二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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レッドレイヴン 〜Cat End〜
日時: 2012/03/29 16:53
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 初めまして!黒簾香菜と申します。


 ちゃんと書けるかは分かりませんが、頑張ってみます。



 注意

・荒らしはしないでください。
・キャラ崩壊するかもしれません。
・もしも気に入ってくれましたら、感想を貰えると有難いです

  以上です!

 この他にも、「小説家になろう」という所で小説を書いています。そちらも見ていただけると嬉しいです。

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Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.112 )
日時: 2012/07/02 15:54
名前: 黒猫 (ID: jX/c7tjl)

 お久しぶりです!
 鬼、強いですね!この力のアイディアはすごいと思いました。
 続きがとっっっっても、楽しみです!頑張ってくださいね!

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.113 )
日時: 2012/07/04 06:38
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 黒猫さん、お久しぶりです!

 確かに、鬼は強いです凄く(笑)
でも、一部脆い面とかもあるので、一様に強いとは言えませんね。

 私は今日でテスト終了です。午後にはまた、更新しよっかな〜?

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.114 )
日時: 2012/07/04 14:39
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 クレギターファミリーの屋敷がだんだんと近づいて来る。明るい光に照らされたその家の前の庭は、誰が手入れしたのか美しい花々に彩られていた。
そんな花園の中央。普通だったら噴水などがありそうなそこには、三種類の色をした薔薇が咲いている。

 一つは赤、もう一つは黒、そしてもう一つは白・・・


 車が家の前に止まり、ドアが開いた。
バジルがいち早く車から飛び出し、庭先に止めておいたバイクにまたがる。

「治療していくか?」

「いりませんよ。ここにはもう、用はありませんから」

 バイクのエンジン音が大きく鳴り響く。ゆっくりとした速度で、彼は庭を横切って行った。

「ちゃんと“あの人”に話はしておきます。それでは、また逢えたら・・・—————」

 ニヤリとした嫌な笑みを浮かべながら軽く帽子を浮かせ、お辞儀をする。そしてそのまま、彼はバイクを走らせて戻ってはこなかった。
そんな事を気にもとめず、女性は自分の事を慕ってついてきてくれている部下達を振り返る。彼らはきっちりと整列して、彼女の背後に立っていたのだ。

「あと一日だけ、お前達には世話になるな」

 少しだけ清々しい表情で、彼女は部下達に声をかける。

「ボス・・・」

 部下の一人が、何か言おうとした。しかし、それ以上何も言うことは出来ない。

「明日まで、よろしく頼む。不甲斐無いボスで、悪かったな・・・」

「そんなことありません!」「いままで、オレらは好きでついて来たんです!」「後悔なんて・・・しないで下さいよ!」

 せきを切ったように、皆が一斉に女性に声をかけた。

 本当に良い奴らばかりだ、と彼女は思う。こんな居心地のいい場所を離れたくない。出来れば他のことなど気にせずに、ずっとここに居たいと思った。

 しかし、やらなければならないことがある。

「ありがとう」

 精一杯の謝辞を述べた。彼女にはもう、それくらいしか言えることは無い。

 風になびいて顔にかかってきたピアスを触る。そのピアスには、三つ編みがついていた。それには、人間の髪が使われている。
古い血色の髪と、癖の無い美しい黒髪と、それとは対照的に少し癖のついた黒髪。それらはきつく、しっかりと編まれて固定されている。

「待っていてくれよ・・・シグマ」

 ポツリと呟いたその声は、部下達の声にかき消されていた。

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.115 )
日時: 2012/07/07 14:44
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

  『 で、結局こうなるわけか・・・ 』

 少し拗ねたように頬を膨らませて、猫は呟いた。

「文句言わないでよ。これしか方法は無いんだから」

 猫の下から、淡々としたアンディの声が返事を返した。そんな二人の横でウォルターはだりぃとボヤキながらも、自分の棺桶と猫のケースを持ち直す。頭の上で喧嘩をしながら飛んでいるシャルルとロナヴィニが、あそこの店へ行けと指示を出した。

 アンディは今、猫を昨日のように背負っていた。腫れて真っ青になった足のせいで猫が歩けないのだ。

「そう言えば、“猫”さ・・・」

 ふとした疑問を、すぐ後ろにいる彼女にアンディはぶつけ・・・

「昨日より少し重・・・・痛っ!!」

 ようとして失敗した。アンディの後頭部に、猫の小さい拳がめり込んでいる。 

「言葉を慎め。三番目」

 少しイライラとしたような声がした。

「そんなセリフ、レディーに対して言うものではないぞ」

 それが誰かは、アンディはすぐに分かる。

「“鬼”?」

「少しやりたいことがあるのでな。出て来てみた。ちょっとそこの椅子にでも座らせてくれ」

 言われた通りにアンディは彼女をカフェの店外にあるテーブルに着かせた。彼女はどこからか白い布を取り出すと、真っ青になって腫れている足首にきつく巻き付け始める。

「何してんだ?」

 後から追いついてきたウォルターが、不思議そうに近づいた。そんな彼を鬼は完全無視して喋り出す。

「一応注意しておくが、これから“猫”を成長させる。外見が変わっても、あまり不自然に思うなよ。まぁ、そもそもこの年齢でこの外見の方が不自然なんだが・・・」

 そう言い終わったころには、彼女の右足首はしっかりと布で固定されていた。

「そういうことだから、体重の事とかは・・・」

 話しながら、彼女はアンディの方へ向いた。そこで話が止まる。
きょとん、とした表情で彼女はアンディの背後を見た。

「誰だ?そいつは」

 鬼が指差した先には、大荷物を担いで疲れた顔をしたウォルターがいた。

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.116 )
日時: 2012/07/08 15:22
名前: 黒猫 (ID: jX/c7tjl)

 成長?なにやら面白くなりそうな気がするのは僕だけでしょうか?
 続きが気になります!


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