二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- フェアリーテイル小説
- 日時: 2016/12/12 21:27
- 名前: ミカン (ID: 98AXyywb)
フェアリーテイルの小説書きます!
恋愛系や、シビア、面白いのも書きます。
リクエストも歓迎です!
短編長編はその時によります。
更新ペースは気にしないでください…。
ではSTART!
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- Re: フェアリーテイル小説 ( No.150 )
- 日時: 2016/07/30 22:21
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
小説大会が始まりました!
いや、私に清き一票を!!なんて言いませんよ?(;´・ω・)
その反対で私はこの小説大会には参加しません!
そこをご理解していただけたら、幸いです!
では、『ナツスぺ』の続きです!
* * * * * * * * * * * * * * * *
そして、夏祭りの当日
「エルザ!!」
「おお、ルーシィか。遅かったぞ」
「えへへごめんごめん…。浴衣着るのに手間取って。エルザは…そっか、換装だから一瞬だよねー」
うわー、エルザが浴衣って聞いて凄そうなのを想像してたけど…。結構可愛いじゃない。
エルザは深い青を主とし、いろんな場所に、真っ赤に燃えるような炎のような赤が散らばっているようだった。
そう、まるで血祭…てもしかしてこれを想像して発注したのかしら。
私のも、紺を主として、星空とか天の川っぽい感じの奴。
「ルーシィ、この巾着…可愛いな」
「え?ああ、これね。鍵と星をモチーフに作ったの!あれ?エルザのそれ…剣?」
エルザの持っている巾着は、なんか柄が小さくて気付かなかったけど…剣がモチーフにされている。
ここの部分でもまさか、血祭りをモチーフにしているなんて…。
「そういえば、ウェンディー遅いな」
「ほんとだ!!ウェンディーが遅れることってめってにないから…。何かあったのかしら」
ウェンディーが来るはずの道に目をやる。
すると、うっすら走ってくる人影と、空を飛んでこっちに向かう何かが見えた。
あれって、ウェンディーとシャルル!
「すいませーん!…ハァハァ」
「大丈夫よ、ただ珍しかったのよ。ね、エルザ?って…どうしたの?_」
なぜか、エルザがうなだれている。
あ、もしかして…エルザ可愛いの好きだから。
「ウェンディーの浴衣見たかったの?」
コクンと、いつものエルザに似合わない風貌。
でもまぁ確かに、ウェンディーなら似合うかな…。
「そういえばウェンディー、なんで浴衣じゃないの?シャルルも…」
「あ、それはですね…」
「ふん、そんなのを借りるところがなかっただけよ。お金がないわけじゃないのよ。それに、あの雄猫も面倒くさそうだし…」
「あはは、シャルル—」とウェンディーは頭を掻く。
まぁ確かに面倒くさそう。想像するのはやめとこっと…。
「まぁいい、行くぞ!」
「おー!!」
エルザの掛け声合わせて、皆ギルドに向かう。
話したことと言えば、エルザはやったことあるの?とか、私は初めてとか、皆の浴衣楽しみとかそんなものばかり。
でも、こんな他愛のない会話でも、祭りがあるといつもより面白くてすぐ着いた気がした。
「行こうか」
「はい!」
「さっさと楽しむわよウェンディー」
そういって、話しながらギルドに入っていく皆。
あー、もうついに今日なんだ!まぁ、ミラさんにお願いされたのは昨日だけど…。
まだみんな知らない、ミラさん以外は…。
いいルーシィ?一生懸命やるのよ!
「ちょっと待って!」
心を最後に落ち着かせてから、皆のもとへ駆け出す。
あれが始まる時間は刻々と迫っている。
to be continued
- Re: フェアリーテイル小説 ( No.151 )
- 日時: 2016/08/07 14:37
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
書くの遅くてごめんなさい<(_ _)>
これじゃあ、3つ書けるか危うい…。
頑張ります!!
* * * * * * * * * * * * * * * *
「うわー!これが金魚すくいなんですね!」
私たちはまず、金魚すくいを見に来たの。
ウェンディーは多分初めて見たからすごく面白そう!
しかもあのシャルルも、そっぽ向きながら目はきょろきょろしてるの。
私は、小さいころ家でお祭りをしてたからあんまり驚かないんだ。でも、久しぶりに…っていうか家を出てきて初めてのお祭りで一つ驚いたことが…。
「ねぇ、ハッピー」
「何?ルーシィ。お金はいるよ?」
一応この店は、出したい人がミラさんから何かの紙を貰って判子を押してもらうとできるようになってるらしいの。
で、ハッピーは金魚すくいを出店!でも、そのハッピーは客引きもしてるっちゃしてるんだけど…よだれ出てんのよね…。
「そうじゃなくて、この金魚小さくない?」
「な、なに言ってるのルーシィ?!これは金魚界でも一、二を争うでかさだよ!!」
「え?でも私ん家でやった時はだいたい…これぐらいあったわよ」
そう言いながら、両手を広げる。
話を聞いていたエルザやハッピーは前に家に来たことがあったから少しは慣れていたけど、やっぱり驚いてる。
ただ、私のことをあまり知らないウェンディーは頭上にはてなマークを並べている。
「あ、あのー。ルーシィさん?」
「そういえばウェンディーは知らなかったな…。ウェンディーとシャルルは、ハートフィリア財閥のことを知っているか?」
あれ?なんか私抜きで話し進まれていません?
ちょ…しかもそれまだあんまり人にばらしたくないのに…。
という、脳みそ会議をやってる間にエルザの話は終わっていたらしく、二人は驚愕の顔を並べていた。
「あんた…そんなに偉い人だったの?」
「シャ、シャルル。そんな呼びかたしちゃ…えーっと、ルーシィ様?あれ?」
完全に混乱状態。しかも説明したエルザもなんか賢者モードになってるし…。
まぁ、そんなことより楽しまなくちゃ!
混乱してるエルザとウェンディーの手を取って前に笑顔で進む。
「ウェンディー達!行くわよ」
「は、はい!」
やっと笑顔になった!そう思いながら、他の店も周りに行ったの。
まぁ、そのあとも私が無意識に金持ち発言をしてたらしいんだけど、まったく気づかないの…。ま、楽しんでるしいっか!みたいな感じ。
そして私たちは、買ったものを食事スペース、っていうところにあったちょうどいいテーブルに広げて、食べながら話をしていた。
でも、あんまりにも話に花が咲いちゃって、全然減らないの!
あと、本当はレビィちゃんも誘いたかったんだけど、なんか用事があるんだって。
でも、きっと出かけに行くんだわ!あいつと…。ウフフ。
「どうしたルーシィ。急に笑い始めて…」
エルザが不思議そうな顔で聞いてくる。いつの間にか、声に出てたのかな?
でも、この笑いはレビィちゃん以外にも原因あるし。
「楽しいなーって。あんまり、他の人と回ったことがなかったから…」
「そうですか…」
あ、私のせいで少し雰囲気が暗い?どうしよう!
まずは、笑顔よね、笑顔!
「だから、すんごく楽しいのよ!」
「うむ。仲間との祭りは良いものだからな」
「楽しいよね、シャルル」
ちらっと、時計を見る。
スクっと立ち上がり、「ちょっとトイレ!」と言って出てくる。
二人が私が見えないくらいまで来たら、ミラさんを見つける…。
ど、どこだろう。合流地点とか聞いておけばよかった…。
「ルーシィ!」
「ミラさん!」
声がした方向は、いつものカウンター。そこは変わってないのかな?
私はゆっくりと近づいていく。
「ルーシィ。初めてだから少し緊張するかもしれないけど、頑張って!」
「あの、ミラさん!うまくできるコツとかってありますか?」
ミラさんは、うふっと笑って表情を崩す。
「ごめんね、いつもマネキンで発表で、人間は初めてなの。でも、笑顔よ!」
そ、そんな。
ミラさんとかなら絶対やってると思ったのに、私が初めて?!
と、とんでもない緊張感!
「ルーシィ、あそこの部屋に服があるわ。一緒に行きましょう」
「は、はい!」
ミラさんが先に歩いて、私が後についていくような感じ。
あともう少しのところで止まる。
「ルーシィ、楽しいショーにしましょうね!」
そして、今の言葉で何かが吹っ切れた私はい勢いよく頷いた。
「はい!」
to be continued
- Re: フェアリーテイル小説 ( No.152 )
- 日時: 2016/08/11 16:09
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
小さな部屋に入ると、そこの真ん中に、マネキンが置いてあった。
まるで、そこだけ世界が違うような感覚にとらわれたの…。
近くに行き、服を触る…。感嘆の声しか出ないわ…。
「本当に、いいんですか?」
「ええもちろんよ。さぁルーシィ」
ごくりとつばを飲み込む。
えっと、今こんな状況になっているのは、昨日のミラさんの話がきっかけなの。
『実はね…明日、毎年恒例だった【FT・新作着物発表会】をやるの。で、そのもでっるをやってくれないかしら…』
『そ、そんな、私がですか?ミラさんがやった方が絶対に合うと思うんですけど!!』
『ルーシィ、それだけじゃないのよ。あなたは精霊魔導士でしょ?、だから女子二人を連れてきてくれるか、男子を一人…まぁロキになっちゃうと思うけど、どっちか連れてきてほしいの…。もちろん、ルーシィにも期待してるの』
『ど、どっちかでいいんですよね?』
『やってもらえる?』
『はい!もちろんです』
ということがあったの…。
もちろん、どっちかでいいっていうなら、女子二人よ!でも…。
誰を出そうかな…。人間っぽいほうがいいわよね…。
まず、女子だから、アリエス、バルゴ、アクエリアス…でも、ジェミニも変身すれば…。
でも、やっぱり、アリエスとバルゴね!
二本の鍵を出す。
さぁ、あんまり時間がないから出てきてね!
「開け!処女宮の扉…バルゴ!!開け!白羊宮の扉…アリエス!!」
「お仕置きですか、姫」
「ご、ごめんなさい」
「実はね…」とあまり時間もないから、手短に話す。
するとバルゴは、周りを見ていった。
「私たちは、精霊界の着物を着ればよろしいのですか、姫?」
あ…。確かに、この部屋私のしかない!
しかも、ミラさんは、「ごめん、すっかり忘れて…」って椅子に座りながら笑ってるし…。でも、どうしよう。
「それでもいい?私が呼んだときは、もう着物の格好でお願いね!」
念を押しておくと、二人はわかりました、と言って戻っていった。さぁ、私も着るか…。
あれ、これよく見てみると、すっごい可愛い!これって、着物ドレス?とかいうやつだっけ?
「ミラさん、着るの手伝ってください!」
「はーい」
一方そのころ、エルザとウェンディーは…。
「遅いですね…。迷ってるのでしょうか?」
「あのねぇ、ここで迷うわけないじゃない」
話していた時、急に電気が消え、暗くなる。
少しざわざわしていたが、前方が明るくなり、ステージみたいなのが見えると、さっきとは違う騒ぎになった。
「な、なんでしょうか?何か始まるのですか…」
「ほほう、久しぶりだな…。そういえばウェンディーとルーシィは初めてか…。これは、毎年ハートクロイツ社の新作着物の発表会みたいなものなんだ。これを見れないとは、ルーシィは残念だ…」
ステージのわきから、ミラが出てくる。
すると、拍手がわき上がり、二人も合わせて拍手をした。
ぺこりとミラは頭を下げマイクを手に持った。
「みなさん、今年もついにやってきました。【FT・新作着物発表会】です!今年はなんと、モデルは人間です!」
おぉー、と後ろの方から何かが聞こえた。
人間ということは、今まではミラがマネキンを動かしていたが、そのモデルがくるくる動くわけだから、説明も頭に入りやすい。
「では、お願いします!」
ステージの真ん中が左右に開き、煙が出てくる。
そこには、歩いてくる人影が…。だが、着ている服は着物というより、短いワンピースっぽい。
煙が消えた時、そのモデルが誰かわかった。
「ルーシィがモデルです!!」
わー、とか、おー、とか、可愛いよー、とかいろいろ聞こえるが、ウェンディーは、何も言えずに絶句。
ルーシィは、もともとそういう家柄だから、ドレスっぽいのもよく似合う。
「今回の着物は、着物ドレスです!下は紺色で、上がるにつれ、薄い青なっていきます。そこには、黄色い点や白い点、星空をイメージした点が全体的に広がっています。肩には、天の川をイメージしたものが入っています。帯は、あえてまっ黄色にすることで、青を引き立てています」
その時、エルザにしか聞こえなかったらしいが、精霊を呼ぶ声が聞こえた。
すると、ルーシィの両脇に、アリエスとバルゴが。二人とも、たぶん精霊界の着物を着ているんだと思うほど、素晴らしかった。
ルーシィがくるっと回り戻るとき、お団子にしたゴムから何か揺れているのが見えた。
「こちらのゴムは、小さな可愛いチェーンが付いており、その先には二つの星が催されています。理由としては、この二つの星は、彦星と織姫をイメージされていて、ここには天の川がないから、ずっと幸せになれるという、恋愛アイテムとしても人気になっています」
そういうと、ミラはぺこっとお辞儀をしてまた真っ暗になった。
少し経つと、全体の電気がついたが、その時にはステージが見当たらなかった。
「お疲れルーシィ」
ミラさんが水をもってきて渡してくれた。
「ありがとうございます…」
一気に飲むと、ほてった体が一気に澄み渡るような気分になった。
おいしー!!ただの水でも、終わった後ってすごいしみわたるなぁー。
そういえば、あの服どうなるのかな…?
ここに戻ってきて、できるだけ汚したくなかったり、暑かったりして、すぐさま着替えた。
「あら、ルーシィ。気に入っちゃた?それ」
私がマネキンを凝視しているのに気が付いたミラさんが声をかけた。
でも、はっきり言って、そこまで嫌いなわけじゃなかった。
もともと、ああいう感じのドレスだってたくさん着てたし、小さいころは黙って座っていればお人形さんみたいだとも言われたし…。
「姫、質問があるのですか…」
「え!バルゴ?!」
私と、マネキンの間に急に来たバルゴに目を向け、鍵を触ると、大きなため息をついた。
「お仕置きですか?」
「あんたね…」
さっきは綺麗な着物を着て上品キャラだったのに、いつものメイド姿に戻っていた。さっきのも良いけど、やっぱりこっちの方がバルゴって感じがするな…。
「それより姫、私とアリエスは必要だったのでしょうか?十分姫だけで太刀打ちできたと思うのですか…。それともあの時私は踊りを踊った方が面白かったですか?」
と言い、急に踊り始める。
肩をとんとんされて、頭を悩ませながら後ろを向くと、右腕にあの着物を持っているミラさんがほほ笑んでいた。
「ルーシィがこれ気に入ってそうだし、これ上げるわ」
「え!!いいんですか?!」
けっこー嬉しい!可愛いし!!
絶対に大切にしよう…。
お礼を言って、右腕に着物をかけ外に出ようとドアノブに手をかける時だった。
「姫!お待ちください」
「何?」
踊りはいいのかしら?それとも疲れたのかしら?とかなんか思いながらも振り返った。
「姫、今出ると、野次馬どもで大変なことになります…。」
「え!!」
ミラさんの方は、それを聞いてドアに耳をつける。
数秒黙っていると、こちらを向いて頷く。
「私が、家のすぐ前まで穴を掘るので一回ここで退却を…」
「ミラさんはどうするんですか?」
また椅子に腰を掛けているミラさんに聞くと、顔を上げ考えるしぐさをしてから口を開いた。
「私はここで待ってるわ」
「では!」
「え、ちょ!急には……キャ———!!!」
最後に見えるのは、手をひらひらさせているミラさんだった。
「いったぁ!!」
お尻の衝撃で、目が覚める。
「姫、大丈夫ですか?」
「うん…ありがとう」
手を借りて、何とか立ち上がる。正面は、私の家だった。
「お役に立てて光栄です。では」
そういうと、消えてしまった。
はぁー、となんかよくわっからない溜息をついて、部屋に上がる。
うわー、なんかすっごい落ち着く!
「あれ?」
階段を上がるたびに、声が聞こえる気が…まさか。
「早くルーシィ来ねーかな」
「ルーシィあれじゃねーか?野次馬につかまったとか」
「そういえば、今回は一般向けらしいとかで市民も来てましたもんね…グレイ様!じゃ私とどこかへ!!」
皆…。
立ち止まってしまった。
怒りではない…。待っててくれたことへの嬉しさ。
「もし、皆さんにつかまってたらどうしましょう!」
「くそ…私があの時みな血祭りにしておけばよかった…」
ガチャ
ドアを開くと、何人か来てくれていた。
その瞬間、誰かが飛びついてきた。
「ルーちゃん!最高だったよ」
「レビィちゃん…」
その言葉がまるで合図のように、皆も次々に賞讃の言葉を口にした。
私とレビィちゃんは離れると、笑いあった。
「さぁ皆!今宵は祭りだ!飲むぞー」
「おおー!」
私は、二つの星がついているゴムをぎゅっと握った。
パパ、ママ、聞こえてる?
私は、毎年この星を一個ずつ増やしていこうかな。
パパとママはこの二つ、来年は、私が生まれるからね…。
END
長くて読みにくいと思いますが、その辺はご勘弁を…。
最後の方、『なんじゃこりゃあ、意味わかんねーよ』という苦情は受けてけません!!
次は、第二弾です!!
…夏までにあと二つ終わるかな…。
- Re: フェアリーテイル小説 ( No.153 )
- 日時: 2016/08/30 21:17
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
はいはいミカンさんです。
そうですね、ナツスぺ三本スペシャルはかなわぬ夢となりましたね(笑)
え?夏休みが終わっても夏だって?
いや、(きっと誰もそんなこと思ってもないし言ってもないと思うけど)ありがとうございます(人''▽`)
そこで、この夏全く書けなかったので私が書いてるものを軽くコラボといいますか、少しコラボといいますか楽しんでください!!
* * * * * * * * * * * * * * *
第一弾 (FAIRY TAIL×暗殺教室×銀魂)
いったぁ…。
てか、ここどこだろう。
私は、ルーシィ!
最高で最強のギルドフェアリーテイルに入って…ってそんなこと言ってる場合じゃないわ!!
みんなどこだろう…。
周りを見渡すと、川が流れていたり、砂利がたくさんあったり、上を見上げると橋がかかっていた。
そこに、砂利のところから桜色が見える。
ナツだ!!
っと思ったが、念のため慎重に近づいてみる。
顔を確認してナツとわかると安堵のため息をついた。
「ナツ!!」
「んん〰……」
起きる気配がない。
ナツの近くに、グレイがいた。
「グレイ!!」
「…ルー、シィ?」
よかったぁ。こっちはしっかりしてる。
「俺たち…」
まぁ、さっきまでギルドにいたのに急によくわかんないところに移動いたらこうなるよね。
私も混乱してるし…。
それはさっきのこと。
ギルドにいたとき、マスターがよくわからないものを持ってきた。
なんか、ほかの世界に行くマシンだとかなんだとか…。
嫌だなぁ…。帰れるのかなぁ…。
そういえば、いけるのは4人だから最強チームだった私、ナツ、グレイ、エルザで行くことになったんだけど…。
エルザがいない…。
その代わり、青いものが見えてる気が…。
岩と岩の間に何かが挟まっている。
信じたくないが、青いし、しっぽがあるとハッピーと認めざるを得なくなる。
そして、私はそれを思いきり引っこ抜いた。
「痛いよ。ルーシィに尻尾を…」
私は、ハッピーを抱えながら街を歩いていた。
後ろに、ナツとグレイが続いている。
「なんなんだ、ここ…」
「本当ね、私たちがいるところとは全く違う…」
みんな着物を着て、面白い髪形をしている人が多い。
まさかね…。
ここって、昔の時代?
ってことは、昔の時代をモチーフにしている漫画ってこと?
「歩きにくいな、コレ」
「しょうがないでしょ、さっさと行くわよ」
私たちは、着物を着ていた。草履がチクチクしていたい。
後ろから、いろんな声が聞こえるが気にしない気にしない。
「ねぇねぇルーシィ!!」
「何?」
ハッピーが指さした方向には、大きな看板があり『万事屋銀ちゃん』というのがあった。
ここって…。
「わかった!!」
あ…。
道中で大きな声を出したら、そりゃおかしいよね。
そんなわけでがんみ中。
「どうした、ルーシィ」
グレイが、近寄ってくると、私が見てる方向に体を向ける。
そしてうなる。
ちなみに私はもうここがどの漫画の世界かわかっちゃったもんね。
とにかく私は、隣にある階段を上る。
「おいルーシィどこ行くんだー!!」
「いいから来なさい」
扉の目の前に立つ。
チャイムを押そうとする手が心なしか震えている。
—ピーンポーン—
「はーい」
なかから声が聞こえて、どたどたという音が聞こえる。
ごくりとつばを飲み込む。
「ルーシィ、ここどこだよ」
「ちょっと黙りなさいって」
—ガラッ—
「どちらさまでしょうか?」
そういって出てきた男の顔は特徴がなくて眼鏡をかけていて特徴がなくて…。
面倒くさそうに下を向きながら来た男の人は、反応がないことに気づき、顔を上げる。
ばっちり目が合う。
「え…?」
私たちのことに気が付いたらしく、あわただしくなかに戻っていく。
その隙に、私は中に入りこんだ。
「いいのか勝手に入って」
「確かに…」
「お前らいつも入ってくるだろうが!!」
はぁー…。
疲れる、これ絶対につかれる。
障子を開けると、さっきの男とは別に、イチゴ牛乳を飲んでいる銀髪の男と、チャイナっぽい感じの女の子。
大きい白い犬。…犬なのか、コレ?
「銀さんマジですよ!!本物ですよ!!」
「お前馬鹿か。あの有名なフェアリー○イルの皆さんが来るわけないでしょ」
「そうだぞ新八。そろそろ現実みろよぉ。そしてオタクやめろよ」「うるせーよ!てか関係ないだろ」
すごい、本物だここ。
このセット、この人たち、この会話…。
○魂だわ!!
「あの…」
ようやく気付いたらしい。
すると、銀髪の男は顔がみるみる青くなっていく。
そういえば、後ろがやけに静か…。
いや、見ないでおこう。
「あの、おたくらもしかして…。○Tの方々?」
「は、はい。もしかして、○魂の方たちですか?」
一応先輩だから言葉がどんどん固くなってくる。
「へー、そっか、じゃあ魔法使えるんですかねぇ?」
銀さんと思われる人が少し緊張しながらしゃべりかけてくる。
「はい。ナツ、グレイ!!なんか魔法やって!!」
「えー、ダリー」
「面倒くせー」
私の、腕から何かが落ちた。
ハッピーが、グルンと空中で一回転してすたっと着地を決めた。
「二人ともしょうがないなぁ。じゃあおいらが魔法を使うしかないなぁ。もう本当二人はだめだなぁ…」
あ、と思い皆の顔を見たが、あちらのチームは固まっている。
まぁ、猫しゃべってるし、しょうがないか…。
「これ、腹話術じゃないよね。え、なにこれ。銀さんびびるわぁー」
そのとき、またチャイムが鳴った。
新八さんと思われる方が、「はーい」と言いながら向かった。
* * * * * * * * * * * * * * *
この続きは、いつかやります!!
あ、たぶんね(笑)
- Re: フェアリーテイル小説 ( No.154 )
- 日時: 2016/09/15 08:56
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
第二弾 (入れれる奴全部!!)
「はーい」
またまたチャイムがなって玄関に向かう。
いや、もうマジでコラボしちゃうともう怖いもん無しというかなんというかそんなもんというか…。
「どちら様ですか…」
今度はしっかり顔を上げてお…。
え、嘘マジ…。
「あのーここってどこかわかりますか?ちょっと僕たち遠くから来て…」
「渚、遠くからなんてもんじゃないよ。遥かだよ!!」
「何言ってんの茅野…」
青髪を二つにまとめた男の子、緑の髪を二つにまとめた女の子。
隣にはだるそうに、でも相手を値踏みしているようにこちらを見ている赤髪の男の子。
なんかもうよくわからない黄色のやつ。
このメンバー…間違いない!!
バッと後ろを振り返り声を響かせる。
「○殺教室御一行でーす!!」
「おい新八ぃ!本物の魔法使ってる!!すげぇってかアツ!つめて!」
銀さんの声が聞こえるが、まったくこっちの話を聞いてない。
そもそも期待もしてないけど…。
はぁ、と息をつき「どうぞ」と一声かけ中に入れる。
中に入ると、僕たちのチームは完璧に尊敬のまなざしを向けていた。
定春も何か青い猫に視線を送ってるように見えるし…。
「銀さん、次のチームです…」
「あんだよ新八。もう来てるよ。来ちゃってるよ?なに、構ってほしいの?」
瞬間、僕の隣に何かが通り抜けた…。髪に触れて、銀さんまっしぐら…。
刺さる!!っと思った瞬間に、ナイフをつかんで神楽ちゃんに渡した。
「ほれ神楽。これお客様からの定春への餌じゃないのぉ?ちょっとあげてみろよ」
「やめてよ銀ちゃん!定春死んじゃうヨ!」
「死なねーよこんなんじゃ。俺たちの心の中にずっと生き続けるよ」
なんなんだよこいつら…。
会話を耳で聞きながら、ナイフが飛んできた方向○殺チームに向き直る。
髪結んでる二人はぽかーんとしている。赤い髪の男の子は、黄色いなんかよくわからないものに叱られて、舌を出しながら「すいませーん」と言っている。
銀さんの近くに行き、こっそり耳打ちをした。
「○殺チームいるんですけど…」
「はぁ?ってえぇ———!!」
やっとかよ、言ってたじゃねーかよ。
文句を言ってやろうとした矢先に、またもやチャイムが鳴った。
だが、この時皆は怪しく思う。
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