お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第3話 「心の叫び」



祐:「・・・・・」

由希:「ど、どうした??祐、なんかボーとしちゃって・・・聞いてる?」

祐:「あっ!!ごめん!!うん、聞いてるよ!!」

由希:「う、うん。あっ!!それで祐さぁいつも陽先輩と一緒にいるから、
好きな人の情報とかそういうの色々聞いてちょうだい!!!ねっ!!お願い!!」

祐:「うん、分かった。。。。。」

由希:「よかった~~だってあたしたち親友だもんね~~~」

あたしは学校が終わったから、家に帰った。

そこにはもうお兄ちゃんがソファーに座っていた。

祐:「ねえ、お兄ちゃん、お兄ちゃんにはさぁ、なんていうか好きな人とかいるの??」

陽:「え??何急にどうした??」

祐:「えっいや~~ちょっと気になったからさぁ~」

陽:「いない」

祐:「えっ??」

陽:「いや、だからいないって。。」

祐:「・・・・・・」

陽:「どうした??」

祐:「ううん!なんでもない!!ありがとっ!!」

そうだよね、そうだよね。あたしがただ一方的に
好きなだけだもんね。あたしはそう、心の中で叫んだ。



第4話「真実」



あたし、昨日全く眠れなかった。

だって、陽が。。。。

そんな事を思いながらも朝が来て、学校に行く準備を
していた。

でもあたし、なんか胸がモヤモヤしている。

なぜならあたしは昨日、由希に陽が好きな人いるか
聞いて!!って言われたときあたしは

陽に聞かないつもりだった。

そして、聞いても居ないのに陽好きな人がいる!

ってあたしは言おうとしてた。

そしてら、少なくとも由希と陽がくっつかないって

思ってたから。

もし陽と由希が付き合ったら。。なんて考えると

とてもとても怖かったから。

でもあたし、やっぱり親友を裏切れないって思って

陽に聞いたの。

あたしがもし陽に聞かなかったら、あたしは最低な

人間だった。いや、それを考えていただけでも

あたしは最低な人間なんだ。

陽:「あっ!!!おい!!祐も、もう8時半だぞ~~~!遅刻だ!!遅刻~~」

祐:「えっ!!!うっそ~~~~あ、ってか8時所じゃなくて、もう9時じゃん!!!!」

陽:「あ、、、、もう!!確か俺お前えに、7時半に
おこせ!!っていってはずなのに!!」

祐:「な、何よ!!そういうんだったら、自分で
おきなよもう~~」

なんだかドタバタしてるけど、楽しい。
陽といる時間が楽しい。