複雑・ファジー小説

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コドクビワ、キミイゾン。【完結】
日時: 2013/01/06 17:00
名前: 揶揄菟唖 ◆bTJCy2BVLc (ID: w1J4g9Hd)

+目次+
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参照100記念>>27  あ  コメント100記念>>100
参照200記念>>40  り  あとがき>>137
参照300記念>>52  が  桐への愛情度:低>>139
参照400記念>>62  と  孤独への愛情度:低>>141
参照500記念>>71  う  卓巳への愛情度:高>>142
参照600記念>>77  !
参照700記念>>88  
参照800記念>>103  
参照900記念>>113
参照1000記念>>126
参照1100記念>>131
参照1200記念>>138
参照1300記念>>140

Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.23 )
日時: 2012/06/15 20:25
名前: 揶揄菟唖 ◆bTJCy2BVLc (ID: ae8EVJ5z)
参照: http://イケメンに下品なこと言わせたい衝動



+16+


どうなのだろう。私はまだ、この人が、卓のことが好きなのだろうか。
自分のことなのに、分からない。そうなんだよなぁ。私は、自分の事がよく分からないんだ。
みんなに捨てられた時は1人で居なきゃいけないのに、その時は自分で自分を支えなければやっていけなくなるのに、その時がきっと訪れるのに、自分を愛することができない。多分その時になっても、私は私を愛せないと思う。
自滅、するんだろうな。自分のことなのに、実感が湧かない。おかしいよ。

「分からないよ」

苦しくても、言ってしまった。後悔が自分を包む。
あぁ、言ってしまった。卓を否定してしまった。
卓の瞳が揺れる。少し上がっていた口角が、震える。

「……え? な、なんで? ボクのこと、好きじゃないの? もう、好きじゃないの?」

卓が私の顔を必死に覗き込もうとする。
弱弱しい卓を見たくなくて私が俯くと、短く卓は笑った。
ヤダなこの感じ。嫌なんだよ。私を求めて誰かが不安定になるのが。だったら、私が消えればいいのに。そう思っていても、できない。結局私も私を求めていて、不安定なんだよ。変わらないの。卓と。

「っは、んな訳ないでしょ。ボクのこと、好きだって。絶対そうだよ。嘘は良くないよ、桐」

バカにしたように笑う卓。
怖い。顔が上げられない。飲み込まれそうだ。卓の不安に。なんでそんなに不安なの。私に否定されるのが、怖いの?
卓は、卓は、

「ね、シようよ」

私のことが、好きなの?

Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.24 )
日時: 2012/06/15 20:28
名前: 茜崎あんず ◆JkKZp2OUVk (ID: 92VmeC1z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=12699

初めまして! 茜崎あんずと言います(=´∀`)人(´∀`=)

すごおおおおおおおおおおおおおおおく面白かったです面白かったです面白かったです面白かったです面白かったですあれちょっとテンション高すぎましたかね?

桐ちゃん素敵ですこんなお姉様欲しいです!
歯型にうっとりしました。歯型。はがた。ハガタ歯型hagataハガタハダカはだかhadaka裸。
いよーし服を脱げ! あれちょっとテンション)ry

指が勝手に動いてお気に入り小説に追加をクリックしてました。
とにかく面白かったです。

Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.25 )
日時: 2012/06/15 23:09
名前: いりこの頭の部分 ◆l9KMyKcLrg (ID: in0tr.0M)

こんばんは、いりこです。
コメント返信有難うございました!
そ、そんなに褒めても唾液しか出ませんからねっ…!
趣味が合いますね!うえーい!


今回の最後の卓さんの台詞を見た瞬間にボクの瞳孔が開きました。
やっぱり孤独くんの敵だったかおぬし…!それなのに完全に敵として見れないのは、やはり僕が卓さんや孤独くんのような方々を好んでいるからなのでしょうね。
くっそう好きなところ直球ど真ん中だぜ…!

桐ちゃんが卓さんに依存しているように見せかけて、実は卓さんの方が桐ちゃんに依存しているように見えたり。
不安丸出しだというのに”桐ちゃんは自分を好いている”と断言できるところが卓さんの凄さというか…
自分のことがあまり分かっていない桐ちゃんに、「桐は卓が好き」だと教え込もうとしているようにも見えてしまって更に孤独くんの立場がピンチ…!

頑張れ孤独くん。


企画…だと?
これはもう孤独くんの先輩トークとか小さい頃の孤独くん話とか期待してみたr((
ちらっちらっ(((


うわあああ…今回はまた一段と長文になってしまいました、すみません…!
スカイプID持ってますよーんっ。つい最近取得したばかりなので分からない事ばかりですがね!(キリッ


スカイプで絡んでみたりとかしたいなー…なんて思ったr((
ちらっちらっ(・ω・`三´・ω・)

Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.26 )
日時: 2012/06/15 23:31
名前: 揶揄菟唖 ◆bTJCy2BVLc (ID: ae8EVJ5z)


茜崎あんずさん
いらっしゃいませえええええええええええええ(座布団ずざー
うわああ、ありがとうございます!
褒められてしまった思わず腹筋をしてしまいましたー
歯形はアイテムです、凶器です
テンション!?そんなもんは気にしないです!あげれるとこまであげちゃってえええええええええええええ
お気に入り登録どもです!
コメントありがとうございました!


いりこさん!(座布団すちゃ
わあああああああああ
貴方って人は!本当に!私の!書いていることを!よく!読み取っていただけますね!すごいです!感動です!
企画のアイディアどうもです!よし、苦手だけど書いてみようか!
スカイプお持ちですか!もし、あの、迷惑じゃなければ、絡みたいんですけれども、図々しくてごめんなさい×2
私も初心者でうざいやつですけれども、よかったらでいいので……
コメント毎度ありがとうございます!


Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.27 )
日時: 2012/06/16 00:04
名前: 揶揄菟唖 ◆bTJCy2BVLc (ID: ae8EVJ5z)
参照: http://twitter.com/#!/Gajobegirl90523



+参照100+


「おい、孤独」

頭をはたかれて、現実に戻る。
あ、やべ。寝てた。
体を起こすと、不機嫌そうな教師の顔。そして教師越しに見えるクラスメイトのにやける顔。

「最後まであきらめるな」

そんなこと言われたってなー。無理。だって俺、勉強してないもん。分かるかよ。こんなの。あー、まだかな。学校めんどくさい。

「……うす」

一応返事をして、解く気があります、みたいな感じで解答用紙をめくる。
白っ。白すぎんだろ。記号問題しか解いてない。これは酷いぞ。ちょっと酷い。
まずいよな、俺、留年かもな。

「孤独、まずいんじゃね?」

隣の席の奴が小声で話しかけてくるものだから、俺は少しそちらに目線を向ける。
コイツ、誰だっけかな。やけに消しゴムの色が派手だってことは覚えているんだけど。

「俺、聞いたんだけど、お前バイトしてるんでしょ?」

適当な文字で回答欄を埋めながら、頷く。
バイト=先輩。先輩の顔が浮かぶ。あ、ちょっと匂いもしてくる気がする。
そんな俺の妄想を断ち切るように、派手消しゴムの声が低くなる。

「隣のクラスの小杉、成績危ないからってバイト辞めさせられたらしいぜ」

……は?
何、それ。俺のシャーペンが止まったのを見て、派手消しゴムが自分のことのように焦っている。
おい。聞いてないぞ、そんなの。校則では禁止されていないバイト。でも成績ごときで、たかが成績ごときで辞めさせられるなんて。俺、バイトに行けなくなったら。先輩に、会えなくなったら。え、あ、ウソ。なんか泣けてきた。

「だからお前も、」

『キーンコーンカーンコーン』

「あ」

はい、じゃあ集めてーなんて呑気な教師の声が、俺の終わりを告げた。
なぁ、ウソだろ。嘘だといってくれよ。
先輩。あぁ、畜生。無性に先輩に会いたい。いつもだけど。


+おわり+


なんだこれですね。
今回はあの時の話です。殴った時の。なん話か忘れたけど。本当は本編で入れる予定だったけど、あそこは先輩視点でずっと書きたかったので。
裏側……みたいな?
もっとちゃんとなったら、プロフィールも書きたいと思っておりますです。その時はよろしくです。
urlは上手く行けば私のツイッター。私のくそみたいな日常がのぞけます。



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