コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Multiplex Cross Point 完結
- 日時: 2011/01/04 15:36
- 名前: Faker (ID: uUme72ux)
新たに小説を書きます、Fakerです。
どうぞ、お気軽に見て貰えれば嬉しいです。
御意見など、お待ちしています。
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- Re: Multiplex Cross Point オリキャラ募集中 ( No.335 )
- 日時: 2010/07/11 14:33
- 名前: 蒼雅 ◆CwIDAY6e/I (ID: kx1LgPV4)
>>332更新頑張ってください!
やったぁ〜w
久しぶりの更新だぁ〜ww
- Re: Multiplex Cross Point オリキャラ募集中 ( No.336 )
- 日時: 2010/07/11 14:34
- 名前: インク切れボールペン (ID: w79JdDm2)
「情報屋」
ふと、路地に並んだ建物の壁に身を預けていた錆螺 唄は、聞き覚えのある声を耳にした。
声の聞こえた方向に視線を投げ掛けた唄は、声の主を視界に捉えた。
制服を身に纏い、首に巻いたネクタイは妙に緩くなっており、何となく気の抜けた雰囲気を醸し出している。
だが、当の本人は違うようだ。
その瞳は真剣さを宿し、表情は凛としている。
「何か用ですか、ソウ」
ソウ、と呼ばれた青年、月架 蒼天。
彼は唄と視線を合わせ、真剣な面持ちのまま、その口を開いた。
「教えてくれないか、─────────カノンの正体について」
その言葉を聞き、唄は視線を眼前に立った服屋の硝子窓に向けた。
硝子窓の先には、笑顔で可愛い洋服を仲間の少女達に勧めている結月 采音がいる。
他にも、服を勧めらている星姫 月夜、如月 琉那、雅依 光星、荷物持ちで待機する黒雅、紀和の姿もあった。
そして、相変わらず表情は薄いが、ほんの少しだけ楽しそうに口元を歪めたカノンの姿も。
それを見て、唄は一度だけ、溜息を吐いた。
「…質問に質問で返しますが。何で、そんな事を知りたいんです?」
「それは」
だが、月架の言葉を遮るように唄は彼に視線を合わせずに、片手を突き出した。
言わなくて良い、と言外に示すかのように。
だから、月架は口を噤んでしまった。
「言わなくて良いですよ、解ってますから。…椛さんにカノンさんの暗殺を命令されたからでしょう?」
「何でそれを…」
「私を侮らないで下さい。情報屋の異名は伊達や酔狂ではありませんよ?」
唄は誇らしげに微笑みを浮かべた。
だが相変わらず、その視線は服屋の硝子窓から見えるカノン達を映したまま変わっていない。
「だったら話は早い。率直に言う。俺は椛の命令が不服だ。何で、あんな子供を殺さなきゃならない」
「その言葉、椛さんに聞かれたら張り倒されてるでしょうねぇ」
「そんな事は覚悟の上だ」
「では、逆に聞きましょう。何で、貴方は命令を実行出来ないんです?」
「それは…」
「人間としての罪悪感? 殺人に対する恐怖? 非人道だから? 違うでしょう、貴方の場合は」
次々と吐き出される言葉に、月架は黙り込んでしまった。
何故なら、その言葉全てが的を射ているからだ。
しかし、唄は月架が黙したのも関係無しに更に言葉を続けた。
「何を躊躇うんです? 一年前の【Child Soldier】事件で子供達を斬り殺しまくった貴方が」
「…」
「あの事件で犠牲となった子供達は総勢で2987人。その半数以上は貴方が斬り殺した者達でしょう」
その貴方が何を躊躇うんですか、ソウ。
薄く薄く、皮肉を言うように笑う錆螺 唄。
その口から吐き出されるのは言葉は、月架の心を幾度と無く抉る物だった。
だが。
その言葉を全て受領した上で、彼が錆螺 唄に対して答えた言葉は実に単純な物だった。
「解ってるだろ、情報屋」
ええ、と唄は薄い微笑みを浮かべたまま、そう答えた。
解っているだろ、という言葉に対して、解っている、という意味の返答を。
「貴方には、何者にも揺るがす事は出来ない、絶対的な誓いがあったんでしたね」
「ああ」
「子供だけは何があっても殺さない。…全く、随分と滑稽な宣誓を立てたものですね」
「それが俺の償いだ。あの子達の鮮血で濡れた俺の手が、たった1つだけ絶対に、命に代えても守り抜くルールだ」
月架は、そう言った。
その視線を自分自身の両の手に移して。
両手を見る彼は、何を思っているのだろうか。
ただ、その瞳は真っ直ぐに自分自身の両手を見つめていた。
「…そのルール、大切にしなさい、ソウ」
「…当たり前だ。これが、この自己満足な贖罪だけが、今の俺の唯一の支えだ」
月架の言葉の後、少しの間、沈黙が流れた。
そして、その沈黙を破り、最初に口を開いたのは錆螺 唄だった。
「知りたいのは、カノンさんの正体について、でしたね」
「そうだ。椛は情の無い人間じゃない。そんな奴が暗殺なんて無情な行為に及ぶ理由が知りたいんだ」
「正直、カノンさんが何者なのかは憶測でしか話せません。私の情報収集能力でも彼女の全容は掴めて無いので」
「お前の情報収集能力でも…? 本当に何者なんだ、あの娘は」
「生年月日、家族構成も不明。記憶喪失ですし、頭の中には記憶を封印する魔術が仕掛けられてました」
「…、じゃあ俺達、魔術師側の人間か?」
「不明です。ただ、魔術師との関係があるのは確実です。彼女と会った時、魔術師に追われてましたから」
「それも、【灰燼の風】の連中に、だろ」
「ニ年前の惨劇の首謀者である【灰燼の風】が追っていたとなると、一波乱起きそうなのは確実ですね」
「連中の目的は?」
「現段階では憶測の域を出ないので話せません。ただ、奴らの考える事です、まともなものじゃ無いでしょう」
「質問を変える。椛は何で暗殺という手段を画策した? カノンはそれほど危険な奴なのか?」
「椛さんが暗殺という手段に出た背景には、冷たい屍と、魔女と呼ばれた方が関連していますね」
唄は、ポケットからメモ帳を取り出し、中の内容を確かめながら月架の言葉に答えた。
そのメモ帳は錆螺 唄が所持する情報を纏めておく為の物で、中には膨大な数の情報が書き記されている。
「冷たい屍…って言うと、一莟 レイヌの事か」
「はい。【Child Soldier】事件では彼女には色々と御世話になりましたよ。…良い意味でも、悪い意味でも」
「全くだな。奴の所為で何度も窮地に立たされた。…で、魔女って言うのは誰だ、聞いた事が無いんだが」
「【荒廃せし失楽園】の構成員の1人です。膨大な知識量、比類無き魔術の腕から、魔女と畏怖される方ですよ」
「…、俺の知る限り、そんな奴は組織にいなかったはずだが。新しくスカウトされた奴なのか?」
「いえいえ。貴方が組織に入ってくる前から構成員だった古株な方ですよ」
まぁ、知らないのも無理は無いですねー、と唄は静かに息を吐いて呟いた。
そう、彼女の存在を知る者は少ない。
「彼女は本部地下で生活し、其処から動きませんからねー。名を、マミヤ・メグカという方ですが、やはり知りませんか」
「…知らんな。第一、本部に地下があるなんて事すら知らなかった」
「まぁ、そうでしょうね。基本的には知ってる方は数人程度ですから。…さて、そろそろ本題に移りましょうか」
錆螺 唄は、その表情に真剣さを宿し、改めて月架の方に向いた。
視線と視線が合い、真っ向から二人は向き合う。
そして、錆螺 唄は静かに口を開いた。
「椛さんが暗殺という手段に及んだ理由。それはカノンさんが【ゼロの術式】を扱う人間だったからですよ」
- Re: Multiplex Cross Point オリキャラ募集中 ( No.337 )
- 日時: 2010/07/11 15:21
- 名前: 蒼雅 ◆CwIDAY6e/I (ID: kx1LgPV4)
ますます、妙な展開に……!
カノンは一体どういう人なのか!
いやぁー、インクさんの頭の中はどうなっているのか知りたいですw
きっとネタの宝k((黙黙黙黙黙
- Re: Multiplex Cross Point オリキャラ募集中 ( No.338 )
- 日時: 2010/07/11 15:28
- 名前: インク切れボールペン (ID: w79JdDm2)
蒼雅さん。
カノンは謎が多いキャラですね。
自分の頭の中は水分と墨汁で構成されていまs(黙
いえ、墨汁の(黙
- Re: Multiplex Cross Point オリキャラ募集中 ( No.339 )
- 日時: 2010/07/11 15:33
- 名前: 蒼雅 ◆CwIDAY6e/I (ID: kx1LgPV4)
まさか、そんなことはありません!
断じてありません!
ありえんw
Arien!
ちなみに英語でエイリアンはローマ字でありえん、と書きまs((
そんな、墨汁と水分ってwww
謎キャラわたし、結構好きですー!w
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