お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第7話「新たな人物」



今日は休日。

あたしもお兄ちゃんも家で過ごす。

いつもなら、お兄ちゃんは部活があっていつも
家に居ないけど、今日は珍しく休みらしい。

なんか声に出せないくらい、嬉しい!!

祐:「ねえ、ねえお兄ちゃん~」

陽:「う~ん何?」

祐:「今日はせっかっくの休みなんだからさぁ
どっか行かない?」

陽:「別に、構わないけど、」

祐:「やったぁ~~~!!!」

そんな時、あたしの携帯にメールが来た。

祐:「ん?何?た、谷川淳?誰それ??」

陽:「ぷ、ぷぷぷ全く笑っちゃうよ~~」

祐:「ん?あっ!!由希のお兄ちゃんじゃん!!
でもどうして?どうしてあたしのメルアド知ってるんだろう??」

陽:「あ~俺が教えた。なんか淳のやつ教えてっていうから、たぶんお前に気があるんじゃないのか??」

祐:「えっ!!そんなことないよ~。ん~と何なに?」

そして、メールの内容にはこう書かれてあった。

こんにちは。いきなりメールしてごめんね。
今から、○○公園で会えないかな??
もしよかったら、来てください。
待ってます。淳

陽:「やっぱお前に気があるんだよ~ほら行けいけ!!彼氏が出来るチャンスだぞぉ~~」

祐:「えっでも!!今日陽とどっかいくんじゃ。。。」

陽:「いいよそんなのまた今度行けば良いんだし。。
ほら早くいけ!!待ってるぞ!!」

祐:「う、うん」

なんかどうしよう!!行った方がいいのかな?

でも____よし、行って断ればいい。
大丈夫だ。あたし____



第8話「迷い」



あたしは、約束の公園に向かった。

でもまだ彼は来ていなかった。

その時あたしは少しだけ、ドキドキしていた。

彼が言おうとしている事は、だいたい分かった。

淳:「あっごめんっ!!ちょっと遅れちゃったっ」

祐:「ううんっ!!いいよっ。それで用件は?」

淳:「あっそうだ。俺さぁ祐チャンの事好きなんだよね。まぁ高1のときから。一目惚れっていうやつかな?だから、もしよかったら付き合ってくれないかなぁ??」

祐:「ご、ごめん。あたし好きな人いるんだ。」

淳:「そ、そーなんだ。好きな人ってウチの学校?」

祐:「ま、まぁ~」

淳:「あ~あ~残念だなぁ~」

祐:「えっ?」

淳:「俺、祐チャンの兄ちゃんに祐チャンがすきだって、相談したとき、今彼氏いないから絶対告れって
言われたんだよなぁ~」

祐:「えっ!!!]

その時あたしは思った。

こんな事当たり前の事だけど、お兄ちゃんは
あたしの事普通の妹としか思ってないんだって。

なんか少し残念だった。

これが普通なんだけどね。

でも、あたし本気でお兄ちゃんが好きみたい___

淳:「ねえ、祐チャンじゃなくて、お前って呼んでいいかなぁ??」

祐:「お。お前?!まぁ、いいけど¥

淳:「やったぁ~~。だってお前って格好ええじゃん?!」

以外に、淳君って楽しい子なんだぁ~

淳:「んじゃぁ、俺待ってるから、お前が俺のとこに
来てくれるまで、俺諦めないからっ!!!」

祐:「うん。。。」