ダーク・ファンタジー小説
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- 白と黒の境界 【CONNECT】
- 日時: 2013/02/16 20:48
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
はじめまして、和里と申します♪
小説書いてみました!
どこーにでもありそうなタイトルであることは承知しております・・・
で、内容も何処にでもありそ(以下略
・・・・・・・。
初心者なので、色々だめなところがあると思うのですが、どうぞよろしくお願いします
なお、更新が遅く、内容が複雑だったりしますがご容赦ください
誤字、脱字あれば教えてください。すぐ直します(多分結構多いと思います(焦))
中傷、荒らしなどは止めてください
あと、私は学生だったりしますので、成績が落ちると更新できなくなる可能性があります!
感想、アドバイスなどのコメントよろしくお願いします!!
最後に・・・・・・・
私なりに頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします♪
- Re: 白と黒の境界 【ANOTHER CONNECT】 ( No.89 )
- 日時: 2012/12/16 19:18
- 名前: 影切十夜 (ID: S8b9wYSL)
お久しぶりー!!和里ー!!すごく面白かったよ。あと新しいやつ造った。『運命の歯車』ってやつ。自分で書いておいて意味わかんねぇ。
- 白と黒の境界 【奪取】 ( No.90 )
- 日時: 2012/12/19 20:30
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
【奪取】
—*—*—*—
自室にて。
私は武器使用に関する資料を読み漁っていた。机の上だけでは飽きたらず、椅子、テーブルと、隊長の自室兼図書館より借りてきた資料が乱雑に放ってある。そろそろ片付けろ、と自分の中で忠告するモノが居るのだが、それを全力で無視し、資料の内容を頭の中の引き出しに所狭しと詰め込んでいく。
時間は多分、夜の12時くらい。
資料はリオネルの文化、歴史、技術。あとは銃について。
眠気と闘いながらの作業のため、ちゃんと頭に入るかどうか心配だが、多分大丈夫だと、思う……。
そんな感じで、眠気と資料との消耗戦の最中な訳だが、予期せぬ訪問者が…。
来訪者を告げるチャイムが近くのスピーカーから流れ出した。
チャイムの音は鈴が転がるような音に設定されているが、今は私を眠りへと誘う子守歌のように聞こえる。これはマズい。
危うく眠りの世界へ引き込まれそうになったが、お客様を無視するわけにはいかない、と言う良いのか悪いのかよく解らない思考に助けられ、何とか扉の方へ向かう。
私は殆ど例外なく、体を動かせば目が覚める人間なので、案外あっさりと眠気は私をあっちへ引き込むことを諦めた。今頃になって、体動かしながら勉強するべきだった、と少し後悔した。
鏡の横を通った時に流し目で鏡を見、格好が乱れていないか軽くかくにんする。
さて、こんな夜中に誰だろう?この時間に部屋を出るのは規則違反じゃないのかな?
私は知る由もなかった。この訪問者の正体を。
——ガチャ
扉を開けた——ら。何かが倒れてきた。いや違う。誰かが、その訪問者が抱きついてきた。
「——ッ!!」
と、突然すぎて、あ、頭が真っ白に……。でも本能は全力で稼動しているようで無意識にその腕から離れようとする。しかし、解放してくれそうな気配はまるでない。同じくらいの背なのに、力で振り解くのは無理そう。
「——会いたかったよ………シオン……」
「————え……………………?」
今度こそ本当に頭の中が真っ白を通りすぎて真っ黒になった。反抗する力もいつの間にかなくなっていた。
頭の回線がショートしたような変な感覚に囚われること約7秒。ふと我に返りった。
さっきの声、あの声は——
「そ、その、声は………r——」
「——シぃー」
静かに、の意味で言葉を遮られた。
私は再び腕から逃れようとした。すでに腕の力は緩められており、容易に抜け出すことが出来た。
そして恐る恐る声の主を見る。
「——!!!!………な、なん、で?」
思わず息をのんだ。
私にとっての予期せぬよき訪問者は私の視線の先で優しく微笑んでいた。
そして、私の眼には、水?
——ナミダ?
「………り、りい…ね、、え——」
その声は自分でも驚くほど震えて、いた……。
——————。
- Re: 白と黒の境界 【ANOTHER CONNECT】 ( No.91 )
- 日時: 2012/12/17 20:30
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
十夜ありがとー!
十夜のも面白かった!
- 白と黒の境界 ( No.92 )
- 日時: 2012/12/18 21:28
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
—*—*—*—
私はこの日、この人の声を初めて聞いた。ふれたことはあるんだろうけど、聞いたのは初めて。
「久しぶりだな。5年くらいか?」
あまりの驚きとショックからまだ立ち直れていない。掛けられた言葉の意味も理解できないほど頭の働きが停止している気がする。あれから多分10分くらいたったかな……。
「それにしても、シオン。随分な散らかりようだな」
リィ姉は近くにあるソファーに腰を下ろしている。
私にはそれが現実の光景とはついにも思えず、やはり言葉を返せない。言葉を返したら、手をふれたら、また、どこかにいっちゃうような気がして。
「こんなに散らかしたら、片づけるの、大変だぜ?」
リィ姉は近くにおいてあった資料を無造作につかみ上げ数ページを流し読みした。
「可愛い顔してこんなモン調べてんのな。しっかし、成長したよなー。すぐほかの男に持ってかれちまいそうだ」
仄かに笑声を含み、いった。
そう言うと、リィ姉は手に持った資料を近くに置き、徐に立ち上がった。私と同じ銀色の髪が揺れる。
そして、私の大好きなリィ姉はこっちへ……。
「………ぁ、…」
思わず一歩後ずさってしまった。
「——シオン」
また、抱き締められた。強く、つよ、く。夢なら、醒めないで欲しい。醒めないで……。………でも、現実、な、ら………。
「何か、喋ってよ、応えてよ。シィも喋れなくなっちゃった?それとも、……もう、嫌い?」
急に口調が柔らかくなった。前の、小さかったときの、リィ姉。強いけど、とっても脆い、私の大好きな、リィ姉に……。私の迷いがリィ姉を傷つけてしまったのだろうか?だとしたら、……、私は………——。
「……………ほんとに、リィ姉、なの?本物?………もう、何処にも、行か、ない?」
恐る恐るで、途切れ途切れの、祈りに近い疑問だった。そうであってほしい。強く願う。
次から次からどんどん溢れてくる思いに、頭がついていけなくなり、中枢部分が麻痺したような感覚。足が震えて今にもいうことを聞かなくなりそうだ。
「…………………」
リィ姉はなかなか答えなかった。なんと答えようかと考えているのだろうか?
次の瞬間、身体の筋が凍るのを感じた。
リィ姉が身体を離したのだ。私はリィ姉の顔を見ることが出来ず、俯いた。まさか——
「——り、り…………」
顔を上げると、すぐ近くにリィ姉の顔があった。強い光を宿した儚げな深い水色の瞳がこちらを見つめていた。
右目は黒い眼帯で隠れて見えないけど、同じように、綺麗な眼があることだろう。眼帯がなければ鏡を前にしているような錯覚にとらわれそう。私たちはとても似てる双子だから。
「——————」
リィ姉は、ゆっくり優しく笑った。笑って見せた。
「……………………………うん」
長い沈黙の後、リィ姉は一言だけ——
- Re: 白と黒の境界 【ANOTHER CONNECT】 ( No.93 )
- 日時: 2012/12/19 20:10
- 名前: 影切十夜 (ID: qdcBP0oS)
コメントサンキュー!&返信遅れてゴメン。胃腸炎にかかってしまった。まぁ治りかけてるけどな。
アレ面白いって言ってくれてありがとな。
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