二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レッドレイヴン 〜Cat End〜
- 日時: 2012/03/29 16:53
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
初めまして!黒簾香菜と申します。
ちゃんと書けるかは分かりませんが、頑張ってみます。
注意
・荒らしはしないでください。
・キャラ崩壊するかもしれません。
・もしも気に入ってくれましたら、感想を貰えると有難いです
以上です!
この他にも、「小説家になろう」という所で小説を書いています。そちらも見ていただけると嬉しいです。
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- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.77 )
- 日時: 2012/05/26 19:37
- 名前: 黒猫 (ID: 0/Gr9X75)
お誕生日、おめでとうございます!
斧を武器にしているんですね。続き楽しみにしています
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.78 )
- 日時: 2012/05/26 20:00
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
有難うございます♪
武器は悩みました!色々調べたんですが、やっぱりマリーアントワネットの時代以降はギロチンが主流のようで・・・
名前が違っても、処刑方法がギロチンと同じ物ばっかりだったんですよね。
だから、ギロチン開発前に遡ってみました!
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.79 )
- 日時: 2012/05/27 15:39
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
「よお!」
外に出たとたん、声をかけられた。昨日猫を追い掛け回していた男だ。
気楽そうに手を振って来るが、近づいてみると猫が一緒にいたのが分かったらしい。驚いた顔をして、銃を構えて近づいて来る。
「もしかしてそいつ、“猫”か?」
昨日とは違い、一人でいる所を見ると、今は自由行動中らしい。
彼がマフィアの人間だということは昨日のやりとりから分かっているので、まずはどこのマフィアか突き止めることから始めなければいけない。
『 “猫”が、あいつに接触して突き止めるから。ファシンダかクレギターの者だったらこのままボスの所に連れて行ってもらおう 』
彼に分からないよう、猫はアンディとウォルターとロナヴィニに言葉を送った。その計画に賛成の意を示し、二人は微かに頷く。ちなみに、シャルルはアンディのコートのフードの中でまだ気絶中だ。
「とりあえず、良くやったな!一緒に来いよ。きっとボスが褒美くれるぞ」
自分にも褒美がもらえるかも知れないと考えながら、猫が何処かに行かないように腕を掴む。そんな男にばれないように、猫は微量な電気を放って彼の記憶を探っていった。
少しずつなので、目的の情報を得るには時間がかかる。猫の腕を掴んで先頭を進む男に続いて、アンディ達も歩き出す。
「これで昇進できっかなぁ?そしたらスキャッグス持てんだけどなぁ」
そう男がぼやいた言葉に、三人はピクリと反応する。この男は、どうやら下っ端なのでスキャッグスを持たされていないらしい。そこまでは分かったが、どこのファミリーの傘下についている者か分からなくては動きようがない。
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.80 )
- 日時: 2012/05/29 19:31
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
『 分かったよ 』
しばらく歩き、マフィアのアジトに近づいて来た所為か武器を持った者達をよく見かけるようになった。前を歩いている男も、先程から話しかけられたり頭を下げたり一人で愚痴を言ったりで忙しいようだ。
そろそろ建物が見えてきた時に、猫はそう言って後ろに続く二人に目配せをする。
『 彼は、ファシンダファミリーの者だ 』
建物が見えてきた。それは大きな屋敷で、まるで成金の様に奇妙なほど豪華に飾り立てられている。
「ここが、ウチのボスのいる所」
軽く案内し、男は見張りと思われる仲間数人に声をかける。彼らは訝しげに猫を見て、男から離れていった。
今まで散々暴れまわって逃げ隠れてきた猫なのだ。急にどうして?と思われても仕方がない。
だが、能天気なのかただの馬鹿なのか本当は気づいているのかその男は何の素振りも見せなかった。上司と思われる者達と会話を交わし、一礼してある部屋へと三人を迎え入れた。
恐らく、ここがボスのいる部屋なのだろう。他の部屋の扉よりも二倍以上大きく、しっかりとした素材で出来ている。
「入れ」
そう、中から声がして扉が開く。アンディ達と下っ端の男を迎え入れたのは、体の大きな四十代ほどの茶髪の男だった。
- Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.81 )
- 日時: 2012/05/30 17:32
- 名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)
「君が、噂に聞く“猫”か・・・・思っていたよりも小さいな」
そうポツリと呟くと、椅子に座らせたアンディやウォルター達に目を向ける。あちこち古傷の付いた彼の体は、猫の電気を恐れた部下数人が防電加工された盾で守っていた。
「それで、彼らは?」
「あ、“猫”を連れて来てくれた者達です!」
下っ端の男が元気よく答える。
そんな男を無視して、ファシンダファミリーのボスは血のように赤い服を着た三人を注意深く見ていた。
ここで直接ボスを処刑することも考えていたのだが、思っていたよりも部下の数があまりにも多い。この部屋だけでも二十人はいるし、廊下や門の所にもいた。全員合わせれば百人を超すかもしれない。
『 どうする?こう敵が多すぎては、あいつを倒す前にこっちが殺られるぞ 』
案外冷静に猫がそう言って来るが、猫は死を恐れている。人知れずその体には冷や汗が浮かんでいた。
ちなみに、アンディとウォルター、ロナヴィニにしか言葉は送っていないのでファシンダファミリーの者達には猫がアンディ達に話しかけていることを知らない。
「・・・まあ、その二人はどうでもいい。さて、“猫”。話があるんだが、いいかな?」
猫はわざと怯えているように振る舞い、恐る恐る頷いた。武器である斧が入ったケースは奪われているので、今猫を守るものはその力である“多岐の鬼”しかない。
どうしようかと悩みながらもすぐに力を使えるように、コートの下で一瞬だけ電気を生じさせた。
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