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†執事ゲーム†
日時: 2010/04/04 12:12
名前: 朝倉疾風 (ID: BLbMqcR3)

シリアスなのかギャクなのかパロディなのかコメディなのか分からないけど、多分・・・・全部。

<登場人物>

音葉サク──15歳 見た目は少年だが少女 まりあ家の守護者として契約された 『日本刀』

真白ノエル──16歳 根は優しい 幼い頃からまりあ家に仕える 『炎』

園崎ちの──15歳 負けず嫌いで頑固 誰に対しても敬語 『花』

菅野ナトリ──19歳 物静かで穏やか 執事の中では最年長 『水』

野沢ヒロヤ──16歳 自信家でナルシスト つっぱしっては失敗する 『風』

まりあナデハ──15歳 まりあ家次期当主 無口で淡々と喋る 

イルベーヌ──外見は十代半ば。 アプサの女王で全ての災厄の元凶。

アプサメンバー>>87  用語説明>>102

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Re: †執事ゲーム† ( No.5 )
日時: 2010/02/28 16:07
名前: 朝倉疾風 (ID: 0N93rCdO)



                       .




──マジで・・・・・意味分からん。

「ったく、初日から上司に何ハッタリ抜かしてんだか」

──なんか・・・・・・・上司とかなんとか・・・・・。

ヘリコプターの中で、サクは何も聞かずに呆然としていた。
「にしても、こんなひょろっこに勤まるのかねぇ」
「・・・・・・・・あの、同姓同名じゃないですか?」
「ああ?」

機嫌が悪そうな青年に、サクがだるそうに
「なんで私、ヘリで拉致されてるんでしょう」
「お前が 『まりあ家』 の執事だから」
「・・・・・・・あの、私これでも一応女でして」

その発言に、青年がポカンと動きを止める。
しばらくして、
「嘘だろ!!」 「嘘つきません!」 「その言葉じたいが嘘じゃねぇか! 数分前嘘ついたクセに!」 「アレは護身用ですっ」 「何が護身用だ!」

ギャアギャアと五月蝿い中で、ヘリの運転手が少し顔をしかめる。
──あー、うるさ。

「ちょっと降ります」 「何抜かしてんだ。 ここ地上から何メートルあると思ってやがる」 「運は良いほうなんです!」 「ンなの知ったこっちゃねぇわ!」

名前も知らない青年と口論しながら、ヘリコプターは目的地につく。



「ここだ」 「いや、ここだって言われても知りませんよ」 「ここが今日からテメーの職場だ」

「・・・・・・・・・・・・職場っ!!!?」

──反応遅ぇなー。

着いたのは、田舎町。 見渡す限り家も無く、人もいない。
その山に囲まれた土地に、どんっと聳え立つ洋風の屋敷。
派手な外観から見ても、田舎には似合わなさ過ぎる光景。

「俺は真白ノエル。 この屋敷、『まりあ家』 に仕える執事だ」  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ここで今日からお前は執事として働く」
「・・・・・・・・・あの、先ほど言いましたけど、私女です」

ノエルがニィッと口角をあげる。
「じゃあメイドにすっか?」 「結構です。 てか執事も嫌です。 なんで私が執事になるんですか」
「そーゆー契約っすから」

ボソボソとノエルが呟いたが、
「え、なんですか」 「何でもねーよ」
サクには聞こえなかった。

Re: †執事ゲーム† ( No.6 )
日時: 2010/02/28 17:04
名前: 朝倉疾風 (ID: 0N93rCdO)

屋敷の中はこれ以上ないほど広く、シャンデリアまであった。
「うわ・・・・・・・・映画みたい」
「こっち来い。 まだ姫は起きてねーから、静かにしてろ」
「・・・・・・・・・・・・・・姫?」

一階の大広間にある小さい扉を開けると、長い廊下があった。
その廊下の先に行くと、
「これ、着替え。 ちゃっちゃと着替えろ」
「あ・・・・・あのっ、私」
「文句は受付ねぇ!」

個室に押し込まれ、サクがため息をつく。
「着替えろって言われても・・・・・・思い切りタキシードじゃないですか」
文句をブツブツ呟きながら服を袖にとおす。

「あれ、ノエルさんじゃないですか」
「お? ちのか」

部屋の外で、起きたばかりという顔をした女顔の執事が出勤してきた。
「コックさんに聞いたら、もう少しでお料理ができるらしいです」
「んじゃそろそろ起こして来ないとな。 あ、新人が仲にいるから、挨拶しとけ」
「はい」

亜麻色の柔らかい髪の可愛らしい執事──園崎ちのが微笑む。
少女に間違えられてもおかしくない顔立ちをしている。

「失礼します」
扉をノックし、開ける。
中にいたのは、着替え中のサク。

「・・・・・え」 「う、うわ! す、すみません。 お着替え中だったんですね」
「ああ、いえ。 ・・・・・・・別にいいですけど」
「サク、そいつ男だぞ」
「えぇ!?」

まじまじとちのを見る。 ちのは顔を少し赤らめて、
「あの、えっと・・・・・だ、男子です」

──私と反対だ。 私は男に見られるから。

「おい、そろそろ姫が起きるぜ」
「あ、出て行くのでお着替え下さい」

「・・・・・・・・・ヒメ?」

Re: †執事ゲーム† ( No.7 )
日時: 2010/02/28 17:28
名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)

執事っていうことばがきになって見にきましたぁ

えーーと、つまりは・・・おもしろいですね

またちょくちょく見に来ます

Re: †執事ゲーム† ( No.8 )
日時: 2010/03/01 16:40
名前: 朝倉疾風 (ID: 0N93rCdO)

ありがとうございまぁす

Re: †執事ゲーム† ( No.9 )
日時: 2010/03/01 17:52
名前: 牙 ◆CJat/Z2hH6 (ID: NWU2GU14)

こんにちわ<(_ _)>

おもしろかったです!
また見に来させてもらいます!!


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