二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レッドレイヴン 〜Cat End〜
- 日時: 2012/03/29 16:53
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
初めまして!黒簾香菜と申します。
ちゃんと書けるかは分かりませんが、頑張ってみます。
注意
・荒らしはしないでください。
・キャラ崩壊するかもしれません。
・もしも気に入ってくれましたら、感想を貰えると有難いです
以上です!
この他にも、「小説家になろう」という所で小説を書いています。そちらも見ていただけると嬉しいです。
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- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.62 )
- 日時: 2012/05/16 18:14
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
・・・・ココハ、ドコ?
白かった。
・・・・ワラワハ、ナニ?
四角かった。
その部屋は。
・・・・コワイ
自分よりも何倍も大きな大人達。体は固定され、微かに指先が動くだけ。
・・・・コワイ
無性に怖かった。
自分は突然出来た存在だから、すぐに消えてしまうだろう。
本能的にそれを悟る。
指先から自身の存在がすり抜けていき、消えて無くなっていく感覚。
・・・・イヤダ
消失していく。
何の意味も理由も無く、ただ生まれ、短い命が終わる。
・・・・ワラワハ、キエタクナイ!
そう叫んでも無駄だとわかっていた。それでも、そう言わずにはいられなかった。
まだ何も見ていない。まだ何も知らない。五感。自分の存在。力。色。形。生き物。まだまだまだまだ、見たい、知りたい、感じたいことはたくさんあるのに。
・・・・タスケテ!
こんな所で、独り寂しく消失していくなんて・・・・
それでもどんどん消えていく。無慈悲に、何の喜びも知ることなく。
ここで消え、死んでしまうのだと、そう思っていた。
・・・・ワラワハ、マダイキテイタイ!
「だれ?」
幼い声が耳に届いた。すぐ近く。この体の中で。
・・・・シラナイ。ナニモ。ワラワハ、グウゼンデキタ。
自分の分かるだけの事を、必死に伝えた。地獄の底に向かって天から伸びた蜘蛛の糸。
掴みたい。切りたくない。必死ですがる。
・・・・デモ、ワラワハ、イキタイ!
「いきたいの?」
「それなら、いきればいい」
「たとえぐーぜんでも、あなたはいま、ここにいるんでしょう?」
その言葉に救われた気がした。
そうだ。たとえ偶然でも、彼女は・・・・“鬼”は、ここにいる!
そう思ったとたんだった。
消えていった存在が、かき集められて元に戻る。視界が晴れ、会話していた相手が見えた。
四、五歳位の、赤い目をした可愛らしい女の子。
にこりと笑いかけるその笑顔にひどく安心して、鬼は彼女に縋りついた。
まるで、自身の存在を確かめるように・・・・・
「だいじょうぶ。あなたは、ひとりじゃないよ」
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.63 )
- 日時: 2012/05/17 17:59
- 名前: 黒猫 (ID: 0/Gr9X75)
おぉ〜、すごく深いというか…読んでいておもしろい!!
なんか書店で売っている本を読んでいるみたいで、香菜さんがどれだけ文才に優れているかよくわかります!う、うらやましい…
これからもがんばってください!
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.64 )
- 日時: 2012/05/17 19:17
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
黒猫さん、お褒めの言葉有難うございます♪
書店で売っている本にはまだまだ程遠いですが、頑張ります!
黒猫さんも、十分文才があると思います!応援してます!
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.65 )
- 日時: 2012/05/19 13:50
- 名前: 黒猫 (ID: 0/Gr9X75)
こちらこそ、ありがとうございます!
お互い頑張って書きましょう。僕も応援します!
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.66 )
- 日時: 2012/05/19 16:12
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
はい、お互いに頑張りましょうね♪
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