ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 白と黒の境界 【CONNECT】
- 日時: 2013/02/16 20:48
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
はじめまして、和里と申します♪
小説書いてみました!
どこーにでもありそうなタイトルであることは承知しております・・・
で、内容も何処にでもありそ(以下略
・・・・・・・。
初心者なので、色々だめなところがあると思うのですが、どうぞよろしくお願いします
なお、更新が遅く、内容が複雑だったりしますがご容赦ください
誤字、脱字あれば教えてください。すぐ直します(多分結構多いと思います(焦))
中傷、荒らしなどは止めてください
あと、私は学生だったりしますので、成績が落ちると更新できなくなる可能性があります!
感想、アドバイスなどのコメントよろしくお願いします!!
最後に・・・・・・・
私なりに頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします♪
- Re: 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.49 )
- 日時: 2012/11/03 22:57
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
場所:コルノの宿屋
「おい」
「なに」
「いつに……」
「ん?」
「いつになったら………」
「何だよ」
「いつんなったら動けんだよっ」
「ん〜」
「おい」
「ん?」
「出るのもダメなのか?」
「ん〜〜」
「おい」
「なんだよ」
「こっち向けよ」
「はいよ」
「おい」
「なに」
「少しぐらい出ちゃダメなのかよ」
「んー」
「おい」
「んん?」
「なんか話せよ」
「ん〜〜〜」
「ざっけんなよ」
「なにが」
「つまんねーっ」
「………」
「なんか面白いことねーのかよ。ただでさえ雨で気が滅入るってのによ」
「ん〜〜」
「おいっ」
「あーー」
「あの、」
「だー」
「聞いてマスカ?」
「ん゛〜〜」
「おいっっっ」
「五月蝿いよ、2人とも……。…ハァ……」
「シオンっ!寝てたんじゃねーのか?!」
「なんか、寝れないんだ……」
と言うわけでコルノの宿屋2階。天気、雨。気分、鬱っ。
俺たちはここ3日間、この部屋(宿屋)で監禁状態なのだ。理由は知らないが、リオネルに動きがあるまで待機、と言うことだった。
- Re: 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.50 )
- 日時: 2012/11/03 23:00
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
***
もうすぐ始まる。
もうすぐ会える。
もうすぐ………。
そうだろ?
——————シオン
***
- 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.51 )
- 日時: 2012/11/04 19:41
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
全く、派手にやってくれる。
あいつ等はいつもそう。全て壊していく。
おれは時計塔の上から街を眺めている。街には青の兵が雪崩込み、破壊している。建物を、人を、命を。
そろそろ行くか。
現在位置、地上から150mといったところか。
ここから落ちれば<普通の人間>ならただじゃすまないだろう。
だが、<おれ>は違う。
目をつむり、身体を前に傾ける。
- 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.52 )
- 日時: 2012/11/07 07:38
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
リオネルから宣戦布告があったのは約1時間前。それと同時に、国境付近に集結させておいた部隊をコルノに進軍させた。
俺たち1組は大体3つに別れて行動する予定だったのだが、実戦という極限状態の中ではそんなもの呆気なく砕け散る。
「くそッ——。誰か、救護に回れ」
「はッ——!」
司令官がてきぱきと様々な指令を出す間にも、状況は刻一刻と変わっていく。どこを向いても視界には必ず死体が一体は入る。現状は明らかなる劣勢だ。
俺たちは最前線に向かっていた。伝達ミスなのか、指令が届くのがあまりに遅すぎた。だから、急がねば。
メンバーは、俺、ルキア、シオン、そのほか4人。俺は正直不安だった。俺はともかく、他の奴ら。特にルキア、シオン。2人が、<何のためらいもなく> <人を> < コロセルのか > 、と。
——ヒュン
そんな考え事をしていたら、顔の横を、何かが掠めて後方へ飛んだ。
「うぁッ——!」
しまったッ!
銃弾か。
慌てて後ろを振り返る。そこには仰向けに倒れ、右の肩口を抑える男子が。
取り敢えず胸をなで下ろす。肩ならまだ平気だ。しかし、狙われているとしたら、此処にいるのは危険だ。
「シオン、そいつの手当てを頼む。俺は前線に向かう!」
半ば叫ぶように言い放つと、目の前に薄水色の魔法障壁を作り。シオンと負傷した男子に隠蔽魔法をかけ、そのまま走り去ろうとしたが、第一歩を踏み出した所で呼び止められた。
「待て、ゼアルッ、オレはどうすりゃいい!?」
自分で考えろよバカがッ!
とはいわないでおく。
「シオンに付いててやれッ。抜かるなよ!」
「おう!」
俺はルキアにも隠蔽魔法をかけると、今度こそ全速力で駆け出した。
- Re: 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.53 )
- 日時: 2012/11/07 12:18
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
*****
視界にこの子が入った時には本当に驚いた。まだシェルアルに居たとは思わなかった。
淡い水色の髪をツインテールでまとめた少女を見下ろす。
あどけなさ全開の寝顔を見ていると自然と笑みが浮かぶ。
先ほどやっと呼吸が安定してきたところだ。無理もない。身体中傷だらけだったんだから。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26