二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レッドレイヴン 〜Cat End〜
- 日時: 2012/03/29 16:53
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
初めまして!黒簾香菜と申します。
ちゃんと書けるかは分かりませんが、頑張ってみます。
注意
・荒らしはしないでください。
・キャラ崩壊するかもしれません。
・もしも気に入ってくれましたら、感想を貰えると有難いです
以上です!
この他にも、「小説家になろう」という所で小説を書いています。そちらも見ていただけると嬉しいです。
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- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.172 )
- 日時: 2012/10/29 21:48
- 名前: 愛理 ◆aGZ9OPSgQQ (ID: PxM9hGKP)
こんばんは、黒簾香菜さん!
いつもお世話になっております愛理です♪
レッドレイヴンは知らないんです(´・ω・`)
…が、それでもちょびちょび読んでいくと何だか凄く面白いんですが!?
凄いです! 私話知らないのにめっさ面白いですwww
更新頑張ってください♪♪
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.173 )
- 日時: 2012/10/30 18:55
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
来ていただき、有難うございます♪
この話はオリジナル性の方が強いので、レッドレイヴンの方を知らなくても読めると思います!
でも、レッドレイヴン自体が、とても面白いのでオススメします!
機会があったら、ぜひぜひ読んでみて下さい!
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.174 )
- 日時: 2012/10/31 06:09
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
一話一話を演じながら、生きる事こそ人生だ
その自分自身の言葉に揺らいだのは、あの時からだった。
娘が生まれて、初めてあたしの家族が出来た時。あの子の手はあたしの指ほどの大きさしか無くて、掌に指を置くとぎゅっと握りしめてきた。
温かくて、愛しくて、大切だった娘。そんなあたし達を、嬉しそうに見つめていてくれたシグマ。
本当に短くて、とても大切な時だった。
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.175 )
- 日時: 2012/11/01 04:33
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
あたしは家族を知らずに育った。
物心ついた時からあたしに両親は無く、毎日泥水を啜るような生活を続けていた。そんな生活が変わったのは、あたしが初めてマフィアと関わりを持った時の事だ。
「金が、欲しくは無いか?」
飢え、渇き、金などろくに持った事さえなかったあたしの転機。とあるマフィアの男が、金を渡す代わりに下働きをしないかと持ちかけてきたのだ。
親に捨てられた子供達のリーダー的存在だったあたしは、皆と自分自身の生活を変えるために立ち上がる。その時のあたしからすればかなりの額の金を握り締めて、男から言われた通り彼らと敵対するマフィアの情報を流した。
情報を集めるなど簡単なことだ。
あたしの仲間は百人ほどいた。彼ら一人一人にもネットワークがあり、それぞれ十人以上の友人がいる。
それら全員に、こっそりと情報を持っていないか聞いて回るのだ。
金が安定的に入れば、部屋を借りることが出来る。初めは狭いだろうが、その内彼ら全員が何とか住めるほどの部屋が借りれるだろう。そうすれば、もう屋根のない場所で寝たり、雨に打たれて風邪をひく心配もない。
もともと家がある友人達も、あたし達のために協力してくれた。
そうして金とネットワークが増えていき、噂を聞いた他のマフィアから頼まれて情報を売る。いつの間にかグループが、人々の関わりが広がっていった。
そして余計な情報も売ったとして、マフィアに滅ぼされるのを恐れてあたし達は武器を取った。
その時、クレギターファミリーは生まれたのだ。
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.176 )
- 日時: 2012/11/04 16:33
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
そうしてクレギターファミリーが創立して十年。あたしは十八になった。
思っていたよりも時が流れるのは早く、気が付けば組織の範囲はソレル五番区全体に亘っている。あたしはボスとして上に立ち、皆をまとめているだけで、その功績のほとんどは仲間達のモノだった。
人づきあいが得意な者は、住民から信頼を得て様々な情報を貰って来ていた。金の管理が得意な者は、財政や費用の管理をし、荒事や交渉の得意なあたしを含めた組織のほとんどの者がこのファミリーを守るために奮闘していた。
そして、クレギターファミリーのテリトリー内のチンピラを倒してきた帰りの事。
家からすぐ近くの場所だったので徒歩で帰っていると、あたしは彼に出会った。
大量の荷物を抱え、前が見えなくなってフラフラと危なっかしく歩く男。随分と珍しい古い血色の髪を持っていた。
何だろうかと不審げに見ていると、こっちに向かって歩いて来る。
・・・やはり、前が見えないままで
「あれ??ここだったっけ?・・・って、うわぁぁぁああああ!!」
「うわっ!!危なっっ!!」
予想通り、彼はあたしに突っ込んできた。その挙句、石に躓いて転んだのだ。
「ボス!!」
「無事か!?」
部下達があたしに転んで乗っかったままの彼に銃を向ける。彼はそんなことにも気づかないようで、急いであたしからどいた。
「わわわ!?ご、ごめん!!怪我とかない?本当に俺、前が見えて無くて・・・」
「だったら・・・・」
彼の第一印象は、何と言うか、酷くムカついた。
男が簡単に頭を下げるな。
あんなに荷物を持っていたら前が見えないのは当たり前だ。
少しは予測を・・・・・つけやがれっ!
「荷物減らせよ!!他に人がいるんだぞ!!もう少し周りを見たらどうなんだ!?ぶつかった人の心配する前にぶつからないように対処できる方法が何かあるだろ!!」
そう言い放った。
正直そのころは、周りから冷静で人情味のあるボスとして通っていたのだ。だから、ここまで叫んだのは久しぶりだ。
息を荒げて彼を睨みつけると、相手はニコリと笑った。
純粋な、笑み。
二十歳ぐらいと思われる彼には、少し不釣合いだった。
「それもそうだったねぇ。その可能性を、すっかり忘れていたよ」
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