お兄ちゃんに恋しちゃった__ 作者/葉沙

第39話「それぞれの道」



いろんなことがありながら、もうあれから3年の
月日が経った。

あたしは淳くんと付き合っている。

陽の事は忘れられたかは、まだ自分でも分かんない。

__韓国では__

陽:「はい、はい分かりましたっ!!」

俺は今忙しい生活を送っている。

なぜなら祐を忘れるため、必死に仕事をしたからだ。

__最初の時は__

でも俺と祐が兄妹じゃないっという事が知ってから
正直、あの佐藤とかいうやつを俺は恨んだ。

でも、もういいんだ___
三年も経ってるんだし、しかも祐だって彼氏くらい
いるだろう。

でもいつに経っても祐の事を忘れられなかった。

会いたい。そう思ったがいまの忙しさからは相当
無理だ。

いまさら、行ったら祐はどう思うか。

まぁ、食っていけるお金はあるから生活には困らない。大学は無事に終わって今は

バラエティの現場を作ることが俺の仕事だ。

韓国語は勉強して何とか話せた。

___日本では___

ここは大学1年の教室

祐:「えっ!!韓国に留学ですか??」

先生:「そうだ。君の実力なら韓国の大学に
行っても付いていけるだろう。来週だがどうかね?」

ん??韓国!!陽が居る大学だったら!!
会えるかもしれない!!

でも。。。韓国の大学は無数にあるし。。

会えるわけないない!!
しかも彼女と居るとこ見たって、マイナスだし

いやっ!!違うあたしには淳がいるんだっ!!

でも会えたら___いいな___



第40話「疑問」



祐:「あのさぁ、淳」

淳:「ん?何??」

祐:「あたし、留学しに韓国行ってくる。」

韓国。。。あっ陽がいるんだっ!!

もし偶然、陽と祐が会ったりなんてしたら。。。
あっそうだぁ!!

祐:「淳??」

淳:「あっ!!ごめん。でもいつごろ帰ってくんの
?」

祐:「大学だから長くて3年かな。。」

淳:「さ、さんねん??そんなに。。待てないよ~
しかももし、何かあったら。。」

祐:「大丈夫だって。。だって交通事故にあったけど
今、ここにいるんだよ~」

祐は、陽の事忘れているのだろうか__

祐は僕の事を愛してくれているだろうか。

好きといってくれたことがあるのだろうか。

僕はそっと祐の唇にキスをしようとした。

しかし、祐は下を向いた。

祐:「あっごめん」

ますます僕にはなぞが深まった。

祐はまだ陽を愛しているのか。

祐:「淳、留学していい??お願い!チャンス今しか
ないの!!」

淳:「じゃぁいいよ~愛する人のためなら」

祐:「あっ。。ありがとっ!!ほんとにありがと!!
感謝するよっ!!」

このとき僕は、陽にいったように
「大好き」の一言ぐらい言ってほしかった。