二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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設定集&小話
日時: 2014/04/22 23:12
名前: MAHOKO ◆lcN4ygzIuM (ID: MHTXF2/b)

作者が取り扱っているキャラ及び世界観の設定集です。一部勝手なオリジナル設定も有ったりします。キャラは勝手に増えたりします。

遊戯王モンスター>>1-5

ポップンキャラ>>6-10

任天堂キャラ>>35-36

パワプロキャラ>>93-94

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Re: 設定集&小話 ( No.115 )
日時: 2014/07/19 22:20
名前: MAHOKO ◆JnZiCl58gc (ID: y68rktPl)

ユニ「ねー!あんたは泳がないのー?」

守「うっ・・・。」

ユニの声を聞いた途端守の顔色は一気に真っ青になる。さらに追い打ちをかけるようにエミが言い放った。

エミ「守くんも一緒に泳ごうよー。冷たくて気持ちいいよー。」

ユニとエミが声をかけても守の表情はますます曇るばかり。プライドが高い彼はどう言ってこの場を乗り切ろうか必死で考える。

守「ぼっ・・・僕は遠慮しておくよ。日焼けしたくないからさ。」

ユニ「えー?だったら日焼け止め塗ってくればいいじゃん。」

自分達の誘いになかなか乗ってくれない守。そこに進が申し訳なさそうに言う。

進「すみません・・・。実は兄さんはカナヅチなんです・・・。」

エミ・ユニ・アリス「えー!?」

進の口から放たれた衝撃の真実。実は守はカナヅチで、水泳が大の苦手なのだ。意外な弱点が明らかになり、思わず声を上げてしまう。

ユニ「ははーん。どおりで海に入りたがらないのはそう言う事だったのねー。」

アリス「ユニちゃん・・・。あっ、よかったら私達が泳ぎ方教えますけどー!」

守「・・・!何か買ってくる!」

(ビューン)

あんまり他人に頼る事を良しとしない守は駆け足でどこかに去った。

ユニ「何よ、あいつ。せっかくこっちが泳ぎ教えてあげようと思ってたのに・・・。」

進「すみません・・・。兄さんが本当に・・・。」

エミ「いいのよ。気にしないで。私達も知らなかったからしょうがないもの。」

断られてしまった3人は気を取り直してまた泳ぎ始める。一方、守はひとまず浜辺を歩いていた。

守「ふぅ・・・。そう言えば、パワプロはどこにいるんだ・・・?」

なんとなく虚しい心境になる守。すると、雷刀・パワプロくん・ニャミと烈風刀・矢部・ミミの3人チームでビーチバレーをやっているのが見えた。

烈風刀「ハア!」

(バン)

得点が入り、審判を務めているパステルくんはホイッスルを思いっきり吹く。

(ピッ)

烈風刀「やりました。」

ミミ「すごいすごーい。」

矢部「烈風刀くんかっこよかったでやんすー。」

雷刀「ちくしょー!」

ニャミ「ドンマイ、ドンマイ。次は決めよ。」

パワプロくん「俺だっているんだからなー!」

得点を入れたのは烈風刀・矢部・ミミのチーム。アタックを決められ、悔しがる雷刀をニャミとパワプロくんがなだめる。そこに彼らの楽しそうな声が聞こえたのか、レイシスがビーチバレーをしている場所にやって来た。

レイシス「ビーチバレー楽しそうデスネ。どちらのチームも頑張ってクダサイ。」

雷刀・烈風刀「レイシス!」

SOUND VOLTEXを代表するナビゲーターが現れるやいなや雷刀と烈風刀の目つきがなぜか急に変わりだす。

雷刀「おい、ニャミ・パワプロ!こっからはマジな気持ちで行けよ!俺は何としてもレイシスにこの勝利を捧げたいんだ!」

烈風刀「雷刀にばかりいい格好をさせる訳にはいきません!ミミさん!矢部さん!本気で勝つつもりでやってくださいね!」

ミミ・ニャミ・パワプロくん・矢部「(やりにくい・・・。)」

どういう訳だか雷刀と烈風刀の恋の勝負(?)に巻き込まれ、他のメンバーは複雑な心境になる。自分達は正直楽しめればそれでいいと思っているのだが2人の本気の目を見て彼らのテンションに合わせるしかなかった。

ミミ「矢部くん!」

矢部「烈風刀くん!」

烈風刀「参ります!」

ニャミ「パワプロくん!」

パワプロくん「雷刀くん!」

雷刀「いっけー!」

パステルくん「うわー、どっちもすごい気迫だー。」

守「あいつ・・・。なんであんなに楽しそうなんだ・・・。」

お互い一歩も戦いに激しいラリーが長時間続く。そうしているうちに、ビーチバレーのギャラリーがいつの間にか増え始めていった。

あおい「なんか騒がしいと思ったらビーチバレーやってたんだ。」

みずき「しかも主要キャラ同士の組み合わせだから無駄に盛り上がってるわね。」

聖「だが、とてつもない気配が漂っている気がするのは気のせいか?」

エリカ「どっちのチームも頑張れー。」

ニャミ「えーい!」

ミミ「どりゃー!」

雷刀「こんにゃろー!」

烈風刀「させません!」

パワプロくん「でーい!」

矢部「なんのでやんす!」

パステルくん「あわわ、目が追いつかないよー!」

あちこち飛び回るボールの速さに審判のパステルくんはパニック状態になる。しばらく経つと、お互いの得点はマッチポイントになり、次で全ての勝敗がつこうとしていた。

(区切ります)

Re: 設定集&小話 ( No.116 )
日時: 2014/07/19 22:22
名前: MAHOKO ◆JnZiCl58gc (ID: y68rktPl)

6人「ぜーぜー・・・。」

セリカ「得点は20対20これで全てが決まるわね・・・。」

エリカ「どっちのチームも相当疲れてるみたい。」

彩葉「どっちが勝つか楽しみやなー。」

戦いは長時間に及び、どちらのチームも相当な量のスタミナが消費されている。この1戦で勝敗の行方が決まるため、6人は改めて気合いを入れる。そしてパステルくんがホイッスルを吹いた。

(ピッ)

烈風刀「参ります!」

サーブを放ったのは烈風刀。ニャミ達は落ち着いてボールを回し、ミミ達の方に返す。彼女達もまたボールを拾い、相手の方に返す。その繰り返しがずっと続いていた。なかなか決まらない勝負をギャラリーのメンバー達が固唾を見守る中、勝敗の行方に変化が訪れる。

雷刀「これで決めろ!パワプロ!」

トスを回したのは雷刀だ。アタック担当になったパワプロくんは少し助走をして高く飛ぶ。そして・・・。

パワプロくん「デッドボヲルdeホームラーン!」

なぜかBEMANIスタジアムの曲名(しかも縁があるアーティストの)を叫んでアタックを決める。ボールはミミ達の間にポトンと落ちた。

(ドン)

コート内にボールが落ち、パステルくんは大声で叫ぶ。

パステルくん「雷刀・パワプロくん・ニャミチームの勝利ー!」

烈風刀「負けてしまいましたか・・・。」

矢部「けどミミちゃんも烈風刀くんも頑張ったでやんす。 」

ミミ「うーん。でもやっぱり悔しいなー。」

雷刀「よくやったパワプロー!」

ニャミ「今のアタックすっごく決まってたよー。」

パワプロくん「本当に?ありがとう!」

あおい「おめでとう、パワプロくん。ボク達さっきから見てたよ。」

みずき「矢部もお疲れー。残念だったねー。」

矢部「まあでも十分楽しめたからいいでやんす。」

レイシス「お疲れ様でしタ。さっきMZDさんがアイスをいっぱい買って来てくれましたので一緒に食べませんカ?」

セリカ「食べる食べるー。」

彩葉「ちょうど小腹も空いたしなー。」

実は彼らが試合をやってる間、MZDが人数分のアイスを買って来ていたのだ。周りにいるメンバーの大半はアイスに群がる。

雷刀「にしてもパワプロのアタックは本当すごかったなー。」

パワプロくん「偶然だよ、偶然。」

守「パワプロ・・・。」

楽しそうな様子のパワプロくんを複雑な心境で見つめる守にMZDが言う。

MZD「さてはお前、雷刀があまりにパワプロに近づくから妬いてんのか?」

守「別に!あんなベンチ入りで十分な奴の事なんか・・・!」

MZD「素直になれよー。本当はパワプロの事好・・・!」

守「何っ、何を言っているんだ!僕はあいつの事なんて・・・!」

MZDは自身の神パワーで守の心を覗き見して彼の本当の気持ちを読み取る。守自身もこの海水浴をパワプロくんと一緒に楽しみたかったのだ。考えていた事を思いっきり口に出され守は一気に動揺し、そんな彼をよそにMZDは思いっきり大声で叫ぶ。

MZD「雷刀ー。お前があまりにパワプロにべったりするから兄猪狩がヤキモチ妬いてるぜー!」

雷刀「ん?」

パワプロくん「猪狩?お前いつからそこいたんだよ?」

MZDの声を聞いた雷刀とパワプロくんはすぐさま彼の方を向くと、その隣には顔を真っ赤にした守がいる。目の前の事に夢中になるあまり、パワプロくんは彼の存在に気がつかなかったのだ。

守「///。僕は向こうで休んでるよ!」

雷刀「一体なんだったんだよ?」

急に恥ずかしくなった守はまたもやどこかに走り去った。彼の姿が見えなくなると、MZDは守が考えていた事全てをパワプロくんに話す。

パワプロくん「猪狩の奴そんな事考えてたのかよ。しょうがないなー。」

MZD「神様はなんでもお見通しなんだぜ?早く追っかけてやれよ。」

守の心情を聞かされたパワプロくんはすぐに彼の後を追いかけて行った。

(区切ります)

Re: 設定集&小話 ( No.117 )
日時: 2014/07/19 22:28
名前: MAHOKO ◆JnZiCl58gc (ID: y68rktPl)

その頃メンバー達から逃げるように去って行った守はさみしげな様子で佇んでいた。

守「はあー。」

パワプロくん「猪狩ー。」

守「パワプロ!?」

呆然としていたところを急にパワプロくんに話しかけられ、守は驚いた。パワプロくんは守にレイシスからもらったアイスを差し出す。

パワプロくん「レイシスさんからアイスもらってきた。一緒に食べようぜ。 」

守「君がそこまで言うなら、付き合ってもいいけど。」

パワプロくん「本当素直じゃねーな。」

相変わらずつっけどんな態度しか表さない守にパワプロくんは苦笑いする。一息つくと、また話しかける。

パワプロくん「なあ、猪狩。せっかく海に来たんだから入らないともったいないぜ?」

守「君は僕が泳げないのを知っているだろ!」

パワプロくん「泳がなくてもさ、波に揺られながらぼんやりするってのもいいんじゃないか?」

守「おい!無理やり引っ張るな!」

そう言って、パワプロくんは守の手を引いて海水の深さが浅いところまで連れて行くと、2人はゆっくり腰掛ける。水は腰の辺りまでしか浸かっていないため、泳げない守でも普通にしていられた。少しの間だけ沈黙が走っていたが、守がそっと話を始める。

守「パワプロ、さっきすごく楽しそうにビーチバレーやってたな。」

パワプロくん「(フッ)神様が言ってた。猪狩、雷刀くんとニャミちゃんに妬いてたんだろ?」

守「(あんなとこまで読んでいたなんて・・・!)」

パワプロくん「ニャミちゃん達と一緒にいるのはとっても楽しいよ。違う世界のみんなとの出会いはすごく新鮮だし、たくさんの仲間が増えると、普段通りの日常がより一層楽しめるしさ。実際、ニャミちゃん達に会ってからは練習の時のモチベーションが今までよりずっといいんだよね。猪狩もさ、意地を張らずに、もっと積極的になりなよ。みんな猪狩と友達になりたいって思ってるはずだからさ。」

自身のプライドの高さからあまり他人と関わらない守はパワプロくんが様々な人との関わり合いを通して、もっと成長しようとしているのに焦りを感じた。ライバルの言葉で彼はまた黙り込んでしまうが、そこにパワプロくんが思いっきり守の顔に水をかけた。

(バッシャーン)

守「なっ何するんだ!」

パワプロくん「へへっ。恒例行事だろ。」

ニヤリと笑うパワプロくんに守もまた彼に思いっきり水をかける。

守「やったな!」

(バッシャーン)

パワプロくん「うわ!このー!」

主人公とライバルの水のかけ合いは数分ほど続く。大量の水をかぶった彼らの体はそこら中びしょ濡れになっていた。

パワプロくん「ふふ。あははは!」

守「はははは!」

今の自分達の姿を見てパワプロくんと守はお互い笑い合う。それには最大の友と楽しい時間をすごせた嬉しさも含まれていた。一方・・・。

翔太「なかなか出来ないねー砂のお城ー。」

友沢に見せるための砂のお城を作る翔太と朋恵。その隣ではオトベアが少し大きめの砂のトンネルを作っており、彼らに見せていた。

オトベア「見てみてー。」

朋恵「わあー。おっきいトンネルだー。熊さんすごーい。」

オトベアが作った砂のトンネルに大喜びの朋恵。ふと少し先の方に視線を向けると、リノンの姿があった。

翔太「ねー。お姉ちゃんは何してるのー?」

リノン「カニ。」

そう言うとリノンは自分がいる場所に偶然迷い込んだカニを彼らに見せる。しかし、彼女が見つけたのはカニだけではない。

リノン「貝殻もこんなに見つけた。」

翔太「わー。こんなにたくさーん。」

他のメンバーが各々楽しんでいる間、リノンは貝殻を探し回っていたのだ。大きいものから小さなものまで種類は様々で、あまりの数の多さに思わず驚いてしまう。

朋恵「きれーい。これ全部に糸を通したらネックレスに出来るかな?」

(サッ)

(ゴリゴリ)

(スー)

朋恵の言葉を聞いたリノンはどこからか小さな針と長めのひもを取り出す。そして手慣れた手つきで小さな貝殻に穴を開け、ひもを通すと、あっという間に1つのネックレスが出来上がった。彼女はそれを朋恵にあげる。

(ヒョイ)

リノン「やる。」

朋恵「かわいいー。お姉ちゃん、ありがとう。」

(ゴリゴリ)

アクセサリーをプレゼントされ、朋恵は大いに喜び、引き続き砂のお城を作る作業に戻り、リノンは残りの貝殻でまたアクセサリーを作り始める。その一方・・・。

東條コジローモード「そろそろ神様の魔法の効果が切れそうですね。」

MZDがかけた魔法の効果が切れそうだと察した東條は浜辺に上がる。するとその頃別の場所ではつぎドカメンバーと猛田・神高・雅がスイカ割りを楽しんでいるのが見えた。

雅「それー。」

(ドン)

棒は見事スイカに命中し、ヒビが入った。

雅「やった、命中ー!」

猛田「よし、次は俺の番だな。」

雅「はい、失敗しないでよね。」

猛田「わーってるよ。」

次に割りに行く猛田は雅から目隠しと棒をもらうと、その場で何回か回る。

猛田「目が回る・・・。」

多少のふらつきはあるが、少しずつスイカに向かって進む。しかし、前が見えないため時折変な方向に歩き出し、その度に他のメンバーが指示した。

烈「おーい、慶次!スイカは左だぞー!」

猛田「左・・・?」

鈴花「逆逆!また変なとこ行ってるって!」

神高「あっ、そのまままっすぐいいよー。」

風雅「おい、またずれ始めてるぞー。」

東條コジローモード「猛田達はスイカ割りをやっているんだね。とっても楽しそうだな・・・!?」

猛田「(なんかもうよく分かんなくなって来たぜ・・・。こうなっなら直感で ・・・!)」

(バッシーン)

すっかり方向感覚が分からなくなった猛田は直感で棒を思いっきり降ろす。だが、命中したのはスイカではなく・・・。

東條コジローモード「猛田・・・!」

猛田「ゲッ!」

東條の頭だった。大変な事態になってしまい、他のメンバーは慌てふためく。

雅「あわわ・・・。」

烈「落ち着け!小次郎!慶次だって悪気があってやったわけじゃ・・・!」

氷海「そうよ、一旦冷静に・・・!」

東條(東條モード)「お前の頭もスイカのように叩き割ってやろうか・・・?」

猛田「ギャー!」

周りのなだめる声も虚しく東條の人格は東條モードに覚醒し、完全にマジギレな状態だった。

鈴花「小次郎くーん!」

風雅「最悪な結果になったな・・・。」

頭を思いっきり叩かれた怒りで東條は猛田を無我夢中で追いかけ回す。さらに、猛田が逃げた先には不運な事に砂のお城を作る翔太・朋恵、その様子をじっと見つめるオトベア、さらには貝殻でアクセサリーを作るリノンがいた。

(区切ります)

Re: 設定集&小話 ( No.118 )
日時: 2014/07/19 23:30
名前: MAHOKO ◆JnZiCl58gc (ID: lQjP23yG)

翔太「もうすぐ出来るね、砂のお城ー。」

朋恵「早くお兄ちゃんに見せたいなー。」

翔太「きっとびっくりすると思うよー。」

リノン「カニ・・・。」

オトベア「ん?あれは・・・。」

早く自分達が精一杯作ったお城を見せたくて仕方がない翔太・朋恵。だが、災難はすぐそばにまで迫っていた・・・。

東條(東條モード)「猛田待てー!」

猛田「悪かったって言ってるだろー!」

怒り狂った東條から逃げるのに必死だった猛田は目の前にいた翔太と朋恵の存在に気づかず、彼らが作っていた砂のお城を踏んづけて壊してしまう。

(グシャ)

翔太「あー!」

オトベア「せっかくのお城が・・・。」

朋恵「完成間近だったのに・・・。」

翔太・朋恵「うわーん!」

自分達の大切な兄に見せようと思っていた砂のお城を完成間近しにて壊されてしまい、これまでの努力が一瞬にして水の泡になってしまった。悲しさのあまり翔太と朋恵は泣き出し、彼らの泣き声を遠くで聞いていた友沢は驚いて猛スピードで飛んできた。

友沢「翔太!朋恵!どうした!」

翔太「あのお兄ちゃんがね、お兄ちゃんに見せようと思った砂のお城を壊しちゃったの!」

朋恵「あと少しで出来上がるとこだったのにー!」

兄弟から事情を聞いた友沢は鬼のような人相で猛田を睨みつける。

友沢「猛田・・・!」

猛田「いやっあの・・・友沢さん・・・。悪気は・・・。」

友沢「何翔太と朋恵泣かしとんじゃボケー!」

猛田「ギャー!」

雅「あーりゃま。」

大切な兄弟を泣かされた怒りのあまり、友沢は猛田の弁解を全く聞き入れる事なく彼を思いっきり成敗した。翔太と朋恵の泣き声で正気に戻った東條は彼らを必死に慰める。

東條コジローモード「ごめんねー。お兄ちゃん達が砂のお城作り直すの手伝ってあげるから泣かないでー。」

友沢「よしよし。今度は兄ちゃんも一緒に作ってあげるよー。」

烈「事の発端は俺達だし、手伝ってやるか?」

風雅「そうだな。」

雅「はいはい、もう大丈夫だよー。」

猛田「何もここまで殴らなくてもいいじゃないッスか・・・。」

進「猛田さん、大丈夫ですか・・・?とりあえず、回復魔法をかけますね・・・。」

ボロボロになるまで殴られた猛田に海からあがった進が回復魔法をかける。また1から作り直しになった砂のお城作りを友沢達も手伝う事になり、皆で協力しあった結果とても豪華な砂のお城が出来上がった。その上出来ぶりに海水浴に来ていたメンバー全員集まる。

翔太・朋恵「出来たー。」

セリカ「へー、結構よく出来てるじゃん。」

ミミ「これ雅ちゃん達が作ったの?すごーい。」

雅「えへへ。結構頑張ったんだよ、僕。」

パステルくん「とっても綺麗だね。」

友沢「本当はこいつらが俺を喜ばせるために作ってたんだけど、猛田のバカが踏んづけて壊しちまったんだよな。」

猛田「だから壊したくて壊した訳じゃないって言ってるじゃないッスか!」

みずき「それにしてもたかが砂なのに無駄に豪華な出来ね。」

あおい「みずきったら、みんな一生懸命作ったんだからそう言わないの。」

氷海「でも良かった。この子達が元気になって。」

数人のメンバーと協力しながら作った砂のお城をみんなが喜んでくれて、翔太と朋恵は元気を取り戻した。

(区切ります)

Re: 設定集&小話 ( No.119 )
日時: 2014/07/19 23:34
名前: MAHOKO ◆JnZiCl58gc (ID: lQjP23yG)

さらには貝殻でアクセサリーを作っていたリノンは人数分の数を完成させ、それを彼らの元にそっと持って来た。

(ジャラジャラ)

リノン「みんなに作った。受け取れ。」

そう言いながらリノンは男性キャラにはブレスレット、女性キャラには ネックレスをそれぞれプレゼントした。

朋恵「お姉ちゃんみんなにも作ってくれたんだ。」

パワプロくん「もしかして、そのネックレス・・・。」

朋恵「これ?あのお姉ちゃんが作ってくれたの。」

友沢「良かったな、朋恵。」

朋恵「うん。」

アリス「かわいいー!リノンちゃんが作ってくれたの?ありがとう。」

聖「かわいい///。」

矢部「とってもかっこいいでやんすー。」

烈風刀「レイシス、とっても似合ってますよ。」

レイシス「ありがとうございマス♪」

こうして和やかな雰囲気が漂う中、突如として巨大な爆発音が響き渡った。

(ドーン)

パステルくん「今の音、何!?」

MZD「魔物だー!しかもなんか大量に発生してるみたいだぞー!」

一部「えー!?」

辺りを見るとそこら中に大量の魔物がいた。実をいうと、この海に来ているのは海水浴に来ているコナミキャラだけではなく一般客も多くいるためこのままでは彼らのエナジーを吸い取られる危険がある。

ミミ「このままじゃ他に海水浴に来てる人達のエナジーを吸い取られちゃうよ。」

ユニ「前々から魔物の噂は聞いてはいていたけど、本物を見るのは始めてだわ。」

みずき「あおいさん、何の事ですか?」

あおい「とにかく、今はあいつらを全員片付けないといけないって話なの。でも、その前に・・・。」

一部「更衣室から武器取ってくるー!」

神高「つまり、今の状況はあの化け物を全部倒せばいいって訳?よく分からないけど僕らも一緒に戦うよ。」

雅「僕達もやろうか。一応戦闘能力 あるし。」

聖「ああ。」

何かと状況を把握しにくい中、何と無く分かったのは海上にいる魔物を殲滅させる事。しかし、一部のキャラは武器を更衣室に置いて来てしまっているため、超特急で武器を取りに更衣室へ走り出す。

MZD「他の奴らは俺に任せろ。お前ら、頼んだぜ。」

エミ「私達も避難の誘導を手伝うわ。」

ユニ「無茶なマネすんじゃないわよ。」

パステルくん「僕らも早く逃げよう。」

翔太「お兄ちゃん・・・。」

友沢「大丈夫。悪い奴はお兄ちゃんがみーんなやっつけちゃうからね。」

MZDと戦闘能力がないユニ・エミ・アリスは一般客の避難の誘導にまわり、幼い翔太・朋恵・リノン(?)はマスコットのオトベアとパステルくんと共にこの場を離れる。彼らがいなくなったのを見計らい、戦闘に参加するメンバーは皆戦う態勢に入った。

ニャミ「そんじゃ、一仕事いっちゃう?」

パワプロくん「WSTの出動だね、ニャミちゃん♪」

セリカ「水着姿で戦うってのもちょっと斬新だよ。」

ミミ「よーし、みんな突撃ー!」

ミミの掛け声と共に皆各々の必殺技で攻撃を仕掛け出す。

セリカ「ホーリーレイン!」

エリカ「ブルースフィア!」

彩葉「夜鷹の爪跡ホークネイル!」

烈「運命浄化ファイアー!」

氷海「スノープリズム!」

風雅「コズミックハリケーン!」

鈴花「恋閃繚乱!」

猛田「行くぜ、メガトンハンマー!」

東條(東條モード)「本当にお前は仕方が無い奴だな。スピニングハリケーン!」

雷刀「俺達のコンビネーションだって負けてないぜ!やるぞ、烈風刀!」

烈風刀「はい。」

雷刀・烈風刀「ボルテックコンビネーション!」

雅「まとめて縫ってあげるよ。キューティクルリボン!」

(ギュッ)

あおい「雅ちゃんナイス!女の維持を舐めないでね!マリンボール!」

みずき「クレッセントムーン!」

聖「サーチングアロー!」

雅「そーれティロ・フィナーレ!」

彼らの必殺技は魔物達を次々と撃破していっている。

戦闘メンバー達の戦いぶりに夢中になり、逃げてるメンバーの足がつい止まってしまう。

パステルくん「みんなすごーい。」

オトベア「とってもかっこいいよー。」

リノン「いいな、いいな。」

MZD「こらこら立ち止まんな・・・っておい! 」

MZDは立ち止まらないよう彼らに叫ぶが、翔太と朋恵の避難が遅れている事に気づく。

翔太「みんな待ってよー・・・わあ!」

(ドテッ)

朋恵「翔太!」

慌てて走るあまり翔太は転んでしまう。しかも最悪な事に1体の魔物の攻撃が幼い兄弟2人に向かって飛んで来る。

翔太・朋恵「わー!」

友沢「翔太!朋恵!」

2人がいる場所は友沢がいる場所から少し離れているため、真っ先に助けに行けない。絶対絶対かと思われたその時・・・。

進「ブルーバリアー!」

(バン)

後方で待機していた進がとっさに防御壁を張って魔物の攻撃を防いだ。

友沢「進!」

朋恵「ありがとう、進お兄ちゃん。」

進「どう?立てそう?」

翔太「ちょっと足ひねっちゃった。」

なんとか攻撃には巻き込まれなかったものの、転んだ際に足をひねってしまっていた。進は翔太の足に手を当てて治癒術をかける。

(スッ)

翔太「わあ。」

進「これで大丈夫だよ。さあ、早くみんなと逃げて。」

翔太「ありがとう。」

難を逃れられた2人はMZDに連れられ、無事安全な場所に避難した。

神高「みーんなまとめて凍っちゃえ!ゴッドブリザード!」

(ゴゴゴ)

神高は猛吹雪を起こして一気に数体の魔物を凍らせた。その間、レイシスは友沢にある提案をする。

レイシス「亮さんも雷技が使えますヨネ?一緒にやりませんカ?」

友沢「構いませんよ。」

レイシスも友沢も同じ雷系統の技が得意なので戦闘スタイルが似た者同士コンビネーションを取ろうと考えたのだ。彼女の提案を彼は快く引き受ける。

レイシス「ボルテックスサンダー!」

友沢「カイザースパーク!」

(ドーン)

レイシスと友沢の電気技は巨大な稲妻となり凍った魔物を一気に撃破した。

神高「僕が友沢くんと連携技やりたかったのにー!」

守「そんな事を言っている場合じゃないだろ!ライジングキャノン!」

ミミニャミ「コスプレ乱舞ー!」←ニャミはセイントセイヤ・ミミはホクト

パワプロくん「全力レッドクリスタルー!」

矢部「ガンダーブレードでやんすー!」

魔物の討伐は順調に進んではいるものの、予想外の多さに戦闘メンバー達は怯みそうになる。

(区切ります)


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