お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第21話「告白」



祐:「あたしっ!!陽の事が好き!!ほんとうに。。
こんなのいけないって分かってる。。
でも!!もう好きになっちゃったからどうしようもできない!!」


陽:「それ、本気で言ってんのぉ??」

祐:「うん。。あたし淳君と付き合ってみたけど、
やっぱりだめだった。。
陽が頭から離れない。。。だからほんと!!
陽の事が好き!!大好き!!こんなのいけないって
分かってる。。でも。。」


由希:「ってかいつから祐、陽先輩の事
呼び捨てになったのぉ??」

祐:「あっ!!で、でもぉ。。兄妹なんだしさぁ。。」

由希:「ふ~ん。兄妹なんだぁ~~。だったら
なんで実の兄の陽先輩の事好きになってたのぉ??」

祐:「それはぁ。。。」

陽:「ごめん。。ちょっと出てくる。」


由希:「うん、分かった。」

あたしは何も言えなかった。

ただもうすべてをいってしまった。

だから終わりなんだって思った。

何もかもが___

そして次の日から、陽とあたしは何となく
距離が離れていった。。

そして、あたしがあんな告白をしたとき以来

陽はあたしに冷たくなった。。。

そうだよね。。だってあんな事言って、そりゃぁ
陽もびっくり、信じられないと思う。

でも、少ししたら、元通りの陽に戻ってくれるよね
??



第22話「変化」



今日も朝がやって来た。

今は夏休み。

だから、少しグータラ。。。

そして今日も朝がやって来た。

あ~~起きれるかなぁ~~。。。

祐:「って今何時??あ!!!も、もう9時半じゃん!!」

あれっ??

何で??

いつもお兄ちゃんあたしを起こしてくれた。

でも、最近起こしてくれない___

あたし、ちょっと甘えすぎたのかな。。

こんなの自分で起きなきゃね。。。

きっとお兄ちゃんもあたしが自立するように
何か作戦を立ててるんだ__

そう思いたい。。。

でも何か違うような___

あたしは一階に下りていった。。

祐:「お兄ちゃん。。おはよう!!」

陽:「あ、うん。。」

何で!!何で!!そんな冷たいのぉ??

祐:「あっそうだぁ!!今日さっ久しぶりに
どっか行かない??」

陽:「はぁ??何で??」

祐:「えっ、。。。」

陽:「お前の彼氏と行けば良いじゃんっ!!淳と
さぁ、」

祐:「でも、最近部活の合宿で福島行ってるって
いっていないんだもん!!」

陽:「ふ~ん。。俺用あるから。。」

祐:「うん。。。。」

あたしは一気に心のナカが凍りに包まれた。