二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜【完結】
- 日時: 2014/05/06 19:04
- 名前: ランスロット (ID: QNd6qtAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26534
どもです、はじめまして。ランスロットと申します。
この作品は、「ダンガンロンパ」のオリジナルシリーズとなります。
他の作者様方みたいに、「この小説」では超高校級の生徒達は募集いたしません。
この作品と「繋がりのある」シリーズを投稿した際に、募集をかけたいと思います。どうかご了承をお願いいたします。
原作の、スーダン及びゼロのネタバレが出てくるので、ネタバレが嫌な人はブラウザバック推薦です。
なお、原作のキャラは「モノクマ以外は」出てきません。原作キャラを「模したアイテム」は出てくるかもしれません。
ちなみに、作者が好きなキャラは石丸クンと田中クンです。
軽くキャラ紹介を挟み、本編へと参りたいと思います。
小説なんてほとんど書いたことがない初心者なので、文章に矛盾があったり、推理が強引だったり、トリックが雑だったりしますが、温かい目で見てやってください。どうかお願いします。
感想・ご意見などがございましたら、ぜひ書き込んでください。お願いします。
※作者の体調不良が続くため、更新がやや遅くなるかと思われます。ご了承をお願いいたします。
(10/10追記)500参照!!ありがとうございます本当にありがとうございます(土下座)
これからもダンガンロンパFをよろしくお願いします!!
(10/29追記)せ、1,000参照ですか?!ありがとうございます本当にありがとうございます!!
まさか参照数が4桁超えるなんて…。凄すぎますよ本当に!!
これからも、ダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!
(11/22追記)せ、1,500参照突破しましたよ奥さん!こんな駄文に付き合ってくださっている皆様本当にありがとうございます…orz
これからもどうかよろしくお願いします!
(12/7追記)に…2,000突破…。本当にありがとうございます…orz
ここまで来れたのも皆様のおかげです。これからもよろしくお願いします!
(12/26追記)2,500突破おめでとうございます!ありがとうございます!まさかここまで付き合ってくださっている皆様がいるなんて…!本当に感謝したりないです…。
これからもよろしくお願いいたします!
(1/18追記)3,000突破ありがとうございます…。どれもこれも皆様のおかげでございますアブアブアブ…←
これからもどうかよろしくお願いいたします!
(1/29追記)さ、3,500突破ありがとうございます!!これも皆様のおかげでございます…。
物語も終盤に入ってきましたが、どうかお付き合いくださいませ。
これからもどうかよろしくお願いします!
(2/8追記)ぎ、ぎにゃああああああああああ4,000参照突破ですかああああああ?!本当にありがとうございます!!
これからもよろしくお願いいたします!
(2/16追記)4,500突破しました!!ありがとうございます!!これからもダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!!
ま、まさかここまで来れるとはなぁ…。しかも間隔短くなってる気がするから…読んでくださる作者様増えていらっしゃるのですよね?う、うれしい…。
(2/23追記)5,000突破しましたウワアアアアアアアアア(泡吹いて気絶)
ほ、本当にありがとうございます!!これからもどうかよろしくお願い申し上げます!!
(3/6追記)5,500…突破です!!!ありがとうございます!!!
これからもよろしくお願いします!!!
(3/17追記)6,000突破…だと…?!おいどういうことだ説明しろ苗木!!← 冗談ですww
まさかここまで読んでくださっている方がいることに驚きの連続でございますwww 本当にありがとうございます!!
(3/26追記)まさかの6,500突破でございます!!ありがとうございます!!
1章は無事完結いたしました。ポップンロンパ、F神崎を通して2章へと進んでいこうと思います。是非そちらもお願いいたします!!
目次になります。
読みたい話数が分からない際にどうぞ。
chapter00 〜絶望職場体験・スタート〜
>>5 >>6 >>7 >>8-12
>>14-15 >>18-20
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 (非)日常編
>>22 >>23-24 >>26-30
>>31 >>32-33 >>34-35
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編
>>36-37 >>40 >>44-45 >>46
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編
>>47-48 >>49-50 >>53 >>56(おしおき編)
>>57-58
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 (非)日常編
>>60 >>61-62 >>63 >>67-68
>>69-71 >>72-73 >>74-75
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 非日常編
>>76-78 >>81
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 学級裁判編
>>83-84 >>85-86 >>87 >>91(おしおき編)
>>95-96
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 (非)日常編
>>100 >>103-104 >>105-106 >>108-109
>>110-111 >>112 >>115-117
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 非日常編
>>118-120 >>122 >>124
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 学級裁判編
>>125 >>128-130 >>131 >>135(おしおき編)
>>138-140
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 (非)日常編
>>142 >>147 >>150-151 >>154-155
>>159-162 >>163
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 非日常編
>>164-166 >>169
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 学級裁判編
>>173-174 >>175-176 >>182 >>183(おしおき編)
>>188 >>191
chapter05 〜キオクのウタ〜 (非)日常編
>>193 >>194 >>195-196 >>199-200
>>203-204 >>211 >>213-214 >>215-216
>>217-218
chapter05 〜キオクのウタ〜 非日常編
>>219-221 >>222
chapter05 〜キオクのウタ〜 学級裁判編
>>224-225 >>226-227 >>228-229 >>232(おしおき編)
>>233-234
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編
>>236 >>237-238 >>239-242 >>243-244
>>246-248 >>249
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編
>>252-255 >>258 >>260-262 >>263-267 >>268
chapter Epilogue 〜サヨナラ、モノクマシティ〜
>>282-283
キャラクター紹介編 〜モノクマの部屋〜
第1回「神谷春子」 >>13
第2回「冥雅雪斗」 >>21
第3回「村上一夜」 >>25
第4回「chapter01被害者」 >>41
第5回「chapter01総評・解説」 >>59
第6回「chapter01クロ・企画お知らせ」 >>64
第7回「chapter02被害者」 >>82
第8回「chapter02総評・解説」 >>99
第9回「chapter02クロ」 >>107
第10回「chapter03被害者その1」 >>121
第11回「chapter03被害者その2・記念企画お知らせ」 >>123
第12回「chapter03総評・解説/予想・人気投票お知らせ」 >>141
第13回「chapter03クロ」 >>156
第14回「chapter04被害者」 >>172
号外「これは凄いことだね!名誉だね!」 >>181
第15回「chapter04総評・解説」 >>192
第16回「chapter04クロ」 >>206
第17回「chapter05被害者」 >>223
第18回「chapter05総評・解説」 >>235
第19回「chapter05クロ」 >>245
第20回「ネタバレ1」 >>256
第21回「chapter06総評・解説」 >>269
第22回「生き残りその1」 >>270
第23回「生き残りその2」 >>271
第24回「生き残りその3」 >>272
第25回「生き残りその4」 >>273
第26回「モニャン/ネタバレ2」 >>274
EXTRA「黒幕」 >>279
第27回「あとがき」 >>284
号外2「超高校級の日常に参加している小説紹介」>>288
※本日より上記URLより外伝小説『僕達委員トリオ!』にジャンプするようになりました。
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- chapter05 〜キオクのウタ〜 学級裁判編 ( No.234 )
- 日時: 2014/02/15 14:09
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: /v7BfUQP)
ホテルに戻って体調を整えていたところ、秦野くんが部屋に入ってきた。何やら、アルターエゴのメールに誰かからメッセージが残っていたらしい。
「……誰かは分からないけど……俺が寝てる間に……入れたみたい……」
「誰なのかしらね?」
不思議に思いながら秦野くんと共に更衣室に向かうと、既に他のみんなも集まっていた。
どうやら全員秦野くんの話を聞き、ここまでやってきたらしい。
「メッセージが残ってるって聞いたんだけど…」
「何だろうね?一体誰が……。まさか、黒幕?」
「開いてみないと分からないよ。秦野、開いてみてくれる?」
「……分かった……」
冥雅くんに頼まれ、秦野くんはアルターエゴを起動する。
すると、みんなの顔を認識した彼女は笑顔で挨拶をするのだった。そして…彼が要件を喋ると、真面目な顔になってメッセージについて話し始めた。
『うん。これは書いた本人…神崎君から頼まれたことなんだけどね?みんなが集まるまでは、メッセージがあること以外は話さないでくれって言われてたんだぁ』
「メッセージを書いたのは神崎くんだったのね…」
「……出せる……?」
『うん。大丈夫だよぉ。それじゃ出すからちょっと待っててねぇ』
そう言って、彼女はメールフォルダを開く。すると、確かに1通のメッセージの履歴が残っていた。
秦野くんがそれをクリックすると、ずらずらと文字が並び始めた。
…アルターエゴに音読を頼み、とりあえず中身を確認することにした。
『神谷へ。そして一緒に目の前の絶望と戦っているみんなへ。
神谷達がこのメッセージを読んでいるってことは、きっと俺はモノクマに殺されたかなんかしてここにいないと思う。
だから、アルターエゴを通じてメッセージを書かせてもらった。
まず、黒幕の目的について。黒幕は神谷達生き残りを『真の絶望』に叩き落とすために行動しているって言っていた。…俺達に殺し合いをさせていたのも、それが理由だと思う。
そこで俺は、モノクマの隙を利用して『あるもの』を手に入れた。シオンの裁判が終わった次の日、『全部のカギを開いた』って言っていたけど、あれは嘘だ。一つだけ、開いていない扉があるんだ。
…それで、『あるもの』を俺の部屋に隠したんだ。部屋の鍵はこのメッセージを書き終わった後に細工して壊しに行く予定。だから、モノクマの邪魔は心配しなくていいと思う。まぁ…その前にモノクマに見つかってたら、このメッセージのことは忘れてくれ。
俺の部屋で『あるもの』を手に入れたら、ホテルにあるモノクマの部屋の隠し扉に向かってほしい。その奥に、何か『学園と通じる部屋』があることを見つけたんだ。その鍵だけロックがかかっていたから…。きっと、とんでもなく重要なものが眠っているんだ。…多分だから、見当違いだったらごめん。
モノクマが何を仕掛けてくるかは分からない。だけど…絶対に諦めちゃだめだ。突破口は必ずどこかにある。俺は…そう信じてる。
絶対にこれ以上誰も欠けることなく…街を脱出出来ることを祈っている。———そして、出来ればモニャンも助け出してほしい。
大丈夫。みんなには、みんながいるだろ。俺は、みんなのこと信じてるから。俺がいなくたって、もう、大丈夫。
神崎満月』
———メッセージの内容は、神崎くんが命を賭して繋ぎ止めた『希望への小さな一歩』であった。
彼も、彼なりに頑張っていたのだ。モノクマに立ち向かうために。『絶望』へと、立ち向かうために。いつモノクマに襲われるかわからない状況で、きっと彼でも不安だったんだろう。
———それでも、諦めることを許さない彼は、ずっと頑張っていたのだ。一人で。誰の犠牲も出さないことを祈り。
『このメッセージを打っているとき、神崎君凄く覚悟を決めた表情だったんだぁ。だから…きっと、自分が死ぬのも怖くなかったんじゃないかなぁ』
「そんなわけないよ。みんな…死ぬのは怖いよ」
『……うん。でもねぇ?昨日、神崎君と少しだけお話ししたんだぁ。その時に…神崎君、言ってたんだ。
『生きることを諦めちゃいけない』って。『死ぬことを恐れちゃいけない』って。
どこから湧いて出た言葉なのかは知らないけれど…。これも、神崎君が『お兄さん』として慕ってた人から教えてもらった言葉、らしいんだぁ。
神崎君…本当に強い人なんだよねぇ』
「……神崎くん……」
アルターエゴと神崎くんとの会話の内容を聞きながら、私は彼の思いについて模索していた。
———生きることを諦めてはいけない。私も……どこかで聞いたことがある。どこで?いつ?
そこまでは思い出せないけど……。きっと、そこにもモノクマの悪意が隠れている。そして……忘れてしまっている『1年間の思い出』を紐解くヒントも絶対にある。
———みんなのためにも———頑張らなきゃ。
改めて、そう思った。もう、絶対に犠牲者は出さない。絶対に———全員で外に出るんだから。
<死亡者>
「超高校級の科学部」羽柴陸斗
神崎満月によって殺害される。
モノクマの罠に彼が引っかかってしまい、殺されてしまった。
「超高校級のDJ」神崎満月
5回目の学級裁判のおしおきによる処刑。
ライブハウスが崩れた塊に押し潰され、死亡。
<生き残りメンバー> 残り:6人
「超高校級の知識」神谷春子
「超高校級の幸運」冥雅雪斗
「超高校級のパティシエール」安西桃花
「超高校級の映画監督」白戸佳織
「超高校級のハッカー」秦野吟也
「超高校級の美化委員」星野梓沙
chapter05 〜キオクのウタ〜 非日常編/学級裁判編 END
- 緊急開催! 〜モノクマの部屋〜 第18回 ( No.235 )
- 日時: 2014/02/15 16:59
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: zhi/K9qX)
〜とある葬式会場にて〜
ランス「うわあああああああああああ雨唄クーーーーン神崎クーーーーン死ぬなああああああああああ(壁に頭ガンガンガンガンガン)」
※雨唄…アルズ様の作品『ダンガンロンパad lib. 〜絶望の林間学校〜』のキャラクター。作者のお気に入り。作者のお気に入り。
こことは違って物凄く物語に引き込まれ面白いので見てみてください。
石丸「落ちつきたまえ!死なせないと話が進まないのだ!!」
モノクマ「うるさいよ!!普通の回にも割り込んで大暴走していったクセにここでも暴れる気?!帰れ!!」
田中「しかし作者がいなければ話のまとめが出来んであろう」
モノクマ「作者を縛り付けて拷問すればいいんだよ!!ほら、拷問道具はここにあるし!!」
ランス「どこかで見たようなやり取りするなよ!!!」
モノクマ「まったく、石丸クンや田中クンじゃツッコミ不足だよ!!誰だよモニャン殺したの!!ツッコミ役殺したの誰だよ!!!」
ランス・石丸・田中「「「お前だよ!!!」」」
○chapter05の被害者、クロについて○
モノクマ「わーいメインの一人死んだー!!」
ランス「神崎クン本来であれば生き残りでした。ぐすん」
石丸「…確か、2章を作ることが決まってからここでの処刑が決まったのだったな。しかし、彼は人を殺すような性格でもモノクマにしてやられる性格でもない。それで…ここでの退場が決まっていた羽柴クンをダシにして殺したと。えげつないぞ!!」
ランス「だってそれしかなかったんだもん!!神谷さんの目の前で校則違反してグングニルのほうが良かったんですか?!」
モノクマ「ボクは別にそれでもよかったんですけどねー」
田中「色々と不都合が生まれるのでやめておけ…」
モノクマ「そういやおしおきのネタって元ネタあるの?」
ランス「……ランスロット氏の本性見抜けばわかると思います…。ランスロット氏MZDが嫁なんです…」
モノクマ「…………うん。」
○冥雅の正体について○
ランス「冥雅クンは純粋な人間ではありませんでしたね。うわなにこれ田中クンの厨二心をくすぐる設定ですね。
ちなみに序盤で彼が言っていた『家族』の情報も絶望側が植えつけた『偽の記憶』となっています。うわえげつない!」
石丸「本人もそれが本物だと思っていたようだから、真実を知った時はショックだったろうな…」
ランス「ただ、その設定が出来たから彼をちゃんとアピールすることが出来たんですよね。本来であれば黒幕でしたから彼」
モノクマ「全く、絶望させるどころか希望が生まれちゃったよ」
田中「人間でなくてもこれからの『記憶』は共存できる…。成長したな、春子」
○ランスロット氏、そこになおりたまえ○
ランス「なんですかこれ!!もしかして神谷さんと冥雅クンがめでたくゴールインしたことですか?!」
石丸「そうだ!!通信簿イベントもないのに両想いにするんじゃない!!」
ランス「だって某チャットで『桑田と左右田と同じ扱い』されてたんですよ?!これはくっつけてあげるほかないでしょ?!最初からくっつける予定でいましたけど!!」
石丸「書いてしまったことは仕方がないがスレチだと思われる可能性だってあるのだぞ!!さぁ、お説教だ!!(ズルズル)」
ランス「ぎゃあああああああ(ズルズル)」
モノクマ「連れて行かれちゃったね」
○これからの予定○
ランス「1章、残りchapterも1つとなりましたね。(フルボッコ)
黒幕も露見するし、いつも以上に気合を入れていかなければなりません」
石丸「2章の案もどんどん固まっているようだな。まぁ、受け入れてくれるかは問題だが」
モノクマ「2章そんなにクセが強いの?」
石丸「強い、というか…満月くんに代わる新キャラが出てくるのだ。ヒントは…『80期生』だな」
田中「『80期生』…。確か、知識の宝庫に置かれてあった本に書かれていたな」
ランス「2章のキーパーソンが『80期生』の子だと思っていただいて構いませんよ。もうすぐ4500も突破しそうですし、感謝の意を込めて何かやりたいんですけど…体力が持つでしょうか」
モノクマ「ただでさえ更新追いついてないものもあるしね。せめてこれと逃走中だけは書き終えなよ」
ランス「頑張るわ…」
ランス「物語も最終章へと入ります。皆様、どうか最後までお付き合いくださいませ。
いつものようにコメント感想ご意見、いつでもお待ちしております」
モノクマ「それじゃ、まったね〜!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編 ( No.236 )
- 日時: 2014/02/16 14:57
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: jBG6ii5p)
〜モノクマ劇場〜
…私は、今暗闇の中にいる。
そして、目の前にはモノクマ。私達にコロシアイを強要した張本人。
閉じ込められた18人のうち、15人はモノクマに惑わされて殺人を犯してしまった。
動機も色々。早く外に出たかった人、コロシアイの緊迫感に耐え切れずに殺してしまった人、挙句の果てには「絶望」に堕ちてしまい、殺人を犯してしまった人もいた。
…でも。なんで?目の前には、また二人の死体があった。
白い髪の青年と、帽子をかぶった茶髪の少年。二人とも私を信じて共に戦ってくれた大切な仲間だったのに。
どうして?どうしてよ。目を覚ましてよ。
不意に、目の前の敵がこう言った。
「うぷぷ、殺しちゃったんだね。キミが大切にしていた『仲間』をさ」
…え?あなた、何を言っているの?殺したのはモノクマじゃないの?
急に襲ってきた悪寒を必死に抑えながら、私は自分の右手を見た。
右手には包丁。赤くなった右手。 え? え? え? え?
私が殺したの?うそようそ。これもモノクマが仕組んだんだわ。
だって、私が絶望しそうになった時も「諦めるな」と励ましてくれた人達だったのよ?ころせるはずがないわ。
「自分のやったことを信じられないみたいだね。でも、二人はキミが殺した。それは、紛れもない真実だよ」
モノクマからの言葉が突き刺さる。モノクマは血液が一滴もついていない。でも私は全身血まみれ。モノクマの言っていることは…本当だった。
———違うよ。
……誰?何?いつか見た夢には続きがあった。
私の目の前には、いつか見た夢と『よく似た』光景だった。
目の前には2人の死人。だけど、包丁を持っているのは私じゃない。倒れているのも冥雅くんと神崎くんじゃない。……彼女は…………分からない。だけど、見たことのある感じ。あったことはないけれど、なぜか知っている感じ。
そして、聞いたことのない声。声の主は、目の前で私を見つめている。
「違うよ。幻に惑わされちゃだめだ」
———誰?神崎くん?……でも、声が違う。目の前で私に呼びかけているのは———いったい誰なのだろう。
考えていると、目の前が真っ白になり、『ある』光景が私の目の前を覆い尽くした。
『氷界の覇王よ…俺は天界から舞い降りし堕天使、水上翼…。この俺に叶うものなど、誰もいない!』
『ほーう、新たな仲間と思えばただの人間風情が何を分かったことを。この俺様にかなうものなど、誰もいないのだよ!!フハハハハハ!!!』
『二人とも息、ぴったりね』
『春子よ。この新米風情に息ぴったりなどという言葉をかけるでない』
『え?違うの?水上先輩がこうなっちゃったの大体眼蛇夢のせいだと思うんだけど』
『ぐっ……!!』
『よろしくお願いします…』
———これは……過去の記憶。中学生の記憶かしら。
蘇ってくる。何故かはわからないけど———私の外れていた記憶のピースが、すべてはまる気がする。
———これも———あの、さっき喋っていた声の主が関係しているのかな。
——————私の記憶のピースがすべてはまるまで、もう少し。
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編 ( No.237 )
- 日時: 2014/02/16 16:25
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: jBG6ii5p)
【コロシアイ職業体験 22日目】
『希望ヶ峰学園職業体験実行委員会がお知らせします。オマエラ、おはようございます。朝です。朝ですよー!今日もはりきっていきましょー!』
「もう、朝…」
モノクマのアナウンスで、いつも通り目を覚ます。
———昨日、ついに5度目を迎えた殺人事件の裁判が終わった。神崎くんは、最後まであいつに抗って死んでいった。自分が罠にかかっていたとしても、最後まで諦めずに、私達に道を託してくれた。
……私も、頑張らなきゃ。彼のために。そして———みんなのために。
気持ちを引き締め、私は食堂へと足を踏み入れた。
「おはよう、神谷さん!」
「おはよう…。みんな、揃ってるよ…」
「……アルターエゴは……もう少しで強化終わりそうだから……来た……」
食堂には、既に私以外の生き残りメンバーが揃っていた。
その数———私を含め6人。3週間弱で、12人もの仲間が死んでしまった計算になる。こんなに短期間で、こんなに人が死ぬ。普通なら絶対に起きない不確定要素。———本当は、みんなで出たかったけど……もう、過去を振り返ることは許されない。
目の前に、『黒幕』が立っている。私達は、そういう場所に今立っているのだから。
「モニャンもいなくなっちゃったから…今日はわたしが朝ごはん作ってみたよ。お菓子職人の性でフルーツ入れちゃったけど…」
「ううん、ありがとう安西さん。とても助かるわ」
「人間腹が減ってはなんとやらというしね。とにかく、まずは朝ごはん食べようよ!」
「じゃあオレ自室からハーブティー持ってくるよ!みんな、何がいい?」
「……何でもいいよ……」
「爽やか系がいいな、僕!」
安西さんがフルーツサンドを用意したところから他愛のない会話が始まり、いつもと変わらない朝食会となった。
———そうだ。私はまだ一人じゃない。みんなが…いる。神崎くんも言ってたもんね。あきらめちゃ…駄目なんだ。
談笑しながらの朝食会を終え、私達は早速今日の行動について話し合うことになった。
もちろん、議題は『神崎くんの残してくれたメッセージ』について。彼のメッセージの内容が正しければ、神崎くんの部屋に何か情報があるはず。
「神崎のメッセージでは、神崎の部屋に何かがあるんだよね」
「うん…鍵は壊したらしいから自由に入れるらしいし…。行ってみたほうがいいと思うなぁ…」
「モノクマに見つかってなければいいけどね…」
「……それは……行ってみないと……わからない……」
「行ってみましょう」
話し合いの結果、まずは神崎くんの部屋まで行ってみることにした。うん、まずは行ってみなきゃ分からないわよね。
私達は互いに互いを確認した後、神崎くんの部屋まで歩いて行った。
「…本当だ!神崎くん、鍵壊してるみたい」
「……しかも……分かりにくい壊し方してるから……モノクマにも気付かれにくい……」
「それじゃあ…モノクマにはバレてないのかなぁ?」
「入ろうよ!!」
「うん」
意を決して、私達は神崎くんの部屋の扉を開く。
———キーボード、DJキット、ギター、ベース……。部屋の中には、彼らしく沢山の音楽機器が揃っていた。自由時間も、部屋の中で曲作りとかしていたんだろうか…。
部屋の中に入った私達は、早速彼が手に入れたという『あるもの』を探すことにした。
棚、クローゼット、箱……。色々探してみたけど、それっぽいものはなかった。ま、まさかモノクマがもう持ち去ってしまったのかしら…。いやいや、まだ諦めてはいけない。
粘りに粘って探していた、その時である。私は、ふと視界に入ってきた写真を見つめる。
「……写真?」
———写真には、どこかで見たことのあるような服を着た人達が、少し幼いイメージの神崎くんと笑顔で映っていた。この服は……もしかして、神崎くんのおしおきの時に一緒に演奏していた『モノクマお面』の人達……。間違いない、この人達だわ。
思わず私はその写真立てを手に取ってみる。———彼は、笑っていた。幸せそうな笑顔でピースをしていた。……彼も帰りたかったはずだ。『彼ら』の元へ。でも———それももう叶わないんだ。
写真を見つめながら、私は何とも言えない気持ちに襲われる。……その気持ちを胸にしまいながら写真立てを元の場所に戻そうとした———その時だった。
「……あれ?写真立ての中に何か入ってる…?」
写真が不自然にデコボコしているような感触がし、私は恐る恐る写真立てから写真を抜いてみる。
そこには———モノクマのマークが入った、鍵が1つ、入っていた。
鍵についているキーホルダーには、ご丁寧に『マスターキー』と書いてある。
ま、まさか———これが———
「神崎くんの…『あるもの』…?!」
「神谷、何か見つけたの…ってその鍵!!もしかして…?!」
「えぇ、そのまさかだわ。このマスターキーこそが…神崎くんの言っていた『あるもの』なのよ!」
「マスターキーだから…開いていない扉も開くんだね!!」
「……凄いな……神崎……」
「うん…。モノクマの部屋に行こうよ、神谷さん…!!真実を私達で見つけよう…!!」
「もちろんよ。みんな、心の準備は出来てる?」
「あったりまえだよ!!」
みんなを見回すと、各々が覚悟を決めた表情に満ちていた。
……よーし、場所はモノクマの部屋よね。……神崎くんの努力は…、絶対に無駄にはしない。
そう心に決めて、私達は4階へと向かったのだった。
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編 ( No.238 )
- 日時: 2014/02/16 20:27
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: 9/uwdCta)
モノクマの部屋にやってきた私は、中を見て驚愕した。
学級裁判の時とはまた違う装飾や部屋の間取り。なんというか…冥雅くんの言っていた通り、「徹○の部屋」を思わせるようなつくりになっていた。
モノクマはここで何をやっていたのかしら…。と、違う違う、私が用事があるのはその奥の隠し部屋だったはず。早く探さなきゃ…。
隠し部屋の扉は壁と模様が同化していて、全然見つけられない。うぅ、本当に隠し部屋なんてあるのかしら…。
探している途中、安西さんが声をあげる。何か見つけたのかしら…。
「ねぇ、見てこれ!!綺麗なドレスだよ」
「そりゃあこのくらい豪華な部屋ならドレスくらいあってもおかしくないけど…。ん?これ意外にサイズ大きいね」
「…秦野くん辺りなら似合うかもしれない…。ねぇ、着せてみてもいいかなぁ!」
「……やだよ……」
声の方向を見てみると、何やら星野くん以外の4人が一点に集まって話をしている。恐らく安西さんが見つけたもののようだが、一体何なのかしら…。
思わず見てしまったのが運のつきだったのかもしれない。
「あ、神谷ちゃん!!見てよこれ秦野くんに似合いそうなドレス!!」
「私久しぶりに興奮しちゃった…。こんな時になんだけど、秦野くんに着せてみていいかなぁ…!」
「神谷ーーー!!ナース服もあった、オレ着たいんだけど!!」
「……神谷……助けて……!!」
秦野くんが怯えた声を出しながら私の後ろへ隠れる。訳が分からなくなって、とりあえず事の元凶であるものを見てみたんだけど…。
ドレスはところどころにフリルがついている所詮「ロリータ調」のものらしいんだけれど…見つけた安西さんよりも白戸さんのほうが興奮気味なのは気のせいかしら。いや気のせいじゃないし…。
冥雅くんに至っては女物のナース服を着たい着たいと騒いでいる。世間知らずもここまでくるとむしろ笑えてくる。
「というわけで秦野くん!!覚悟しなさいよね!!」
「私…意外に頑固なんだよね…!!神谷さんが相手でもあきらめないよ…!!」
「変な方向に諦めないでちょうだい!!」
「……素顔見せたくないよ……!!」
「「覚悟ーーーーーーーーーーー!!!!」」
「……いやーーーーーーー……!!」
女性、強し。ごめん、秦野くん。
好奇心に打ち負けて彼女達の特攻を避けてしまい、秦野くんはあっさり捕まって武器庫へ連れ去られてしまった。
その後を嬉しそうな表情をして冥雅くんが追っていく。……冥雅くんはもう放っておこう。
そして…………しばらくした後、白戸さんがカメラを持って帰ってきた。てかカメラなんて持ってたのね…。
そのすぐ後……安西さんとノリノリの冥雅くん、そして捕まった『彼』だった人が戻ってきた。
———その姿に……私は絶句した。
「ちょっとメイクも施してみたんだけど…どうかなぁ…。秦野くん、たぶん影浦くんよりも顔が綺麗だと思う…」
「…綺麗……なんだけど…。男子とは思えないわ…」
「ねぇねぇオレはーーー?!」
「冥雅くんはお笑いレベル…」
「ひどい!!」
冥雅くんの露骨なアピールを横流ししながら、私はつい秦野くんを見つめる。元々中性的な美形男子だとは思っていたけれど、まさかここまでチェンジするとはね…。
……当の本人は恥ずかしさのあまり泣いていたけど。
「……恥ずかしい……戻して……」
「でも…戻す時間ないよ…」
「じゃあこのまま隠し扉を探しましょー!!大丈夫だって、黒幕以外はわたし達しか見てないから!!」
「……ひどい……!!……安西怖い……!!」
「じゃあオレもそのまま」
「冥雅くんは着替えてきなさい!!」
……当初の目的を忘れてないかしら。
寄り道はしちゃったけど、まぁ隠し扉を探すという目的に戻ったんだからいいか…。
と、思っていたのだが。
「ねぇ、何してるの?」
———後ろからの怒声。思わず振り向いてみると、笑顔で拳をふるふるさせている星野くんがいた。うん、怒ってる。
その後、5人で星野くんのお説教を受けたのは言うまでもない。
……そして、しばらく素顔を見られたせいで秦野くんの心が折れっぱなしだったのも言うまでもない……。
…まぁ、冥雅くんが持ち前の幸運を発揮させてすぐに隠し扉を見つけてくれたのは幸いだったんだけど…。
全員の違う一面を見られたひと時であった。こんな時に思うのもおかしいんだけど。
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