ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 闇と獣と凡人と
- 日時: 2011/02/11 13:19
- 名前: Nekopanchi (ID: 7foclzLM)
なんと!! 金平糖さんがキャラ絵を描いて下さいました!!
漣 直哉(主人公)
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次は名無しを描いてくれるそうです!!
<アンケートのお知らせ>
名無し「とか言って何も思イ付かなかっタから安易にアンケートにシただけなンだろウけどね。」
犬神「…そうハッキリ言うな。早速アンケートいくぞ」
アンケート用紙
①正直言ってこの小説は面白いですか?(社交辞令などは一切無しでお願いします)
「」
②ストーリーはどうですか?
「」
③やみけもで好きなシーンはありますか?
「」
④今現在登場しているキャラクターで誰が一番好きですか?
「」
⑤読んでいて気になった点、また、「ここはこうの方がいいんじゃね?」というのがおありでしたらお書き下さい。
「」
⑥何か一言お願いします
「」
〜ありがとうございました〜
闇と獣と凡人と 序章
「…はぁ……」
ここはどこなんだろう…周りを見回しても山の中という事しかわからない…とりあえず、がむしゃらに歩いていたがもうすっかり日も暮れてしまった…。
「どうするかな…」
その時、ふと耳を澄ますと、そう遠くないところで鳥の鳴き声が耳に入ってきた。
「……………カラスか?」
その鳴き声は単体のカラスではなく、群れが鳴いている、という感じだった。
ーーーその喧騒はまるで…
カラスが自らの声にまみれて舞い、踊っているかのようで…………
バサッ
…背後で羽音が響いた。
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- Re: 闇と獣と凡人と …キャラ絵を描いていただけないでしょ ( No.257 )
- 日時: 2010/10/20 19:42
- 名前: Nekopanchi (ID: ozdpvABs)
闇と獣と凡人と 第二章
「ああ、丁度今説明し終わったところだ」
犬神は、目の前の血まみれの名無しを見ても、少しも慌てずに、極めて落ち着いた様子で言葉を返した。
……今この場で言葉を失っているのは俺だけらしい……
「じゃア、これからどうすルの?」
名無しが顔についた血を服の袖で拭いながらこっちに歩み寄る。
「ひとまず六角の所に連れていくのが得策だろうな。……だが一つ問題がある」
喋り終えると犬神は『何故と聞いてくれ』と言わんばかりの表情で俺に視線を送ってきた。
- Re: 闇と獣と凡人と 金平糖さんがキャラ絵を描いて下さいま ( No.258 )
- 日時: 2010/10/21 07:02
- 名前: Nekopanchi (ID: jSrGYrPF)
闇と獣と凡人と 第二章
……他にどうしようもないので俺は犬神の視線に答えた。
「あー……その問題ってのは?」
「問題と言うのはな、俺も名無しも……」
「私も犬神モ、六角の場所を知らなイんだよ」
「…………………」
台詞を名無しに横取りされた形になったせいか、珍しく犬神が硬直した。……このまま放っておいても回復の兆しは到底見えないので助け船を出してやる事にする。
「な、なあ犬神、場所がわからないならどうやって六角とやらに会うんだよ?」
すると犬神はハッと我に還り、一度咳払いをしてから普段と変わらない調子で喋り出した。
- Re: 闇と獣と凡人と ( No.259 )
- 日時: 2010/10/21 19:46
- 名前: Nekopanchi (ID: 0M.9FvYj)
闇と獣と凡人と 第二章
「先程『六角は集落を結界で覆い、人間達を妖怪から守っている』と言ったな? 今からその結界に攻撃を加えに行く。そして攻撃を加えたなら数分とかからず六角が現れるハズだ。だが六角から見たらお前は『結界を破壊し、中に居る人間達を補食しようとしている妖怪』でしかない。そこでお前は速やかに『敵意が無い事』『自分が外来人である事』『犬神という妖怪にこうしろ、と言われた事』を伝え、結界に攻撃を加えた事を謝罪しろ。そうすれば六角はお前を保護してくれるハズだ」
- Re: 闇と獣と凡人と ( No.260 )
- 日時: 2010/10/22 20:37
- 名前: Nekopanchi (ID: 8keOW9sU)
闇と獣と凡人と 第二章
犬神の言った『作戦』に俺は思わず言葉を失った。
……なんとまあ無謀な作戦……。大体、もし誘き寄せる事に成功したとしても、その六角に攻撃を加えられない保証でもあるのだろうか。六角にとって俺は『守っているものを破壊しにきた奴』な訳で……。弁解した所で『敵ではない』と信じてもらえるのだろうか。……信じてもらえなくて攻撃を仕掛けられた場合に生き残る自信はない。
「……なあ、誘き出せたとして、そんな簡単に『俺が敵じゃない』って信じて貰えるのかよ……? もし戦闘になったら流石に生き残る自信ないんだけど……」
- Re: 闇と獣と凡人と ( No.261 )
- 日時: 2010/10/23 17:34
- 名前: Nekopanchi (ID: ozdpvABs)
闇と獣と凡人と 第二章
犬神は心底ビビっている俺に「ふっ」と軽く笑いかけ、その軽い笑みを浮かべたまま腕を組んだ。
「大丈夫だ。六角は人間にとことん甘い。妖怪を敵にしてまで人間を守っている訳だからな。従ってお前も大丈夫のハズだ」
「そ、そうなのか……? まあ、それならいいんだけどさ……」
「たダし、お兄さンがよほど怪しイ行動しなけレば、だケどね」
と、不意に犬神の後ろからひょっこりと顔を出して言ったのは名無し。
「……わかった。じゃあ早速行こうぜ。出来るだけ速くすませたい」
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