ダーク・ファンタジー小説
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- 白と黒の境界 【CONNECT】
- 日時: 2013/02/16 20:48
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
はじめまして、和里と申します♪
小説書いてみました!
どこーにでもありそうなタイトルであることは承知しております・・・
で、内容も何処にでもありそ(以下略
・・・・・・・。
初心者なので、色々だめなところがあると思うのですが、どうぞよろしくお願いします
なお、更新が遅く、内容が複雑だったりしますがご容赦ください
誤字、脱字あれば教えてください。すぐ直します(多分結構多いと思います(焦))
中傷、荒らしなどは止めてください
あと、私は学生だったりしますので、成績が落ちると更新できなくなる可能性があります!
感想、アドバイスなどのコメントよろしくお願いします!!
最後に・・・・・・・
私なりに頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします♪
- 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.44 )
- 日時: 2012/10/26 22:01
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
「はっきり言うと、昨日のことはさっぱり、なんですよ」
隊長に限ってさっぱり、とは珍しい。
「みなの記憶が無いのですよ。私を含めて、ね。………昨日、なぜか聖域で気絶していた皆を地上まで連れて返ったのは私ですがね…」
隊長は何か言いたげにこちらを見つめてきた。何だよ、礼いわせに来たのか?
「どーもありがとーございましたぁ」
我ながら、スッゴい棒読み…。
「…………。まあいいでょう。それより、ぷーちゃんは起きていますか?」
隊長は部屋を覗き込むように体を横に傾けた。
「いえ。まだ寝てますよ…。どうぞ」
俺は扉に身体を寄せ、部屋を指す。
「Thank you ♪」
一言言って何の遠慮もなく部屋にあがる隊長。
「ふむ……まあまあですかね…。しかしちゃんと整理整頓されています」
「何がまあまあだよ……」
隊長に聞こえないよう、呟く。
隊長は部屋の奥まで進み、寝室へと入っていく。
そして、静かな寝息をたてるルキアに忍び寄り、手に冷気を纏わせる。そして、ルキアの首筋に…。
「起きてくださいよー」
「うあっ!!」
ルキアは一回びくりと痙攣し、跳ね起きた。
——ゴツンっ「うおっ!?」「なぁ!」
その拍子に、なぜか、なぜかルキアの顔の上数十センチの所に顔を置いていた隊長の額とルキアの額が、ぶつかった……。
これ、男がするような事じゃ無いだろ……。
俺は俯き加減に目頭を抑え、首を振った。
こういう仕草って、思わずしてしまうモンなんだな…。
「ハァ…」
思わずため息が。
「いきなり何すんだよ!!」
「それはこちらの台詞です。なぜこんなに朝早くから、ぷーちゃんと、男と、額を合わせなければいけないのですか!?」
珍しく隊長の、感情、と呼べるところをみた気がする。
普段はとっても冷静だし、言葉を荒っぽく放つこともないから。動揺しているのだろうか。
「そんな事、俺が知るか!」
「あなたが跳ね起きなければぶつからなかったんですよ!」
「るっせーな、オレを覗き込んでたのはどこの誰だ!?きもちわりーんだよ!」
「気持ち悪いとは何ですか!?それが目上の人への態度ですか!?」
「てめぇなんかに使ってやる礼儀は持ち合わせてねーよ!」
もう、知らない………。
「〜〜〜〜!」「〜〜〜〜!」「〜〜〜〜!?」「〜〜〜〜!?」「〜〜〜〜!」…………………………………
〜10分経過〜
「あー!もういいっ!」
「ふんっ」
子供だ……。
……長い長い舌戦が………やっと終わった。
「はぁ、落ち着きましたか?隊長」
「………まあいいです。……今日は、とても大切なことがあるので、絶対に遅刻はしないようにっ。それと、術徒としての自覚と覚悟を改めることっ。以上っ!」
隊長は必要最小限のことを一気にまくし立てるように言うと、俯き加減で俺の前を通りすぎ、玄関の方へ消えた。
少しして、ガチャ、と音がしたので出て行ったのだろう。多分感情的になったところを見られたのは恥ずかしかったのだろう。分からなくはない。が、単純だ。それだけ、朝っぱらからルキアとごっつんこしたのがショックだったのだろう。
それよりも……。
「お前は子供かぁっ!」
「るっせ、しょうがないだろうが!」
「もうちょっと、感情を制御できるようになれ、て言ってるんだよ——!」
そこで大きくため息をついた。
これ以上言ってもらちがあかない。
「取り敢えず、着替えろ」
俺はルキアに背を向け、自分のクローゼットへ向かった。のだが、後ろから声をかけられた。
「ゼアル。俺、制服の変えねーんだよな…」
「は?一式も?」
無言でうなずくバカ。おいぃー!
「っ………。しゃーない、俺の着てくか?」
またもや無言でうなずくバカ。
「はいはい」
俺はクローゼットをやや荒々しく開くと、制服2セットと、礼服が顔を出した。
その制服2セットを勢いよくつかみ出すと、一着をルキアの方へ突き出した。
- Re: 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.45 )
- 日時: 2012/10/26 22:03
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
白、ありがとー!
また来てね♪
- Re: 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.46 )
- 日時: 2012/10/27 14:24
- 名前: 影切十夜 (ID: XWaTNhUS)
お久!見たけどすごいね〜。文才あって羨ましいよ。
話変わるけどなんかシリアス書けなくなってきた…。どーしてもギャグになってしまう。どーしたらいい?和里なんかアドバイスplease me!!
- 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.47 )
- 日時: 2012/11/02 21:19
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
俺が貸したした服は、ルキアにぴったりのサイズだった。俺とルキアの体格は同じようなモンだから当然なのだが、奴はきつい、と言っている。何故か。アイツはいつも自分にぴったりのサイズより2つくらい上のサイズをいつも着ているから、
「ピッタリしすぎて息ぐるしぃ…」
らしい。
場所:1組のクラスルーム
時間:朝のミーティング中
内容:青と赤の動きについて
「出席確認が終了しましたので、今日の任務について、話をします。よく聞いておくように」
皆は黙って隊長を見つめている。
「シャナイア、リオネルと我が国が敵対しているのは皆さん知っていると思います」
「そうなのか?」
隣の席のルキアが耳打ちしてくる。俺は心の中で盛大にため息を吐くと、一言だけ答えた。答えではないが。
「資料 295ページ」
「その青、赤の2国に不穏な動きがある、と報告がありました。諜報部の調査によれば、近々シェルアルを襲撃してくる恐れがあると。3年前のように」
<3年前>。その言葉に皆、何かしら反応した。
俺は視線を落とし、机を睨みつけた。机に対して悪意があるわけではない。ただ、怒りの矛先を向けるべき相手が此処にいなかったから代理をつとめてもらった。
<3年前>と言う言葉を聞いて真っ先に浮かぶのは憤り。その時のことを直接覚えている分けではない。しかし、断片的な記憶と、周りの反応、自身の状態、その時に壊された街の残骸、瓦礫の山などをつなぎ合わせて出る答え。怒り。国を汚した。兄を亡き者にした。リオネル。そいつ等がまた。また攻めてくると言うか。ならば、やるべきことはひとつ。この国を守り、ついでに恨みを晴らす。10倍返しで。
俺たちには、それができる。俺たちは<力>を持っているのだから。
「しかし、3年前の二の舞を踏むわけにはいきません。絶対に」
絶対に、のところに力が入っていた。隊長も、思うところがあるのだろうか。
「そこで、1組の皆さんに任務が下りました」
いったん言葉を切り、席に着いている術徒をぐるりと見渡した。そして、静かに口を開く。
「国境線近くの街、コルノ。ここへ向かいリオネルを撃退してもらいます」
俺は自分の耳を一瞬疑った。撃退。戦うと言うこと。
恐怖は感じなかった。絶対的な自信があったわけではないが、それ以上に嬉しかった。こんな事を言えば、おかしいと思われるだろう。
戦争。敵なら全て殺してもいい。いいようもない魅力を感じた。
そして、相手は兄さんを殺した相手。嫌なはずがない。
「出発は今日の正午。その時がくるまでコルノに滞在してもらいます。準備をしておいてください。以上です。各自、やるべきことを始めてください」
「はい」
皆、短く返事を返し、合図もなしに同じタイミングで席を立つ。そして何の合図もなしに礼。ピッタリとタイミングと角度まで合わせて。魔導院の1組ともなればこんな事、お茶の子さいさいだ。まあそんなことは今はどうでもいい。教室の空気はいつになく張り詰めていたような気がした。
それにしても急だな。昨日の今日だぞ?
- Re: 白と黒の境界 【白い偽善】 ( No.48 )
- 日時: 2012/11/02 23:04
- 名前: 影切十夜 (ID: aiwVW5fp)
和里!アドバイスさんきゅー!!これからもがんばるよ!!結構更新したから暇なとき見てくだせぃ!
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