お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第1話 「兄弟」



あたし祐は高校1年生

そしてお兄ちゃん陽は高校2年生。

あたし達は兄弟です。

私には今、好きな人がいます。

その人の名前は___

陽:「お~い祐!!この靴下おまえのか~ってお前しかいないよな~~
ここには俺とお前しか、すんでいないもんな~~。。早くしないと捨てるぞ~~」

祐:「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!!靴下返してよ~~もう!!お兄ちゃん」

陽:「お、お前ほんと、大人げないな~~もう高校生だぞ!!
それにもう彼氏ぐらいいたっていい年なのによ~~」

祐:「えっ。。彼氏。。す、好きな人はちゃんといるもん!!」

その時あたしは胸がなんだか、苦しくなった。

なぜなら、あたしの好きな人はお兄ちゃんだから。

これは兄弟として好きなんじゃなくて、

一人の男の人としてお兄ちゃんが好き。

ねえ、お兄ちゃんあたしどうすればいい??



第2話 「親友」



あたしはいつも、お兄ちゃんと会うと

胸がドキンドキンする。

だってお兄ちゃんが好きだから。

あたしね、恋してみて初めて思った。

人を好きになるということは

知らないうちにおこる。。

今日は学校の日。

お兄ちゃんは先に学園祭の朝練とか、言って
いつもより早く学校に行った。

私は親友の由希の所に行った。

由希:「ねえねえ!!!祐!!」

祐:「ん?何?」

由希:「あのさぁ、恋の相談のってくれる??」

祐:「うん!!もちろんだよ!!あたしたち親友じゃん!!」

由希:「うん、そうだよね。あたしね、好きな人が出来たの。
その人の名前は、小中陽先輩!!!祐のお兄ちゃんだよね!!
もう何ていうか一目ぼれ??かな~~~ねえ!!どう思う??いい??」

一瞬あたしは、胸がどきっとした。