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- ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜【完結】
- 日時: 2014/05/06 19:04
- 名前: ランスロット (ID: QNd6qtAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26534
どもです、はじめまして。ランスロットと申します。
この作品は、「ダンガンロンパ」のオリジナルシリーズとなります。
他の作者様方みたいに、「この小説」では超高校級の生徒達は募集いたしません。
この作品と「繋がりのある」シリーズを投稿した際に、募集をかけたいと思います。どうかご了承をお願いいたします。
原作の、スーダン及びゼロのネタバレが出てくるので、ネタバレが嫌な人はブラウザバック推薦です。
なお、原作のキャラは「モノクマ以外は」出てきません。原作キャラを「模したアイテム」は出てくるかもしれません。
ちなみに、作者が好きなキャラは石丸クンと田中クンです。
軽くキャラ紹介を挟み、本編へと参りたいと思います。
小説なんてほとんど書いたことがない初心者なので、文章に矛盾があったり、推理が強引だったり、トリックが雑だったりしますが、温かい目で見てやってください。どうかお願いします。
感想・ご意見などがございましたら、ぜひ書き込んでください。お願いします。
※作者の体調不良が続くため、更新がやや遅くなるかと思われます。ご了承をお願いいたします。
(10/10追記)500参照!!ありがとうございます本当にありがとうございます(土下座)
これからもダンガンロンパFをよろしくお願いします!!
(10/29追記)せ、1,000参照ですか?!ありがとうございます本当にありがとうございます!!
まさか参照数が4桁超えるなんて…。凄すぎますよ本当に!!
これからも、ダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!
(11/22追記)せ、1,500参照突破しましたよ奥さん!こんな駄文に付き合ってくださっている皆様本当にありがとうございます…orz
これからもどうかよろしくお願いします!
(12/7追記)に…2,000突破…。本当にありがとうございます…orz
ここまで来れたのも皆様のおかげです。これからもよろしくお願いします!
(12/26追記)2,500突破おめでとうございます!ありがとうございます!まさかここまで付き合ってくださっている皆様がいるなんて…!本当に感謝したりないです…。
これからもよろしくお願いいたします!
(1/18追記)3,000突破ありがとうございます…。どれもこれも皆様のおかげでございますアブアブアブ…←
これからもどうかよろしくお願いいたします!
(1/29追記)さ、3,500突破ありがとうございます!!これも皆様のおかげでございます…。
物語も終盤に入ってきましたが、どうかお付き合いくださいませ。
これからもどうかよろしくお願いします!
(2/8追記)ぎ、ぎにゃああああああああああ4,000参照突破ですかああああああ?!本当にありがとうございます!!
これからもよろしくお願いいたします!
(2/16追記)4,500突破しました!!ありがとうございます!!これからもダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!!
ま、まさかここまで来れるとはなぁ…。しかも間隔短くなってる気がするから…読んでくださる作者様増えていらっしゃるのですよね?う、うれしい…。
(2/23追記)5,000突破しましたウワアアアアアアアアア(泡吹いて気絶)
ほ、本当にありがとうございます!!これからもどうかよろしくお願い申し上げます!!
(3/6追記)5,500…突破です!!!ありがとうございます!!!
これからもよろしくお願いします!!!
(3/17追記)6,000突破…だと…?!おいどういうことだ説明しろ苗木!!← 冗談ですww
まさかここまで読んでくださっている方がいることに驚きの連続でございますwww 本当にありがとうございます!!
(3/26追記)まさかの6,500突破でございます!!ありがとうございます!!
1章は無事完結いたしました。ポップンロンパ、F神崎を通して2章へと進んでいこうと思います。是非そちらもお願いいたします!!
目次になります。
読みたい話数が分からない際にどうぞ。
chapter00 〜絶望職場体験・スタート〜
>>5 >>6 >>7 >>8-12
>>14-15 >>18-20
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 (非)日常編
>>22 >>23-24 >>26-30
>>31 >>32-33 >>34-35
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編
>>36-37 >>40 >>44-45 >>46
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編
>>47-48 >>49-50 >>53 >>56(おしおき編)
>>57-58
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 (非)日常編
>>60 >>61-62 >>63 >>67-68
>>69-71 >>72-73 >>74-75
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 非日常編
>>76-78 >>81
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 学級裁判編
>>83-84 >>85-86 >>87 >>91(おしおき編)
>>95-96
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 (非)日常編
>>100 >>103-104 >>105-106 >>108-109
>>110-111 >>112 >>115-117
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 非日常編
>>118-120 >>122 >>124
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 学級裁判編
>>125 >>128-130 >>131 >>135(おしおき編)
>>138-140
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 (非)日常編
>>142 >>147 >>150-151 >>154-155
>>159-162 >>163
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 非日常編
>>164-166 >>169
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 学級裁判編
>>173-174 >>175-176 >>182 >>183(おしおき編)
>>188 >>191
chapter05 〜キオクのウタ〜 (非)日常編
>>193 >>194 >>195-196 >>199-200
>>203-204 >>211 >>213-214 >>215-216
>>217-218
chapter05 〜キオクのウタ〜 非日常編
>>219-221 >>222
chapter05 〜キオクのウタ〜 学級裁判編
>>224-225 >>226-227 >>228-229 >>232(おしおき編)
>>233-234
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編
>>236 >>237-238 >>239-242 >>243-244
>>246-248 >>249
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編
>>252-255 >>258 >>260-262 >>263-267 >>268
chapter Epilogue 〜サヨナラ、モノクマシティ〜
>>282-283
キャラクター紹介編 〜モノクマの部屋〜
第1回「神谷春子」 >>13
第2回「冥雅雪斗」 >>21
第3回「村上一夜」 >>25
第4回「chapter01被害者」 >>41
第5回「chapter01総評・解説」 >>59
第6回「chapter01クロ・企画お知らせ」 >>64
第7回「chapter02被害者」 >>82
第8回「chapter02総評・解説」 >>99
第9回「chapter02クロ」 >>107
第10回「chapter03被害者その1」 >>121
第11回「chapter03被害者その2・記念企画お知らせ」 >>123
第12回「chapter03総評・解説/予想・人気投票お知らせ」 >>141
第13回「chapter03クロ」 >>156
第14回「chapter04被害者」 >>172
号外「これは凄いことだね!名誉だね!」 >>181
第15回「chapter04総評・解説」 >>192
第16回「chapter04クロ」 >>206
第17回「chapter05被害者」 >>223
第18回「chapter05総評・解説」 >>235
第19回「chapter05クロ」 >>245
第20回「ネタバレ1」 >>256
第21回「chapter06総評・解説」 >>269
第22回「生き残りその1」 >>270
第23回「生き残りその2」 >>271
第24回「生き残りその3」 >>272
第25回「生き残りその4」 >>273
第26回「モニャン/ネタバレ2」 >>274
EXTRA「黒幕」 >>279
第27回「あとがき」 >>284
号外2「超高校級の日常に参加している小説紹介」>>288
※本日より上記URLより外伝小説『僕達委員トリオ!』にジャンプするようになりました。
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- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.264 )
- 日時: 2014/03/12 18:12
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: mwHMOji8)
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「……僕は……何もできない……何も……出来ない……」
神谷「星野くん…」
星野「……自分にやれることをって頑張ってきたけど……結局みんな死んじゃって……もう嫌だ……ふさぎ込みたい……立ち向かえるわけない……」
村上「そうよ!!人間は脆い。心のクリーニングなんかで綺麗になるわけがない。みっともない薄汚い生き物なのよ!!!」
星野「……だったら……このままずっとここにいたほうがいいのかも……。【諦めたほうがいいのかも】……」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【諦めたほうがいいのかも】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「星野くん…。確かに私達は今までに沢山犠牲を出してきた…。仲間の死を目の当たりにしてきた…。
でも、ここで逃げたら…死んでいったみんなの気持ちを無駄にしてしまうの。そんな気がするの」
星野「……僕は……」
神谷「辛いわよね?悲しいわよね?私もそう、同じ気持ちよ。だからって…『諦めて閉じこもっていい』理由にはならないわ。私達は、まだ生きているの。地面に足をつけて、立っているの!!!
だから…一緒に頑張りましょう?これからの未来を見るの。過去はどうにもならないけれど…『未来』はどうにでも作り変えられるわ!!!」
村上「そんな子供だましで仲間が救えるとでも…」
星野「…そうだよね…。僕、逃げてたのかもしれない…。みんなが死んでいくのを目の当たりにして、もう犠牲が出るのが嫌で…。逃げてたんだ、目の前の問題から。…駄目だよね、目の前に『絶望』っていう大きな問題が立ち塞がっているのに逃げてばっかりじゃ。美化委員、失格だよ…。
神谷さん。僕戦うよ。死んでいったみんなのためにも、弱い自分のためにも!!未来を明るく、汚れのない世界に変えてみせる!!」
白取「星野様…!!」
村上「ちぃっ……!!!」
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「……わたし……何やけになってたんだろ……。今まで出ようって頑張ってきたのに、ここで倒れるなんて…。だったら頑張らないほうがよかったのかもしれない…」
神谷「安西さん…」
村上「結局は人間って何やっても駄目なのよね。良かれと思ってやったことでも、最終的には無駄になっちゃう。だったら最初からやらないほうがずっといいわよねぇ!!!」
安西「……花岸ちゃんや長月ちゃんを殺したのはわたし……。あの裁判でそう言ってれば……もうこんな思いしないで済んだのかなぁ……。【最初から結末なんて同じ】だったんだよね……」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【最初から結末なんて同じ】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「安西さん、キミのその元気で沢山の人を笑顔にして来てるの。私だってそう。キミのやっていることは無駄なんかじゃない。全部、意味のある行動なのよ!!」
安西「……神谷ちゃん……」
神谷「確かに3回目の殺人の時は、キミがとても疑われた。だけど、ちゃんと真実をおえたじゃない。あの裁判でクロ以外…豊島くん以外が処刑されてたら、もっとひどいことになってたと思う。
『自分のやったことを後悔しないで』。お願い、安西さん。また、一緒に安西さんのお菓子を食べたいの!!!」
村上「無駄よ。最初からやらないほうがマシなのよ!!!」
安西「そうだよ…わたしにはまだやることがある…。外の世界が壊れてるんだったら、ケーキでもなんでも作ってみんなに笑顔を振りまけばいいだけの話じゃん…。わたしを信じてくれる人達のためにも、負けられない…。
だから、こんなところから出たら美味しいお菓子を沢山作って、無事だったみんなと一緒に食べるんだもん!!!材料がなくても、探しにいけばいいだけの話だし!…無駄なことなんか、一つもないよ!!」
白取「安西様……!!」
村上「くうっ………!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.265 )
- 日時: 2014/03/13 19:43
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: jQHjVWGa)
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「絶対に諦めない。何事からも目を背けない。それがわたしに出来ることだと思うから!!」
白戸「……怖がりで……怯えてて……何からも逃げてて……。ここに閉じ込められた時から『いつ殺されるんだろう』って怖くて…。誰も信じられなくて……。怖いよ…怖いよ…!」
神谷「白戸さん…」
村上「一緒に逃げましょうよ?外の世界に行ったらこんなことより怖いものが沢山あるわ。だったら…ずっとここにいて平和を維持していったほうがいいわよねぇ!?」
白戸「……怖い……怖いよ……。私どうすればいいのかなぁ…。東条くんの代わりに殺されれば良かったのかなぁ…。私…何をすればいいのか分からない…。だったら…【ずっとこのまま】の方が…」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【ずっとこのまま】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「私だって怖いわ…。閉じ込められて、コロシアイを強要されて、沢山の仲間が殺されてしまって…。私も沢山殺されるんじゃないかって思った。殺されかけたりもした。
だけど…それがあるから今の私があるのよ。言い方は悪いけど…私はこの事件があったからこそ、怖さに立ち向かう勇気をもらえたと思ってるの」
白戸「……でも……」
神谷「怖いなら仲間を頼ればいい。一人で悩んじゃ駄目よ!!何のための仲間?何のために…ここまで頑張ってきたのよ…。
だから、怖いなら「怖い」って仲間に叫べばいいのよ。『仲間を頼って』。私は、白戸さんを信じてるから……!!」
村上「恐怖なんて仲間ごときで解消されるわけないわ。全ては結局自分へ帰ってくるんですからね!!!」
白戸「…私…今まで仲間を頼ることが怖かった…。ずっと、『私なんかが仲間を頼っていいんだろうか』ってずっと不安だった…。だけど、信じていいんだよね?
神谷さんを…みんなを、信じていいんだよね?だったら…私は戦う。みんながいれば…怖くない。私はひとりぼっちじゃないから!!!」
白取「白戸様……!!」
村上「うぐっ……!!」
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「絶対に諦めない。何事からも目を背けない。それがわたしに出来ることだと思うから!!」
白戸「もう、大丈夫…。私はひとりじゃない。みんながいるから…。一緒に戦うよ!!」
秦野「……何も……出来なかった……。……頑張ってきたけど……全部マイナスの結果に辿ってしまった……。
……俺はやっぱりずっと一人のほうがいいんだ……。……何をやっても……何物にもならないのなら……」
神谷「秦野くん…」
村上「壊すことしかできないアンタに未来を創ることなんて出来るの?無理よねぇ、だってアンタは壊すことが才能の持ち主なんだものねぇ!!!」
秦野「……アルターエゴをネットワークに繋げるなんて言わなければ……あいつが死ぬこともなかった……。……やっぱり行動するべきじゃなかった……。……ずっとずっとずっと……【俺は誰とも関わってはいけない】んだ……」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【俺は誰とも関わってはいけない】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「そんなことないわよ…。秦野くんは自分に出来ることを探して、一生懸命みんなのためになることをしてくれたじゃない。その結果がどうだったって、キミの行動を批判する人なんかここには誰もいないわ。
むしろ、褒められるべき行動だと思う。だから…一人でいいなんて言わないで」
秦野「…………」
神谷「秦野くんの才能は確かに『壊すこと』なのかもしれない。だけど…それだけじゃないはずよ。アルターエゴに音声機能を追加したり、データの解析をして直してしまったり。キミには『壊す以外の才能』だって十分にあると思うの。
キミはいらない存在なんかじゃない。私達の大切な『仲間』だから!!!」
村上「どんなに言葉を掻い繕ったって、結局こいつは壊すことしか出来ないんだから!!!無理無理、世界を救うなんて無理よ!!!」
秦野「……そうだ……。……アルターエゴも言っていた……。……『一人でいいなんて言わないで』って……。……俺……頑張っていいんだよな……?……頑張る権利……あるんだよな……?
……だったら……地獄の果てまで付き合ってやるよ……。……絶望を……みんなを殺したあいつを……打ちのめすまで……。……未来を創るんだ……。……俺達の手で……!!」
白取「秦野様……!!」
村上「うぅっ……!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.266 )
- 日時: 2014/03/14 19:57
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: esFsElNI)
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「絶対に諦めない。何事からも目を背けない。それがわたしに出来ることだと思うから!!」
白戸「もう、大丈夫…。私はひとりじゃない。みんながいるから…。一緒に戦うよ!!」
秦野「……俺……自分を信じる……。……信じてくれる仲間がいる限り、戦える……!!」
冥雅「…オレ…今まで何やってたんだろ。クラスメイトでもないのに一生懸命になって、みんなで出ようって頑張って。でも…結局は記憶が戻っても戻らなくても部外者…。外に出たって…生きていける自信がないよ」
神谷「冥雅くん…」
村上「アンタは元々こっちの存在なの。戻ってきなさい?こんなみすぼらしい希望じゃなくて、強大で安らかな絶望に身をゆだねなさいよ!!!」
冥雅「…そうだ…。オレは『絶望』…。希望なんかになれやしないんだ。だって能力も何もないんだもん。幸運だって創られただけの存在だもん。結局オレに出来ることは何もないよ…。【オレはここにいちゃいけない】んだよ…!!」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【オレはここにいちゃいけない】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「何諦めてるのよ、バカ!!冥雅くんは『私を守る』ってずっと言ってきてくれたじゃない!!自分がどんな存在であろうが、私を信じて一緒に頑張ってきたじゃない!!!
どうして今になって絶望なんかに堕ちるのよ!!冥雅くんは冥雅くんなの。ほかの誰でもない、私達の知っている冥雅くんはキミしかいない!!」
冥雅「……神谷……」
神谷「確かに冥雅くんは私達のクラスメイトじゃなかった。でも、それがどうしたの?過去のキミがどんな存在だったって…正体がなんだったって…。今まで一緒に頑張ってきたのはキミしかいない。目の前で一緒に戦っている、『冥雅雪斗』その人しかいないんだから!!!」
村上「本当はアンタも思ってるんでしょ?こいつの正体を知って『気持ち悪い』って。自分と違う存在だって、見下してるんでしょ?そんなアンタにこいつを救う資格があると思ってるの?!」
冥雅「神谷…。こんな時にまで神谷に助けてもらって…。みんなに助けてもらって…。『オレはここにいていいんだ』って言ってもらえて…。オレ、嬉しいよ!!
だから…みんなが一緒にいていいよって言ってくれる限り…オレ、死に掛けでもついていくから。だって一回死んでるんだもん、それくらいどうってことないもんな!!!神崎の分まで、みんなの分まで…やってやる!!!」
白取「冥雅様……!!」
村上「…どうして…どうしてなのよ…!!」
冥雅「もう絶望しないぞ!!オレはみんなと一緒に外に出るんだ!!」
村上「ありえない…こんなことが起こっていいの…?外は絶望ばかりなのよ…?希望なんてまやかしよ。希望なんて小さくて脆い存在、あっちゃいけない…」
白取「希望は人々が思う限り存在するのです。費えることなどありません」
村上「じゃあ…どうして予備学科は希望になれないのよ…。アタシ達だって人間なのよ…アタシ達だって、希望にあふれた人生を送ったっていいでしょ?!どうして本科生だけちやほやされなきゃいけないのよ!!!」
神谷「それは…」
村上「そうよね、本科生が出しゃばるからアタシ達予備学科生が酷い目に合うの。扱いだってそう、人間としての格差としてだってそう!!!希望ヶ峰学園に入ったからといって、人々の希望になれるわけなんかないのよ!!!」
白戸「だからって本科生に逆恨みするようなこと…ダメだよ!!そのせいで沢山の人が死んじゃったんだよ…?!」
安西「そうだよ!!あんたの愛する予備学科生だって、沢山の犠牲を出したんだよ?!」
村上「わかんないわよ…。才能を持たない人間が、どれだけの才能を欲しているか。期待を背負って生きていきたいと思っているのか。
アタシは…本科生を恨むわ。地獄の果てまで…来世まで恨んでやる……!!だから、アンタ達を殺して、絶望の…予備学科の意地を見せてやるんだから…!!」
冥雅「村上、なんか可哀そうに見えてきたよ…」
白取「彼女も『カムクライズル』の誘惑に乗ってしまった人間…。彼女は加害者ですが…被害者でもあるのかもしれません…」
星野「でも、やって来たことは許されることじゃないよ。今までも、今回の事件も」
秦野「……止めよう……。……こんな悲しい戦い、終わらせたほうがいい……」
神谷「えぇ。村上一夜…キミも…『カムクライズル』っていう絶望から救ってあげるわ」
村上「綺麗ごとばかり並べないで頂戴!!!世界は絶望に飲まれるのよ!!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.267 )
- 日時: 2014/03/16 12:37
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: eH196KQL)
村上「本学科なんてまやかしにすぎない…真に正しいのは予備学科!!予備学科なのよ!!!」
神谷「本学科とか、予備学科とか関係ないわ!!元を辿れば同じ人間じゃない!!!」
村上「アタシは負けない…負けられない…。アンタ達希望を壊して…絶望の強さを見せつけてやるわ!!!」
村上『予備学科こそが希望なのよ!!希望は絶望なのよ!!』
【反論ショーダウン】 〜ver.村上〜
神谷「キミをも救う確かな『希望』…。キミにも、植えつけてあげるわ」
村上「いい加減にしてよ…!!希望なんてまやかし。絶望こそが真実なの!!!」
神谷「私…もう諦めない。みんなと一緒に、ここを出ていくのよ!!!」
反論ショーダウン START
村上「アタシはアンタ達を恨むわ…。
アタシが死んでも、幽霊になっても、絶望で生き返っても…
希望は存在してはならない…希望なんていらない…本科生なんていなくなればいい!!!」
神谷「どうして本科生と予備学科で人間を振り分けるのよ!!!
キミだって被害者。お願い、目を覚まして!!!」
村上「目を覚ますのはアンタ達の方よ!!!本科生だって威張って!!!希望を沢山持って!!!
アタシはアンタ達のせいで……どれだけ絶望したと思ってるの…?
【希望なんて嘘】。希望なんてまやかしよ!!!」
『その言葉、斬らせてもらうわ!!!』
【希望なんて嘘】←『絆』
神谷「絶望に飲み込まれて周りが見えなくなってるわ…」
冥雅「大丈夫だよ、神谷。村上に、オレ達の【希望】をぶつけるんだ!!!オレ達の絆の強さ、見せてやろうよ!!」
神谷「えぇ。村上に、希望をぶつけるわよ!!!」
村上「希望なんていらない。アタシは絶望さえしてればいいのよおおおおおおお!!!!!」
村上「ウザイウザイウザイウザイ!!!希望なんてウザイわ!!!」
神谷「目を覚まして!!!村上一夜!!絶望に飲まれないで!!」
村上「絶望こそが真実……絶望こそが世界にはびこるべき存在なのよ!!!」
神谷「そのせいで沢山の人が犠牲になったのよ。あんたがいう『希望も絶望も両方』ね!!!」
村上「ふざけないで!!!アタシには絶望しかないの!!!アタシが信じられるのは【絶望】だけなのよおおおおおおおお!!!!!」
神谷「いい加減にして!!!」
『希望は、前に進むのよ!!!』
【絶望】←『希望』
村上「いやっ…いやっ……いやああああああああああああ!!!!!」
B R E A K ! !
神谷「これで…これで、いいのよね。村上さんも…救われたのかしら…」
冥雅「言い返す気力すら奪っちゃったからね…。戦いは、終わったんだよ」
村上「アタシだって……。アタシだって……希望を持っていたかった……。予備学科のくせに、なんていわれたくなかった……!!もっと早くアンタ達と一緒に出会えればよかった……!!」
神谷「村上さんも、『絶望』に飲み込まれた、被害者だったのね…。加害者なんて、最初から存在しなかったのよ…」
———そう、これは一種の『事件』。
黒幕すら被害者として扱われてしまう…残酷な、事件なのよ…。
今は、そう思わずにいられなかった。
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.268 )
- 日時: 2014/03/16 14:57
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: pOz8vLGm)
目の前の儚き『絶望』は、目の前で泣き崩れていた。
こんなの違う、こんなの求めていた答えとは違う、と繰り返しながら。…彼女も、被害者なのだということを改めて感じさせられた。
「どうして…アタシは…絶望なのに…」
「村上さん。もう思いつめるのはやめましょう?キミだって…巻き込まれただけなんでしょ?『絶望に…飲み込まれてしまった』だけなんでしょ?」
精一杯の励ましを彼女に贈る。
だけど、彼女がその手を握ることはなかった。ただ、強く私の手を振り払う。意地でも認めなくないのだ。『絶望』が『希望』に負けたという真実を。
「アタシは…『能力を持っている本科生の人間』が憎かった…。才能を持たずに金で入った愚か者、と本科生に何回も言われてきた…。それが嫌で嫌で仕方なかった」
「だから…村上さんは『カムクライズル』に…『あらゆる才能を持った希望』になることを望んで、実験を受けたんだね…」
「そうよ。東雲のアタシの才能として考え出した『リポーター』っていう才能も、その中の一つ。アタシは…絶望によって希望へと作り変えられた…。これで、アタシを見下す人はいないんだと思った…だけど」
「本科生が立場を見直すことはなかった…そうだね?」
「そうよ。だから…アタシは本科生をもっと憎む結果になった。そして…『絶望』として動いていくことになったのよ」
彼女の口からぽつり、ぽつりと真実が零れていく。
どれだけ辛かったのだろう。どれだけ、苦労をしてきたのだろう…。彼女が『予備学科』として入ってきたせいで『絶望』と化してしまったなんて…。
黒幕なのに。12人もの仲間を殺してきた憎き敵なのに。今は……同情せずにいられなかった。
「…ですが、貴方様のやられたことは許されることではありません。ここで犠牲になられた12名のクラスメイトの方々…そして、外で犠牲になったであろう沢山の人々…。貴方様は、それを背負って生きていかなければならないのです」
「白取くん…」
もう戦う力もなくなった村上さんに、白取くんは突き刺すようにそう言う。彼女は…ただ、黙ってそれを聞いていた。
———そうだ。これから彼女は罪を償っていかなければならないのだ。私達と一緒にここから出て。絶望から復帰しなければならないのだ。
彼女も———そう、思っているはずだ。
「…村上一夜。脱出スイッチを、渡してはくれませんか。そして…罪を償うのです」
「脱出スイッチ…。えぇ。渡してやるわよ。でも…アタシを連れてここから出るですって?
反吐が出るような綺麗ごと言わないで頂戴。アタシはもう…こうなっちゃったら『用済み』なんだから……」
『そうだ。そいつはもう『絶望』とも呼べない存在だ』
———ふと、この裁判場に響いていなかった声がした。
なんというか……完全に、『大人』の声。声の方向に振り向いてみると。
そこには、炎のように赤く揺らめいた長い髪の毛を持つ男性が、立っていた。
そしてその眼は———『絶望』に、満ちていた。
「『スザク』……!!どうしてアンタがここに…!!」
「スザク……?!彼が、スザクなの……?!」
「村上が知っているってことは、こいつも絶望なんだな!!次から次へと……村上、お前が呼んだんだろ!!」
「アタシ……知らないっ 知らないってば!!」
「……村上も知らないなんて……どういうことだ……?!」
村上さんは扉の前の『彼』を見て、ひどく怯えきっていた。彼は———『スザク』と名乗っていた。
彼女との関係からみて、確実に絶望側の人間ではあるが…。どうしてここにやってきたのかしら。
まさか———彼女が私達にとどめを刺せなかったから、彼自身がここまで……?
そう、思ったその刹那。
——————ザシュ
「………っは………!!」
「お前……!!仲間を……!!」
目の前の『赤』が、村上さんの喉を切り裂いた。致命傷は避けているようだから死んではいないのだろうけど…。
彼女は、確かに再び『絶望』に戻ってしまった。
そしてスザクは倒れた村上さんを担ぎ、私達にこう言うのだった。
『希望よ、今ここに宣言しよう。お前達は我ら絶望により叩き潰される。この裁判場と一緒に…崩れ去るがいい』
———その言葉を聞いた瞬間だった。何かが崩れる音がした。
「裁判場、崩れてない?!」
安西さんの言葉で我に返る。…まさか、スザクが裁判場を……?!そう思ってあいつを探したけど、彼と村上さんの姿は———
既に、ここにはなかった。
「とにかく、ここから出ないと!!」
「エレベーター稼働してるかな?!急ごう!!」
「……まだエレベーターの方は崩れてない……間に合う……!!」
「皆様!!急いでください!!」
崩れていく裁判城から、私達は逃げる。
エレベーターに乗り、素早くボタンを押す。……良かった、まだ動くみたい……。
扉が開き、私達がイチノマチへと辿り着いたと同時に———
裁判場が、完全に崩れ去る音がした。
<生き残りメンバー> 残り:7人
「超高校級の知識」神谷春子
「超高校級の幸運」冥雅雪斗
「超高校級のパティシエール」安西桃花
「超高校級の映画監督」白戸佳織
「超高校級のハッカー」秦野吟也
「超高校級の美化委員」星野梓沙
「超高校級の執事」白取幸輔
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編/学級裁判編 END
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