お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第29話「結婚の願望」



淳くんと別れた後、あたしはとっさに陽を追いかけた。

すこしでも陽といる時間を過ごしたかったから

祐:「あっ!!陽だぁ!!待って~~」

陽:「あっ!!そんなに走ってこなくても
いいのに」

祐:「いいじゃん!!別に」

陽:「あっ、淳なんだって??」

祐:「ううん、別に。。」

陽:「別にって。。あ~あ、なんか淳とお前の
秘密って感じがしてやだなぁ~~」

祐:「あっ妬いてる??もう、分かったよ。言うよ」

陽:「うん」

祐:「あのね、淳くんと話したすえ別れることにした。」

陽:「でも、祐ほんとうにいいのかぁ??」

祐:「うん、だって陽がいるもん!!」

ふと前を見ると、あたしと陽の影が二つ夕焼けの
前に並んでいた。

陽:「俺達、将来結婚しような。」

祐:「うん」

分かってる。

兄妹だから結婚なんて出来ないことぐらい。

でも俺は押さええきれなかった。

「結婚」なんて夢のまたユメ。

でも、そんな事は無理でも、祐と幸せに暮らせれば
それでいいんだ___

祐:「あっもううちに着いたっ!!」

その時思った。

あたしは今、幸せすぎて由希の事が
全然見えなかったことを___



第30話「好きという気持ち」



祐:「おやすみ、陽~」

陽:「おやすみ、なぁ祐俺の事好き??」

祐:「何、いきなりっ!!あったり前じゃん~~
陽。。はぁ??」

陽:「何当たり前の事聞いてんだよ~。好きに
決まってるじゃん!!」

祐:「ふ~ん。って陽も聞いてんじゃん!!」

陽:「あ。。。。まぁいいやっ!!おやすみ」

祐:「なんか慌てちゃって~~おやすみ」

夜の月があたし達を照らしてる。

___次の日___

プルルル♪プルルル♪

陽:「朝から電話かよぉ~~はい、もしもし~~」

由希:「あ、あのぉ~おはようございます」

陽「お、おはよう。どうしたぁ??」

由希:「祐いますかぁ??」

陽:「居るけど、代わる??」

由希:「おねがいします!」

陽:「お~~い!!祐電話!」

祐:「は、は~い!!もしもし!!」

由希:「祐??」

祐:「うん」

由希:「今日いつもの喫茶で会えない??ちょっと話したいことがあって。。」

祐:「いいよ」

何だろう??