二次創作小説(新・総合)

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戦士たちの愉快な日々3
日時: 2022/10/19 08:15
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんにちは、初めての方は初めまして。
女剣士と言います。
前作のお話が無事に完結したので、新しいスレッドを立ててみました。

今回の主役は、ドラゴンクエスト ダイの大冒険より主人公・ダイとFE 蒼炎の軌跡からアイクです。

始まりの舞台は、カントー地方のマサラタウン。
12歳の期待の勇者・ダイはその日、初心者用ポケモンを貰うことになります。
深く悩む彼に、もう1人の主人公・アイクはダイにある助言をします。

注意事項は前作に書いてありますので、よく読んで下さい。

第1章:仲間たちとの再会>>1-67
第2章:仲間を守る為の力>>68-132
第3章:お帰り、ポップ>>133-190
第4章:仲間たちの新たな決意>>191-226
第5章:避けられない運命>>227-

182話>>228
183話>>229
184話>>230
185話>>231
186話>>232
187話>>
188話>>
189話>>
190話>>
191話>>
192話>>
193話>>
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197話>>
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200話>>
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206話>>
207話>>
208話>>
209話>>
210話>>
211話>>

〜コメントしてくれた読者様〜
さくら餅さん>>7
にんふぃあさん>>127
らるさん>>166

〜コメント返し〜
さくら餅さん>>8
にんふぃあさん>>128
らるさん>>167

登場人物紹介
キャラ紹介>>107 >>108
リクエスト応募>>94
作者とキャラたちの雑談会>>67
家族一覧
第5章で追加される登場キャラ一覧>>
簡単なあらすじ紹介>>98 >>132 >>190 >>226
ネタ紹介>>143
味方キャラ紹介
敵キャラ紹介
主なCP表>>33
作者流のBGM設定>>22
作者からのお知らせ>>9
作者の呟き>>48
今後の展開と状況>>6 >>31 >>85 >>95 >>181 >>196 >>206

〜ゲストキャラ提供者〜
ネルさん作:カオスな日常〜大丈夫ではない〜より

・ドロッチェ
・ドロシア
・ドロッチェ団

ベリーさん作:ポケモン二次創作 最期の足掻きより
※こちらの作品は≪ポケモン二次創作 最期の足掻き本編とは一切関係ありません≫

・シュウ
・リゼ
・タツナ
・ミソウ
・レイ
・ユウ
・ダミ

〜取扱ジャンル〜
ドラゴンクエスト ダイの大冒険/クロノ・トリガー/スマブラシリーズ/フルーツバスケットシリーズ/ポケモンシリーズ/半妖の夜叉姫など

スレッド誕生日:7月14日

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.34 )
日時: 2022/07/28 08:59
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第25話「休息中の主なスケジュール」

【カール城 会議室】

『パサッ』

???「ふ、フローラ殿! このトーナメント形式は一体?!」
フローラ「これは…。かつてナミたちONE PIECE組が執り行ったバトル会場を再現した物です!」
クロコダイン「うむむむむむ……」
ナミ「要するに。その日に合わせて誰が誰のアシストに行くのかが重要と言う訳か…」
フローラ「そうです。しかし敵側も自身の力を身に付けて再びこちらに攻めて来る可能性があります、そのまとめ役として誰が我々のリーダーに相応しいのかを決めて頂くためのトーナメント式です!」
ゴウ「成程な。まずは第1試合の場所がシロップ村の近辺なら、マサラタウン育ちのサトシにとっては打ってつけの場所になるな」
アラン「ああ。そして1回戦を突破した者が第2回戦 3回戦と順調に勝ち進んで行くと、想い人や友人との戦いになる可能性が高いだろうな。」
シュウ「それならさ皆。各自が競わず、呼ばれなかった人を応援席にしようよ!」

そうだよな、だからと言って俺は嫌だぜ。
確かに敵さんの事を考えると闘わなきゃならねぇって気持ちにはなるが、味方同士で闘うのは性に合わない。
それにおれやレオナは1年前に夫婦になったばかりだから、それ以外の奴らに託したい。
それを初めから察していたのか、ヒュンケルの野郎とナルト サスケさんがこちらに来たんだ。

ポップ「な、なんだよ……揃いも揃って」
ヒュンケル「ポップ。確かにお前の考えはオレにも痛い程分かる、しかし…これはあくまで事前試合なんだぞ!」
ポップ「だからなんだよ。万全の体勢で挑まなきゃならねーのに、こんな事前試合をやってる暇なんかねーんだよ!」
ヒュンケル「…。それは……、姫を想って拒んでいるのか?」
ポップ「ああ。その弱さのせいであの頃俺はダイを守る為にあのような行動に出ちまった、だからこそ! これ以上レオナの前でカッコ悪い姿を見せたくねーんだよ!」
ヒュンケル「……。ポップ………」
うちはサスケ「ポップよ。お前の言い分は痛い程理解出来る、しかしフローラ殿はそんな生半可な気持ちでそう仰った訳ではないんだ!」
うずまきナルト「そうだ。オレも一時期サスケを取り戻す為に力を身に付けていた事もあったからよ、好きな人でもある彼女を想うお前の気持ちも分からなくはないんだ!」
ポップ「…………」

ミナカトールの儀式の最中、俺だけ中々光らなかった事があったんだよな。
レオナやダイ ヒュンケル マァムの印は光っていたのに、俺だけが光らなかった事がある。
フローラ様の言うように、あの時は俺自身に問題があった。
でも、ザボエラに殺されかけた時……メルルが俺を庇ってくれたんだよな。
だからこそ、あんな想いをするのはもう嫌なんだよ!!

ポップ「……。気休めはよしてくれよ、ヒュンケルやレオナならともかく……何も知らないアンタらに俺の何が分かるって言うんだよ?!」
???「ポップくん!」
ポップ「…………ッ!!!」

『タッタッタッタッタ バチーン』

ロック「ちょっ、レオナ王妃?!」
タツナ「うっ、嘘だろ?!」
ポップ「…………」
レオナ「ポップくん。一緒にマザードラゴンがいる祭壇に行った時約束してくれたでしょ? どんな時でもあたしを君が守るって!」
ポップ「…………」
レオナ「……。ごめんなさい、でもね…。あたしはこれ以上ポップくんがあたしの見えない所で傷つく姿を見たくないの!!」
ヒュンケル「………ッ!!!」
クロコダイン「ひ、姫っ?!」

『ガバッ』

BGM設定:FF7よりエアリスのテーマ

ポップ「れ、レオナ?!」
レオナ「ごめんなさいポップくん。君はそれをずっと1人で抱えていたのにも関わらず、あたしは君を''あの時''みたいに叩いてしまったわ!」
ポップ「いいんだよレオナ。俺だってあの時は悪かったんだからよ…」
レオナ「…………」
ポップ「……? レオナ?」
レオナ「あのねポップくん…。あたしはね、頑張って闘う君の姿が凄く好きなんだよなぁ」
ポップ「……。しょ〜がねぇなぁ〜、そこまでレオナに言われたら断れなくなっちまったよ♪」
レオナ「ポップくん………」

そう、あの時は君に背中を押して貰ったから。
今度は君の背中を、あたしが押そうと前々から考えていたの。
他の皆がいる前でこのやり取りは流石に恥ずかしいかも知れないけど、いつかルドマンさんがあたしとポップくんにこう言っていたわ。
これから何処かへ向かうにしろ、2人夫婦仲良くして行きなさいと!
その為にもあたしだって彼を守りきれるように、少しでも力にならなきゃ行けない。
これ以上君があたしの為に背負わなくて済むように、あたしが君を支えたいの!
だからポップくん、君と闘う相手がマァムの時は迷わずにあたしをアシストとして選んでね。

26話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.35 )
日時: 2022/07/28 22:55
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

此処で、味方軍と敵軍のメンバーを募集したいと思います。

ジャンルはONE PIECE NARUTO BLEACH ポケモン ぷよぷよテトリス カードキャプターさくら クリアカード編内からです。
※ちなみにポケモンはアニメ版の新無印 DP 無印の中からで、お願いします。

名前:
応募したいキャラの名前:
味方か敵か:
何の作品からか:

以上です。
最低でも敵軍は5人欲しいですが、味方軍ももう少し欲しいので皆さんからの応募を宜しくお願いします。

本編26話に続きます。

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.36 )
日時: 2022/07/29 07:46
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第26話「パプニカ王国の若き王、ポップの覚悟と強き志の決意」

【カール城 ポップの部屋】

『バタリッ』

???「……。また、泣かせしまったな……」

ダイの時も、いつぞやのバーンが言ってたっけ。
ドラゴンの騎士とは、女を不幸にする生き物だなと。
冗談じゃねぇ、おれだってかつての頃は大魔道士の端くれだったかも知れないけど…今は好きな女がいる国を収める王様なんだぜ。
闘う王様って奴に1度はなりたいと、あの頃は強く願っていた事があったなぁ。

『コンコンっ』

???「ポップ。休憩中の所済まない、ロックとレイとタツナとリゼがアンタに話したい事があると伝言を預かって来た」
ポップ「おれにか?」
ヒュンケル「ああ。少し待つように言ってしまったが、おれが代わりに断って置こうか?」
ポップ「いや。大丈夫だ、今誰を俺のアシストにするべきかを考えていた所だったからよ! 支度してから行くって、ロックたちに伝えて置いてくれないかヒュンケル!」
ヒュンケル「分かった。あの4人は会議室で待つと言っていた、その分はお前に代わって俺がレオナ姫の護衛をするから心配は無用だ」
ポップ「…。分かった、レオナの事は任せたぞヒュンケル!」
ヒュンケル「ああ。お前が不在の間は、俺がしっかりと姫の護衛をしておくから心配するな!」
ポップ「ああ。じゃあ、ちょっくら行ってくりゃあ!」

確かに昨夜レオナはおれを抱き締めたままこう言っていたな、闘っている時の俺が凄くカッコ良くて好きだと。
へへっ、それは散々俺を見下していた罰が彼女に下ったかも知れないな。
もう、好きな女の前で情けない姿を見せるのはこりごりだ!
サスケ……そして七代目の火影よ、あの時はどう受け入れたらいいか分からなかったんだけどよ。
今ならよく分かるぜ、あの言葉自体はアンタらなりに俺をいたわってくれたんだと。

『タッタッタッタッタッタッタ…… バァァン』

ポップ「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」
4人『ポップ(先生)!!』
ポップ「悪ィ悪ィ。遅くなっちまったな……」
ロック「馬鹿。あんた自身が疲れているのに、無理して来なくても良かったんだぞポップ!!」
ポップ「ば〜か。おれはお前らが俺を呼んでいるとヒュンケルの野郎から聞いたから、こうして急いで駆け付けてきたってのに!」
リゼ「ですが。先生。」
レイ「つまり。ポップセンセーが此処にいるって事は。」
ポップ「ああ。始めるぞ、事前試合の作戦会議を!」
レイ「ああ。だが肝心のアンタがかなり息切れてるからな、少し休憩しようか。」
タツナ「だな。先生程じゃねぇけど俺も頑張って作って見たぜ。あのスピンオフ作品で先生とマリオが作ってくれたチョコレートクッキーをな。」
ポップ「そうだな。悪ィロック、話せるようになるまでケアルガを頼むわ!」
ロック「ああ、任せておけ!」

そう言いながら俺はロックに助けられつつも、タツナに指摘して貰った配置に移動する。
それ以前にロックは俺がぶっ倒れないようにしっかり支えながらも、俺が座るべき椅子に腰掛けた。
その反対側にロックとレイ、対面の席にタツナとリゼが腰掛ける。
まず俺から開始になるとしたら、最初に控えるのは恐らくマリベルかチウの野郎になるな。
対するマリベルの魔法力もかなり高く、今のおれが彼女と闘うと互角以上になりそうだな。

『トントントントントンッ』

ポップ「…………」
4人『う〜ん………』

BGM設定:FF8よりMy Mind

ポップ「要するに。今回の事前試合はおれからスタートになる、その為おれが闘う相手もその時によって決まって来る筈だな」
リゼ「はい。ポップ先生からの開始という事は、恐らくダイさんは2回戦かファイナルで待っている可能性がかなり高いでしょう!」
タツナ「成程。これは面白い展開になりそうだな。」
レイ「いやリゼ。いくらポップセンセーが勝ち上がったとしても、ダイと直接対決になるかどうかは分からないぞ。」
リゼ「…………」
ロック「ああ。もしかするとそのファイナルには、俺になる可能性が確実に高いだろう」
レイ「いや。確実以前にその可能性は十分にあるような気がしますが(汗)」
ポップ「確かにな。そうなると俺のサポートしてくれるメンバー内で言うなら、クロコダインのおっさんは絶対に外せないな」
レイ「確かに。最近のあのワニのおっさんはお前さんの力になろうと自身の力を強化しているからな。」
タツナ「そうだな。後はポップ先生の体力とかを回復する人が最低でも2人位はいないとキツいぞ。此処はチョッパーとレオナセンセーが確実に適任になるんじゃないか?」
ポップ「……。多分だけど、最終的にはそうなる気がするんだよなぁ〜」

確かにレオナは前々からずっと俺に言ってたんだよな、いつか俺から開始になった時は俺の側で役に立ちたいと。
チョッパーのリミットレベルをパッと見た所、レベル3が最強の技・ロゼオになっている。
あの技を以前新婚旅行がてらで立ち寄った時は、あの頃の倍以上にレベルアップしていたからなぁ。
その他にも別のリミットレベルに応急処置があるから、こいつは絶対に必見になりそうだな。
後もう1人か2人位俺のサポートに入れるなら、蒼炎アイクかエアリスのどちらかだろう。
もし蒼炎アイクにするなら、恐らくリミットレベル3が大天空の可能性が十分に高い気がするからな。
逆にエアリスにすると、星の守護がリミットレベル3 邪気封印と癒しの風かケアルがリミットレベル1になりそうだ。
う〜ん、ロックが待っていると言うファイナルまで行くからにはやっぱエアリスの力は必要になって来るかな。

27話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.37 )
日時: 2022/07/29 20:28
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第27話「お互いの決意 ロクエア編①」

【テラン跡地 竜の神の祭壇】

『〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪』

???「…………」

もしエアリスがポップのアシストをすると言い出したら、俺は全力で対処しなければいけなくなってしまうのか。
強い者が勝つ、弱い者は立ち去る。
それが弱肉強食だと、オリヴィエ将軍閣下は言っていたな。
あ〜話したい、でもエアリスの前だと俺は俺自身の心を鬼にする事が出来ないぞ!

『シュタッ』

???「久しいな、ロックよ!」
ロック「オリヴィエ将軍閣下…」
オリヴィエ「ふん。貴様の様子を見るからには、直に開かれるであろう事前試合の事であろうな?」
ロック「…。ポップから開始になったら、ファイナルで俺…いえ私と当たる確率があるんです」
オリヴィエ「成程。貴様の想い人がポップのアシストを任される可能性があるからと、悩んでいるのか」
ロック「………」

俺はエアリスをずっと見てきた、幾多の闘いの時でも。
何度でもエアリスは俺を窮地から助けてくれた事もあったし、瓦礫の塔が壊れてしまう時だって。
迷わずに俺を助け出してくれたのは、凄く嬉しかった。
助けられた後、飛空艇の中で俺は彼女に話したんだ。

【回想:FF6の世界 飛空艇ファルコン 甲板】

『ガバッ』

ロック『エアリス?』
エアリス『ねぇロック。これだけはわたしを信じて欲しいの』
ロック『何だ?』
エアリス『あのね。1度でいいからわたし、ポップを助けて上げたい!』
ロック『なっ、何で?! 俺が君と一緒じゃ不服なのか?!』
エアリス『違う。違うよロック! でもね、彼は彼で苦しんでいるの! ロックと同じ位に、沢山…沢山苦しんでいる気がするんだ!』
ロック『エアリス……』
エアリス『別に今生の別れとかじゃない。それにわたしは、今もロックを愛してるの』
ロック『ああ。その時が来たら、君の全力を俺が受け止めよう!』
エアリス『ありがとう。その時は、悔いのない戦いをしよう、ね?』
ロック『ああっ!』

それは、表向きの決意だった。
だけど本当は、例えエアリスの望みでも俺は君を倒す事は出来ない。
確かにポップには人にも言えない鎖がいくつかあると、俺にも嫌でも痛感させられる。
今更返事を変える事は出来ないかも知れないが、だからって練習試合でも俺はエアリスを傷付けたくない。

【現在:テラン跡地 竜の神の祭壇】

『バンッ ガラガラガラバターン』

ロック「出来る事なら……、何であんな風に強く願ったのかと凄く後悔したい…」
オリヴィエ「確かに。貴様の言う事には私も一理あるぞ、ロックよ」
ロック「じゃあ……「但し!」えっ?」
オリヴィエ「これはあくまで私の推測だが。この事前試合を行うには、もう1つの理由があるのだ!」
ロック「それって、ダイとマァムを失わずに済むからって事かい?」
オリヴィエ「そうだ。だからこそ、ポップやレオナ殿は我々の為にこの計画を提案したのだ!」
ロック「…………ッ!!!」

そう言う事だったのか、ポップ。
そこまでしながらも、新たな犠牲者を作らずに済むと思って今回の事前試合を計画したのか。
もし俺がその事前試合に勝ってしまったら、迷いもなくダイたちを見殺しにしてしまう所だった気がするよ。
本当に俺は何で、何年経ってもこんなにも心が弱いんだろうな。
ごめんなエアリス、こんな姿を愛する君の前で見せたくないんだ。
だから今は、今は将軍閣下と一緒にいる事を許して欲しい。

28話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.38 )
日時: 2022/07/30 07:13
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第28話「事前試合開幕。inポップ編」

【ONE PIECEの世界 ヒッコシクラブのステージ】

???「ポップよ。相手はマリベルだ、油断はするなよ」
ポップ「ああ。こっちだ、来てみろマリベル!」
マリベル「ふふんっ。いい覚悟ね、でもあたしを相手に後悔すんじゃないわよ?!」

やっぱり、狙い通りの展開だったな。
最初の1回戦にチウかマリベルが現れていたから、ポップは悩みもしなかった。
もしポップが最初の1回戦でマリベルに勝てば、次に闘うのはサトシかダイになるだろう。
あの後ポップのアシストの残り人枠は、ゾロに決まったみてぇだからな。
ゾロを選んだ理由、それは少し遡るんだよなぁ。

【回想:カール城 ポップの部屋】

ポップ『なあゾロ、聞きたいことがあったんだけどよ!』
ゾロ『何だっ?』
ポップ『何で当時幼馴染にそっくりだった、たしぎ少尉が今も苦手なんだ?』
ゾロ『気にくわねぇんだよ。あいつの存在自体見てるとよ…、どうしても昔死んだ''あいつ''を思い出してしまう』
ポップ『……。詳しく聞かせて貰おうか、あんたとくいなって子の関係を』
ゾロ『俺にとって、くいなは幼馴染であり…ライバルだった…。だが幼い俺はいつもあいつに勝てず、何度も立ち向かっては負けの繰り返しだった…』
ナミ『(部屋の前の戸にて)珍しいわね。ゾロがポップの部屋にいるなんて』
ルフィ『……………』

あの時、俺とナミは聞いてしまったんだ。
中々眠れなかったと言うポップの元に、ゾロが向かって行く姿を目撃しちまったから俺たちは後を追って行ったんだ。
そして、当時の事件をゾロはポップに話していたんだよ。
何でなんだよ、何でそれ自体俺たちに打ち明けてくれなかったんだよ!

【現在:ONE PIECEの世界 ヒッコシクラブのステージ】

BGM設定:ONE PIECE グランドバトル2よりアラバスタツアーズ

ポップ「くっ! 助けてくれ、エアリス!」

『バンッ』

エアリス「悪い子にはおねーさんがお仕置きしてあげる。大人しくしなさい、マリベル!」
マリベル「………ッ!!!」
ポップ「サンキューエアリス、助かったぜ!」
ナミ「(観客席側では)…………」

成程、体力ゲージの方を見るとポップの方がマリベルより優勢ね。
先程唱えたエアリスの邪気封印は、リミットレベル1だったと言う訳だ。
現在ポップのリミットレベルは5、まだまだ味方召喚が出来るチャンスだわ。
するとポップはマリベルが制御出来ないと予測し、自身の最強の技・メドローアをぶつける。
まるでゾロが放った三千世界を思い浮かべるかのような殺意で、身動き出来ないマリベルに向けてメドローアを繰り出しKOさせた。
中々面白いバトルだったわよポップ、お疲れ様。

【グランドバトル2の世界 選手控室】

『ガタッ』

ポップ「ふぅ〜、何とか初戦は突破出来たな!」
???「お疲れ様です、ポップさん!」
ポップ「お〜スモーカー准将さんにたしぎ少尉、応援ありがとよ!」
スモーカー「ああ。先のお前の闘いは見事だった、あの闘いでお前はあの娘が繰り出す煉獄の火炎を直撃しないように古代種の娘をアシスト召喚したのだな?」
ポップ「ああ。マリベル自身に関しちゃあそいつが最後の切り札だったからよ、もしエアリスを呼び出さなかったらマジで負けていたわ!」
スモーカー「……。確かにそうだな……」
たしぎ「あっ、見て下さいポップさん! 次の対戦相手が決まりましたよ!」
ポップ「……。ダイは青色、赤色にはMr.3か……」
たしぎ「はい。ミス・オールサンデーから聞いた報告に寄りますと、Mr.3にも3人の直属の部下がいるそうです。その中でも特に危険なのが、ミス・ゴールデンウィークの繰り出すカラーズトラップでしょう!!」
スモーカー「アレか。絵の具を使って3種類に分けるという奴か」
ポップ「…………」
たしぎ「ポップさん………」

BGM設定:FF7よりシドのテーマ(別名:ポップのテーマ〜長く抱いていた自身の夢への終止符との決着〜)

ポップ「だからって、おれはこのまま立ち止まるつもりはないぜ!」
スモーカー「そうだな、お前はそういう男だからな。ポップよ!」
ポップ「へへっ。まさか、''この世界''でダイと闘える日が来るなんて夢にも思わなかったぜ…」
たしぎ「はい。私たちとしても、どれだけ待ち侘びていた事でしょう!」
ポップ「…………」
スモーカー「……。かなり緊張しているように見えるが、大丈夫か?」
ポップ「どうだかね。だがよ、赤いレーンに現れたMr.3の奴に比べたらまだまだせいせいする方だわ!」
スモーカー「……。やはり、あの''能力''その物か?」
ポップ「ああ……。マジで厄介そうな技名だよなぁ、そのカラーズトラップは!!」
スモーカー「ふんっ。だがポップよ、お前が戦うべき相手は既に決まっているんだろ?」
ポップ「ああ。俺が次に戦うべき相手は……、あの時から長く一緒に旅をして来た頃から相棒だったダイさ! 悪ィんだけどスモーカー、あんたの力を使わせて貰うぜ!」
スモーカー「ああ。オレとて現海軍本部の准将としてお前の役に立てるよう、精一杯努力してみせるさ!」
ポップ「へへっ。決まりだな、たしぎ。悪ィけどフリオに事情を話して''アレ''を持って来てくれないか?」
たしぎ「はい。アレですね、分かりました!」
スモーカー「………」

成程、次なる戦いの前に体力自身を温存しようということか。
確かにこの男のストーリーでは、もしMr.3を選んでしまえば戦場の舞台がリトルガーデンになる事は間違いないだろう。
そして勇者ダイを選べば、かつて泥棒猫が拠点としていたアーロンパークになるだろう。
長年海賊共しか捕らえて来なかったオレがこうして初めて、大魔道士でありパプニカ国を束ねる若き王の側近に選ばれるとは。
これらもこれらで何かの縁だ、遠慮なくオレを使用するといいぞポップよ!

29話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪


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