お兄ちゃんに恋しちゃった＿＿ 作者／葉沙

第１９話「真実」



そして由希はあたしの家に向かって走り出した。

あたしは思った。

あたしの好きな人を言われれば、これからどうして
行けば良いのか。。。。

だって、好きな人が自分の実のお兄ちゃんだなんて
＿＿＿。

そして、あたしの家の前に着いてしまった。

ピーンポーン

由希がチャイムを鳴らした。

陽：「は～い。誰だぁ？？あれ祐の友達の由希
？？それに祐も。。どうしたぁ？？」

由希：「すみません。。。ちょっと陽先輩に
話が合って。。。」

陽：「話？？まぁいいやっ！！ちょっと待ってて、
少し、片付けてくるから！！」

祐：「ねえ、由希！！お願いだから、お兄ちゃん
をすきだって事言わないでくれる？？」

由希：「どうして？？祐が陽先輩の事好きなんだから
いいじゃん！！まぁ、言ったらどうなるかわかんないけどねぇ～～。。陽先輩もしかして、祐を嫌ったり
してぇ～～～」

祐：「ちょっとやめてよ！！」

あたし達の友情は完全に崩れ落ちていったんだ。

陽：「あっいいよ～～」

由希：「は～い！！お邪魔しま～す！！」

陽「適当に座って。」

由希：「はい。」

陽「んで話って何？？」

由希：「あのですねぇ、祐の好きな人知ってますかぁ？？」

あたしの胸の鼓動が高まった。

ドキン、ドキン、ドキン



第２０話「真実２」



陽：「好きな人？？えっ！！淳でしょぉ？？」

由希：「そうだといいんですがねぇ～～。。
実は祐の好きな人は、陽先輩なんです。
小中陽なんです。。。」

陽：「はぁ？？何いってんのぉ？？」

あ～～どうしよう！！言っちゃったよぉ～～
絶対やばいってぇ～～。これからどうしよう！！
だってこれ、マンガによくある、禁断の恋じゃん
。。。。

由希：「最初は誰でも、そう思いますよね～～
でも、本当なんです、妹が実の兄を愛する。
そうなっちゃったんです。。。。
でも。。。いけませんよね。。実の兄を好きになっちゃったなんて。。」


俺はこの時、何がなんだか分からなかった。。。

少しだけ、胸が騒いだが、でもそんなのはつかの間。

俺も、祐の事が好き。もし、本当に祐は俺の事を
愛してるんだったら＿＿＿＿

だめだ。。兄妹で恋なんて＿＿＿

由希：「ねえ！！祐～～」

祐：「そ、それはぁ～～。。。。」

もういいやぁ！！！もう陽にばれちゃった事なんだし。。
この際言っちゃおう！

祐：「ねぇ、陽～」