コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Multiplex Cross Point 完結
- 日時： 2011/01/04 15:36
- 名前： Faker （ID: uUme72ux）
新たに小説を書きます、Fakerです。
どうぞ、お気軽に見て貰えれば嬉しいです。
御意見など、お待ちしています。
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- Re: Multiplex Cross Point 第13話更新中 ( No.560 )
- 日時： 2010/08/08 18:56
- 名前： インク切れボールペン （ID: mCvgc20i）
【Child Soldier】事件。
あの事件の最中、月架 蒼天は武装した子供の兵士達と対峙した。
当時、仲間だった魔術師達と共に戦場に臨み、彼は自分達の行為を正義と信じ、剣を振るった。
飛散する血、肉を切り裂く感覚、音も無く倒れる子供達。
鮮明に蘇る記憶を辿り、彼は1人の少女を思い出した。
西洋剣を振るい、仲間達の死を目撃し、憤怒の感情を纏い、月架 蒼天と相対した少女。
激情に動かされ、獣の如き怒濤の声を上げて、彼女は月架の得物と拮抗した。
良く覚えている。
あの時、西洋剣の柄を強く握り締めた両腕は、小刻みに震えていた。
憤怒の溢れていたはずの表情も、月架と拮抗した瞬間、蒼白となっていた。
それは、恐怖故に。
敵と対峙した恐怖でも無く、自分が敵に勝てるのかという不安でも無く、彼女の恐怖は、
相手を傷付ける事、それを心の底から拒絶している、そんな恐怖だった。
闘いたくない相手だ、と拮抗した月架は思った。
罪悪感という良識のある少女と、出来る事なら闘いたくない、と。
だが、戦場に甘い戯言など必要は無い。
迂闊な考えは、己を殺す。
それを知っていたから、月架は彼女との拮抗を一気に破り、彼女の身体を切り裂いた。
赤い雨が降った。
彼女は力無く崩れ去り、戦場の大地を真っ赤に染め上げる。
終わった、そう思った矢先。
何気なく、死んだであろう彼女を一瞥し、月架は驚愕した。
酷く浅い呼吸をしながら、まだ彼女は生きていた。
「助けて」
死に怯える彼女の目尻には涙があった。
浅い呼吸は尚も浅くなっていく。
放置しても、死は確実だったはずだ。
だが、彼は。
「許してくれ」
一閃。
正義と信じて振るった刃は、少女の身に終焉の一撃を与えた。
思い出せば、それこそが始まりだったのだろう。
ミリー・シャルロット、彼女との因縁の。
高層ホテルの第10階層のエレベーターホールで、月架は閉じていた瞳を静かに開いた。
その眼前には、殺したはずの少女が立っている。
助けて、と月架に許しを乞うた、あの時の少女、ミリー・シャルロットが。
「いらっしゃい、私を殺した人」
狂気を含んだ笑顔で、彼女は明確にそう言い放った。
互いに、得物を手にして、正面から相対して。
被害者と加害者は、戦場に臨む。
（彼女は生きていた。…痛みの喪失という1つの傷跡を残して）
それが、彼女に歪みを生んだ。
涙を流す事も無く、恐怖すら抱かない、ただ狂った様に笑い続ける少女を生み出してしまった。
あの時、彼女の小さな願いを受け入れ、剣を振るわなければ、こんな事にはならなかっただろう。
否、そもそも【Child Soldier】事件の真実を、もっと早く理解していれば、もっと多くの子供が助かったはずだ。
だが、結果的に彼は、幾多の子供達の命を奪い、その果ての真実に後悔と懺悔を背負った。
そして今、対峙するのは被害者である少女。
彼女を救済する、その為ならば。
この命、賭す事も辞さない。
行くぞ、と彼は一対の短剣を構えた。
満身創痍、一度は身体に風穴を開けられ、応急処置を終えただけ。
もしかすると、死ぬかも知れない。
だが、それでも。
例え、そうだとしても。
過去の清算の一環を、この場で果たす!!
「この一戦。─────────────君の救済に捧ぐ!!」
罪人は吼える。
かつて、己の成した行為で、狂ってしまった1人の少女を救済する為に。
血に濡れた、咎の剣を両の手に、過去の清算の一環を成し遂げる為に。
- Re: Multiplex Cross Point 第13話更新中 ( No.561 )
- 日時： 2010/08/09 15:01
- 名前： 蒼雅 ◆CwIDAY6e/I （ID: hAtlip/J）
- 参照： 最近あ〜ら〜らでね〜♪ あ、ども蒼雅です。
>>559へぇ、書いていらしてたんですか。
一度読んでみたいですよｗｗ
一度自分が恋したら、恋愛小説の書き方がわかるかもしれませんが……。
私の場合、恋していたときの感じをすっかりぽっかり忘れているので書けませんやｗｗ
でも、涙ながらは酷いですよｗｗ
インクさんならきっとうまいんだと思うんですが。
ですよねー、なんか恋愛小説って奥が深いんですよねｗ
もっと恋愛小説の勉強にやってみる価値はあるかも。
素晴らしいとは光栄ですｗｗ
でも他に夢はあるんですけどね。
世界中を旅するっていうのもいいんですけど。
出来れば小説を書きながら、世界中を……。
そのためにはかなりの勉強を必要としますがね＾＾；
インクさんの師匠様はきっとすごい方なんでしょうねｗ
インクさんはいい人の師匠に弟子になられた！と思いますよｗｗ
いえいえ、私は大したことは言ってないでござる（
インクさんは素晴らしいです。
本当に尊敬します。
いや、もう本当に弟子にしてください!!
私はインクさんの弟子になったら、とても嬉しく思いますよ。
執筆、頑張ってくださいねｗ
- Re: Multiplex Cross Point 第13話更新中 ( No.562 )
- 日時： 2010/08/09 15:46
- 名前： インク切れボールペン （ID: mCvgc20i）
蒼雅さん。
鬱になりますってｗ
恋愛小説は、本当に深いです。
自分が恋をしていたら一番、解り易いんでしょうけどねー。
自分は青春時代を放浪とボーイスカウトに費やしたから、恋とは無縁ですねーｗ
涙ながら。
あれは真情を感じさせる批評でしたねー、心を貫通しましたｗ
まぁ、ヒロインと主人公が不幸過ぎたんで仕方ないですがｗ
恋愛小説の奥深さは凄まじいです、あれを極めれば小説家として成功すると思いますよ。
世界中を旅するんですか。
それは良いですねー、各地で見聞を広めるのは良い事です。
文化の違い、民族の特色の違い、それを理解するのは大切な事です。
小説を書きながら、ですか。
それは凄く良いですね、なんか格好いいです。
師匠…。
実を言うと、最近なんですが師匠と現実に会いまして。
いやー、まさか、でしたよ…。
あの人の正体を知って、滅茶苦茶に驚きました。
確かに、自分でも師匠の弟子になって良かった、と思います。
…まぁ、色々と複雑な感情が交錯しておりますが…。
いえ、大した事あるでござろうｗ
こんな未熟者に過分な御言葉ですよ。
自分の如き未熟者では、蒼雅さんの足下にも及びませんので。
むしろ、弟子にして頂きたi（黙
うーむ、光栄な御言葉です。
涙のダムが崩壊しましｔ（黙
- Re: Multiplex Cross Point 第13話更新中 ( No.563 )
- 日時： 2010/08/09 16:39
- 名前： 蒼雅 ◆CwIDAY6e/I （ID: hAtlip/J）
- 参照： 最近あ〜ら〜らでね〜♪ あ、ども蒼雅です。
ますますインクさんの年齢がわからなくなってきましたよｗ（
『青春時代を放浪とボーイスカウトに費やしたから』って……ｗ
中学での青春時代か、高校の青春時代か……。
高校でしたら、今は大人!!
本当に謎ですねｗｗ
恋ですかー。
美歌が私の実話を書いているんですが、本当はあれ小五のとき何ですよね。
二年も恋してなきゃ、感じは忘れましてねｗｗ
しそうになったことはありますがｗ
インクさんは彼女、いそうですがｎ((
不幸……。
でも、その後大逆転てきな幸せが訪れたのなら、よかったのかもしれませんねｗｗ
そうなんですよねー！
本当に浪漫がある((
ただ、言語は何ヶ国語も学ばなくてはいけませんね。
書きながら、放浪の旅……。
私、憧れなんですよねｗｗ
今の時代が中世のヨーロッパみたいな感じだったら、騎士になろうと頑張っていたかも（ぇ
そして、放浪騎士に((
そうなんですか！
私もインクさんのご存知の絵磨ちゃんに実際会ったことあるんですよね。
まぁ、それはさておき、すごいですね！
本当にまさか、と思いますよね。
ここのカキコに、二人仲のいい友人（一人はインクさんの知ってる人のかおりちゃんです）いるんですが、道外の方達なので会うことが出来ないんですよ。
マジで会いたi((
インクさんもどんな人か見てみたi((
いえいえ、大したことはないでござわんでわるつｗ((
そんな、私のほうがインクさんの足元に及びませんぞｗｗ
構成力も文章力も表現力（文章力と同じか？）もキャラクターの個性もインクさんのほうが、上です。
でも、インクさんからそんなお言葉を貰い私も涙のダムが崩壊しそうです。
こんな未熟な私を……。
実際、美歌と一緒にインクさんの事ほめてますけどねｗｗ（まぁ、私のほうから一方的ですｇ（
美歌はインクさんのこと「礼儀正しくて、良い人」と言っていましたよｗ
- Re: Multiplex Cross Point 第13話更新中 ( No.564 )
- 日時： 2010/08/09 17:06
- 名前： 佳澄 （ID: PWqPGq9p）
インクさん＞
ちょっと相談に乗ってもらいたいことがあるのですが……大丈夫でしょうか？
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