二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜   
日時: 2016/05/10 22:19
名前: ウルワルス (ID: LF8j4K3p)

〜第一部〜  目次

主要登場人物紹介 >>01

第1章  初めての友達 >>02 >>03 >>04

第2章  組分け >>05 >>06 >>07 >>08 >>09

第3章  魔法史と いも虫 >>10 >>11

第4章  ハグリッドの小屋にて >>12 >>13

第5章  飛翔 >>15 >>16 >>18

第6章  クィディッチ >>19 >>20 >>21

第7章  クリスマス休暇 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29

第8章  蛇と蠍 >>30 >>31 >>32 >>33 >>34

第9章  禁じられた森 >>35 >>36 >>37

第10章  序曲終了 >>38

あとがき >>39


第二部 >>40


第三部 >>153


訂正>>132 >>135 >>136 >>145

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Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜    ( No.132 )
日時: 2014/03/30 12:35
名前: ウルワルス (ID: BgA0tTDI)

訂正


闘蛇(とうだ)は、当初は爬虫類だという設定でしたが、両生類に変更致しました。
>>4

Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜    ( No.133 )
日時: 2016/03/19 15:05
名前: ウルワルス (ID: nLJuTUWz)

 ヌンドゥが透明になれるとすれば、アルバスが推測していたように>>61 、ポッター家の透明マントがヌンドゥの毛皮から作られたものだとしてもおかしくない。ローズは、「ヌンドゥのような強大な魔力を持つ生き物の毛皮に透明術をかけようとしても、上手くかからないだろう」と言っていたが、ヌンドゥの毛皮に透明になる性質が元々備わっているとすれば、透明術は上手くかかるのではないだろうか。
 だが、次の箇所を読んだスコープは、背筋が凍るのを感じた。
「取り憑かれた者達は、四つん這いで歩く等の奇怪な行動を取り始めてから約3ヵ月後には衰弱死していった。」
 ローズが初めてそのような行動を取ったのは、アルバスによると2月の第一土曜日のことだそうだ。既に4ヵ月が経過している。つまり、ローズはいつ死んでもおかしくないということだ!
 スコープは彼女を回復させる手掛りを得ようと、貪るように読み進めた。続く箇所には、ペベレルが村の魔法使い達と協力して怪物を殺し、取り憑かれていた者達が怪物から解放され回復したということが述べられていた。
「ヌンドゥを殺せば、ローズは助かるんだ・・・」
 今すぐ自分がホグワーツに行き、ヌンドゥを殺さないと・・・
「マダム、ホグワーツの校門まで『付き添い姿現し』していただけませんか!?」
 スコープは立ち上がり、座って古文書に目を通しているウィーズリー女史に言った。
「どうしたの!?」 ウィーズリー女史は驚いて言った。
 スコープは女史に、『旅行記』を読んで発見したことを伝えた。スコープの話を聞き終わるや、女史は彼を置いて「姿くらまし」した。 


 スコープは、全速力で祖父母のもとに戻った。
「おじい様! 今すぐホグワーツの校門まで『付き添い姿現し』をしてください!」
「一体どうしたというのだ!?」
 祖父が言った。
「ホグワーツが閉鎖されたということは、知っているでしょう?」
 祖母が言った。
「説明している時間が無いんです! 早く!」
 祖父はスコープの剣幕に押され、ホグワーツの校門前まで「付き添い姿現し」をしてくれた。

 校門は閉まっていた。ウィーズリー女史が既に到着しており、狂ったように杖で錠を繰り返し叩いていた。
「アロホモーラ(開け)!」
 スコープも呪文を唱えたが、門は開かない。
「くそっ!」
 スコープは苛立ち、門を蹴りつけた。その直後、門が静かに開いた。誰かが内側から開けてくれたかのようだったが、校内に人の姿はなかった。
 ウィーズリー女史は、誰が門を開けたかなど気にもしていないように、校内に駆け込んでいった。スコープも、女史と同時に駆け込もうとした。
「待て!」
 祖父はスコープの肩を掴み、必死に引き留めようとした。
「何を考えている!? 誰が校門を開けたのか知らぬが、校内に入れば『紫息病』に罹るか、もっと悪ければ『透明な怪物』に殺されてしまうかもしれないのだぞ!」
「放してください!」
 スコープは祖父の腕を振り払おうとした。
「早くヌンドゥを殺さないと、ローズが死んでしまうんです!」
「ヌンドゥとお前の友人との間にどういう関係があるのだ!? そもそも、ヌンドゥがブリテンにいるはずが・・・」
 祖父はそこまでしか言えなかった。前方から赤い閃光が飛んできて、祖父に命中した。祖父は仰向けに倒れ、その手はスコープの肩から離れた。スコープは猛然と校内に駆け込んでいった。

Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜    ( No.134 )
日時: 2016/03/19 15:07
名前: ウルワルス (ID: nLJuTUWz)

第21章  






 スコープはローズへの思いに駆られ、本能が命じるままに走り続けた。
 気が付くと彼は、禁じられた森に分け入っていた。禁じられた森は、ヌンドゥがユニコーンを殺した場所だ。ここでならヌンドゥに出くわせるかもしれない。スコープは立ち止まり、辺りを見回した。
 突然、何者かが飛び掛かってきた。スコープの身長程もある、巨大な蜘蛛だった。スコープは地面に倒れ、巨大蜘蛛がのしかかってきた。
「アラーニア・エグズメイ(蜘蛛よ、去れ)!」
 蜘蛛がスコープの喉に噛みつこうとした時、彼は杖を蜘蛛の体に突き付け、「闇の魔術に対する防衛術」の授業で習った呪文を唱えた。白い閃光が走り、蜘蛛は後方に吹っ飛ばされた。
 蜘蛛は逃げ出したが、スコープは背後にガサゴソという物音を聞き、振り向いた。別の3匹の巨大蜘蛛が、彼の方に向かって来ていた。
「お前達に構っている時間は無いんだ!」
 スコープは叫び、先頭を走って来る蜘蛛に杖を向け、呪文を唱えた。
「ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)!」
 先頭の蜘蛛の体が浮き上がった。スコープが杖を動かすと、蜘蛛も空中で動いた。彼は、驚いたように足を止めた2匹の蜘蛛に対して、宙に浮いた仲間の体をぶつけてやった。
 自分を捕って食うことを諦めて去っていくかと思いきや、逆効果だった。地に足をつけた2匹の蜘蛛は怒ったように口の はさみ を鳴らし、スコープの方に迫ってきた。スコープは後ずさりながら杖を動かし、宙に浮いたままの蜘蛛の体を再び2匹にぶつけてやろうとしたが、間に合わなかった。1匹がスコープに飛び掛かり、彼は杖を取り落してしまった。浮いていた蜘蛛の体が地に落ちた。
 巨大蜘蛛に抑え込まれたスコープは必死で暴れたが、他の2匹も迫って来て、万事休すかと思われた。

 不意に、スコープの耳に獣の咆哮らしき音が聞こえた。その直後、巨大蜘蛛達は慌てたように逃げ出した。
 自由になったスコープは杖を拾って立ち上がり、周りを見た。生き物の姿はない。
 しかし、スコープが再び進み出そうとした時、突如として前方に四足歩行の巨大な肉食獣の姿が現れた。眼は赤く、毛皮は銀灰色だ。ヌンドゥに違いない。
「返してもらうぞ、ローズを・・」
 スコープは杖を構えた。
 
 
 

Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜    ( No.135 )
日時: 2014/04/04 16:57
名前: ウルワルス (ID: BgA0tTDI)

訂正



>>129 >>133を修正しました。

Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜    ( No.136 )
日時: 2014/04/06 12:34
名前: ウルワルス (ID: O0NjrVt8)

訂正



闘蛇(とうだ)は、陸上では二足歩行を行うという設定でしたが、四足歩行に変更致しました。


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