二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

戦士たちの愉快な日々3
日時: 2022/10/19 08:15
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんにちは、初めての方は初めまして。
女剣士と言います。
前作のお話が無事に完結したので、新しいスレッドを立ててみました。

今回の主役は、ドラゴンクエスト ダイの大冒険より主人公・ダイとFE 蒼炎の軌跡からアイクです。

始まりの舞台は、カントー地方のマサラタウン。
12歳の期待の勇者・ダイはその日、初心者用ポケモンを貰うことになります。
深く悩む彼に、もう1人の主人公・アイクはダイにある助言をします。

注意事項は前作に書いてありますので、よく読んで下さい。

第1章:仲間たちとの再会>>1-67
第2章:仲間を守る為の力>>68-132
第3章:お帰り、ポップ>>133-190
第4章:仲間たちの新たな決意>>191-226
第5章:避けられない運命>>227-

182話>>228
183話>>229
184話>>230
185話>>231
186話>>232
187話>>
188話>>
189話>>
190話>>
191話>>
192話>>
193話>>
194話>>
195話>>
196話>>
197話>>
198話>>
199話>>
200話>>
201話>>
202話>>
203話>>
204話>>
205話>>
206話>>
207話>>
208話>>
209話>>
210話>>
211話>>

〜コメントしてくれた読者様〜
さくら餅さん>>7
にんふぃあさん>>127
らるさん>>166

〜コメント返し〜
さくら餅さん>>8
にんふぃあさん>>128
らるさん>>167

登場人物紹介
キャラ紹介>>107 >>108
リクエスト応募>>94
作者とキャラたちの雑談会>>67
家族一覧
第5章で追加される登場キャラ一覧>>
簡単なあらすじ紹介>>98 >>132 >>190 >>226
ネタ紹介>>143
味方キャラ紹介
敵キャラ紹介
主なCP表>>33
作者流のBGM設定>>22
作者からのお知らせ>>9
作者の呟き>>48
今後の展開と状況>>6 >>31 >>85 >>95 >>181 >>196 >>206

〜ゲストキャラ提供者〜
ネルさん作:カオスな日常〜大丈夫ではない〜より

・ドロッチェ
・ドロシア
・ドロッチェ団

ベリーさん作:ポケモン二次創作 最期の足掻きより
※こちらの作品は≪ポケモン二次創作 最期の足掻き本編とは一切関係ありません≫

・シュウ
・リゼ
・タツナ
・ミソウ
・レイ
・ユウ
・ダミ

〜取扱ジャンル〜
ドラゴンクエスト ダイの大冒険/クロノ・トリガー/スマブラシリーズ/フルーツバスケットシリーズ/ポケモンシリーズ/半妖の夜叉姫など

スレッド誕生日:7月14日

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.14 )
日時: 2022/07/20 22:11
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第11話「マァムの想い」

【テラン跡地】

『ズルっ………』

???「怖い……。このままじゃおれ、おれ自身じゃなくなってしまうよ」

この場所、前に来た事があったなぁ。
かつておれがこの場所で、ネガティブになりかけていた時があった。
あの時はポップがいてくれて、勇気を貰ったんだよな。
何で今更逃げてしまうんだよ、おれは。

???『それは、あなた自身が逃げているからよダイ!』
ダイ「マァム?」
マァム『忘れたの? 私の魂はあなたの中にいつもいるのよ?』
ダイ「……。でも怖いよ、おれには母さんの血が濃くて……このままじゃ父さんが残してくれた竜の血が勝ってしまう!」
マァム『ダイ。そんなあなたには諦めるって言葉がないのを、私は知っているのよ!』
ダイ「えっ……?!」

そうかも知れないけど、でも…おれはマァムに嫌われたくないもん。
父さんはおれには人間を変えていく力があるって自信満々に言うけど、そんなに凄くはないんだ。
だけど、やっぱり君がいないと無理なんだよマァム。
もう………、おれを置いて何処にも行かないでよ。

【カール王国付近】

フローラ「……。成程、確かにその作戦ならば勇者ダイを止める事が出来ます」
シュウ「じゃあ!!」
フローラ「ただし。それには彼自身の暴走を止めるしか、方法はありません」
ポップ「…………」

やっぱ、こうなるしかねぇんだよなぁ。
カール王国の女王様に会えば、ダイを正気に戻す方法を知ってると思っていたんだけどねぇ。
だからと言って、このままパブニカに帰る訳にも行かねぇんだ。
1日だけならとつい言っちまったが、もう少し延長するしかねぇ。
ダイを助け出し、何もなく完治出来たら……そん時はパブニカに帰らせて貰うからな!

12話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.15 )
日時: 2022/07/21 06:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第12話「2人の女性とケフカ、再び襲来」

【カントー地方 マサラタウン サトシの家】

『ギュッ……』

???「やはり。このまま一緒にはいられないか。」
レオナ「ええ。本当は私たちだって一緒にいたいけど、パプニカをこのままには出来ないわ」
ユウ「そうだね。今の君は一国の王妃様であって、ポップくんを支える素晴らしい女性だからね。」
レオナ「えっ?!」
ユウ「見ていて分かるんだ。君がどんな所で彼に惹かれたのかをね。」
レオナ「ユウ………」

あの頃はマァムが暫く離脱すると聞いた時、ポップくんの背中を押した事があったわ。
あたしがフレイザードによって氷漬けにされていた時も、ダイくんは決して諦めようとしなかった。
でも、その時にマァムは最初から何かに気付いていたの。
今の状況で闘ったとしても、フレイザードにかは全く敵わないと。
そうよ、他の場所で頑張っているポップくんの為にも……あたしが少しでも彼の不安を取り除かなきゃ行けないんだわ。

【キッチン】

『カチャカチャカチャカチャ…』

???「ねえトゥーン。君はこっちの世界にいる皆の事、どう思ってる?」
トゥーン(ネルさん次元)「どうって好きだよ。''この世界''の炭治郎兄さんとも、何度か剣の稽古とかで付けて貰ったりしているからね。」
ルイージ(ネルさん次元)「うん。僕もこっちの世界にいる皆は好きだよ、いい人たちばかりだからね。」
トゥーン(ネルさん次元)「うん。それよりルイ兄さん、ネスはどうしたの?」
ルイージ(ネルさん次元)「ああ…。さっき兄さんからネスに電話かかって来てね、今は2階で話しているんじゃないかな。」
トゥーン(ネルさん次元)「…。それってほぼ明らかかも知れないけど、もっと高みを目指したいのかなぁ。」
リゼ「確かに。もっと高みを目指すならそれが1番大切でしょうね。」
ルイージ(ネルさん次元)「君は、ベリーさんの所のリゼさん。」
リゼ「あなた方は何も知らないと思いますが。私たち''最期の足掻きメンバー''と彼らが率いる''戦士たちの愉快な日々メンバー3''の方たちとは以前共演した事があります。」
ルイージ(ネルさん次元)「僕たちだって数え切れない位沢山ありますよ。でもあの時は、2人の姫とアイツらが余計なことをするから嫌になっちゃうもん。」
リゼ「駄目ですね。そんな事ではこの先も強く慣れるか自体分かりませんよ。」
ルイージ(ネルさん次元)「…………」

う〜ん、分かってはいるけど。
何かリゼさんには強く言い返せないんだよね、僕は。
もしネスがこの場で僕たちとのやり取りを聞いていたら、かなり怒っているかも知れない。
彼はね、あの闘いからずっと一緒にいてくれる大切な仲間なんだ。

『タッタッタッタッタ…… ガチャっ』

???「ネルさんの所のルイージさん!」
ルイージ(ネルさん次元)「どうしたんだい透さん、そんなに息切らして」
本田 透「事情は後です。とにかく大変なんですよ、今この家自体から強力な殺気がただよって来ています!!」
ルイージ(ネルさん次元)「何だって?!」
草摩 夾「ああ。しかもこの馬鹿デカい気配は知ってるぞ、あの野郎がしつこく生きていたんだ!」
ユウ「待ってくれ2人共。そのケフカにもう1度勝てる保証はあるのかい?」
草摩 夾「ユウ。俺たちが今動き出さねーと怪我をしてるバッツとピカチュウはともかく、ティナを守れないじゃねぇかよ!!」
ユウ「だからだよ夾くん。此処は冷静になってちゃんと話し合わなきゃ行けないんじゃないかい?」
草摩 夾「くっ……。」
ユウ「私とてしがない''情報屋''の端くれだからね。こういう時こそ冷静になってチームを引っ張って行くのが私たちの役目じゃないのかい?」
草摩 夾「た、確かにそうかも知れないが……」
ユウ「要するにね夾くん。君たちの所の女神様がいつも言っていただろ、「敵を知る事が大事です!」て。だからね。相手がどんな奴だろうと、私たちは慌てない方がいいんだ。」
トゥーン(ネルさん次元)「駄目だよユウ姉。そんな悠長な事を言ってる場合でもないみたいだよ。」
リゼ「いいでしょう。ならばそれまででしたら、私が時間を稼ぎます。」
トゥーン(ネルさん次元)「あっ、リゼ姉!!」

経った今ユウ姉に言われたばかりなのに、無茶するんだからぁ〜。
本当はすぐ近くにいたヒュン兄にも頼みたかったけど、彼は両目を閉じたまま何かを察知していた。
あの時ポップ兄について行かなかった事を、今は凄く後悔しているんだよね。
もし闘いが長引けば長引く程、此処は安全ではいられなくなってしまうんだ。
ポップ兄がいたら何か案があるんだけど、こういう時はどうしたらいいのかなぁ。

13話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.16 )
日時: 2022/07/21 21:46
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

※ネルさん、ついにそちらのルイちゃんがあの力を使う回ですよ!!

第13話「大切な人にもう一度会いたい。元僧侶戦士・マァム、完全復活」

【カントー地方 マサラタウン サトシの家 客室】

???「お願い…。僕たちの為に誰も血を流さないで……」
トゥーン(ネルさん次元)「……。ルイ兄………」
ルイージ(ネルさん次元)「僕の中に眠る光の力よ。今こそ僕は命ずる、彼の大切な想い人……小さな勇者・ダイの愛する人をこの世に呼び戻して!!」
トゥーン(ネルさん次元)「………ッ!!!」

なっ、何て力なの。
まるでルイ兄の中に眠っている光の力が、ルイ兄の中で強い力を与えているみたいにまぶしい。
ゆっくりと目を開けると、そこには鎧化アムドになっているポニーテールをしたピンク色の女性が目の前にいたんだ。
ヒュン兄の使っている鎧化アムドとは少し色違いだけど、これはこれで悪くないみたいだね。

『ヒュウゥゥン…… ガバッ』

???「………」
ルイージ(ネルさん次元)「マァムさん…。お願いだから起きてよ、マァムさん!」
マァム「うっ…。そこにいるのは……、ネルさんの所のルイージ?」
ルイージ(ネルさん次元)「えへへっ。まさかこんな形でマァムさんと再会するなんてね…」
マァム「そっか…。あの時私が旅立って……、そんなに経過していたのね……」
ルイージ(ネルさん次元)「うん。あれから1年は過ぎているけどね。」
マァム「……。そうだったのね……」
ユウ「マァム。復活して早々悪いけど。今回ばかりは君の力が必要なんだ。」
マァム「……ッ!!! つまり、私の大好きな恋人・ダイに何かあったのね?!」
ユウ「そうだ。だが先行しているポップくんたちやヒュンケルくんだけでは逆に君の愛する人を殺してしまうかも知れない。」
マァム「……。キルバーン、あなたの力を見込んで頼みがあるの。」
キルバーン「言われなくても分かるよマァム。手遅れにならない内に、ダイ君たちがいる''あの場所''へ向かいたいと言うことだね?」
マァム「ええ。それに家の前にリゼが食い止めているみたいだけど、このままじゃ彼女が危険だわ!」
ハドラー「今更何を躊躇ためらっている、マァムよ!」
マァム「ハドラー?!」
ハドラー「マァム。お前にはまず暴走したダイを止めなければならん事を忘れるな、あのリゼという娘は俺たちが変わりに引き受ける。」
マァム「そっ、そんな……」

何よ何よ、アバン先生の仇の癖に。
アンタがアバン先生を手にかけた事、ダイから一部始終の事は聞いているんだからね。
かつての敵とは言っても、ハドラーの言葉には嘘偽りの気配はない。
確かにダイを止める事が出来るのは私しかいないけど、どうやってダイを止めたらいいのか分からないわ!

『ぽんぽんっ』

???「大丈夫。今は自分の心に従って、マァム!」
マァム「エアリス……」
ロック「おいハドラーさんよ。こいつは予想以上にやばい感じだぞ、これってどうすればいいんだい?」
ハドラー「ふっ。このハドラーから言えるのはただ1つだ、マァムとその仲間たちが勇者ダイを連れて戻るまでに俺たちが総動員で死守するんだ!」
ルキナ「それでは駄目ですハドラー、もっと過保護っぽく!!」
ハドラー「そっ、そうか! ならば俺たち新生秩序軍の戦士総動員でサトシ少年の家を全力で守り抜いて見せるぞ!!」
マァム「………。ハドラー………」
エアリス「大丈夫。わたしもマァムについて行く、だからダイを助けに行こう? マァム」
マァム「エアリス……。ええ、そうね!」
戦士たち一同『さあ行くんだ(って来て下さい)、マァム(さん)!!』
マァム「ありがとう…。さあ行くわよ、エアリス!」
エアリス「うんっ!」

そう言いながら、私たちはお互いの手を握り合う。
するとエアリスはテランの跡地に向かって、事前に準備して置いた脱出魔法・テレポを唱え始めた。
一瞬の間に私たちの姿は跡形あとかたもなく見えなくなり、ゆっくりと目を開けると……カール王国の近辺に辿り着いていたの。
私の持っているクリスタルが突然光始めたその瞬間、片方の手に持っているクリスタルの中にはスコールのビジョンが映し出されていたの。
お願いスコールのビジョン、ダイやレイたちの居場所を教えて。
するとそのビジョンは私の命にそむきもせず、正直に居場所を教えてくれたの。
テランの祭壇付近……、そこにダイや皆がいるのね。
もう少しの辛抱よダイ、私が行くまで何とか持ち堪えているのよ!!

14話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.17 )
日時: 2022/07/22 07:55
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第14話「感動の再会、マァムとダイ」

【テラン城跡地の祭壇】

『カキィン…… カキィン……』

???1「駄目だ。いくら戦っても全くの互角になる。」
???2「諦めんじゃねぇ。ハドラーたちだって俺たちの為に頑張っているんだよ、その頑張りを無下むげにするつもりか?」
???3「そうだな。あっちにはリウとリゼがいるからな。ポップ先生の言う通りだな。」
ポップ「へへっ。大分落ち着いて来たけどまだまだ油断は出来ねぇな、気を落とすなよ皆!」
4人『ああ(うん)!』

別にピンクのポニーテール女なんてどうでもいいと最初はそう思っていたけど、シュウがどうしてもと言うなら助けなくはないかな。
だけどポップ先生はそれを最初から理解している、私とタツナの戦闘力がその倍以上にあると言う事を…まるで戦いが始まる前から分かっていたように。
だけど、何か感じるんだ。
タツナやシュウやレイは気付いていないと思うけど、私は察してしまったんだ。
この素早い足音に暖かい母性のような気配、これらは間違いなく味方のようね。

『ガサガサッ バァァン……』

???「ポップ、皆!」
シュウ「マァムさん?!」
タツナ「それにエアリス先生まで。どうして2人が此処にいるんだよ?」
エアリス「大丈夫。後は私たちに任せて、ね?」
シュウ「ありがとう。流石に僕たちだけじゃダイを止められなかったんだ、助かったよ。」
エアリス「大変! シュウたち酷い怪我してる、わたしなら回復出来るよ?」
タツナ「助かったぜ先生。アンタらが来てくれなかったら俺たちは全滅してたからな。」
エアリス「もうっ! 演技でもない事を言わないのタツナ、今は大人しくわたしの回復を受けていなさい!!」
シュウ「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えようかな。」
エアリス「えへへ。そこはこのおねーさんに任せなさい! なぁ〜んて、ね?」
シュウ「あはは。エアリス先生らしい語尾だね。」
レイ「マァム。無事で良かったよ。」
マァム「ええ。あなたたちの事はハドラーやキルバーンたちから話は聞いたわ、私たちの分までよく持ち堪えてくれたわね?」
タツナ「ああ。でも駄目だったんだ。俺たちやポップ先生たちでも全力は尽くしたけど。ダイは正気に戻る所か、言葉自体も失っているんだ。」
マァム「恐らくだけどレイにタツナ。今のダイにあなたたちの声が届いていないなら、それを止められるのは私しかいないと思うの!」
タツナ「何だって?!」
レイ「つまり。あの竜魔人になって暴走しているダイをアンタが止めるって言うのか?」
タツナ「無茶だ。いくらマァムでもダイに近付いたら駄目だ。」
ミソウ「危険危険。」
マァム「大丈夫よ。それまであなたたちはエアリスの回復治療を大人しく受けていなさい、分かったわね?!」
4人『は、はい。』
ヒュンケル「……。マァム、油断はするな!」
マァム「ありがとうヒュンケル。私は大丈夫だから、私の戦いをしっかり見ていて!!」

これ以上反論は出来なかった、何故なら遅れて駆け付けて来たあのピンクのポニーテール女の説得力には強い意志があったからだ。
まるで私やタツナたちが見てきた''あの姿''その物にそっくりなシュウと同じ、真っ直ぐな瞳。
本当は私たち双子にはまだまだ闘える力はあるけど、もう1人の茶色のポニーテールをしている女に止められてしまう。
この女もこの女で、私たちの知ってるシュウとは違った強い意志があるように私は感じたんだ。
特にこの2人とは初めて合うけど、先方で闘っているピンクのポニーテールをした女の方が私たちの倍以上に強かったみたい。
それでも私たちは戦えるけど、「駄目だよミソウ、此処はマァムさんに任せて」とシュウに止められてしまった。

【祭壇へと続く森の中】

???「ううっ……。お願いだから抑えてよ!」
マァム「……。ダイ……」
ダイ「駄目だよマァム。今にもおれは……、おれは君を傷付けてしまう! だから、俺から離れて!!」
マァム「…………」
ダイ「……。お願い、このままだとおれは本当に…本当に君を傷付けてしまう……」
マァム「…………。いいえ、それは出来ないわ!」
ダイ「どうして?! お願いだからマァム、おれの言うことを聞いてよ!!」
マァム「……。やっぱり……、今のダイは本当に竜魔人になっているのね……」
ダイ「………ッ!!!」
マァム「思い出してダイ。1年前の……、私と交わした最期の会話を」
ダイ「………。かにそうだよ……」
マァム「えっ?!」

BGM設定:FF6より永遠に、レイチェル

ダイ「確かにそうだよ。おれは1年前、君に言われたんだ。君がいなくなっても、光になっておれの事を見ているって。」
マァム「…………」
ダイ「その言葉その物が君からの大切な支えだったから。おれはおれなりにこの1年間、此処まで頑張ってこれたけど。それでもおれには耐えれなかった!!」
マァム「ダイ………」
ダイ「なのに……、それなのに君は来てしまった! それでもポップやヒュンケル、別の世界の皆はどうしておれなんかの為に此処まで無茶な事をするんだよ!!」
マァム「……。いつか言ったでしょ、私たちには休んでる暇はないって!」
ダイ「えっ?!」
マァム「私も周りがどうしてるのかはよく分からないけど。今なら分かるのよ、ダイ」
ダイ「…………」
マァム「そう。私をこうして目覚めさせてくれたあの子に……、別の世界のルイージに言われたわ。「暴走しているダイを止める事が出来るのはマァムさん、あなたしかいないんだからね?!」て。だから私、あなたを好きな気持ち自体変わることもなくこうしてあなたと向き合えているのよ。」
ダイ「………ッ!!! 止めて、止めてよこんな時に!!」
マァム「だ、ダイ?!」
ダイ「お願い…。助けてマァム、このままじゃおれ……。おれはまた正気を失ってしまうんだ!!」
マァム「………ッ!!!」

まさに、ネルさんの所のルイージやハドラーから聞いていた通りだったわ。
キルバーンだって、この事は前から知っていたと思うもの。
私がこうして大好きな人でもあるダイを止めにいかなかったら、ポップやヒュンケルたちの手で本当に天に昇ってしまう所だったわ。
まさかこんな形であなたと拳を交えるのは、あの頃のマトリフさんから言われた修行の時以来ね。
だけどダイ、あなたは心配しなくていいのよ。
あなたを支配しているドラゴンの血を、私の真・閃華烈光拳せんかれっこうけんで抑えて見せるから!!

15話に続きます。

次の回はいよいよ、恋人同士の対決になりました。
少しずつ理性を取り戻して来ているダイを目の前に、マァムは新たに強化した最強の切り札でダイ自身を救う事が出来るだろうか?!
生か死か、その腕は長く共に旅をして来た彼女自身の力にゆだねられている。

次の15話から暫くの間、マァムVSダイ編が続きますので…最後まで応援宜しくお願いします。
相変わらず戦闘シーン自体が苦手な私ですが、何とか頑張って本作や他のゲーム原作に登場したスキルなどを描写内に入れれるように頑張って描き続けて行きたいと考えています。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪

Re: 戦士たちの愉快な日々3 ( No.18 )
日時: 2022/07/22 23:51
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第15話「仲間たちからの勇気と支え①」

【祭壇へと続く森の中】

『カキィン…カキィン…』

???「………」
マァム「ダイ………」

1年振りに会えたと思っていたけど、あなたは見えない所でずっと苦しんでいたのね。
こんな風に姿形が変わるあの頃から、私はずっとダイの背中を見ていたの。
あの時はまた躊躇ためらっていたら、1発殴ってと強く言っていたけど。
本当は殴りたくない、そう思っていた事もあったわ。

【回想:パプニカ王国 廊下】

『タッタッタッタッタ……』

???『マァム、待ってよ!』
マァム『ダイ………』
ダイ『やっぱり、その意志はおれの為でもあるの?』
マァム『………』
ダイ『マァム…?』
マァム『レオナは言っていたわ。これから先強い敵と立ち向かうには、中途半端な気持ちでは行けないのよ!』
ダイ『マァム………』
マァム『ダイ。本当はね、あなたの側にもっといたかったわ!』
ダイ『だったら……『でも、今更変える事は出来ないわ!』えっ?!』
マァム『私は武闘家になる為の修練に励み、あなたはポップたちの力になって上げて欲しいの。』
ダイ『嫌だよ。そんな事言っちゃ嫌だよ、マァム!!』

『ガバッ………』

マァム『だ、ダイ?!』
ダイ『ごめん。でもねマァム、おれは…初めて会った時から君が好きだったんだよ。』
マァム『……。でも、レオナはあなたが好きなのよ?』
ダイ『それでもいい。おれの大切な僧侶戦士は他ならぬマァムしかいないんだもん!』
マァム『ダイ………』

まるで、私の知らない間にダイは一歩ずつ進んでいると少しずつ気づき始めたの。
当時クロコダインが敵だった時、私は死を覚悟していたけど…そんな私を助けてくれたのがダイだった。
誰かを助けたい、その気持ちが強くなった時にあの紋章の力が発動したんだわ。
そして私を助けた事によって、ダイは無事クロコダインを倒す事に成功したの。
だけど、今のダイはその頃を覚えていないわ。

16話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49