ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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闇と獣と凡人と
日時: 2011/02/11 13:19
名前: Nekopanchi (ID: 7foclzLM)

なんと!! 金平糖さんがキャラ絵を描いて下さいました!!

漣 直哉(主人公)

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次は名無しを描いてくれるそうです!!

<アンケートのお知らせ>

名無し「とか言って何も思イ付かなかっタから安易にアンケートにシただけなンだろウけどね。」

犬神「…そうハッキリ言うな。早速アンケートいくぞ」

アンケート用紙

①正直言ってこの小説は面白いですか?(社交辞令などは一切無しでお願いします)
「」

②ストーリーはどうですか?
「」

③やみけもで好きなシーンはありますか?
「」

④今現在登場しているキャラクターで誰が一番好きですか?
「」

⑤読んでいて気になった点、また、「ここはこうの方がいいんじゃね?」というのがおありでしたらお書き下さい。
「」

⑥何か一言お願いします
「」

〜ありがとうございました〜

闇と獣と凡人と 序章

「…はぁ……」

ここはどこなんだろう…周りを見回しても山の中という事しかわからない…とりあえず、がむしゃらに歩いていたがもうすっかり日も暮れてしまった…。
「どうするかな…」

その時、ふと耳を澄ますと、そう遠くないところで鳥の鳴き声が耳に入ってきた。

「……………カラスか?」

その鳴き声は単体のカラスではなく、群れが鳴いている、という感じだった。

ーーーその喧騒はまるで…
カラスが自らの声にまみれて舞い、踊っているかのようで…………


バサッ


…背後で羽音が響いた。

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Re: 闇と獣と凡人と ( No.272 )
日時: 2010/10/30 18:17
名前: Nekopanchi (ID: 0T24nVPU)

闇と獣と凡人と 第二章

「そ、そウだよ。わかって貰えば何も問題無イから」

……なんと言うか、二人ともしどろもどろになってしまっている。俺が謝るのは二人にとってかなり想定外だったらしい。

それから数秒程の沈黙が流れた後、犬神が大義そうに咳払いをして、気まずそうにこめかみの辺りを人指し指でかきながら仕切り直した。

「あー……とりあえず、一人で行く事に納得してくれた、と理解していいのか?」

「ああ。だから集落の場所を教えてくれ。早速今から向かってみるよ」

Re: 闇と獣と凡人と ( No.273 )
日時: 2010/11/01 18:36
名前: Nekopanchi (ID: cZfgr/oz)

闇と獣と凡人と 第二章

「そうか」

犬神は微かに頷いた後、こめかみをかいていた方の指を俺から見て右の方向へ向け、言葉を続ける。

「集落の場所はここから東に……そうだな……どんなに遅くても三十分も歩けば着くハズだ」

「わかった。こっちに進めばいいんだな?」

俺は犬神の説明に頷いて、犬神が指差した方向に歩き出した。が、二歩目を踏み出した所で一つの疑問が浮かび、一度振り返って犬神と名無しに視線を向けた。

「……あ、一つ質問があるんだが……俺が六角に保護されたら、もうお前らと会うことはなくなっちまうのか……?」

Re: 闇と獣と凡人と ( No.274 )
日時: 2010/11/03 08:50
名前: Nekopanchi (ID: jZi4txmM)

闇と獣と凡人と 第二章

「まあ、保護されると言う事は結界の中に入る、という事だからな。そうなれば当然結界の外にいる俺達と会う事は無くなる」

「……そうか……」

別に言おうとした訳ではないのに、何故か俺の残念そうな言葉がため息混じりについ口をついて出てしまった。

すると、そんな俺の様子を見た名無しが、からかう様な笑みを浮かべ俺を見る。

「あれぇ? なンか私達と会エなくなルのが寂しイみたいな言い草だねえ、私に食べラれそウになったの忘レちゃっタ?」

……忘れてた……

Re: 闇と獣と凡人と ( No.275 )
日時: 2010/11/03 10:42
名前: Nekopanchi (ID: 0T24nVPU)

闇と獣と凡人と 第二章

と言うか、今のは『お前ら』とは言ったものの、正直犬神だけに言った様な物なのだが、それを言うと色々面倒な事になりそうなので普通に言葉を返しておいた。

「……まあな。二人ともには凄く感謝してる。特に犬神のお陰で俺は生きてる訳だからさ。それに名無しも……」

名無しが俺にしてくれた事を言おうとして言葉に詰まる。

……あれ、コイツ俺に何かしてくれたっけ……

よくよく考えてみても、特に何もしてくれてない気がする……

Re: 闇と獣と凡人と ( No.276 )
日時: 2010/11/03 19:29
名前: Nekopanchi (ID: cZfgr/oz)

闇と獣と凡人と 第二章

しかしこのままだと名無しが膨れて面倒な事になりそうなので、必死に考えて半ば無理矢理に言葉を繋げる。

「……名無しは……ほら、俺を見付けてくれただろ? 名無しが見付けてくれたから犬神が俺の所に来てくれたんだろうしさ」

……あれ?

この言葉は適当に言った物なのだが、よく考えてみると確かにその通りで、あの時もし名無しに襲われていなかったら、犬神に会えてなかった訳だろう……つまり今より悪い状況になってる訳だ……。


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