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†執事ゲーム†
日時: 2010/04/04 12:12
名前: 朝倉疾風 (ID: BLbMqcR3)

シリアスなのかギャクなのかパロディなのかコメディなのか分からないけど、多分・・・・全部。

<登場人物>

音葉サク──15歳 見た目は少年だが少女 まりあ家の守護者として契約された 『日本刀』

真白ノエル──16歳 根は優しい 幼い頃からまりあ家に仕える 『炎』

園崎ちの──15歳 負けず嫌いで頑固 誰に対しても敬語 『花』

菅野ナトリ──19歳 物静かで穏やか 執事の中では最年長 『水』

野沢ヒロヤ──16歳 自信家でナルシスト つっぱしっては失敗する 『風』

まりあナデハ──15歳 まりあ家次期当主 無口で淡々と喋る 

イルベーヌ──外見は十代半ば。 アプサの女王で全ての災厄の元凶。

アプサメンバー>>87  用語説明>>102

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Re: †執事ゲーム† ( No.60 )
日時: 2010/03/14 10:33
名前: 朝倉疾風 (ID: BLbMqcR3)

やっぱり^^
私あれで一番好きなキャラが
イザヤですねぇ
>nanasis

Re: †執事ゲーム† ( No.61 )
日時: 2010/03/14 14:57
名前: 羽鳥 (ID: VEcYwvKo)

おっ?! デュラララ!知ってるんですね^^
羽鳥もイザヤ(臨也だっけ)好きです!!!
あとは正臣も好き^^

なんか、ちのさんいい人。 好きですね。
頑張って!

Re: †執事ゲーム† ( No.62 )
日時: 2010/03/14 18:27
名前: nanasi (ID: lerfPl9x)

私はセルティがやっぱ一番好きですね〜

だけど、静ちゃんも結構好きだなぁ〜

あと、紅の惨劇ってゴロいいですね〜

Re: †執事ゲーム† ( No.63 )
日時: 2010/03/15 19:42
名前: 朝倉疾風 (ID: BLbMqcR3)

正臣、宮野sの声がぴったりです。
あの早口言葉みたいなギャグがなんのこっちゃ。

ちの応援コール来てますね〜
>羽鳥s


セルティ、森羅とイチャイチャしていて本当にあれ
妖精なんだか………((汗
あの子、人間になったらかなりモテると思います。

お褒め頂いてありがとうございます。
>nanasis

Re: †執事ゲーム† ( No.64 )
日時: 2010/03/15 20:00
名前: 朝倉疾風 (ID: BLbMqcR3)

8年前、まりあ家を襲ったヨーテの軍団。
当時雇われていた使用人たちも抹殺され、屋敷も火の海と化した。

守護者の家の者が駆けつけた時にはもう、灰となった屋敷と、泣き叫ぶ少女の姿があるだけだった。

ちのはその現場を直接見たワケじゃない。
その場にいたナデハ、そして幼いころから屋敷にいたノエルもあまり多くは語ろうとしない。

話は、当時11歳だったナトリから聞いた。



「あの惨劇が………始まる………?」
「まだイルベーヌは眠ったまま。 ずーっとずーっと目を覚まさない……」

ジフが八重歯を見せて笑う。

「目を覚ましたら、たぶん真っ先に憎いまりあの血を絞り取るだろうねぇ」
「っ!!!!」

目を見開き、ちのが怒りに奮える。

「そんなのこと、させないっ!! 」

「無意味な抵抗など、止めればいいのにさぁ」





花びらが、開いた。

「……………………?」

サクが首を傾げ、柔らかくなった花びらをそっと手でへし折る。

「………………ち、の?」

静かに呼んでみる。 声が震えるのが分かった。
そっと、花びらの間から外を見てみる。

「っ」
ヨーテの死骸が見え、体がビクリと震えた。
そっと、花びらから出てみる。

「…………」
「あれれ、出れるんだぁ」

木に腰かけている赤髪のジフと、数体のヨーテたち。
そして、倒れているちの。

「ちのっ!」  慌てて駆け寄り、ちのを起こす。
「ちのっ、ちの!」  「すみません……数が、多すぎた……」  「喋らないでっ!」

腹部のシャツに血がしみている。
「やだっ、やだ!」  「そこにヨーテの血を垂らせれば、どんな化け物になるのかなぁ?」

ジフが挑発するように囁く。

──本能のままに…………


「っ!」    ドクンッ


「…………」

──やり方は、教えたでしょう?

「あ、  ああ     あ  あ」
「あぁ?」

ジフが怪訝そうにサクを見る。
サク自身、何が起こっているのか分からなかった。
何か、とても癒せない乾きが、

乾きが襲ってきてそうだよ本能のままに紅の惨劇キミならできるよお前はまりあ家の宝庫なのだからどうしても戦わなきゃダメかなぁ死んでもいいだけど死にたいとは言ってないよお嬢様をお守りするのが私たちの役目ですからまだ言葉は覚えていないノエルの坊やはどうしてここに来たの明日から私はどこに向かっていけばいいのか分からない妖刀だけど人間みたいだよお母様死にたくない死にたくない戦いたくないあまり自慢できるものじゃありませんよ愛って素敵だね愛、愛って好き愛してるよ主は私を愛しる本能が呼ぶ声が聞こえるでしょう記憶のままにその乾きに身を委ねなさいどうかどうか戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って





.     サク、キミは刀なんだよ?




音は途絶え、ゆっくりと自らの腹部に触れる。

本能のままに。
自分は、刀なのだから。

人間ではなく。


「………………サクさん」

                         .


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