コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Multiplex Cross Point 完結
- 日時: 2011/01/04 15:36
- 名前: Faker (ID: uUme72ux)
新たに小説を書きます、Fakerです。
どうぞ、お気軽に見て貰えれば嬉しいです。
御意見など、お待ちしています。
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- Re: Multiplex Cross Point キャラ募集中 ( No.15 )
- 日時: 2010/03/16 18:27
- 名前: Faker (ID: xFQn5lM8)
ギギギ…、とまたも歯切れの悪い音を立てて開いたエレベーターのドア。
その先に広がっていた光景は、この廃墟ビル、【楽園】の外観からは予想出来ない光景だった。
綺麗な白いフローリングの床に、清潔な白色の部屋。
しかも、部屋の奥にはガラス張りの扉があり、ベランダまで付いている。
クロトは休憩所に足を踏み入れ、相変わらず外観に合わない場所、と率直に思った。
「遅い出勤だな、クロ?」
ふと、休憩所に入って来たクロトに声を掛けた人物が1人。
灰色の髪に、黒いサングラスを掛けた青年。
黒いサングラスに隠れた群青色の瞳は、妙に神秘的だ。
彼の名は、常世 秋兎と言い、【荒廃せし失楽園】のメンバーで、魔術師だ。
「秋兎。お前も来てたのかよ?」
「ああ。遠い日本橋から電車を乗り継いで来たゼ」
常世 秋兎は日本橋に住んでいる。
彼は俗に言う【オタク】と言う奴で、オタクが良く訪れると言う日本橋に居を構えているのだ。
「最近は萌える事が無いからな…、萎えるゼ」
「日本橋って言ったら、そういうのが多いんじゃ無いのか?」
「萌え過ぎて飽きたゼ」
そうかい、と遠い目で呟く秋兎を見て、彼は相槌を打った。
正直に言うと、彼は秋兎の言う、萌え、と言うのがイマイチ理解出来ていない。
「クロトさん。副隊長はご立腹でしたか?」
「ん?」
秋兎との会話中、唐突にクロトの前に珈琲が入ったカップが差し出された。
見れば、カップを差し出して来ているのは、【荒廃せし失楽園】のメンバーの1人。
銀髪碧眼、どう見ても外国人であろう彼はクロトよりも少し身長の低い少年。
彼は、
「スルメ」
「誰がスルメですか」
少年は頬を引き吊らせて否定の言葉を吐いた。
スルメ、とはクロトが彼に勝手に付けた愛称だ。
少年の本名は、ヴァン・スルメルトゲーティア。
これまた長い姓の持ち主で、その中の文字の一部を取ってクロトはスルメと名付けた。
「副隊長はあれだ、最初はツンで終盤はデレだった」
「…すいません、何を言ってるか分からないんですが」
「俺には分かるゼ、萌だな副隊長!!」
「うるさい」
その瞬間。
1人の少女の声が三人を沈黙させた。
少女の声は氷のような冷たさを含むと同時に、刃物のような鋭さを持ち合わせている。
三人は恐る恐る、少女の声がした方に振り向く。
彼らの視線の先は、休憩所の端に向いていた。
其処には、金色の髪に紅い瞳を持つ柚葉 椛よりも少し小柄な少女が壁に凭れて座っている。
片手に小難しいタイトルの本を持った彼女は、
「メル」
「気安く名前を呼ばないで、寒気がするの」
「メル、流石にそれは酷ですよ!?」
「黙れ、ガキ」
「おいおい、スルメはお前の事を想って言ってるんだゼ?」
「喋るな。虫酸が走んのよ」
彼女の口から吐かれる毒のある言葉に、三人は口を閉ざした。
メル・ヴァートン、【荒廃せし失楽園】の中では最年少の魔術師だ。
魔術師としての才能、技術は申し分が無いが、内面は冷たく口を開けば毒舌な言葉ばかり。
ガラスのハートの三人では、到底、太刀打ち出来ない相手だ。
「読書の邪魔なの。黙るか消えるか、どっちか選んで」
「黙る」
「黙ります」
「黙るゼ」
そして訪れる沈黙。
クロトは沈黙の中、ひそひそ、とスルメと秋兎に話し掛けた。
「なぁ、今日の会議の内容を教えてくれ」
「俺は寝てて聞いて無かったゼ」
「…、スルメは?」
「スルメじゃ無いです。今日は組織の今後の方針についての集会を行いました」
「で、どうなった?」
「特に変わった事は無いです。【荒廃せし失楽園】は今後とも、テロ紛いの魔術師の討伐に専念、です」
この世界、すなわち【現実世界】にはテロリストのような行為を働く魔術師が存在する。
【現実世界】の魔術を使え無い人間を見下し、傲慢にも処刑という言葉の下、傷付ける。
現在、世界ではそんな事が行われているのだ。
そんな不条理な暴力が横行すれば、世界の平和のバランスは崩れ去るだろう。
それを守り、テロリスト紛いの魔術師を討伐する、それが【荒廃せし失楽園】の役目。
「悪の魔術師をやっつけて、世界の平和を守るって事だな」
「何か、テレビのヒーローみたいな感じですよね」
「燃えるし、萌えるゼ」
「…意味が分かりません」
「ま、とにかく変わった事は無しって訳ね」
「そういう事ですね」
「じゃあ、御仕事があるまで待機しますか」
そう言って、クロトはスルメが彼に渡そうとしていた珈琲が入ったコップを受け取った。
暖かい珈琲を喉に通し、【荒廃せし失楽園】のメンバーの1人としての日常が幕を開ける。
- Re: Multiplex Cross Point キャラ募集中 ( No.16 )
- 日時: 2010/03/16 22:28
- 名前: Faker (ID: xFQn5lM8)
設定が薄いなぁ…。
やっぱ、プロットを作ってから作るべきだったか。
※独り言です
- Re: Multiplex Cross Point キャラ募集中 ( No.17 )
- 日時: 2010/03/16 22:58
- 名前: 柴揮 (ID: cQ6yvbR6)
名前:錆螺 唄(せいら うた)
性別:男
容姿:紺色の瞳に、黒に近い青色のショート。
白いシャツに群青色の上着、黒い長ズボン。
両耳にチェーンに繋がった翡翠色の石の綺麗なイヤリング。
詳細:冷静で真面目な性格。
普通の会話には、!や!?があまり出て来ない。
礼儀正しく、つねに敬語&丁寧語。
とても優しくて、誰にでも親切。
だけど、言いたい事はハッキリと言うタイプ。
笑顔で厳しい事を言う時もあるが、悪気(自覚)はなし。
頭は良く、運動神経や反射神経は凄く良い。
背は高めで、体重は(男としては)軽い方。
よく高い所に居る。(木や屋根の上とか)
↑木陰などで本を読む事が多い。
男性だが、料理や裁縫は得意。
微笑んだりはするが、表情があまり変わらない。(凄く驚いたりはしない。)←決して無表情ではありません
誰も悲しい顔をする所や照れてる所、泣く所を見た事がない。
怒っても笑顔だが、その笑顔が怖い。←何と言うか・・黒い?
嘘を吐くのが上手い。(表情が読めないし、今までバレた事がないらしい)
美形な方で、モテるのだが本人は気にして(気付いて)ない。
気配を消してるのか、神出鬼没。
人の気配に敏感で、近くに居ると(隠れてても)居る事が分かる。
あまりにも面倒な事や他人が起こした事件は、基本無視。(面倒な事には首を突っ込まない)
↑応援はするが手出しはしない。(まぁ、あまりにも酷すぎる場合は助ける)
年齢:18歳
一人称:僕
二人称:基本、〜さん。
相手の許可が出れば呼び捨て。(でも自分から許可を得ようとはしない)
所属:荒廃せし失楽園
武器:扇子・風を起こして攻撃や防御。
チェーン・長さは無限でどんなに硬い物にぶつかっても壊れない。
後は魔術も少し。(主に回復系)
キャラとの関係:誡と幼馴染で、誡は唯一の呼び捨て&タメ語キャラ。
少し前に、クロトの食い逃げを止め、代金(?)を代わりに払った時に知り合った。←その時誡は居ない
それからは、結構会ったりする。
通称:神聖の唄(意味分からないッスよね・・ι)
ボイス:「どうも、僕は錆螺唄です。以後よろしく。」
「ん〜・・・・でも、OOですよね。」←笑顔で言いたい事を言う。
「いい加減にしてくださいね?」←笑顔だが怒ってる
「誰かそこに居るのでしょう?出て来たらどうです?」
「僕には関係ありませんので、頑張ってください。」←面倒な事を誰かが起こした時
その他:情報屋と言える程、色々な事に詳しい。
色々な事の殆どの情報を知っている。
↑何処で情報を手に入れたかは、唄自身が「企業秘密」だと言う。 ←企業って何のだろう・・?
手帳を持っていて、そこに今まで集めた沢山の情報が書いてある。
緊急時は素直に教えるが、普段はそうはいかない。
名前:黒雅 誡(くろまさ かい)
性別:男
容姿:紅い瞳に黒の肩くらいのショートヘアー。白いシャツに黒い長袖の上着。(上着のボタンとシャツの第一ボタンは開いてる)
黒い長ズボン、首に紅い石がはめ込まれたネックレスをかけてる。
詳細:冷静で大人しい性格だけど、少し毒舌。
だが、決して人と関わるのが嫌いな訳ではない。(騒がしいのは嫌いだが)
見た目は不良っぽいけど、服をちゃんと着るのが面倒なだけらしい。
年齢の割に背が高い。(街とかで二十歳過ぎだと勘違いされる)
↑でも誡は気にしてない。
ほとんど目がトロンとしてる。こんな感じ→(T_T)
普通に話すが、会話には!、!?が出てこない。(驚いたと言っても棒読み&普通の顔)
そしてほとんど無表情。だが、優しくてしっかり者。
男では美形で、女の人にモテるが嬉しいとは思ってない。
頭は良く、運動神経は良い方。
性質の為食べる事が多くなってしまうが、太ってない。逆に(男としては)細い。
見かけに寄らず、甘い物が好き。(特にチョコ)←例え好きでも、持ってたからと言ってハイテンションにはならず通常通り
サボリ常習犯。
授業に殆ど出てる姿はない。(誡が言うには、授業は面倒で体育は動きたくない理由らしい)
↑そう言う時は、屋上の扉の上(扉の側にある梯子を上ると居る)か、校庭とかの木の上に居る。
基本人の言う事は聞かない。
唄と幼馴染で、一様仲は良い。(そう見えないのは誡があんまり話し掛けないだけ)
一人称:俺
二人称:基本的には、先生も生徒も呼び捨て。
所属:荒廃せし失楽園
武器:槍・伸び縮み可能で、最長は自分の身長で最短は掌サイズ。(ポケットに仕舞ってるらしい)
後は魔術も少し。(主に防御系)
キャラとの関係:唄と幼馴染で、唄とは話すが他の人にはあまり自分から話しかけない。
クロトと、唄と一緒の時に会っただけ。(その時は、既に唄とクロトは知り合っていた)
それからは、唄と同様結構会ったりする。
通称:睡眠の誡(こっちも意味分からないッスよね・・ι)
サンボイス:「俺の名前は、黒雅誡。よろしく・・。」
「授業?面倒だからヤダ。」
「わ〜、驚いた。」←棒読み
「あ?・・・あぁ、体質だ。」←誰かに何でいつも食べてるのかと聞かれた時
その他:お腹が空くと寝てしまう体質。食べるまで起きない。
だから、お菓子を沢山持ち歩いてる。
何故こうなったかは、幼い時に母親が興味本意で寝ている誡に食べ物を口に突っ込んで、どう起きるか反応が見たくてやっていた。(毎日)
それからしばらくして、これが続いていた所為か、知らない内にこういう体質になってしまった。
だから眠らない様にいつも飴を舐めている。
殆ど毎日サボってるくせに、頭は良いし運動も出来る。
こんな感じで合ってますか?
- Re: Multiplex Cross Point キャラ募集中 ( No.18 )
- 日時: 2010/03/17 17:08
- 名前: Faker (ID: xFQn5lM8)
柴揮さん。
こんなに詳しく書いて頂けるとは…、感激です。
ありがとうございます、使わせて頂きます。
今日中には更新が出来ると思います。
- Re: Multiplex Cross Point キャラ募集中 ( No.19 )
- 日時: 2010/03/30 18:42
- 名前: Faker (ID: xFQn5lM8)
Multiplex Cross Point─多重交差点─ 第三話 情報屋と鉄の十字架
始まりは、一通の電話から。
昼を過ぎた頃、椛の携帯に着信に入り、彼女は携帯の液晶画面を見た。
其処には、錆螺 唄、と言う名前が表示されている。
(【情報屋】…。あちらから連絡を取ってくるとは、珍しいな)
錆螺 唄。
18歳という若輩ながら、卓越した魔術の腕と情報収集能力に長けた人物の名だ。
過去にクロトが食い逃げをした際、彼を捕まえた人物で、それが縁で【荒廃せし失楽園】にスカウトされた人物。
【情報屋】の異名と、宗教に関連した魔術を使う事から【神聖】の名で魔術師達に知られている。
普段は単独行動で、こちらから連絡する事はあっても向こうから連絡してくる事は無かった。
しかし今、彼から連絡が来たのだ。
何となく嫌な予感がしたが、椛は電話に出た。
「椛だ。何か用か、情報屋」
「どうも、椛さん」
電話の向こうから聞こえて来たのは丁寧な口調の青年の声だった。
彼女が知る、錆螺 唄の声である。
「…何か用か、と聞いている。早く答えろ」
「では率直に言います。…助けてくれませんか?」
「は?」
「追われてましてね、少し手助けが欲しいんですが…。おっと、来ましたか…!?」
電話の向こうで誰かが走る靴音が響いている。
間違い無く、錆螺 唄の靴音だろう。
「追われてる…? 相手は魔術師か?」
「ええ。かなり執拗で、撒くのは難しいですね」
「お前の実力なら並の相手なら問題は無いだろう」
「まぁ、基本的にはそうなんですが…。今回は状況が状況なんで」
何か含みの有る言葉に椛は携帯に耳を澄ました。
聞こえるのは錆螺の靴音、そして聞き取り難いが、テンポの合わない靴音が二つ。
(追っ手は2人か。…だが)
1つだけ気掛かりな事が。
聞こえる靴音は錆螺、追っ手の2人、そして、錆螺の隣からもう1つ靴音が聞こえている。
「お前、連れがいるのか?」
「正解です。電話越しで、こちらの状況を把握されるとは話が早くて結構です」
「そいつは魔術師なのか?」
「残念ですが一般人…、ですね」
「…今、言い淀まなかったか?」
「いいえ、気の所為では?」
「そうか。なら、1つ確認だ」
「どうぞ、何なりと」
「追っ手の魔術師の目的は、お前か一般人か」
「一般人の方ですね」
「ならば我々の領分だ。一般人を襲うテロリストの如き魔術師共は私たちが殲滅する」
「力強い言葉です。では、早急にお願いします」
錆螺はそう言って、電話を切った。
彼女は携帯を手に持ったまま、とある番号に電話を掛ける。
それは、【荒廃せし失楽園】の別働部隊────────、
「任務を言い渡す、─────────【鉄の十字架】」
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