二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

戦士たちの愉快な日々3
日時: 2022/10/19 08:15
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんにちは、初めての方は初めまして。
女剣士と言います。
前作のお話が無事に完結したので、新しいスレッドを立ててみました。

今回の主役は、ドラゴンクエスト ダイの大冒険より主人公・ダイとFE 蒼炎の軌跡からアイクです。

始まりの舞台は、カントー地方のマサラタウン。
12歳の期待の勇者・ダイはその日、初心者用ポケモンを貰うことになります。
深く悩む彼に、もう1人の主人公・アイクはダイにある助言をします。

注意事項は前作に書いてありますので、よく読んで下さい。

第1章:仲間たちとの再会>>1-67
第2章:仲間を守る為の力>>68-132
第3章:お帰り、ポップ>>133-190
第4章:仲間たちの新たな決意>>191-226
第5章:避けられない運命>>227-

182話>>228
183話>>229
184話>>230
185話>>231
186話>>232
187話>>
188話>>
189話>>
190話>>
191話>>
192話>>
193話>>
194話>>
195話>>
196話>>
197話>>
198話>>
199話>>
200話>>
201話>>
202話>>
203話>>
204話>>
205話>>
206話>>
207話>>
208話>>
209話>>
210話>>
211話>>

〜コメントしてくれた読者様〜
さくら餅さん>>7
にんふぃあさん>>127
らるさん>>166

〜コメント返し〜
さくら餅さん>>8
にんふぃあさん>>128
らるさん>>167

登場人物紹介
キャラ紹介>>107 >>108
リクエスト応募>>94
作者とキャラたちの雑談会>>67
家族一覧
第5章で追加される登場キャラ一覧>>
簡単なあらすじ紹介>>98 >>132 >>190 >>226
ネタ紹介>>143
味方キャラ紹介
敵キャラ紹介
主なCP表>>33
作者流のBGM設定>>22
作者からのお知らせ>>9
作者の呟き>>48
今後の展開と状況>>6 >>31 >>85 >>95 >>181 >>196 >>206

〜ゲストキャラ提供者〜
ネルさん作:カオスな日常〜大丈夫ではない〜より

・ドロッチェ
・ドロシア
・ドロッチェ団

ベリーさん作:ポケモン二次創作 最期の足掻きより
※こちらの作品は≪ポケモン二次創作 最期の足掻き本編とは一切関係ありません≫

・シュウ
・リゼ
・タツナ
・ミソウ
・レイ
・ユウ
・ダミ

〜取扱ジャンル〜
ドラゴンクエスト ダイの大冒険/クロノ・トリガー/スマブラシリーズ/フルーツバスケットシリーズ/ポケモンシリーズ/半妖の夜叉姫など

スレッド誕生日:7月14日

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.99 )
日時: 2022/08/26 08:50
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第76話「特別授業〜ポップ先生とキスティス先生の2人の教師による共同魔法講座 前編」

【伍番街スラム 住民街エリア】

『ザッザッザッザッザッザッ……』

シュウ「ねえキスティス先生。今僕たちが来ている''この世界その物''がキミたちの知り合いのクラウドやティファ先生の世界そのものなんですよね?」
キスティス「ええ。本日の特別授業は主にこの''FF7の世界''その物の追体験をして貰う事が今日のテーマに繋がって来るわ!」
タツナ「何か。住民のほとんどが俺たち3人とあまり変わらないな」
ユウ「そうだね。……? あれ、フジ君とポップ先生はどうしたんだい?」
シュウ「あ〜。2人ならさっき町外れにある教会に行って来るって言ってたよ」
タツナ「俺。心配だからそっちに行くわ。」
ミソウ「私も。悪い予感しかしない気がする。」

悪い予感しかしない、確かにあの双子たちの異論に間違いはないわね。
気を取り直しながらも、私は残っている2人を先導しながら彼らの暮らしなども付け加えて説明をする。
実際に似たような光景を、私は知っていたの。
その経緯を、私は知ってる範囲までシュウとリゼに詳しく話したわ。

シュウ「成程。だからキミは周りから先生って呼ばれていたんだね。」
キスティス「ええ。中でもサイファーは私たちの中で最も頭の切れる問題児でね、ロクに私の話を全く聞こうとしなかった事が何度かあったのよ?」
シュウ「それ。似たような状況を例えるなら、いい意味でタツナとレイたちが当てはまりそうだね。」
リゼ「………ぷっ!」
キスティス・シュウ「「リゼ! 悪気はないからって、彼らのよくない所をその場で笑うのはいい加減にしなさい(してよ)!」」
リゼ「…………(汗)」

いつか私は、バッツさん達に対して無礼な事を言ってしまった事がありました。
あれらの戦犯がダミ本人が招いたとしても、初めてお会いしたマリオさんとゼルダさんには頭が上がらなかった事もあります。
そして同じように学校生活を送ることになっても、私は皆さんのように強くなかったんです。
それでもそんな私を、シュウは優しく迎え入れてくれました。
今回でもそうです、彼の隣にいるキスティス先生もシュウと同じように私たち最期の足掻きメンバーを受け止めてくれる人物の1人だとすぐに気付きました。

【伍番街スラム スラムの教会】

BGM設定:FF8よりMy Mind

『スッ……』

レイ「こんな大量なお花。愛情込めて育てるだけでも苦労するのに。此処までいいお花にまで育てて来た人物は一体誰なんだい?」
ポップ「その人物とは、エアリスの事さ!」
レイ「??? エアリスって確か。例の種族の末裔と言っていたという生き残りの娘か何かい?」
ポップ「ああ。来る途中に当時タークスにくみしていたシズネって女性から少しだけ聞いた話なんだけどよ、そのタークスのリーダーでもあるツォンって男とはある因縁な関係だったらしいんだよ」
レイ「何だって?」
ポップ「……。話を更にさかのぼってしまうが、おれが話す回想の最中で口を割ったりするなよ?」
レイ「ああ。聞かせてくれ。センセーが退屈じゃなければ。」
ポップ「……。あれは今から15年程昔に遡るが、当時7歳という幼いエアリスは目の前で死の寸前だった実の母親・イファルナを涙ぐみながら最期まで見届けようとしていたんだよ。」
レイ「………。それでポップ先生、その女性は幼いエアリスセンセに何て言ったんだい?」
ポップ「『戦争中はよくある風景だったね。エアリスを安全な所へ』と最期の力を振り絞りながらそう言い残して、その場に現れたもう1人の女性・エルミナおばさんに幼いエアリスを託して、イファルナさんは息を引き取ったらしい。」
レイ「そうだったのか。」
ポップ「俺なりの単なる推測だけどよレイ。その悲しみその物は今の彼女の伴侶となっているロックの野郎が、エアリスの分まで痛い程受け止めているんじゃねーか?」
レイ「それはどういう事なんだい?」
ポップ「………ッ!!! 話は後だ、さっさと出て来やがれ! 隠れているのは分かっているんだよ。」
???「あ〜ららっ。何でボクちんの気配が大魔道士様に分かっちゃったのかねぇ?」
ポップ「てめぇは……、ケフカ!!」
ケフカ「まあいいでしょう。お前たち風情で何処までボクちんと戦えるか、この私自らアナタ方の相手をして上げましょう!」
ポップ「そう来ると思っていたぜ。頼むぞフシギバナ、何が何でも俺とレイを守ってくれ!!」
レイ「………ッ!!!」

あの混ざり合った世界以来の共闘きょうとうなのに、此処まで殺意MAXのポップ先生は今まで見た事がないぞ。
それ以前にこの道化師がいる事自体気付かなかった俺に代わって、ポップ先生は初めからそいつの気配を悟っていたみたいだ。
ハイウィンドのオペレーションルームにいた時に、この道化師の狙いを聞いた事はあるけど。
まさか、いつか交えたであろう鉄亀ことロボクッパ以上の戦闘力を持つケフカ様に今にも壊れそうな教会の中で戦う事になるなんてよ。
よしっ、施設にいた力を活かしながらポップ先生たちを死守しながら闘った方が俺なりに得策かも知れないな。

77話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

P.S:ベリーさん、そちら側の子たちの言語とか違和感ありましたら言って下さいね。
あっ、ダミの初登場はもう少し先になりますのでごめんなさい。

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.100 )
日時: 2022/08/26 10:59
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第77話「特別授業〜ポップ先生とキスティス先生の共同魔法講座 中編」

【ユライシャ号 コックピット】

『カクンッ』

レオナ「マァム。どうしたの?」
マァム「…………」
レオナ「マァム……。まさか、あなたまで?」
マァム「行かなきゃ……。私もダイに続いて助けに行かなきゃ行けないわ!!」
レオナ「マァム!!」

もしかして、今回はポップ君に代わって彼の幼馴染でもあるダイ君が危ないって事かしら。
それ以前に事の経緯いきさつはハイウィンド側との視察を含め、アキームからあたし宛の言伝をポップ君から頼まれた事だった。
世界に1台しかない飛空艇を持つ世界一のギャンブラー・セッツァーとは違い、シド艇長には色んな乗り物を所持している。
その1つのボート型でもある、タイニーブランコはその名の通り一部の海や砂漠しかサクサクと進めなかったバギーとは違ってスイスイ進められる筈だわ。

『バンッ』

草摩 夾「今からでも間に合います。マァムを連れ戻しましょう!」
レオナ「いいえ。それは出来ないわ」
竈門炭治郎「どうしてですか? レオナ王妃」
草摩 夾「そうだぞ。何で俺たちは駄目なんだよ?」
レオナ「落ち着きなさい2人共! 現に。今は信頼出来るタークスの1人であるレノから直々に報告があったの、クラウド君たちのいる世界の1つ・伍番街スラムの街外れにある教会の方にカオス軍の幹部が現れたと!」
草摩 夾・竈門炭治郎「「だったら!!」」
レオナ「大丈夫。こっちには既に一護君とコハル、ネルさん側のルイージとデデデと竈門禰󠄀豆子に彼らの救援をお願いするように前もって指示を出してあるわ!」

そう、だから彼らにもあたしたちの分までその場所で大活躍して欲しいの。
残っているあたしたちユライシャ組サイドで、呪われしゼルダと対立する事になってしまうかも知れない。
それでも……、それでもあたしは一国の王妃でありポップ君を支える妻でもあるわ。
大丈夫、あたしたちがそこに行かなくてもポップ君たちに出来ない事はあたしたちが引き継いでやれば良いだけの話その物なんだわ。

【FF7の世界 神羅ビル 社長室】

『キィィン……』

ツォン「来てくれたか。戦闘組の諸君たち」
ダイ「はい。父さんの声がおれの中に入って来たんです、このままではポップが危ないと」
ツォン「残念ながらダイ。君の不安は的中してしまったようだ」
ダイ「じゃあ、本当にカオス軍の幹部がいるのかい?」
レノ「ああ。まずはこいつがそのカオス軍の幹部に当たる敵さんのデータだぞ、と!」
ダイ「………。難しい字が多くておれには全然読めないや、ゴウ。悪いけど代わりに読んでくれるかな!」
ダイ以外全員『ズコーッ!!』

もうっ、こっちに来るまで散々字の読み書きを教えたばかりなのに〜。
特に君は14歳にもなって、未だに読めないってどういう事なの。
そう言いたい所だけど、そんな私の怒りを静かに収めてくれた人がいたんだ。
この暖かい温もりの人物の正体は、私を大切に思ってくれる1番の伴侶・一護さんだったんだ。

『ペラッ……』

ゴウ「…………」
イリーナ「この部分です。読めますか? ゴウ君」
ゴウ「はい。この位なら全て読めますよ」
ツォン「ではゴウ君。イリーナが指摘した箇所を皆に説明してくれ。」
ゴウ「はい! カオス軍の幹部 ケフカ・パラッツォ。かつて魔大戦が起きた当時いた自分の世界で、ガストラ直属の魔道士と知られながらも幾つかの禁断な魔法を編み出している……」
ダイ「禁断な魔法?」
ゴウ「ああ。しかもアンブラの魔女・ベヨネッタが所持しているアイツも今は、ソイツの手中にいるらしいんだ!」
竈門禰󠄀豆子(ネルさん次元)「それじゃあ。そんな強い人からどうやってポップさんたちを守るんですか?」
ゴウ「闇には光。つまりそれを使ってしまえば、恐らくその人自身が耐えられなくなる…」
ダイ「………。それ、多分メドローアの事だと思う。その技その物を扱えるのは……ポップしかいないからね」
クロコダイン「………ッ!!! つまり、バーンパレス内にあるホワイトガーデンの時みたいにポップがその技を繰り出してしまえば!」
ラーハルト「……。あの大魔道士その物が、助からないと言うことなのかか……」
ダイ「違うよ。助からないんじゃない、助けるんだ!!」
ラーハルト「ダイ様。何か作戦でもあるんですか?」
ダイ「ああ。お願いしますツォンさん、すぐに俺たち戦闘組をポップたちがいるスラムの教会に連れて行って下さい」
ツォン「…………」
レノ「ツォンさん……」
ツォン「いいだろう。今回の件は私が直々に許可を出そう、君たちは君たちの任務に集中してくれ!」
ダイ「はいっ!」

よしっ、やっとポップたちのとこに行けるぞ。
ポップとはあの頃から長い旅をして来たからね、アバン先生の仇を討つ為とは言いながら最初の頃は頼りなかったなぁ。
何度かおれ1人で戦った時もあったし、途中でマァムにあってからも旅の間は寂しくなかった。
クロコダインも今じゃその頃からの面影は消えて、すっかり俺たちのガードその物になっている。
専用のエレベーターを使って1階まで行くと、正門の方でインビンシブルを駆使するリドのお兄さん・エヴァンが迎えに来てくれていたんだ。
きっとマァムの事だ、おれがあれだけ彼女の為に念押ししても絶対について来る気満々だろうなぁ。

78話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.101 )
日時: 2022/08/26 15:36
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第78話「大切な人と誓った未来 -ポップ編-」

【伍番街スラム スラムの教会】

『ヒュウゥゥン……』

ポップ「重圧呪文ベタン!!」
ケフカ「あぁん!!」

フシギバナの奴、おれの指示をしっかり聞いてるみてーじゃねぇか。
この守るという貴重な技はよ、1回目の発動成功率が100%らしいんだよな。
そんなフシギバナ……つまり、おれの相棒が真っ直ぐとおれに視線を向けている。
まるで、「我が主人あるじよ、次の指示を今か今かとお待ちしてます」的な闘気オーラがコイツから伝わってんだよなぁ。
コイツと初めて合ったのは、レオナと結婚してすぐの頃に結構飛ぶんだよなぁ。

【回想:アローラ地方 アーカラ島】

カキ『えぇ?! 2人は1年前に結婚したのか?』
ポップ『おう。そんでよぉカキ、おれ……自分のポケモン自体持つの初めてだからさ。おれのガードになりそうな草タイプのポケモンって何があるか知らねーかなぁ?』
カキ『それなら。フシギダネがおススメだぜ、確かサトシから聞いた話なんだが。ハナダシティに当時旅をしていた女性のポケモントレーナーがいるらしいんだよ!』
レオナ『待って。確かこの女の子、あたしに勝らないとも言えないかなりのお転婆なお嬢さんよ!』
カキ『あっ! れ、レオナ王妃!!』
ポップ『………。どっちが鈍感なのやら(汗)』
レオナ『全くだわ……(汗)』

その近くをレオナと共に新婚旅行がてらで旅をしていた頃、アローラスクールに通うマオに偶然会ったんだよな。
その他にもマーマネやスイレンに出会い、コイツらからサトシの事やゴウの事などを沢山教えて貰った事があったんだよな。
特にマーマネの所持ポケモン・トゲデマルは雌のポケモンだと聞くまでは、俺たち2人の方がかなり驚いた位だ。

【現在:FF7の世界 伍番街スラム スラムの教会】

『ググググググ…… パラパラパラパラ……』

ケフカ「くっ。唯の目立たない大魔道士様かと思ったけど、面『白』い! 中々やるじゃないですかぁ!!」
ポップ「くそっ! ベタンを直撃しただけで、あまり効いてねーとはよ!!」
ヒュンケル「(ばんっ)ポップ!!」
レイ「止めろ。戦士さんよ!」
ヒュンケル「何故だ。どうして俺を通さないと言うんだ、レイ!」
レイ「今ポップセンセはアイツを止めようと必死なんだ。この場でアンタが加勢しちまったらこれまで俺を守って来たポップセンセの努力が無駄になってしまう。」
ヒュンケル「ぐっ。し、しかし……」
アルビナス「ヒュンケル。此処は黙って彼の戦いを見届けるのです」
ポップ「アルビナスさんよ。俺に万が一の事があっても、フシギバナとレイを宜しく頼むわ!」
アルビナス「……。それが、アナタなりのアバンの使徒としての最期という事ですね。」
ヒュンケル「よせっ!! 寄さんか、ポップ!!」
ポップ「………ッ!! こうしてお前たちを守るのは、あの時以来になるよな………」
ヒュンケル「…………ッ!!!」

だが、俺としては耐えられない。
バランの時でもおれはお前を守る所か、逆にお前に命を救われたんだ。
何とかしてアルビナスの静止を無視しながらもポップの元へ向かおうとした瞬間、何処からかドルオーラが繰り出されたのだ。
これはバランの………、いや。ダイの力か!

『ガシッ』

ポップ「………?」
???「全くもう。おれが来るまでこんなボロボロになってまで無茶するなんて、本当に大馬鹿者みたいだね。ポップ」
ポップ「へっ! ………おっせぇよ、お前」
ダイ「あはははっ。悪い悪い!」
ケフカ「ふんっ。こんな時に選手交代ですか、どいつもコイツも気に入りませんねぇ〜!!」
黒崎一護「ダイ。お前の大切な友人は俺たちが責任を持って見てる、絶対に負けんじゃねぇぞ!」
コハル「ダイ。危なくなったらちゃんと退いてね?」
ダイ「ああ。分かった! さあ来い、ケフカ!」
ケフカ「いいでしょう。まずは勇者様から皆殺しにさせて頂きますよ〜♪」
ダイ「来いケフカ、おれが相手だ!!」
ポップ「全く……。ダイの奴………、無茶しやがって………」
竈門禰豆子(ネルさん次元)「駄目ですポップさん。無理に動いたら行けません!」
ドクター(ネルさん次元)「うむ。ひとまずこの先にあるであろうエアリスの家に向かおう!」
ルイージ(ネルさん次元)「うん。ドク兄さん!」
ポップ「待てよっ。このタイミングで退却すんのかよ、おいっ!!」
コハル「もうっ! いい加減大人しくしてったら。ラリホーマ!」
ポップ「ZZZZZZ………」
レイ「助かった。このままじゃ俺の不注意でポップセンセーを失うとこだった。」
ゴウ「いや。その前にお前たち2人には言いたい事が山程あるんだ、話はそれからだ」
ヒュンケル「………。ゴウ………」

しかし別次元から来た世界の者とは言え、禰豆子は太陽自体を克服していたとはな。
俺は結局デデデ大王に肩を貸して貰い、ツォンが言っていたエアリスの実家に向かう事になった。
道中敵との遭遇はありつつも、それでもコハルは全体化によって強化された黒魔法・サンダガを全体に繰り出す。
今ではコハルは「サクラギコハル」ではなく、「黒崎コハル」に変わっているからな。
ふっ、一護も一護で彼女の勇敢な一面に惹かれたかも知れないと俺はその場で悟ったのは内緒の話だがな。

79話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.102 )
日時: 2022/08/26 21:26
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第79話「意外な救世主、登場」

【FF7の世界 伍番街スラム スラムの教会】

ケフカ「そらっ! ほらほらほらっ!!」
ダイ「………。がはっ!!」

駄目だ、コイツの闘い方はまるでかつてのヒムみたいだ。
何でか分からないけど、シグマとコイツみたいに回避が結構早いんだよなぁ。
すると追撃が来ると覚悟した瞬間、マイティガードで俺に向けられたダメージを凌げる事に成功したんだ。
その背後にはタツナとミソウの双子が、おれの近くにいたんだ。

タツナ「大丈夫かダイ。俺たちも加勢するぜ。」
ダイ「タツナ。さっきのマイティガードは君たちがやったのかい?」
ミソウ「違う。あれは私やタツナじゃない。クイーンのような立場をしたあの女がやったんだ。」
ダイ「チェスのクイーン………、それってまさか?!」
アルビナス「大丈夫ですか勇者ダイ。今回復しますよ」
ダイ「君は、アルビナス」
ケフカ「ふぅ〜ん。ピンチに陥った勇者を救う者たちですか、臭い……青臭い!!」
ミソウ「覚悟しろ道化野郎。お前はシュウと親しくしてくれたコイツを沢山痛め付けた。そんなお前を私は許さない。」
タツナ「ああ。ポップセンセーの大事な身内を傷つけるとは最低だな。俺たちがそのお礼を倍にして返してやるぜ。」
アルビナス「双子たちよ。あなた方も無理は禁物です!」
ミソウ「分かっている。行くよタツナ。」
タツナ「ああ。行くぜミソウ。」
ダイ「……。アルビナス……、タツナたち」

この場にシュウがいたら、今までの自分が恥ずかしいという気がするんだよね。
此処からは竜闘気ドラゴニックオーラを全開にし、一旦高いとこまでルーラで飛んで行く。
するとアルビナスはおれがしようとする事を悟っていたのか、地上にいるタツナとミソウを遠ざけたんだ。
これで最期の力だ……、頼む! おれの中に眠るドラゴンの力よ。
おれは誓う、この場にいる大切な仲間たちを助けたい!!

アルビナス「………ッ!!!」
タツナ「なあアルビナス。あの構えは一体何なんだよ。」
ミソウ「この闘気オーラ。今まで感じた事がない気配がする。」
ケフカ「ギョッ! ま、まさかっ!!」
ダイ「食らえ〜。これがおれの全身全力を掛けた究極の魔法・ドルオーラーーーーー!!」
ケフカ「うっっっ、うっそ〜ん!!!」
タツナ「やった。やったぞ。ケフカを倒した。」
ミソウ「凄い凄い。お前。見直したぞダイ。」
ダイ「……………」
アルビナス「………ッ!!! 勇者ダイ!?」

もしや、一気に秘めた力を解放したせいでしょうか。
それ程までに、あの時私と戦ったマァムを守るために………この一撃に賭けたのでしょうか。
この状態になっていると言う事は、勇者ダイはもう………消える前兆と言うことになりましょう。
するとタイミングよく背後の扉が開き、私が言っていた人物が真っ直ぐに勇者ダイの元へと駆け寄ります。
これは……恐らく最期の瞬間まで2人きりにした方がいいかも知れませんね、今は彼女なりにそれが賢明な判断と言ってもいいでしょう。
さあ双子たちよ、アナタ方も私と一緒について来なさい。
そして竜騎将・バランよ、どうか最期の最期までこの若き2人の男女を空から見守り下さい。

80話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.103 )
日時: 2022/08/27 06:16
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第80話「仲間たちを守る光へ、ダイの決意 前編」

【忘らるる都 祈りの祭壇】

『カツカツカツカツカツ…… スッ……』

ダイ「……。やっぱり、おれの最期になるかも知れないこの場所に……古代種の都に………おれはついに来てしまったんだね……」
ヒュンケル「ああっ………、そうだな………」
マァム「…………」
ダイ「へへっ……。まるで、あの時みたいだよね………。ねえマァム、あの時おれやポップと初めて合った魔の森を………。あの場所を覚えているかな………?」
マァム「ええっ……。忘れるものですか!」

当時の私は武闘家になる前の頃で、回復能力は母のレイラ 力は亡き父・ロカ譲りその物を自覚してない頃だったの。
ダイはしっかりしていたけど、出会ってすぐにポップが最低な事をしていたのを思い出したわ。
それでも私はダイについて行く、彼らもアバン先生の使徒なら力になって上げたい。
そう決意した事があって、それ以降に私は母の口からダイたちと行って来なさいと言われた事があるわ。
その道中でクロコダインとも何度か闘い、それから次の場所でヒュンケルに出会ったのよね。

『ポタポタポタ……… ギュッ………』

ヒュンケル「マァム……?」
マァム「ダイ。バルジ湖の時はごめんなさいね、アナタにはレオナを助けると言う目的があったのに……私は………私は………ッ!!」
ダイ「大丈夫………。バタックさんも………そう言っていたからね………。マァムのお陰で自分たちは………全滅になっていたって………」
ヒュンケル「もういいっ。喋るな、ダイ!」
ダイ「………。ヒュンケル………」
ヒュンケル「頼む。踏ん張れ……、最期まで踏ん張ってくれ………」
ダイ「………。それは………出来ないかな……。バーンパレスの時………みたいに………、父さんの時………みたいに………おれにはもう………助かる見込みは………ないみたい………」
ヒュンケル「………ッ!!!」

まさか、ポップや俺たちを守る為にダイは闘ったのか!
だからポップは何とか難を逃れ、今はエアリスの実家で傷の手当てをしているのか。
その現場に姫に代わって、艦これメンバーの加賀と赤城が力を尽くしてポップを治療しているらしい。
そして、何も知らない天龍たちにも事の経緯を説明したとか。

【伍番街スラム エアリスの家 リビング】

コハル「あの。ダイ君は私たちの為に……」
???「いいえ。あなたが何を言いたいのかは理解出来ますよ、コハルさん」
コハル「えっ?!」
赤城「この負傷した彼に変わり。あのカオス軍の幹部・ケフカを小さな勇者が奇跡を起こしてくれましたからね!」
黒崎一護「…………」
天龍「どうしたんだよお前ら。そこはもっと喜ぶべきじゃないのか?」
ダミ「うん。本当なら僕や皆も君の言う通りに素直に喜びたい所なんだけど。さっきからね。炭治郎君がキミたちに何かを言いかけているみたいなんだよねぇ〜。」
竈門炭治郎「……………」
深月フェリシア「なあ炭治郎。ダイは本当にもう、助からないって言うのか?」
竈門炭治郎「はい。残念ながら、そうなるでしょう………」
睦月「そんなぁ。それじゃあ何とかならないにゃしぃ?」
竈門炭治郎「いいえ。今向かった所で、既に無理なんですよ!」
加賀「炭治郎さん。何かあったんですか?」
竈門炭治郎「……。俺たちがそこに行かなくても、ダイ君はもう………助からないんです!」
艦これメンバーたち『…………ッ!!!』
吹雪「どう言う事。もしかして、ダイ君はもう………」
夕立「夕立にも何か感じるっぽい。既にダイの意識が、少しずつ弱くなって来ている感じがするっぽい!!」
加賀「ええ。だからこの場にいる我々の代わりにマァムさんとヒュンケルさんが立ち合わせているんです、残された我々が彼の死を無駄にしない為に!!」
レイ「そんな。嘘だと言ってくれよ。ダイ。」
ノヴァ「いや。それらを含めて、炭治郎は初めから感じていたんだ」
吹雪「君は? 初めて見る顔だね」
ノヴァ「僕はノヴァ。人呼んで北の勇者」
暁美ほむら「此処にいる彼が北の勇者だとしたら。今マァムさんたちが立ち会っているであろうあの少年こそ、南の勇者って事になるわね」
七海やちよ「つまり。2人の勇者が存在する中、今逝ってしまいそうなこの小さな気配は南の勇者・ダイって事かしら。」
暁美ほむら「そうね。彼はアバンって人の最後の弟子でありながらも、ドラゴンの騎士の後継者でもあるわ」
赤城「それって……?!」
竈門炭治郎「…。実は俺、その話をいつか加賀さんたちにしようと思って此処何日か間……伝説の勇者・アバンさんが残してくれた書を少しずつ読み続けていたんですよ」
ゴウ「そう言えば。決戦の地に向かう時、この本も形見として持って行った事があったんだよなぁ」
ポップ「ああ。あの闘いこそ、俺たちにとっては本物の戦場その物だったからよ……」
竈門禰豆子(ネルさん次元)「ポップさん。知っていたんですか?」
ポップ「まあな。その先生が書き記していたアバンの書はさ、マトリフ師匠が肌身離さず持っていてくれた大切な本らしいんだよ」
艦これメンバーたち『へ〜………!!』

くそっ、俺だってこんな体勢じゃなかったらルーラでダイのとこに行けたけどよ。
それでも嫌と言う程に感じちゃうんだわ、ロックから感じる痛い視線がよ。
そのロックを今は、まどかといろはが精一杯宥なだめてくれている見てーだけど。
コイツが俺に対して怒っている本当の理由は、何故ダイをその場に残してのうのうと帰って来たかと言う事その物なんだよなぁ。

BGM設定:FF8よりTell Me

『スッ………』

加賀「ポップさん!」
ポップ「何スか? 加賀さん。」
加賀「ポップさん。ユライシャ号サイドにいるレオナ王妃さんが、あなたに代わって欲しいと言っていますが……」
ポップ「…。俺、こんな状態だから受け取れませんよ……」
夕立「大丈夫。夕立といろはちゃんが付いているっぽい!」
たまきいろは「うん。少し痛むかも知れないけど、私がポップさんを支えていますから心配しないで下さい!」
ポップ「……。そんじゃあ、お言葉に甘えて頂きますかね!」
環いろは「はい。お任せ下さい、ポップさん」
環うい「あっ。待ってお姉ちゃん、私も手伝うよ!」
環いろは「うん。ありがとう、うい!」

そうか、夕立は艦これメンバーの1人だけど。
こうして負傷者である俺の為に、優しい行動をするんだな。
すると加賀さんから託されたスマホの画面にある電話機能からスピーカー音に切り替わり、この場にいる皆に聞こえるように経緯を少しずつ語り始める。
先の闘いで俺がケフカに寄ってダメージを負われた事、そのケフカを俺に代わって幼馴染のダイが倒してくれた事までの経緯を話した。
しかしそれとは違う意味で、おれは涙を堪える事に必死だったのは情けねー話だけどよ。

81話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49