二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜【完結】
- 日時: 2014/05/06 19:04
- 名前: ランスロット (ID: QNd6qtAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26534
どもです、はじめまして。ランスロットと申します。
この作品は、「ダンガンロンパ」のオリジナルシリーズとなります。
他の作者様方みたいに、「この小説」では超高校級の生徒達は募集いたしません。
この作品と「繋がりのある」シリーズを投稿した際に、募集をかけたいと思います。どうかご了承をお願いいたします。
原作の、スーダン及びゼロのネタバレが出てくるので、ネタバレが嫌な人はブラウザバック推薦です。
なお、原作のキャラは「モノクマ以外は」出てきません。原作キャラを「模したアイテム」は出てくるかもしれません。
ちなみに、作者が好きなキャラは石丸クンと田中クンです。
軽くキャラ紹介を挟み、本編へと参りたいと思います。
小説なんてほとんど書いたことがない初心者なので、文章に矛盾があったり、推理が強引だったり、トリックが雑だったりしますが、温かい目で見てやってください。どうかお願いします。
感想・ご意見などがございましたら、ぜひ書き込んでください。お願いします。
※作者の体調不良が続くため、更新がやや遅くなるかと思われます。ご了承をお願いいたします。
(10/10追記)500参照!!ありがとうございます本当にありがとうございます(土下座)
これからもダンガンロンパFをよろしくお願いします!!
(10/29追記)せ、1,000参照ですか?!ありがとうございます本当にありがとうございます!!
まさか参照数が4桁超えるなんて…。凄すぎますよ本当に!!
これからも、ダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!
(11/22追記)せ、1,500参照突破しましたよ奥さん!こんな駄文に付き合ってくださっている皆様本当にありがとうございます…orz
これからもどうかよろしくお願いします!
(12/7追記)に…2,000突破…。本当にありがとうございます…orz
ここまで来れたのも皆様のおかげです。これからもよろしくお願いします!
(12/26追記)2,500突破おめでとうございます!ありがとうございます!まさかここまで付き合ってくださっている皆様がいるなんて…!本当に感謝したりないです…。
これからもよろしくお願いいたします!
(1/18追記)3,000突破ありがとうございます…。どれもこれも皆様のおかげでございますアブアブアブ…←
これからもどうかよろしくお願いいたします!
(1/29追記)さ、3,500突破ありがとうございます!!これも皆様のおかげでございます…。
物語も終盤に入ってきましたが、どうかお付き合いくださいませ。
これからもどうかよろしくお願いします!
(2/8追記)ぎ、ぎにゃああああああああああ4,000参照突破ですかああああああ?!本当にありがとうございます!!
これからもよろしくお願いいたします!
(2/16追記)4,500突破しました!!ありがとうございます!!これからもダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!!
ま、まさかここまで来れるとはなぁ…。しかも間隔短くなってる気がするから…読んでくださる作者様増えていらっしゃるのですよね?う、うれしい…。
(2/23追記)5,000突破しましたウワアアアアアアアアア(泡吹いて気絶)
ほ、本当にありがとうございます!!これからもどうかよろしくお願い申し上げます!!
(3/6追記)5,500…突破です!!!ありがとうございます!!!
これからもよろしくお願いします!!!
(3/17追記)6,000突破…だと…?!おいどういうことだ説明しろ苗木!!← 冗談ですww
まさかここまで読んでくださっている方がいることに驚きの連続でございますwww 本当にありがとうございます!!
(3/26追記)まさかの6,500突破でございます!!ありがとうございます!!
1章は無事完結いたしました。ポップンロンパ、F神崎を通して2章へと進んでいこうと思います。是非そちらもお願いいたします!!
目次になります。
読みたい話数が分からない際にどうぞ。
chapter00 〜絶望職場体験・スタート〜
>>5 >>6 >>7 >>8-12
>>14-15 >>18-20
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 (非)日常編
>>22 >>23-24 >>26-30
>>31 >>32-33 >>34-35
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編
>>36-37 >>40 >>44-45 >>46
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編
>>47-48 >>49-50 >>53 >>56(おしおき編)
>>57-58
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 (非)日常編
>>60 >>61-62 >>63 >>67-68
>>69-71 >>72-73 >>74-75
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 非日常編
>>76-78 >>81
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 学級裁判編
>>83-84 >>85-86 >>87 >>91(おしおき編)
>>95-96
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 (非)日常編
>>100 >>103-104 >>105-106 >>108-109
>>110-111 >>112 >>115-117
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 非日常編
>>118-120 >>122 >>124
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 学級裁判編
>>125 >>128-130 >>131 >>135(おしおき編)
>>138-140
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 (非)日常編
>>142 >>147 >>150-151 >>154-155
>>159-162 >>163
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 非日常編
>>164-166 >>169
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 学級裁判編
>>173-174 >>175-176 >>182 >>183(おしおき編)
>>188 >>191
chapter05 〜キオクのウタ〜 (非)日常編
>>193 >>194 >>195-196 >>199-200
>>203-204 >>211 >>213-214 >>215-216
>>217-218
chapter05 〜キオクのウタ〜 非日常編
>>219-221 >>222
chapter05 〜キオクのウタ〜 学級裁判編
>>224-225 >>226-227 >>228-229 >>232(おしおき編)
>>233-234
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編
>>236 >>237-238 >>239-242 >>243-244
>>246-248 >>249
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編
>>252-255 >>258 >>260-262 >>263-267 >>268
chapter Epilogue 〜サヨナラ、モノクマシティ〜
>>282-283
キャラクター紹介編 〜モノクマの部屋〜
第1回「神谷春子」 >>13
第2回「冥雅雪斗」 >>21
第3回「村上一夜」 >>25
第4回「chapter01被害者」 >>41
第5回「chapter01総評・解説」 >>59
第6回「chapter01クロ・企画お知らせ」 >>64
第7回「chapter02被害者」 >>82
第8回「chapter02総評・解説」 >>99
第9回「chapter02クロ」 >>107
第10回「chapter03被害者その1」 >>121
第11回「chapter03被害者その2・記念企画お知らせ」 >>123
第12回「chapter03総評・解説/予想・人気投票お知らせ」 >>141
第13回「chapter03クロ」 >>156
第14回「chapter04被害者」 >>172
号外「これは凄いことだね!名誉だね!」 >>181
第15回「chapter04総評・解説」 >>192
第16回「chapter04クロ」 >>206
第17回「chapter05被害者」 >>223
第18回「chapter05総評・解説」 >>235
第19回「chapter05クロ」 >>245
第20回「ネタバレ1」 >>256
第21回「chapter06総評・解説」 >>269
第22回「生き残りその1」 >>270
第23回「生き残りその2」 >>271
第24回「生き残りその3」 >>272
第25回「生き残りその4」 >>273
第26回「モニャン/ネタバレ2」 >>274
EXTRA「黒幕」 >>279
第27回「あとがき」 >>284
号外2「超高校級の日常に参加している小説紹介」>>288
※本日より上記URLより外伝小説『僕達委員トリオ!』にジャンプするようになりました。
読者参加型スレッドです。よかったら参加をお願いします。
コメント返信
魔女の騎士 様 >>17
藍紅 様 >>39 >>66 >>90 >>94
菜葉 様 >>43 >>52 >>55 >>80 >>90
>>98 >>102 >>127 >>149 >>168
>>180 >>185 >>190 >>202 >>231
>>251 >>259 >>281 >>287
白悪魔 様 >>94 >>158 >>178 >>278
チョコバナナ 様 >>114 >>278
黒姫 様 >>134 >>137
紅茶 様 >>134
チョコ 様 >>153 >>278
もりきち 様 >>171 >>187
蜩 様 >>198 >>212
サニ。 様 >>207
八雲 様 >>209 >>287
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編 ( No.44 )
- 日時: 2013/10/07 18:36
- 名前: ランスロット (ID: XhcgQ6Qp)
〜イチノマチ内 ホテル ロビー〜
私達は事件の手掛かりを求めて、ホテルに戻ってきた。
…何人かが捜査をしている。とりあえず、話を聞いてみましょう。
私はロビーで手掛かりを纏めている二人に近づいた。
「シオンくん、花岸さん、何か分かったことはある?」
「いいえ、わたくし達は有益になることはなにも…。犯人が、証拠を隠滅してしまったのでしょうか」
「…それは考えにくいと思うな。完璧に証拠を隠すなら、花屋に手掛かりなんて残さないもん」
「何か情報を掴んだようですね」
シオンくんにそう言われ、私は花屋で分かったことを全て話した。
この状況で、「情報の共有」は、かなり大切なことなのだ。
そんなことを考えていると、花岸さんがふと「そういえば」と漏らした。
「校則の夜時間…。犯行時刻は、その時間に近かったんですよね」
「えぇ、そうね。今回の犯行時刻は10時45分。そして、夜時間が始まるのは11時」
「夜時間は、一部の施設の鍵がかかるのでしたよね?花屋も…鍵がかかるのでしょうか」
「…どうかしら。モノクマにでも聞いてみないと…」
「はいはい呼びました〜?」
「お前本当どこにでも出るんだな?!」
まるで自分が呼ばれるのが分かっていたようなタイミングで、モノクマが現れた。
彼は、もじもじデレデレしながら私達の質問を待っている。…はっきり言って気持ち悪い。
「…気持ち悪いからもじもじするのやめてくれないかしら」
「え〜神谷さんひっど〜い!!ボクに用があるから呼んだんでしょ〜?」
「誰もあなたを呼んでなどいないのですが」
「みんなしてひどいなぁ。いいもん、じゃあボクだって事件解決のヒント教えてあげないんだから!
『夜時間には花屋の鍵が閉まる』とか教えてあげないんだから!ぷんぷん!!」
そう言ってモノクマはとことこ歩いて去ってしまった。
…普通に私達が疑問に思ってること言ってるじゃない。
とにかく、手帳にメモをしておきましょう。
『夜時間』夜時間になると、花屋の鍵は閉まる。
「あ、一応、昨日の夜何をしてたか教えてくれないかしら」
「わたくしは昨日は自室で茶を嗜んでいました。安西さん、長月さんと共に部屋にいました」
「僕は大浴場でお風呂に入ってました。確か…秦野くんと一緒に入りましたね」
二人とも、複数人で何かをしていた。犯人の線は薄そうね…。
「…そうだ、犯人は東条をスキーストックで刺してるんだよな?だったら、返り血を浴びてるはずなんだ。ランドリーとかに行ってみない?」
「そうね。花岸さん、シオンくん、捜査頑張りましょう」
「はい。神谷さん達も頑張ってくださいね」
私達は花岸さんらと別れ、ランドリーへと向かっていった。
そこには、佐藤さんと雨宮さんがいた。
「ありゃありゃはるちゃんとめいくんだ〜!はるちゃん達も手掛かりを求めて来たの?」
「ええ。そうよ」
「だったらお願いがあるのだぞ!あの奥の洗濯機だけなかなか扉が重くて開かないのだ…」
そう言って彼女は奥のドラム式洗濯機を指さす。
試しに開けようと力を込めて引っ張ったが、扉は何かの原因で重く、なかなか開かない。
「だめ…。開かないわ」
「オレやってみるよ」
冥雅くんが扉の目の前に立ち、力を込めて引っ張る。
すると、さっきまで頑なに開くのを拒んでいた扉がするっと開いた。
「うわぁ、開いちゃった」
「おおお!!流石幸運なのだ!!さぁ、中を見るぞ?!」
雨宮さんの言葉を皮切りに、私は洗濯機の中をのぞいてみる。
そこには…オレンジ色が特徴な、エプロンが入っていた。
「エプロン…?誰のだろう」
「ここに集まってエプロン使うのって、ほっしー、ももっち、みきてぃくらいだよね?」
「そうね…あら?」
…エプロンのひもが、一つ足りない…?
試しに、さっき持ってきた白いひもを他のひもと合わせてみる。
すると………。ぴったり、長さが合ったのだ。
「長さが同じなのだ!」
「じゃあ、このエプロンの持ち主が犯人…?」
「いえ、まだ断定するのは早いわ。このエプロンがマルチショップのものであるか、盗まれた他人のものか、の可能性もあるもの」
「そっかー…。でも、重要そうな手掛かりゲットだね」
『エプロン』オレンジ色が特徴的なエプロン。腰を結ぶひもがひとつ足りていない。
そのひもは、花屋に落ちていたものと一致した。
「そうだ。二人は昨日の夜何をしてたの?」
「あたし達?一緒にくるみんの部屋で絵を描いてたよ」
「くるみも一緒に絵を描いていたのだ」
「そう、ありがとう」
二人にも犯行は無理そうね…。
情報をまとめていると、ランドリーに神崎くんがやって来た。
彼も彼なりに捜査を続けていたらしい。
「神谷、冥雅。ここにいたのか…探した」
「どうしたの?」
「今から東条の部屋に行こうと思ってるんだけど、どうかな」
「他人の部屋に入るの…?!不法侵入だよ!!」
…冥雅くん、突っ込むところ違うわよ。
「モノクマにもモニャンにも許可とったから大丈夫。もしかしたら、何か事件解決の手掛かりがあるかもしれないからさ。行ってみないか?」
「…そうね。行ってみましょう」
「それじゃあ神谷、捜査頑張るのだ!」
「えぇ。お互いに最良の結果を出しましょう」
こうして、雨宮さんと佐藤さんと別れ、私達は東条くんの部屋へ向かった。
…捜査を始めてからそろそろ30分か。
モノクマが痺れを切らして時間切れを宣告する可能性があるかもしれない。
その前に、何としても事件をまとめないと。
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編 ( No.45 )
- 日時: 2013/10/08 17:43
- 名前: ランスロット (ID: 7pjyJRwL)
〜ホテル 東条ノ部屋 前〜
「でも、どうして私達を呼んだの?神崎くんほどの冷静さなら一人でも事件をまとめられると思うんだけど」
「いや、俺一人の情報だけだと、流石に事件をまとめるのは無理。神谷なら何か手掛かりを得ていると踏んで、呼んだまでさ」
「…随分と買い被っているのね」
「あれ?お怒り?」
きょとんとした顔で神崎くんが私の顔を見る。
…いいえ、ちょっとびっくりしただけ。こんな短期間で、よく人をすぐに信頼できるわね…。
「いえ、ちょっとびっくりしただけ」
「そっか…ならいいや。無駄話してるのも時間の無駄だし、入ろうか」
「うん」
意を決して私達は東条くんの部屋に足を踏み入れる。
部屋の中は東条くんらしく、スノーボードやスキー板が置いてあった。
恐らく、マルチショップから持ってきたものだろう。
部屋を調べていると、ふと小さな紙切れが私の目に留まった。
「…これは、何かのメモ…?」
「どうしたの神谷、何か見つけた?」
「えっと…『10時30分に花屋まで来てください。話したいことがあります 白戸佳織』」
「…白戸?」
「これは…どういうことなの…?」
書いてあったのは、東条くんを花屋に呼び出すためのメモだった。
恐らく、これは犯人が東条くん宛に書いたメモだと思われる。
でも…宛名が『白戸佳織』って…どういうこと?
「まさか、犯人は白戸?!」
「いや、そんなはずはないわ。白戸さんは私と映画を見ていたもの」
「あぁ。俺も夜に食堂に飲み物を取りに行ったんだが、その途中、ロビーで白戸と神谷が映画を見ているのを見た。白戸に犯行は無理だ」
「じゃあ…犯人が白戸さんに罪を擦り付けようと…?」
「どうもそうとしか思えないな」
『東条宛のメモ』東条の部屋に置いてあったメモ書き。何故か宛名が「白戸佳織」となっている。
「…他にも何かあるといいんだが」
「そういえば、神崎くんは昨日の夜何をしてたの?」
「俺か?昨日の夜は、部屋に突然置いてあったDJキットをいじくって、途中で食堂に飲み物を取りに行ったんだ。その時にロビーでお前さん達をを見たのが10時45分くらいだったな。それで、飲み物を持って部屋に戻った」
「神崎くんにも犯行は無理ってことね」
「…そうだね」
他に目ぼしいものは見つからず、私達は東条くんの部屋を後にする。
…すると、神崎くんが思い出したように呟いた。
「そういや、お前さん達の他に、もう一人ロビーに来た奴がいる」
「それは誰なの?」
「…影になってて誰かは覚えてないんだけど…。背が割かし高くて、女性だったな」
「一応、メモをしておきましょう」
『神崎の証言』ロビーを通る途中、背が高い女性の影を見かけた。
「神谷はこれからどうするんだ?」
「話を聞いていない人に昨日の夜何をしていたのか話を聞いてみるつもりよ。その後は…事件をまとめるだけね」
「…手分けして行った方がいいかもな。俺も手伝うよ、それ」
「どうして?」
私は不思議そうに神崎くんに聞いた。
すると、神崎くんは急に真剣な目つきになって私にこう言った。
「…モノクマがもうすぐ学級裁判を開くらしいんだ。そう呟いてたのを見たのがついさっきだったから…。神谷と冥雅だけで全員聞きまわる時間がない」
「じゃあ、3人で手分けして聞いてこようよ!」
「時間がない…。分かったわ、手分けして聞き込みをしましょう」
私達は互いに頷いて、それぞれの通路を走って行った。
…私も、出来るだけ動かないとね。
そして、数分後。ロビーに戻ってみると、冥雅くんと神崎くんが既にいた。
二人とも、出会った人全員に話を聞いてきたらしい。
…体力があって、羨ましいわ。
「とりあえず、全員のアリバイを書き出してみよう」
「そこから、犯行可能な人と絶対無理な人を導き出す、と」
「でもさ、複数人でいたとしても『共犯者』って可能性もあるよね?」
「それもあるかもだけど、とりあえずまとめてみましょう」
そして、私は二人の情報を元にアリバイ帳を書き始めた。
<全員のアリバイ(10:30〜11:00まで何をしていたか)>
神谷:白戸と一緒にロビーで映画を見ていた。
冥雅:自室にいた。
雨宮:佐藤と一緒に雨宮の部屋で絵を描いていた。
影浦:自室にいた。
安西:花岸、長月と一緒に花岸の部屋で茶道をしていた。
神崎:自室でDJキットをいじっていた。途中で食堂に飲み物を取りに行った。
花岸:安西、長月と一緒に茶道をしていた。
シオン:秦野と一緒に大浴場で風呂に入っていた。
佐藤:雨宮と一緒に絵を描いていた。
白戸:神谷と一緒に映画を見ていた。
豊島:自室にいた。
立花:自室で服を畳んでいた。途中で大会議室に寄って、戻った。
羽柴:自室で薬品の仕分けをしていた。
長月:安西、花岸と共に茶道をしていた。
秦野:シオンと一緒に風呂に入っていた。
星野:自室の掃除をしていた。
「こんなもんかしら」
「この中でアリバイがないのは、オレ、影浦、神崎、豊島、立花、羽柴、星野…くらいかな?」
「うーん…。難しいわ…」
本当にこの中に犯人がいるのかしら…。
ますます分からなくなってきたわ。
その後、今行ける場所をくまなく調査したけど、これ以上の情報は手に入らなかった。
…もう、限界ということなのかしら?
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編 ( No.46 )
- 日時: 2013/10/08 18:33
- 名前: ランスロット (ID: 7pjyJRwL)
そして、わけの分からない事件に頭を混乱させている、その時だった。
ピーンポーンパーンポーン……
『オマエラ捜査ゆっくりすぎだってば!ボクもう待ちくたびれちゃったからそろそろ始めちゃっていいかなー?』
「時間切れか…」
『みんなお待ちかね、学級裁判の時間ですっ!!ではではオマエラ、イチノマチ内の赤い扉の前にお集まりください。裁判場への案内はモニャンがしてくれるから、そこは安心してね!
あ、来なかったらただじゃ済まさないからね!!うぷぷ…それじゃ、またね〜!!』
ぷつり、という音とともにモノクマのアナウンスが止まる。
それは、捜査の終わりを告げるアナウンスだった。
これ以上捜査を続けても意味はない。そう聞こえた。
…行かなきゃ。あの扉の前だったわね。
「まだ事件もまとまってないのに…」
「時間なんだから仕方ないわ。後は、学級裁判で突き止めるしかない」
「みんなを待たせちゃダメだ。早くイチノマチに出よう」
神崎くんの言葉に覚悟を決め、私達はホテルを出た。
そして…豊島くんが言っていた、モノクマ型の建物の前にやって来た。
目の前には、目が覚めるような赤色の扉。
この街には、似つかわしくないものだった。
「あ、3人とも遅いよ!」
「ごめんなさい、事件をまとめてたら遅れちゃったわ」
「……いよいよ……始まる……」
「ええ。この中に、東条を殺した犯人がいる…」
しばらくして、モニャンが目の前にやって来た。
彼は、「扉の向こうにあるエレベーターに乗ってください」とだけ告げ、ホテルへ戻って行った。
…モニャンは裁判には参加しないみたいね。
「…私、まだ信じられないよ。この中に犯人がいるなんて」
「ふん。確かにお前らの中の誰かが犯人なんだ。今更泣き言を言うな」
「そういうとーやくんが犯人だったりしてね〜」
「…勝手に思うならそうしていろ」
各々の不安を乗せ、エレベーターは徐々に下降している。
…エレベーターの中は、やけに静かだった。
異様な緊張感と、正しく犯人を見つけ出さなければ皆殺し、というプレッシャーが私にのしかかる。
…事件もまだまとまっていない。
冥雅くんにはあんなことを言ってしまったけど、実は私も不安なのだ。
可能であれば、ロビーでもう少し事件をまとめたかった。
大丈夫だろうか。事件を解決できるだろうか。
…私のせいで、みんなを犠牲にしてしまったらどうしよう。
様々な不安が、私を精神的に追い詰める。
…でも、気持ちをしっかり持たなくちゃ。
今更、仲間がどうとか言ってられない。…犯人を見つけ出すのよ。
しばらくして、エレベーターが大きく揺れた。
…どうやら、目的地に着いたらしいわね。
「うおお?!」
「何、これ…」
扉の先に広がっていたのは、今まで見た光景とはまた違う、異質な場所だった。
部屋は円形で、下には赤い絨毯が引かれている。
壁はモノトーンカラーのブロックで埋め尽くされ、所々にはモノクマのマークが書かれている。
天井には豪華なシャンデリアが神々しくその場所を照らしている。
…まるで永遠の昼間が訪れているような光景だった。
中心には18台の教壇が円形に並んでおり、各教壇にはパソコンで書いた文字のような書体の、ネームプレートが貼ってあった。
…この教壇、裁判場の証言台みたいなつくりになってるわね。
モノクマも、本気ってことなのかしら。
…ふと、立花さんが指差してこう言った。
「あれ、何かしら」
教壇のうち、2つには遺影のようなものが立っている。
遺影のようなものには、村上さん、東条くんの顔写真が飾られ、大きく×印がつけられている。
…きっと、2人が立つべき席だったのね…。
「なに突っ立ってるの?早く自分の名前の教壇に立ってくださいよ〜!!」
「うわあっ?!」
急に、円の向こう側にあるイスにモノクマは現れた。
子供のような目ではやく、はやく、と私達を急かしている。
「モノクマ、あの東条と村上さんの写真は何?」
「え、これ?死んだからって仲間はずれにするのはかわいそうでしょ?友情は生死を飛び越えるのですっ!!」
「うち一人はあんたが殺しておいてよく言うよ…」
「御託はここまでだよ!早く教壇に立たないと…オマエラ全員こうなるよ〜?!」
私達は無言で自分のネームプレートが書かれた教壇に立つ。
隣では、佐藤さんが「頑張ろうね!」と私に話しかけてきた。
…頑張るというベクトルという問題かしら。
いや、突っ込んでいる場合ではない。
これは、遊びではない。
……この中に、東条くんを殺した人がいる。
信じたくないけど、その人を見つけ出さない限り、私達の命はない。
…東条くんの最期の言葉。
『ごめんな神谷ちゃん。こんなくだらねーことに巻き込んじまって』
『本当か?!』
『ありがとう、神谷ちゃん!!ありがとう!!!』
東条くんは自分の言葉を後悔し、謝ろうとしていた。
そんな彼を殺す、なんて…。
東条くんとの思い出を支えに、私は覚悟を決める。
私達は生き残らなければならない。
東条くんのためにも、みんなのためにも。
命がけの言及。
命がけの弁明。
命がけの騙し合い。
…今、命をかけた裁判が。
始まる。
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編 ( No.47 )
- 日時: 2013/10/09 17:04
- 名前: ランスロット (ID: NsAz6QN0)
「ではでは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう。
学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
正しいクロを指摘した場合は、クロだけがおしおき。
ただし、間違った人物をクロとしてしまった場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが、卒業できるのです」
モノクマが淡々と学級裁判のルールを再確認し始めた。
…とにかく、私も今までに集めた情報を改めて整理しましょう。
〜神谷の手帳〜
被害者:「超高校級のスキーヤー」東条健悟
死因:スキーストックによる出血死
死亡時刻:10時45分頃
死体発見場所:イチノマチ内「フラワーショップ ジュネス」店内
備考:スキーストックの他、目立つ外傷はなし
コトダマ
『スキーストック』東条の腹に刺さっている。恐らくこれが凶器なのだろう。
『白いひも』大量のシャベルが入っているバケツのそばに、落ちていた。結構長く、1mは軽くあるだろう。
花屋には置いていないものだと思われる。
『植木鉢のかけら』植木鉢のかけら。端に血がついている。
『白戸の証言』映画を見ていた時に、何回か扉の音がした。何回かは覚えていない。
『羽柴の検死結果』後頭部に殴られた跡があった。後頭部には血がついている。
『羽柴の検死結果2』首筋に絞められた跡があった。白いひもと、太さが一致している。
『夜時間』夜時間になると、花屋の鍵は閉まる。
『エプロン』オレンジ色が特徴的なエプロン。腰を結ぶひもがひとつ足りていない。
そのひもは、花屋に落ちていたものと一致した。
『東条宛のメモ』東条の部屋に置いてあったメモ書き。何故か宛名が「白戸佳織」となっている。
『神崎の証言』ロビーを通る途中、背が高い女性の影を見かけた。
<全員のアリバイ(10:30〜11:00まで何をしていたか)>
神谷:白戸と一緒にロビーで映画を見ていた。
冥雅:自室にいた。
雨宮:佐藤と一緒に雨宮の部屋で絵を描いていた。
影浦:自室にいた。
安西:花岸、長月と一緒に花岸の部屋で茶道をしていた。
神崎:自室でDJキットをいじっていた。途中で食堂に飲み物を取りに行った。
花岸:安西、長月と一緒に茶道をしていた。
シオン:秦野と一緒に大浴場で風呂に入っていた。
佐藤:雨宮と一緒に絵を描いていた。
白戸:神谷と一緒に映画を見ていた。
豊島:自室にいた。
立花:自室で服を畳んでいた。途中で大会議室に寄って、戻った。
羽柴:自室で薬品の仕分けをしていた。
長月:安西、花岸と共に茶道をしていた。
秦野:シオンと一緒に風呂に入っていた。
星野:自室の掃除をしていた。
アリバイがないのは、冥雅、影浦、神崎、豊島、立花、羽柴、星野。
「…こんな感じかしら」
「皆さん準備はいいですか〜?それでは〜、議論、スタートっ!!」
〜学級裁判 開廷〜
佐藤「…とはいっても、一体どこから話し合えばいいのかな〜?」
花岸「まずは、あの場所でどうやって東条さんが殺されてしまったのか、考えましょう。とりあえず、モノクマファイルに書いてあったことを再確認、ですね」
長月「ファイルに書いてあったことは、被害者が【東条健悟くん】。死因は、【スキーストックによる出血死】。死亡時刻が約【10時45分頃】で、イチノマチ内の【花屋】で殺された。…こんなもんでいいかしら」
白戸「いくらなんでも、ひどすぎるよ…。東条くんを殺すなんて」
星野「そして、東条くんを殺した犯人がこの中にいる…」
影浦「そんなことは分かっている。さぁ、さっさと議論を進めろ」
立花「…そういうあんたは、ちゃんと捜査したんでしょうね?」
影浦「ふん。お前がそう思うならそうなんだろうな」
花岸「立花さん、影浦さん、喧嘩はやめてください。今は議論中なのですよ」
豊島「…にしても、東条もかわいそうだよな…。背後から【いきなりスキーストックでぐさりと刺された】なんてよ…」
神谷「(あれ、豊島くんの言っていたこと、私の調べたことと違う気がする…。ここは、積極的に発言していきましょう!)」
『それは違うわ!!』
【いきなりスキーストックでぐさりと刺された】←『羽柴の検死結果』、『羽柴の検死結果2』
B R E A K !!
豊島「うおっ?!神谷、いきなりデカい声出してどうしたんだよ?!」
神谷「…大声を急に出したのは謝るわ。でも、東条くんはいきなりスキーストックで刺されてしまったとは思えないの」
豊島「どうしてだよ?東条はスキーストックの致命傷で死んだんだろ?」
神谷「…実は、羽柴くんの検死で分かったことがあるの。羽柴くん、説明をお願いできるかしら」
羽柴「あァ、任せとけ。神谷の言ッた通り俺は東条の検死を担当した。そこで、分かッたことがある」
安西「分かったことって?」
羽柴「『東条の傷はスキーストックの傷だけじャなかッた』んだよ。『後頭部に殴られた跡』、首筋には『何かで絞められた跡』があッたんだ」
神崎「つまり、東条は『スキーストックで刺される前に、何かで殴られ、何かで絞められた』ってことになるな」
神谷「ええ。そうなるわね。理解できたかしら、豊島くん」
豊島「あぁ…よく分かったぜ。犯人がえげつない奴だってことがな!!」
神谷「いや、理解するのはそこじゃないわ…」
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編 ( No.48 )
- 日時: 2013/10/10 17:40
- 名前: ランスロット (ID: v2e9ZzsT)
シオン「しかし、【東条くんを殴った凶器】、そして【首を絞めた凶器】なんて、ありましたかね」
花岸「どこかから持ち出して、犯人が隠滅した、と考えるのが普通だと思うのですが…。皆さん、何かわかりますか?」
神谷「(…東条くんを殴った凶器。そして東条くんの首を絞めた凶器。捜査したものの中にあったはず。候補になるものを出してみましょう)」
『もしかして、これじゃないかしら?』
【東条を殴った凶器】←『植木鉢のかけら』
【東条の首を絞めた凶器】←『白いひも』
秦野「……植木鉢……それなら東条を殴れるし……証拠隠滅もしやすい……花屋の鉢はみんな割れるから……」
冥雅「しかも、見つけた植木鉢のかけらには『血がついていた』。東条を殴った凶器は、それだろうね」
立花「…じゃあ、白いひもってなんのかしら?犯人がどこかから持ってきた、ってこと?」
雨宮「普通に考えればそうなるが…【犯人の持ち物だった】ってこともありえるぞ」
神谷「(…ん?今雨宮さんの意見で何か解決できそうだわ。賛成意見にも、積極的に発言していきましょう!)」
『雨宮さんの意見に賛成するわ!!』
【犯人の持ち物だった】←『エプロン』
同 意
雨宮「神谷、一体どうしたのだ?!」
神谷「首を絞めた白いひもと、ランドリーの中に置いてあった『エプロン』のひもの長さが一致したの。雨宮さんも、一緒に確認したわよね?」
雨宮「おお!あのひもは凶器だったのか!!」
冥雅「…今更気付いたの…?」
神谷「…で、話を戻すわよ。探索の時にマルチショップを調べたんだけど、店の中には服があったのよ。その中には、『エプロン』は1着もなかったわ」
佐藤「はるちゃんが忘れてるだけかもよ〜?」
神谷「…私、自分でいうのもなんだけど、「空間記憶能力」ってのがすこぶる高いの。だから、一回覚えた風景はよほどのことがない限り忘れない自信があるの。…エプロンは、1着もなかったわ。だから、凶器に使われたエプロンのひもは、『犯人の持ち物』の可能性が高いわ」
影浦「ふん。そんなもの、説明しなくても分かれ、愚民め」
豊島「俺たち愚民扱いかよ!!」
花岸「凶器については明らかになりましたね。…ですが、なぜ犯人は【東条さんの頭を殴り、首を絞め、スキーストックで刺した】のでしょうか…。東条さんを殺すなら、スキーストックだけでも十分なはずです」
神崎「多分、【犯人は当初、植木鉢だけで東条を殺そうとしていたんだ。】でも、東条を殺すことができなかった。【その理由】…分かるか?神谷」
神谷「…え?」
神崎「分からなかったら一緒に考えよう。少し考えれば分かるはずだ」
神谷「(東条くんを犯人が一撃で殺せなかった理由…それは…。東条くんが……)」
【その理由】←『超高校級のスキーヤー』
神谷「…だったからじゃないかしら。超高校級のスキーヤーともなれば、体力だってあるし肺活量だって私達より多いはずよ。犯人はそれを知らないで、犯行に走った。だから、殺したはずの東条くんが動いてしまった」
神崎「…そういうことだ。恐らく、首を絞めても東条は死ななかったんだろう。だから、とどめにスキーストックで刺した。…こんなところかな」
影浦「そんなことはどうでもいい。問題は、それを【誰がやったか】だ」
佐藤「全然どうでもよくないんですけど〜?!」
影浦「ふん、だから愚民らは甘いんだ。俺は、もう全ての答えが見えているぞ。東条を殺した…犯人もな」
神谷「…どういうこと?」
影浦「東条を殺した犯人は…………。
お前だ、『白戸佳織』」
白戸「…え?」
神谷「ちょっと待って!白戸さんにはアリバイがあるはずよ!!」
影浦「では、お前の持っている【メモ】の説明はどうつけるんだ」
豊島「なんだよ?【メモ】って」
神谷「…影浦くん。そのメモって…」
物品および証拠提供
【メモ】←『東条宛のメモ』
冥雅「…まさか、宛名に『白戸佳織』って書いてあったから、白戸を犯人だと指定したのか…?」
花岸「なんですって…?!白戸さん、あなた…」
白戸「違う、私やってないよ…!!」
立花「…誰でもあの映像を見せられたら、殺してしまうのも仕方ないわよ。…白戸さん、東条にナンパされすぎて、嫌だったんでしょう?」
白戸「私じゃないよ…!!みんな信じて…!!!」
影浦「戯言を言うのはいつでも出来る。しかし、だ!!【お前がやっていないという証拠はどこにもない】!!」
『それは違うわ!!』
【お前がやっていないという証拠はどこにもない】←『神崎の証言』
B R E A K ! !
神谷「…影浦くん。白戸さんは昨日、私と映画を見ていたの」
影浦「白戸が途中で抜け出して、殺人を犯したんじゃないのか?」
神谷「…一緒にいたのが私だけだったら言い返せないわ。…でも、私達が一緒に映画を見ていたのを目撃している人物がいるの。」
影浦「誰だ?」
神崎「…俺だよ」
影浦「証拠はあるのか」
神崎「いや、ないよ。でも、確かに俺がロビーを通った時には神谷と白戸が映画を見ていた。その時刻は…『10時45分』」
秦野「……東条が殺された時間と……同じ……」
シオン「つまり、白戸さんに東条くんを殺すことは不可能、ということですね」
影浦「し、しかし…!!」
神谷「白戸さんが殺人を犯せない理由はもう一つあるわ。…このエプロンは『白戸さんのものではない』からよ」
影浦「その理由はなにか聞かせてもらおうか」
神谷「…このエプロン、白戸さんにはちょっと大きすぎるのよ。背の高い女性なんかには丁度いいかもね」
影浦「ほう。ではそういうことにしておいてやろう。…それで、そのエプロンの持ち主は一体誰だというんだ」
花岸「背の高い女性…。それでいてエプロンを持っている人物…。まさか……!!!」
神谷「このエプロンの持ち主………キミよね?
『立花実貴』さん」
立花「…………」
モノクマ「ヒートアップしてきたね!!でも、裁判の結果は早く出してね。時間切れで投票タイム〜、ってなったらオマエラ全員お陀仏になるかもだからね〜!!うぷぷぷぷぷ」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58