二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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時計屋ウサギ@リユーススレでし。
日時: 2011/03/29 20:58
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)

ボカロの歌を小説化してみたのスレをリユースしているスレです★
今回リクしてくれてる人が居ない為題名変えさせて頂きました。
時計屋ウサギシリーズを書きたいと思います★
前にも書いたんですが、そのままになってしまいやして。
やりなおそっかなぁ〜と気がむいたんでもう一回挑戦したいと思っています。
ちなみにリユースする前の返信、参照は、
返信184 参照1389
なんですね。まあ覚えておくのもいいかなぁーって思って。
んじゃ前置きもこのくらいにして時計屋ウサギ始めますか。

時計屋ウサギと現実屋
>>195 プロローグ
>>199 第1話—出会い—
>>207 第2話—真実—
>>208 エピローグ

時計屋ウサギと吸血鬼少女
>>209 プロローグ
>>211 第1話—噂—

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Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.140 )
日時: 2010/12/08 21:22
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

>>139
唄季さん

お久しぶりです^−^
リク了解ですッ!

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.141 )
日時: 2010/12/08 21:41
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=kk-ANySloOY

               夕日坂

いつもの帰り道。私は、君の少し後ろを歩いていく
背の高い君に会わせ自然に歩幅が大きくなる
—彼はどうおもってるんだろう?
この坂を登り切ったら分かれ道がそこにあるんだ
君はうつむいて顔も合わせずにこういった
「あと少しだから。」
そういって私に手を差し出してくれた

このありふれてる幸せに恋した
毎日のように遊んで、学んでおしゃべりして。
こんなちっぽけな幸せに恋をした。
そんな時間が今思いだしても優しいから振り返ったら君の手がすぐそこにある気がした
いつのまにか私の知らないうちに君だけを見ていた。
君がいる・・・。それだけで笑顔になれた。
この触れた指。伝う鼓動。その全てが愛しかった。

「終わったよ。坂道」
「あっうん・・・。」
このわかれ道で指を離して2人同時に背をむけ歩きだす
ふと振り返ってみた。でもその先に君の姿は、何処にもなかった。
「明日もまたあえるよね・・・。」
ずっとそう思ってた。だけど朝の学校には来なかった。
その次の日も。その次の日も・・・。

君の離すことや君の描くものや今日みたこの景色を絶対に忘れない
—忘れたくない
けどそのことを強く思うほどどんどん不安が心の中で広がっていく
長い影の私も揺らいだ。

ありふれてる幸せに恋した
毎日の帰り道の坂道を一緒に歩いてる君がいる
そんな時が続く気がしてた
君が来てから何もかもがはじめての思い出
明日のことさえ知らずにいた

どんな時も君だけをみていて君のために笑うはずだった
だけど時の中に逸れてゆき君の手が離れてしまう
ありふれてる幸せに恋した
そんな時が今も優しくて振り返ればその手がすぐそこにあるような気が今もしてる

夕日を背に長い影を連れて 今一人でこの坂を上る
目を閉じれば 誰かを探している幼き日の私に出会う

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.142 )
日時: 2010/12/10 07:21
名前: 唄李 (ID: 8HTDhaI.)

リラックマさん
有難うございます!
この歌大好きなんです
これからも、がんばってください。

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.143 )
日時: 2010/12/10 19:27
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

>>142
唄季さん

どういたしまして♪
これからもがんばります
応援ありがとうっ!

Re: ボカロの歌を小説化してみた。 ( No.144 )
日時: 2010/12/10 19:59
名前: リラックマ (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=cR31ZpH5eYI

                少女と黒い猫


薄汚れた猫が震えて泣いている。鳴いて、雨を降らせる
凍りついた雫が大地を叩くように落ちていく
涙が枯れ果てるまで・・・。

「次は、どこにいくんだっけ。というより行く場所なんてないのかもね」
少女は、その場で立ち尽くした。
少女のまわりには季節はずれに色づく花。少女は1つそれをとった
その花は、ものすごく綺麗でまぶしかった。そこへ黒い人影がこっちにやってきた。
「こんにちは。お譲さん」
「こんにちは・・・。」
その人は、片手に花を持っていた
「この花をお譲さんにあげようと思って。お譲さんにぴったしだよ」
「あ。ありがとうございます。」
その人からもらったのわ白い花。故郷と同じ色。そして同じ香り
「そうだ。私のいく場所は最初から決まってる!」
「にゃー」
途中で拾ってきた黒ネコが鳴いた

時は、過ぎいつの日かひとつの噂が口を揃え人々が語る。
「知ってるか?あの噂。」
「黒の使い魔を従えている少女の話しか?」
「そう。亡国の姫君ってまだ生きてるらしいぜ?すごいよな」
「あぁ故郷はほろびたのにな。」
「でも、それを知らないあの子はつらいだろうな。」


少女は、まだ故郷についていない。あれから何年かたった。
でも少女は諦めてはいなかった
「この手にあの花を抱くまで私はあきらめないっ!」
そして幾年が過ぎた。
幼い日の記憶には、ほどとおい故郷に今、戻ってきた。
「戻ってきたよ。」
あたりはとても静かで誰ひとりいなかった。
そのため出迎える人もいない。
何もかもが壊れた庭に黒い猫が少女の腕に抱かれて眠るだけだった

薄汚れた少女が震えている。この青い青い。青空の下で
凍りつくほどの涙が大地を叩くように落ちていく。涙が枯れ果てるまで。


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