お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第11話「壊れた友情」



祐:「で、でもぉだめだったの!!どうしても
お兄ちゃんの事が忘れられなくてっ。。。」

由希:「はぁ↓↓そんなにも祐は、陽先輩の事を
愛してるの??ねえ、祐あたしさぁ祐に、陽先輩
の事相談したよね。あの時にはもう、陽先輩の
こと好きだったの??」

祐:「ごめん。」

由希:「信じらんない!!もう、こうなった以上に
あたしと祐はライバルだから。じゃあね。」

やっぱり。なんだかこんな気がしていたんだ。

こうなったのもすべて、あたしが悪い。

由希がそういうのも、無理ないよ。

そして、学校も早々と終わり、あと一週間で夏休み。

あたしは、家に帰った。

でも、なんかお兄ちゃんに会いづらいなぁ~

陽:「おっ!!おかえり~~そこに、今日は俺が作った、やきそばおいといたぞぉ~」

祐:「あっうん。」

たったったったっ。。あたしはそういうと
猛スピードで、2階に駆け上っていった。

陽:「どうしたんだぁ??まぁいいやっ」

あたしは決めた。どんな事があっても
お兄ちゃんに、すきだって事を伝えない。
そう決めたんだ。だって普通に実の兄を愛すなんて
いけない事だから。だからもう、お兄ちゃんの事
は忘れよう。

そしてあたしはポケットの中から携帯を取り出して
由希のお兄ちゃん淳くんに電話した。

祐:「もしもし。。。」



第12話「彼氏」



淳:「もしもし。あっ祐っ??ごめん。呼び捨てで。。」

祐:「ううん。。いいよ☆」

淳:「んで、どうしたぁ??」

祐:「ああ、うん。ごめんね急に電話なんかして。」

淳:「いいよ。。」

祐:「それで~さぁ。あたし達付き合わない??」

淳:「えっ!!」

祐:「あっごめん!!こんな急に。。。」

淳:「ううん。そうじゃなくって、俺今スゲー
嬉しい。なんか夢みたい。そんじゃあさぁ、いきなり
だけど、明日どっか行かない??」

祐:「うん、いいよ。じゃあ○○公園に1時でいいかなぁ??」

淳:「よっし!!明日がマジ、楽しみだぁ~~!!
んじゃ、明日バイバイ!!」

祐:「うん!!バイバイ」

プープープー

電話が切れた。

そして、あたしに人生初の、彼氏ができた。

これでやっとお兄ちゃんを忘れる事ができる。

あたしは一階に下りていった。

お兄ちゃんはソファーに座ってくつろいでいた。

祐:「ねえ、お兄ちゃん、あたしね彼氏、出来たんだ」