お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

「番外編~淳の恋の行方2」



俺はあの日以来、麻美の事が気になって仕方がなかった。

早く、明日になるのが待ちどうしかった。

___翌朝___

俺はいつもの大学の教室に向かった。

この時間は、苦手な英語だ。

そんなとき、麻美が楽しそうに、友達と会話しているのを、見つけた。

俺はさりげなく、彼女のほうに向かった。

すると麻美は気付いたのか、俺に話しかけてきた。

「あっ!淳くん。おはよ~昨日はありがとね。」

「ううん、」

「じゃあね」

「あっ!!麻美さん、今日のちょっと食事でもしない?」

「あ~うん、大丈夫」

「そんじゃあ、放課後待ってるから」

よしっ!!言えた!!

早く、終わんないかな~

俺はそんな事ばかり考えてきた。

麻美の事で頭がいっぱいだった



「番外編~淳の恋の行方3」



___放課後___

「ごめん、急に食事なんて、忙しかった??」

「ううん、大丈夫。淳くんってさぁ、兄妹とか
いないのぉ??」

「あぁ妹ならぁ。。」

「ふ~ん。あたしは一人っ子」

「ふ~ん」

「・・・・」

「・・・・」

俺達はそんなしゃべる事もなく急に気まずくなってしまった。

俺は、やばいっ!!そんな事を思っていた。

「ねえ、俺達付き合わない??」

気付けば勝手に、口からそのような言葉が出ていた。

彼女は少し黙ってから、言った。

「・・・うん、いいよ」

俺は嬉しくてたまらなかった。すると麻美は言った

「あたしね、ほんとは初めて会ったときから淳くんの
事、ちょっと気になってたんだ。」

俺と、麻美の心はこのとき一つになった。

そしてこれからの、俺と麻美の事は言うまでもない。