お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第41話「悲しみの現実」



祐:「じゃぁ行ってくるね!!バイバイ」

淳:「うん、体に気をつけて、あっ着いたら
連絡ちょうだい」

祐:「うん、分かった、バイバイ」

祐は旅立った。韓国に

しかし僕にはやらなければならないことがある。

それは、陽に電話すること。

こんな、僕は悪になってはいけないと思ったが
祐がもし陽と会って、また付き合うなんて事に
なったら___

だから自分のために。。。陽に言わなければいけないことがある。

プルルプルル♪

淳:「韓国だから、電話通じにくいのかなぁ~
中々でない。。」

陽:「はい、もしもし」

淳:「あっ陽??久しぶり。元気??仕事は
順調??」

陽:「ま、まぁ~そっちは?」

淳:「あぁ、まぁまぁってとこかな」

陽:「ふ~ん。それで祐は元気?交通事故大丈夫だったかぁ??」

淳:「祐は、あのまま目が覚めなくて、死んだよ。
ごめん。陽の分まで面倒みてやれなて。。。」

陽:「えっ。。。なんだって??祐が。。
そんじゃぁ、今居ないのかぁ??」

淳:「あぁごめん、もっと早く言うべきだったかなぁ?」

陽:「ううん。医者からは、事故で厳しい状態だって
きいてたから、少しは予想してた。。
でもほんとに、こんな事になるなんて。。わり、
ちょっと切るわ」

どうして、祐が死んだぁ??

信じられない。あんな終わり方で。。

ごめん祐。。__会いたいよ___



第42話「運命の出会い」



祐:「へぇ~ここが韓国かぁ~」
っなんていってるけど、韓国に来てもう2ヶ月が経った。

韓国の友達だって出来たし、韓国語も少しは話せるようになった。

へリョン:「あっ!!祐~こんなとこにいたのぉ??
もう探したよぉ~」

祐:「あっごっめ~ん。次って数学だっけ??」

へリョン:「うん、行く??」

祐:「へリョンは?」

へリョン:「苦手だからいちお行こっかなぁ~
ねぇ!!一緒にいこ~」

祐:「うん、いいよ」

俺は今、図工の科目を勉強しに、大学に来ている。

ん??祐??どうして、祐がぁ?

そこには友達と笑っている祐の姿があった。

いや、祐はもう死んだんだ。

会いたい気持ちから、祐の幻が見えたんだ。

きっと

もう空は夕暮れに染まり、大学も今日は終わろうと
していた。

俺は、大学の長い階段をあるいていた。

でもなぜかななめ後ろから、祐がいる感じがした。

そして透き通った風が俺の横をさえぎった。

あたしは、大学の階段を上っていた。

たった今、陽の温もりがこもった風が来たような
気がした。

そして、ななめ前に陽がいる感じがした。

俺達は振り向いた。

このとき、すべての事を神様が許してくれたように
感じた。