二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

時計屋ウサギ@リユーススレでし。
日時: 2011/03/29 20:58
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)

ボカロの歌を小説化してみたのスレをリユースしているスレです★
今回リクしてくれてる人が居ない為題名変えさせて頂きました。
時計屋ウサギシリーズを書きたいと思います★
前にも書いたんですが、そのままになってしまいやして。
やりなおそっかなぁ〜と気がむいたんでもう一回挑戦したいと思っています。
ちなみにリユースする前の返信、参照は、
返信184 参照1389
なんですね。まあ覚えておくのもいいかなぁーって思って。
んじゃ前置きもこのくらいにして時計屋ウサギ始めますか。

時計屋ウサギと現実屋
>>195 プロローグ
>>199 第1話—出会い—
>>207 第2話—真実—
>>208 エピローグ

時計屋ウサギと吸血鬼少女
>>209 プロローグ
>>211 第1話—噂—

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41



Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.155 )
日時: 2010/12/15 20:25
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6k4Zyjz5PDA

                紙飛行機

ある時代のある場所で混ざらないこの世界の真ん中で2人のツタナイ世界をつなぐひとつの紙飛行機があった。
毎日、病院を抜け出した。パパの仕事場に行くために。
その仕事場には、君がいた。いつもじっと見つめていた
ある日、君が私に紙飛行機を送ってくれた。1つの手紙
だから毎日紙飛行機をもらうのが嬉しくて、毎日抜け出してわここに来た
君に会う。それが私にとっての全てだったから
君の手紙を読むと心が自然に暖かくなるんだ。その手紙を読むたびに、君に笑顔で返した
なぜか頬が赤くなる。これが「恋」なのかな?
だけど、パパはいったの。その時のパパの顔はすごくこわかった
「あの子には、会ってわいけないよ。」
「どうして?」
「いいから・・・。」
どうしてもわからなかった。なぜ会ってわいけないの?
君がいて、やっと生きてられるのに。もう会えないなんて
あなたがいる。ただそれだけで生きている「意味」が合った
光が射さないこの部屋でも遠い未来だけは、輝いていた
日に日に増えていく、管の数。遠くなっていく耳。
歩くのもかなりきつくなった。
だから最後に、歩けなくなるまでに君の場所までいって、
紙飛行機を送った。
もうここから生きて出られないから。
最後まであなたに心配なんてかけたくなかったから最後の紙飛行機を送った後、走ったわ。
『さようなら。』
重いを乗せ飛んでいく紙飛行機。君に涙は、みせられない。
—ずっと、待ってる。いつまでも待ってる
君がくるまで手紙を手紙を。紙飛行機をなくさずにいたらまた会えるよね?
                   幾月
もう身体が動かなかった。もうそろそろお迎えがくるのかもね
あの時の別れの際に強がなければ良かったのかもしれない
だけど、そんなのもう遅い。
今もきっとどこかで笑ってるあなたに・・・。
「会いたいよ」
光のあたらない花はただ枯れゆくだけ。
あなたのくれた紙飛行機が光という名の「希望」をくれた
もう霞んで手紙も読めないよ
部屋に響く無機質な音
お願い もしこれが最後なら
いかせて あなたのもとへ…

「あなたがいたから、ずっと私たちは」
『君がいたからずっと僕達は』
「笑顔を忘れずにいられました」
『笑顔を忘れずにいられました』
「深い闇が二人を切り裂いて」
『深い闇が二人を切り裂いて』
「深い闇がまた巡り合わせて」
『深い闇がまた巡り合わせて』

                「また明日…」





                   『あの場所で…』

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.156 )
日時: 2010/12/17 21:19
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

リクエスト募集中ですよ♪
待ってますッ

by作者

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.157 )
日時: 2010/12/18 22:21
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

リクです!
火葬曲お願いしまっす
待ってます!

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.158 )
日時: 2010/12/21 21:49
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

>>157
唄季さん

ごめんなさいッ
遅れました!リクエスト了解ですっ!

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.159 )
日時: 2010/12/21 22:04
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=_Rjb-O6DPsA

                    火葬曲

壊れてゆく喜び。やがて消える哀しみ。
このすべてを思い描き抱いていく
いま焔を闇に浮かべるために。

「楽譜の焼き場はここですか?」
目の前に紙束の山が出来ている。だから聞いてみた。
返事は、なかった。そこには誰もいないから。
ここには、音の無いカナシイ歌が捨てられている。
その紙の山からかすかにきこえた心の声
「君の歌声が聞きたい。」
「歌声?私の歌声が?」
すぐに尽き果て消える宿命だけど、紙達に歌ってあげる。
すべてが燃えてしまう前に。
紙の山に火がついた。
「この哀しみが燃え上がる燃料となるのよ」
その火は、もっと激しくなった。
「でも、最期に輝かせてあげる。」
なんのために?
「歌われぬ悲歌のために」
                火をくべ荼毘に付せ

きらめいては消えていく今際のことばの綴じ目
美しく映える音景にあれはカゲロウ?
未来が見えない
燃えては 灰に消えゆく 「メロディ」
新たに 熱を燈される  「ハーモニー」
何度も 何度も 繰り返す
私にはどんな意味があるの?
「娯楽などそんなもの」
虚しいなんて 思いたくない
仮初の 明かりでも
意味など見えなくても

燃え広がる紅の火の手は空まで伸びる
紙の山からまた聴こえてきたかすかな声
「私が飲み込まれる前に新しい音をちょうだい」

燃え尽き果てた亡骸 積み上げられた塵埃
焼き場で歌う私の 声の逝き場はこんなもの

きらめいては消えてゆく 今際のことばの綴じ目
美しく響く音景は すべてカゲロウ?
何も聞こえない……

壊れてゆく 哀しみも やがて 消える喜びも
思い描く すべてを抱いて いま焔の 海に溶け逝く


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41