス、彼らもあまり戦いを望んではいなかったはずだと思うのだ。穏便な処置をお願いする」
ギガディス「分かっているぞ、サタン。余だって、これ以上の怨恨は望んでなどいない」
そう承諾したギガディスだが、内心ではかなり複雑だった。今回の戦争でゼオとスターフルートを滅するために多くの住民がリリン兵によって捕らえられたのだ。本当ならば全員処刑したい気持ちだろうし、そうしなければ住民は納得してくれない可能性もある。だが、彼はああ見えても平和を願う魔王だ。結局、その信念を押し通すことに決めたようだ。
アズサによるリリン政権は彼女が陥落するとともに結果的に完全に崩壊した。未だリリン帝国で暴れるゴロツキもいるようだが、奴らもマジカルワールドの魔導師達に鎮圧されるだろうし、とにかくこの辺りからの抵抗は最早ないと考えていい。
ネオイクス「後の問題は・・・」
ムーミン(美咲)「アズサの部下だね」
リリン帝国のカリスマであり、最高戦力でもあるアズサの幹部五人。その存在の大きさ、そして強さを桜サイドとその助っ人達は体感した。彼らがタイムパトロールから脱走して、逃亡兵を集めて挙兵すれば厄介かもしれない。
パワえもん「タイムパトロールに逮捕されたヨークとリーヴとサライだけど・・・こちらは大丈夫だと思うよ」
そう発言したのは意外なことにパワえもんだった。パワえもんが言っていた彼ら三人はタイムパトロールに逮捕されたが、その際に再教育と再指導を施して何年かして反省の色を見せた後に釈放するつもりらしい。まあ、彼らはアズサに比べて自分の意志ではそんなに悪いことはしていないはずだ。今更関わってくる可能性は低い。そして鳥の巫女バードは恐らくは逮捕を嫌って真っ先にリリン帝国から逃げ出したのだろう。
エターニャ「それからロードについてだが・・・」
ドロロ「まだ行方不明なのでござるな?」
ロードはあれから探しても行方知れずだったらしい。しかし、エターニャの口から出た言葉は・・・
エターニャ「ああ、それがな・・・リリン城の回廊で死体となって発見された」
ヤマビコ「・・・!」
エターニャ「No@hさん。そちらのマカは職業故に魂の感知ができると言ったな?」
No@h「うん、そうだよ」
エターニャ「彼女からそう報告されたのだ・・・何が起こったのかは分からないがな」
ツースト「まさか、俺との戦いの傷が元で・・・」
エターニャ「いや、奴の遺体の背中にはナイフで刺された刺し傷のようなものがあった。こっちのツーストはナイフは使わないのだろう?」
ツースト「ああ」
エターニャ「恐らくだが、背中を向けた後にトドメを刺されたんだろうな。あのロードの最期にしてはあっけなかったがな」
ユーリ「ロードにトドメを刺した・・・その大金星を上げた奴は名乗り出たのか?」
エターニャ「いや・・・」
MEIKO「私の方にもそんな報告は入ってないわ」
エターニャ「まあ、いいだろう。最早リリン軍に抵抗する力は残されていない」
リリン革命は逃走者という革命軍の勝利というわけである。すると、エターニャは次の議題を出した。
次の議題は・・・?
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その3 ( No.464 )
- 日時: 2015/06/01 19:44
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
次の議題
エターニャ「次に封印された三つの闇の流星についてだが・・・」
冬樹「それが・・・」
冬樹によると三つの闇の流星は2日前に強風で闇の流星を封印した封印の小瓶が割れて逃げ出したという。ということはまだ安心はできないだろう。
デデデ「本当にごめんゾイ・・・」
エターニャ「いや、もしも現れてきたらまた封印するつもりだ。そんなに落ち込むことはない。次にわしら大半の聖魔導組とフランツの今後についてだが・・・」
ここでエターニャの言う「条件」が明らかとなった。
エターニャ「わしらは今後、復興するまでにスマブラ屋敷で居候することにする」
ランリ「・・・!ふざけるな。それは一体、どういうことだ?」
ランリがやや怒気を含んだ口調で立ち上がる。
エターニャ「待ってくれ、ランリ。落ち着いて聞いてほしい」
ランリ「これが落ち着いて聞いていられる話か?確かに俺らはゼオとププルとクーシーのためにお前らを助けたが、俺らはお前らの面倒を見るために戦ったわけじゃない」
エターニャがなだめようと声をかけるもランリは聞く耳を持たない。確かに彼女の提案はいきなり過ぎると思うが、しかし・・・
ツースト「ランリ。落ち着いて話を聞け。反対するのはそれからでも遅くない」
ツーストはランリをこう制止した。エターニャのことだ、何か考えがあるのだろう。人生経験が豊富かつ若い(見た目が若い人もいるが)ツースト達では分からない「頭のよい長老」としての考えが。ツーストの制止の声にランリはしぶしぶと再び座した。
エターニャ「仮に戦争の後で復興を目指すことであるが、住民達は桜が建てた避難所で生活している。しかし、わしら大半の聖魔導組とフランツはその避難登録を忘れた。そんな状態なのにどこにもわしらを迎え入れてくれると思うか?わしらを人身売買で売らせたいのか?」
ランリ「う・・・それは・・・」
アーク「・・・俺らなら、素早く復興するぞ」
エターニャ「仮にアークさんが復興してくれるとしても戦争の被害があまりにも大きかったから、アークさんが復興してくれるとしても早くて1年はかかる。例え、アークさんが何らかの発明をしてもな。それともアークさんは自分の仕事が忙しいのに復興と仕事と裸族対策、どちらも両立できると思うか?」
アーク「ぐっ・・・;」
エターニャ「そう警戒しないでくれ。何もチェリーワールドを乗っ取ろうなんて考えてはいない。既にチェリーワールドに融合されたマジカルワールドが復興するまでスマブラ屋敷に身を置くつもりだ。もちろんわしらもCOMに入れてもらう」
エターニャが周りを見渡すと、どのキャラも異論はなかった。結果、ププル、プニィ、エターニャ、ギガディス、クリオラ、ゼオ・ウィグルゥ、ナーン、パンナ、ウードンの六人がCOMの聖魔導チームに入ることになった。すると、エターニャはあることを議題に移す。
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その4 ( No.465 )
- 日時: 2015/06/01 19:46
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
エターニャ「次の議題に移すが・・・みなの者、大事なことは忘れてないか?」
パワえもん「?」
エターニャ「「王ドラ」という人物だ」
デデデ&シェゾ&ツースト(!!?)
パワえもん「はぁ?」
何と、エターニャは王ドラのことを議題にしたのだ。彼女は言う。
エターニャ「王ドラはロボット学校入学前の記憶をなくしながら、ピアノが弾けたことでロボット学校の生徒や科学者から注目を浴びていたな?記憶をなくしていたのにそれがなぜ、ピアノを弾けたのだろうなぁ、クロス?」
羽清「リス姿で寝てるよ」
クロス「zzz・・・」
エターニャ「コラァ!!!」
クロス「・・・(人間姿になる)王ドラは生まれつき天才ではないか?それで必死になって練習を続けたんだ、人間でもロボットでも死ぬ気になれば何でもできる(盛大なため息」
エターニャ「あー、なるほど。お前、わしをなめているな?じゃあ、質問を変えよう。お前はツーストの実力を認めてツースト専属の式神になったのだよな?」
クロス「・・・?そうだが」
エターニャ「王ドラの「正体」を知っていて、ツースト専属の式神になったのではないのか?」
クロス(!!)
エターニャ「それがお前の前の主人、ロビンの意志なのでは?王ドラは身体にアークサイドのキャラが持っている「スターピアノ」とは別の「もう一つのスターピアノ」が埋め込まれたロボットだろう?」
エターニャの発言に大半の全員はざわめく。「スターピアノ」とは別の「もう一つのスターピアノ」があることは聞いていなかったから。
YUMA「えっ・・・!?」
カービィ(き)「もう一つのスターピアノ・・・!?」
ウェンディ(ア)「・・・!」
エターニャ「「わし」が何も知らず、ツーストに会ったと思うか?」
クロス「(王ドラの身体にスターピアノが埋め込まれていると知って・・・)わざと王ドラをからかったのか」
エターニャ「その言葉では否定しないということだな?さぁ、答えていただくぞ」
クロス「お前の口から王ドラともう一つのスターピアノのことが出てくるとは・・・誰にそこまで聞いたのだ?」
エターニャ「質問しているのはこっちだ」
エターニャ「わしが知りたいのは王ドラが長年行方不明だった唯一の星の楽器の修理者(スターインストロメンツレピヤー)の「カナタ」であることだ」
トーチ「な・・・何を言ってるんだエターニャ!!」
パワえもん「王ドラは強くても一介のロボットだぞ!!」
エターニャ「一介のロボットでも奴が「カナタ」であるならば、こっちとしては闇の流星を滅するためのいい戦力だ。違う意味でな。わしが聞いただけの話だが、ププルのコンクールで王ドラが伴奏を務めたことは忘れたか?王ドラがピアノの伴奏も弾きこなせたのにちゃんと考えてみればおかしいことだらけだ」
パワえもん「ギャ、ギャグの時は妹キャラと弟キャラを愛でる変態的な姉バカぶりを発揮するくせに・・・;」
エターニャ「それはそれだ。王ドラは身体に星の楽器を埋め込まれた存在としてペールノエルの1番目のピアノ倒しに協力させていただく」
ツースト(!!ペールノエルだと!?)
パワえもん「(多くの人々を暗殺してきた犯罪組織じゃないか!!)ちょっと待て・・・!それはあまりにも・・・!!」
シェゾ「エターニャ!!」
すると、シェゾはエターニャを制止するために立ち上がる。そしてエターニャにこう言った。
シェゾ「俺らはペールノエルのことも星の楽器が埋め込まれた奴の存在のこともカナタのことも聞いていない!!この場での発言は控えてくれないか!?」
エターニャ「それは失礼、では今から説明しよう」
シェゾ「いや、お前の言うことも正しいが、この議題はもうまとまったということで終わらせていただく。説明は書面で。」
エターニャ「・・・」
すると、クロスは少し挑発的にしながら言った。
クロス「好きに調べろ、エターニャ。彼をどうするかはそれから決めればいい」
ツースト「な、何を言ってるんだよクロス!!」
エターニャ「ではそうさせていただくぞ。クロス、お前は星の楽器を守るツーストの式神として星の楽器を守れ。もちろん、このことは他言無用。王ドラには記憶が戻るまで、「普通の猫型ロボット」でいさせていただく」
クロス「・・・分かった。でも、別に行動を制限することはないんだな?」
エターニャ「わしはDグレのルベリエとは違うからな」
この会議は一応はまとまったという形だけの形で終わった・・・。
真相が少しずつ明らかになっていく・・・。
- 全テ終ワッテ〜会議ト医務室編〜 その5 ( No.466 )
- 日時: 2015/06/01 19:50
- 名前: 桜 (ID: OSct4JfX)
医務室の様子
医務室。その医務室にいる人達はお見舞いが来た人でも医務室にいる人でも打ち上げの準備が完了するまでにのんびりと時間を過ごしていた。ドラリーニョはランのお見舞いに来られながらも、王ドラを探していた。
ドラリーニョ「そういえば、王ドラは?」
ラン「王ドラなら、まだ怪我をした人達の治療の手伝いで忙しいみたい。すぐに来るって」
ドラリーニョ「・・・そう。・・・ランちゃん、今度、有名なピアニストと一緒に歌とのアンサンブルの新曲を作るんだってね。月の巫女としての仕事やCOMの仕事もあるのに。すごいね!」
ラン「うっ、ううん!?私はまだ全然ぺーぺーだし!曲作りなんて初めてだから、できるかも分からないし!・・・でも・・・私の歌と誰かのピアノのアンサンブルをして・・・また知らない誰かと関わっていくのは悪くないかな、と・・・」
ラン「不思議だね。歌手になる前はこんなことちっとも思わなかったのに」
ドラリーニョ「・・・!」
すると、意を決したドラリーニョは無理矢理でもない、だけど優しく・・・
ランにキスをした・・・。
これを見たランは一瞬だけ驚き、唇を離したドラリーニョは彼女の顔を見た瞬間に驚く。そう、それは・・・
ドラリーニョにキスされたことで涙を流したランだった・・・。これは悔し涙でも嫌な涙でもなく・・・
ラン「ーーー・・・ど・・・どうして・・・」
ドラリーニョ「・・・覚えてないかな。あの逃走中の時、「私とドラリーニョが守りたいと思う世界はみんなのこと」って言ったこと。あの時、ぼくのことを一番に考えてくれたよね。すごく嬉しかった。ごめんね・・・待たせたね」
ラン「ーーー・・・(首をふるふると横に振る」
ドラリーニョ「ランちゃんが好きだよ。付き合って下さい!」
ランは涙を流しながら、ドラリーニョにこう返事をした。「はい」と・・・その様子にドラリーニョは優しく抱きしめた・・・。この様子を陰ながら見ていた王ドラはドラリーニョがランに告白したことに涙を浮かべていた。
王ドラ「・・・お幸せに。ちきしょう」
タママ「リニョりんもリア充になったですか。ドラえもんズの元祖リア充のキッドさん、この光景をどう思いますか?」
キッド「俺に聞くなよ////////!!」
ギロロ「何だ?格闘と射撃が何を騒いでるんだ?」
榊「自分だって、射撃だろ;」
タママ「あっ、伍長さんと榊さん!」
騒ぐ中、ギロロと榊が歩いてきた。すると、王ドラがギロロの触れてはならない話題に触れる。
王ドラ「ドラリーニョがランさんと結ばれたって話です。まあ、あなたには関係ないでしょうけど」
ギロロ「!!!?」
キッド「お、おい!その話題は・・・」
タママ「・・・;」←ギロロが夏美へのプレゼントを昨年のクリスマスも渡しそびれたことを知っていた人
王ドラ「ドラリーニョもあなたの後輩のキッドもあなたよりも先にリア充になりましたよ〜?まあ、あなたがリア充になることは一生かけても無理でしょうけど」
ギロロ「き・・・貴様ら、それでもロボットと軍人かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(ビームライフルを装備」
キッド&王ドラ&タママ「わー!!!」
榊「ギロロ!!ここで武器を使わない!!」
ギロロはビームライフルを持って、三人を追いかけ回す。壮大な逃亡劇が起きたせいで壁などを壊してしまったのでシェゾに怒られたことは言うまでもない。だが、この時の彼らはいつもよりも明るい笑顔だった・・・。
ランとドラリーニョ、おめでとう!
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