ダーク・ファンタジー小説
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- 白と黒の境界 【CONNECT】
- 日時: 2013/02/16 20:48
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
はじめまして、和里と申します♪
小説書いてみました!
どこーにでもありそうなタイトルであることは承知しております・・・
で、内容も何処にでもありそ(以下略
・・・・・・・。
初心者なので、色々だめなところがあると思うのですが、どうぞよろしくお願いします
なお、更新が遅く、内容が複雑だったりしますがご容赦ください
誤字、脱字あれば教えてください。すぐ直します(多分結構多いと思います(焦))
中傷、荒らしなどは止めてください
あと、私は学生だったりしますので、成績が落ちると更新できなくなる可能性があります!
感想、アドバイスなどのコメントよろしくお願いします!!
最後に・・・・・・・
私なりに頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします♪
- Re: 白と黒の境界 【ANOTHER CONNECT】 ( No.94 )
- 日時: 2012/12/19 20:32
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
だ、大丈夫!?い、胃腸炎……、た、大変だね。。。
お大事に、、、
あ、そうそう「キャラで雑談」のやつ、なりきりに移動したよ♪
- Re: 白と黒の境界 【ANOTHER CONNECT】 ( No.95 )
- 日時: 2012/12/23 13:22
- 名前: 影切十夜 (ID: DnIooX..)
おぅ!わかった!
- 白と黒の境界 ( No.96 )
- 日時: 2012/12/23 13:44
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
—*—*—*—
「リィ姉は戻るの?あそこに」
「まさか。——戻れねぇし、戻る気も更々ねぇよ……。ぜってーにな」
そうリィ姉は鼻で笑うように応えた。
「でも、今の王は引きずりおろしてみせるぜ?後はカインにでも任せるさ。70%くらいはな」
リィ姉は真っ黒な笑顔を浮かべながらいった。今の王、私のいとこにあたるのだが、余りの独裁ぶりに、国民の不満は高まっていく一方。先日のリオネルとの戦闘。王は指示を全く出さなかった。そう言う本格的な教育は受けてきていないんだろう。事実、側近が指示を出したらしい。私はカインが継ぐと思っていたので私は継ぐ権利を棄権したわけだが、今の現状を聞く限り、見る限り、それは失敗だったようだ。
そして、カインというのは私の妹。歳は12。私がこの国に戻ったのは5年前だから、この時のカインは7歳。
確かに一国の王には幼すぎた。だから、代理をおけばいいものの、当時13歳の(私からみたら)いとこ(男)がちゃっかりその席に就いた。理由は聞かされていない。この私にすら知らされていないのだ。この第2王女である私にも。
「そっか。でも、アレを降ろすのはむずかしいかもよ?そう、カインには会った?」
「まだだ。これから会いに行ってやるさ」
「きっと喜ぶよ」
笑顔で言葉を交わしあった。
リィ姉との会話は久し振りで、何故か新鮮だった。
だけど、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、曇った。
「なあ、兄貴は……——」
そう言いかけ、視線を落としたリィ姉がったが、直ぐに、いや、とその言葉を取り消した。
そしてやや早口に——
「暫くはここにいる。いつでも頼ってくれてかまわねぇからな。………それと、変な男と関わるなよ?あのルキアって奴は特にな」
——と、後半の語気を強めて言った。
全く、リィ姉は過保護なんだから。
「それは無理だけど、友達と言う枠を越えた付き合いをするつもりはないよ?」
「だと助かる。シオンがもしも、もしも結婚を前提にお付き合いを、なんて言い出したひには、多分ソイツのこと殺しかねないぜ?99%くらいな。君が悲しむ位にはイジメ倒す」
リィ姉が怖い。
「わかった、わかってるから…。でも、何でルキア?他に男子はたくさん居るのに……、ゼアルとか」
「あいつはいいんだよ」
リィ姉はばつが悪そうに顔を背ける。何か変なこと聞いたかな?
- 白と黒の境界 ( No.97 )
- 日時: 2012/12/23 13:45
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
*****
『…………………』
『…………………?』
『……取り敢えず了承は得たからな』
『勿論わかってます。…………………?』
『——で、その疑問符は何なんだよ』
『何故みーなのかと……』
『お前とオレが会話できてる時点でわかんだろーが』
『全く。さっぱりです。貴方がやれば良いことです』
『縛られるのはもううんざりだ』
『ではみーがかわりに縛られろってことですか?』
『君とわたしは違うのですよ。ってことだ』
『…………………。勿論わかってます』
『何をか、言って見ろ』
『言うは易し、行うは難しですね』
『いやっ、全く正鵠射てねえよ?』
『勿論わかってます。貴女の命令は絶対だと………』
『分かればよろしい』
*****
- 白と黒の境界 ( No.98 )
- 日時: 2012/12/23 13:46
- 名前: 和里 (ID: uwZWw1uD)
「おい、先に行って——」
「「「きゃゃあぁぁぁぁ!!」」」
玄関を出た途端、つんざくような歓声が上がった。女子の群れ。女子は群れるのが好きらしいが、これは度が過ぎていると毎回感じなくはなくはない。
「やばっ——」
毎回懲りもせずに同じ手にはまっている俺に、俺自身が呆れを覚えているのも事実。裏口から出ようにも、既に手遅れ。囲まれた………。
毎回毎回何なんだよ。嫌がらせ?拷問?処罰?なに!?俺になにをしろって言うんだよ!?
また。
また面倒なことに……。
また朝から凄まじい体力を消費する羽目に。
「モテモテだな、ゼアル君よ?」
声が、降ってきた。文字通り、降ってきた。上から、やや皮肉げに。
「「「???」」」
一斉に女子の群れが声の方へ。つまり、上。寮の屋根の上。
そこには黒いローブに身を包みフードを眼深くかぶった人物=レンがいた。いたと言うには少し違うか……。
「求めるなら応えてやらなくはねぇぜ?無理がないくらいには」
今度は愉快そうな声が降ってきた。
面白そうに、楽しそうに言ってくるのが何故か腹立たしい。しかもなかなかのイケボ。中性的な透き通った声。
しかし、意味がよく解らない。
求める?なにをだ?
「君には語学力が無いのか?『助けてくれって言ってくれれば助けてやるよ。ただし気まぐれな程度だ』」
『……………よろしく頼もうか』
「——よしっ」
朝っぱらから暇してたんだよっ、と元気よく付け加え、3階ほどの高さから地面に向かって降りる。勿論跳んで。落下地点と思われる場所はひとりでに少し広めのスペースを作った。俺のすぐ横。レンのローブが風に煽られ足元が捲れる。ちらりと覗いたのは男子用の制服だった。
数秒後、レンは3階から降りてきたとは到底思えない、重力を無視したような華麗で静かな着地を披露した。
そしてざわめく女子集団を一見した。
レンのローブの顔を覆っている部分(フードの部分あたり)はフードを被らなくても口の少し上まで覆われるような作りになっている。それに加えフードを眼深く被っているため、顔は全く見えない。
のだが、レンは半分から左側のフードを軽く、軽く上に上げた。左目が観衆の眼にさらされる。
——水色だった。透き通った水色。
そしてそのまま——
「ゴメンな、コイツはもらってくぜ?用があるんだ。後で相手してやるから待ってろよ——☆」
——今までで最上級の明るく力強く、絶対的な自信が感じられる声で言った。
オトした。多分、全員。声だけで。直感的にそう感じた。
周りのざわめきの質が変わった。
まあ、助かったということで良しとしますかっ。
「さあっ、通して通して」
爽やかなよく通る声で促すレン。
相変わらず纏わりつかれたが、何時もより時間、体力ともに浪費が少なかった。
レン、恐るべし………。
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