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- ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜【完結】
- 日時: 2014/05/06 19:04
- 名前: ランスロット (ID: QNd6qtAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26534
どもです、はじめまして。ランスロットと申します。
この作品は、「ダンガンロンパ」のオリジナルシリーズとなります。
他の作者様方みたいに、「この小説」では超高校級の生徒達は募集いたしません。
この作品と「繋がりのある」シリーズを投稿した際に、募集をかけたいと思います。どうかご了承をお願いいたします。
原作の、スーダン及びゼロのネタバレが出てくるので、ネタバレが嫌な人はブラウザバック推薦です。
なお、原作のキャラは「モノクマ以外は」出てきません。原作キャラを「模したアイテム」は出てくるかもしれません。
ちなみに、作者が好きなキャラは石丸クンと田中クンです。
軽くキャラ紹介を挟み、本編へと参りたいと思います。
小説なんてほとんど書いたことがない初心者なので、文章に矛盾があったり、推理が強引だったり、トリックが雑だったりしますが、温かい目で見てやってください。どうかお願いします。
感想・ご意見などがございましたら、ぜひ書き込んでください。お願いします。
※作者の体調不良が続くため、更新がやや遅くなるかと思われます。ご了承をお願いいたします。
(10/10追記)500参照!!ありがとうございます本当にありがとうございます(土下座)
これからもダンガンロンパFをよろしくお願いします!!
(10/29追記)せ、1,000参照ですか?!ありがとうございます本当にありがとうございます!!
まさか参照数が4桁超えるなんて…。凄すぎますよ本当に!!
これからも、ダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!
(11/22追記)せ、1,500参照突破しましたよ奥さん!こんな駄文に付き合ってくださっている皆様本当にありがとうございます…orz
これからもどうかよろしくお願いします!
(12/7追記)に…2,000突破…。本当にありがとうございます…orz
ここまで来れたのも皆様のおかげです。これからもよろしくお願いします!
(12/26追記)2,500突破おめでとうございます!ありがとうございます!まさかここまで付き合ってくださっている皆様がいるなんて…!本当に感謝したりないです…。
これからもよろしくお願いいたします!
(1/18追記)3,000突破ありがとうございます…。どれもこれも皆様のおかげでございますアブアブアブ…←
これからもどうかよろしくお願いいたします!
(1/29追記)さ、3,500突破ありがとうございます!!これも皆様のおかげでございます…。
物語も終盤に入ってきましたが、どうかお付き合いくださいませ。
これからもどうかよろしくお願いします!
(2/8追記)ぎ、ぎにゃああああああああああ4,000参照突破ですかああああああ?!本当にありがとうございます!!
これからもよろしくお願いいたします!
(2/16追記)4,500突破しました!!ありがとうございます!!これからもダンガンロンパFをよろしくお願い申し上げます!!
ま、まさかここまで来れるとはなぁ…。しかも間隔短くなってる気がするから…読んでくださる作者様増えていらっしゃるのですよね?う、うれしい…。
(2/23追記)5,000突破しましたウワアアアアアアアアア(泡吹いて気絶)
ほ、本当にありがとうございます!!これからもどうかよろしくお願い申し上げます!!
(3/6追記)5,500…突破です!!!ありがとうございます!!!
これからもよろしくお願いします!!!
(3/17追記)6,000突破…だと…?!おいどういうことだ説明しろ苗木!!← 冗談ですww
まさかここまで読んでくださっている方がいることに驚きの連続でございますwww 本当にありがとうございます!!
(3/26追記)まさかの6,500突破でございます!!ありがとうございます!!
1章は無事完結いたしました。ポップンロンパ、F神崎を通して2章へと進んでいこうと思います。是非そちらもお願いいたします!!
目次になります。
読みたい話数が分からない際にどうぞ。
chapter00 〜絶望職場体験・スタート〜
>>5 >>6 >>7 >>8-12
>>14-15 >>18-20
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 (非)日常編
>>22 >>23-24 >>26-30
>>31 >>32-33 >>34-35
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 非日常編
>>36-37 >>40 >>44-45 >>46
chapter01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編
>>47-48 >>49-50 >>53 >>56(おしおき編)
>>57-58
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 (非)日常編
>>60 >>61-62 >>63 >>67-68
>>69-71 >>72-73 >>74-75
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 非日常編
>>76-78 >>81
chapter02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 学級裁判編
>>83-84 >>85-86 >>87 >>91(おしおき編)
>>95-96
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 (非)日常編
>>100 >>103-104 >>105-106 >>108-109
>>110-111 >>112 >>115-117
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 非日常編
>>118-120 >>122 >>124
chapter03 〜We are so Zetsubou〜 学級裁判編
>>125 >>128-130 >>131 >>135(おしおき編)
>>138-140
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 (非)日常編
>>142 >>147 >>150-151 >>154-155
>>159-162 >>163
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 非日常編
>>164-166 >>169
chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 学級裁判編
>>173-174 >>175-176 >>182 >>183(おしおき編)
>>188 >>191
chapter05 〜キオクのウタ〜 (非)日常編
>>193 >>194 >>195-196 >>199-200
>>203-204 >>211 >>213-214 >>215-216
>>217-218
chapter05 〜キオクのウタ〜 非日常編
>>219-221 >>222
chapter05 〜キオクのウタ〜 学級裁判編
>>224-225 >>226-227 >>228-229 >>232(おしおき編)
>>233-234
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 非日常編
>>236 >>237-238 >>239-242 >>243-244
>>246-248 >>249
chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編
>>252-255 >>258 >>260-262 >>263-267 >>268
chapter Epilogue 〜サヨナラ、モノクマシティ〜
>>282-283
キャラクター紹介編 〜モノクマの部屋〜
第1回「神谷春子」 >>13
第2回「冥雅雪斗」 >>21
第3回「村上一夜」 >>25
第4回「chapter01被害者」 >>41
第5回「chapter01総評・解説」 >>59
第6回「chapter01クロ・企画お知らせ」 >>64
第7回「chapter02被害者」 >>82
第8回「chapter02総評・解説」 >>99
第9回「chapter02クロ」 >>107
第10回「chapter03被害者その1」 >>121
第11回「chapter03被害者その2・記念企画お知らせ」 >>123
第12回「chapter03総評・解説/予想・人気投票お知らせ」 >>141
第13回「chapter03クロ」 >>156
第14回「chapter04被害者」 >>172
号外「これは凄いことだね!名誉だね!」 >>181
第15回「chapter04総評・解説」 >>192
第16回「chapter04クロ」 >>206
第17回「chapter05被害者」 >>223
第18回「chapter05総評・解説」 >>235
第19回「chapter05クロ」 >>245
第20回「ネタバレ1」 >>256
第21回「chapter06総評・解説」 >>269
第22回「生き残りその1」 >>270
第23回「生き残りその2」 >>271
第24回「生き残りその3」 >>272
第25回「生き残りその4」 >>273
第26回「モニャン/ネタバレ2」 >>274
EXTRA「黒幕」 >>279
第27回「あとがき」 >>284
号外2「超高校級の日常に参加している小説紹介」>>288
※本日より上記URLより外伝小説『僕達委員トリオ!』にジャンプするようになりました。
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- chater00 〜絶望職場体験・スタート〜 ( No.19 )
- 日時: 2013/09/24 08:24
- 名前: ランスロット (ID: njy0rZSb)
「さっきから聞いてりゃふざけたことばっかりぬかしやがって…」
不意に、モノクマの近くのクラスメイトを押しのけ、村上さんがモノクマの目の前にやってきた。彼女の表情は、怒りに満ちていた。
「あんたの悪ふざけは度が過ぎてんだよ!!!」
「悪ふざけ……?何のこと?もしかして、キミのそのくるくるポニーテールのこと?」
「てんめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
今まで見たことのない表情で、村上さんはモノクマの首根っこをを持ち上げた。
感情が高ぶっているからなのか、最初に話した時とは違う、ひどく乱暴な口調でモノクマを罵っていた。
「てめぇ、ふざけてんじゃねえぞゴルァ!!ロボットでもぬいぐるみでも関係ねぇ!!!今ここでボコボコにしてやるよ、覚悟しやがれ!!!」
「うわわわわっ!!学園長への暴力は校則違反だよ〜?!」
「校則なんて知らねぇよ!!!ボコボコにされたくなかったらあたし達をここから出しやがれ!!!!」
「…うぷぷ。あんまり調子に乗るんじゃないよ」
「はぁ…?」
ふと、モノクマが微笑んだ気がしたが、次の瞬間には動かなくなった。
「なんだ、動かねぇのか?」と村上さん。
…なんだろう、この違和感。嫌な感触。異様なほどの危険信号。
頭で考える前に、私は村上さんに向かって叫んでいた。
「村上さん!!!!そいつを離し……」
刹那。
「……あ……え……?ど……し……て……?」
村上さんから赤いものが飛び散った。…それは紛れもなく、村上さんの血液だった。
動かなくなっていたモノクマからは千本ほどの針が飛び出し、村上さんの全身を…刺していた。
村上さんを刺していたそれは、彼女の意識が途切れ、倒れると共に消え去った。
…そこには、さっきまでモノクマに果敢に立ち向かっていた女子高生の亡骸が…
『超高校級のリポーター』村上一夜さんの亡骸が、あった。
「いやあああああああああ!!!!!!!!!」
「村上さん!!村上さん!!!」
初めて見る人の死に様。私はとてつもない絶望感に覆われた。
さっきまで、村上さんは果敢にモノクマと戦っていた。でも、こんなにもあっさり殺されてしまった。
もう、あの村上さんの笑顔を見ることは、出来ないのだ。
「全く…ちゃんと校則違反だよって注意したのにさ〜」
「うわああああああ!!!」
「また出てきやがった!」
村上さんの亡骸の真ん前に、さっきとそっくりそのままのモノクマが現れた。
…きっと、モノクマを完全に壊すことは無理なのだろう。私はそう判断した。
「どうして?!どうして村上を…!!」
「え?どうしてって?わかんない?校則違反したからじゃん。やっぱり見せしめって必要だよね〜。オマエラも気を付けてね。校則違反したらこうなるんだからね!!」
そう言うモノクマの表情は満足そうだった。
…人が死んでいるのよ?それなのに、こんな表情が出来るなんて…。あいつは、モノクマは、狂っている。
「あぁ〜、一つ言い忘れてたや。これからオマエラの身の回りの世話をしてくれる執事のご紹介をします」
「執事?」
かも〜ん、という言葉と同時に、モノクマとそっくりの白と黄色のネコが現れた。モノクマと唯一違うところは、右側の体の色と形が明るめの色、そして左半分と同じ体つきをしていたということである。
「彼は『モニャン』なのです。食事の用意やらベッドルームの用意やら、死体の後処理やら雑用はぜーんぶ彼にやらせるから。オマエラもモニャンを有効活用してね!」
「モニャンです。皆様、これからよろしくお願いいたします」
そういうと、モニャンと呼ばれたネコは深々とお辞儀をした。その表情は…登場時と何一つ変わっていなかった。こちらも…何か不気味だ。
「モニャンの紹介も終わったことだし、オマエラにこれを渡しておきましょう。この学園の生徒手帳です」
モノクマは、そのどこからか出した生徒手帳を、自分の近くにいた人達から順番に渡していった。
「カッコいいでしょ?電子化された生徒手帳、その名もなんと…電子生徒手帳です!!」
「…そのままのネーミングだな」
「突っ込んで欲しくなかったんだけどなぁ。まぁいいや。電子生徒手帳は学園生活に欠かすことのできない必需品だから、絶対になくさないようにね!!それと、起動時に自分の本名が表示されるから、ちゃんと確認しておいてね。単なる手帳以外の使い道もあるんだから。ちなみに、その電子生徒手帳は完全防水で、水に沈めても壊れない優れもの!耐久性も抜群で、10トンくらいの重さなら平気だよ!詳しい“校則”も書いてあるんで、各自、じっくり読んでおくよーに!何度も言うけど、校則違反は許さないからね!ルールは人を縛りもするけど守りもするんだ。社会でも、法律がないと平和は成立しないでしょ?それと一緒!だから、違反者は厳しく罰する必要があるのです!ではでは、開催式はこれで終了となります!!豊かで陰鬱な職業体験をどうぞ楽しんでください!それじゃあ、まったね〜!」
そして、唖然とする私達を残して、モノクマはホテルの方向に走り去っていった。
反対方向を向いてみると、モニャンが村上さんの遺体の処理に入っていた。よく平気でこんなことが出来るわね…。
私の嫌な予感は、現実に…なってしまったのだ。
- chater00 〜絶望職場体験・スタート〜 ( No.20 )
- 日時: 2013/09/23 23:44
- 名前: ランスロット (ID: 14pOvIO6)
…いつの間にかモニャンと村上さんもいなくなっていて、公園には私達17人が取り残されていた。
沈黙を破ったのは、またしても影浦くんだった。
「村上も、モノクマに突っかからなければ無駄死にせずに済んだものを」
「…そんな言い方ないでしょ?!村上さんはモノクマに必死に立ち向かっていた!!何もしなかったあんたよりは数倍カッコいいわよ!!」
村上さんに対して皮肉交じりの嫌味を言い放ったが、立花さんに言い返されてしまった。
ふてくされてしまったのか、影浦くんはそっぽを向いて黙り込んだ。
「…ねぇ、私たちどうなってるんだろう…」
「さぁ…。展開が急すぎて全然わからないよ…!!」
「……殺し合いなんて……一生暮らすなんて……絶対に嫌だ……!」
「もももももういやぁぁぁぁぁ」
「安西さん、しっかり!」
各々が不安を口にする中で、神崎くんがこう呟いた。
「みんな、とりあえず落ち着こう。慌てたり、焦ったりすればアイツの思う壺だぞ」
「神崎くん、よく落ち着いていられるわね…」
「俺だって本当は嘆きたいよ。もっと早くにモノクマの異変に気づいていれば、村上を助けられたんだ。…神谷がいち早く叫んだようにな」
「…でも、村上さんを救うことは出来なかった。叫ばなかったのと一緒よ」
「だからだ。これ以上犠牲者を増やしちゃダメなんだ。とりあえず、モノクマの話をまとめてみないか?」
「そう…だな」
私達は円になって、モノクマに言われたことをまとめ始めた。
「モノクマがあたし達に突き付けた選択肢は二つ」
「この場所で、『無期限の共同生活』を送るのと、ここから出るために『仲間の誰かを殺す』ことよね」
「誰かを殺すなんて私には無理だよ…!」
「そうだよ。いきなり知らないところに飛ばされて、そこで閉じ込められて、殺し合いしろって…悪夢以外の何ものでもないだろ」
「ふん。そんなだからお前らは甘いんだ」
影浦くんがすべて悟ったように私達に言い放った。
「問題となるのは、そのモノクマの話を本気にして殺人を犯す奴がこの中にいるかもしれない、ということだ。将来の人殺しと一緒にいるようなものなんだよ、俺達は」
…言ってはいけないことを言ってしまった。何も言えなかった。
ただ、押し黙ったまま、互いの顔を見回していた。
視線が誰かのものと交差するたび、うっすらとした敵意を感じる。
私は、モノクマが提示したルールの本当の恐ろしさを知ってしまった。
『誰かを殺した生徒だけがここを出られる…』
その言葉は、私達の心に根深く「恐ろしい考え」を植え付けていた。
『誰かが裏切るかもしれない』
という疑心暗鬼を。
こうして、私の華々しい高校生活は始まった。
でも、「華々しい」なんてのは真っ赤な嘘だ。この学園は、『希望の学園』なんかじゃない。
………ここは、『絶望の学園』。
そして、私達の『絶望の日々』が幕を開けたのであった。
…その後。私はホテルでモニャンとすれ違った。村上さんはどうなったのか、と聞いたところ、「死体安置所」という場所に閉まってあるらしい。冷凍庫のようになっているから体は腐らないそうだ。
村上さんの最期を見届けられなかったのは残念だけど、これ以上被害を増やしてはいけない。そう思ってモニャンから離れようとした、その時だった。
「神谷様」
「…何か言いたいことでも?」
『コロシアイには……くれぐれもお気を付けくださいませ』
私が呼び止める前に、モニャンは歩き去ってしまった。
このモニャンの言葉の真意をしるのは…まだ当分先の話だった。
<死亡者>
「超高校級のリポーター」村上一夜
校則違反のため、モノクマによって全身を針で刺され死亡。
<生き残りメンバー> 残り:17人
「超高校級の知識」神谷春子
「超高校級の幸運」冥雅雪斗
「超高校級の着ぐるみ職人」雨宮くるみ
「超高校級の女形」影浦凍耶
「超高校級のパティシエール」安西桃花
「超高校級のDJ」神崎満月
「超高校級の弓道部」花岸美那子
「超高校級のディーラー」シオン・スカーレット
「超高校級のマジシャン」佐藤かがみ
「超高校級のスキーヤー」東条健悟
「超高校級の映画監督」白戸佳織
「超高校級のダンサー」豊島未来
「超高校級のバイトマスター」立花実貴
「超高校級の科学部」羽柴陸斗
「超高校級の図書委員」長月舞子
「超高校級のハッカー」秦野吟也
「超高校級の美化委員」星野梓沙
chater00 〜絶望職場体験・スタート〜 END
- 緊急開催! 〜モノクマの部屋〜 第2回 ( No.21 )
- 日時: 2013/09/24 23:56
- 名前: ランスロット (ID: UXIe.98c)
モノクマ「オマエラ、こんばんは〜!!モノクマの部屋の時間ですよ〜。今回も素敵なゲストを迎えてトークしちゃおうと思います!!」
モニャン「…モノクマ様」
モノクマ「なんだよ〜不満そうな顔をして。モニャンのくせに生意気だぞ!」
モニャン「村上様を殺しておいて、よくもそんなことが言えますね」
モノクマ「だって、注意したのにあいつが離さないからああいうことになったんだよ?悪いのはあいつじゃ〜ん!!」
モニャン「…今回のゲストに壊されないように、気を付けることですね」
モノクマ「相変わらず感じの悪い奴だなぁ。ではでは気を取り直して、今回のゲストにお越しいただきましょう!超高校級の幸運、冥雅雪斗クンで〜す!」
ガチャ
冥雅「モノクマ…」
モノクマ「いらっしゃい冥雅クン!ささ、ここに座って」
冥雅「座れるもんかよ。村上を酷い目に合わせやがって」
モノクマ「キミもモニャンと同じこと言うの〜?まぁったく分かってないな〜。村上さんは校則違反で処刑されたの!!」
冥雅「そもそも彼女は『モノクマに暴力をふること』が校則違反だとは知らなかったはずだ!それなのに…お前は…。俺をここに呼んだってことは、俺も校則違反を犯したとかそういうのなんだろ?自覚はないけど」
モノクマ「そんなんじゃあありません!ボクは冥雅クンとただ話したいだけだってば」
冥雅「……その言葉、本当なんだな?」
モニャン「では、失礼ながら冥雅様のプロフィールを掲載させていただきます」
【冥雅 雪斗】(メイガ ユキト)
身長:176cm
体重:57kg
胸囲:78cm
性別:男
血液型:O
誕生日:9月6日
好きなもの:ハーブティー
嫌いなもの:日差しの強い日
能力:超高校級の幸運
CVイメージ:代永 翼(テイルズオブエクシリア/ジュード・マティス
カードファイト!! ヴァンガードシリーズ/先導アイチ)
モノクマ「体格の割にはイメージCVが声の高い人なんだね〜」
冥雅「…まぁ、俺は『狛枝から狂気成分を取り除いた幸運』のイメージで作られた。元々は、神谷じゃなくて俺が主人公になる予定だったんだよ。だから、最初も苗木誠や日向創のように、女性の声優さんを当てはめようとした」
モノクマ「でも、男の声優さんだよね?」
冥雅「『神谷春子』という主人公が完成したのと、俺のイメージに合う女性の声優さんが見つからなかった。だから、比較的高い声を出せる声優さんを当てはめた、ってわけさ」
モノクマ「そういえば、作者のどうでもいいメモに書いてあったんだけど、『元々は狛枝枠』だったんだね〜」
冥雅「俺が黒幕(狛枝化)になって神谷を追い詰めるオチ、が当初の最終章だったらしいんだ。でも、『絶望』という組織があまりにも大きくなってしまい、俺よりもキャラの立つ黒幕が完成してしまった。だから、俺は『苗木のような狛枝のような立ち位置のキャラ』として確立されていったんだ。髪が白いのはその名残」
モノクマ「じゃあ、これで最後ね。家族構成を教えてください!…え?ネタバレになる?じゃあ、ヒントだけでも教えてよ」
冥雅「そうだな…。一つ言えるとしたら、『俺は一人っ子じゃない』ってことだけだな」
モノクマ「真実は物語を待て!ってことだね」
モノクマ「はいしゅ〜りょ〜!ネタバレにならない程度にインタビューするのって、ドキドキ難しいよね!ハァ、ハァ」
モニャン「では、冥雅様。後ろを向いてください」
冥雅「え?」
モノクマ「これでモノクマの部屋、第2回を終了しますよ〜。次回をお楽しみにね〜!!」
その後…
神谷「冥雅くん?!…大丈夫?」
冥雅「あれ…神谷、俺何してたんだろう…」
冥雅はモノクマの部屋に呼び出された間の記憶を奪われていた…
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 ( No.22 )
- 日時: 2013/09/25 22:47
- 名前: ランスロット (ID: A7M9EupD)
〜モノクマ劇場〜
やぁやぁ皆さん、こんばんは、モノクマです。
この度はお忙しい中、我らがテーマパーク「モノクマシティ」の完成披露会にご参加いただき、ありがとうございます。
大丈夫です、この街の安全は、我が自慢の社員17名によって証明されております。
心置きなく、絶望的な暮らしを楽しんでください。
…さて、余興はこのくらいにして。
オマエラは「家族」についてどのくらい知ってる?
生まれた時から一緒に住んで来て、今更そんなことを聞くのかって?
だって……家族だって、結局は血の繋がった赤の他人なんだよ。
だから、家族の思い全てがわかるなんてことはないんだ。
「家族の絆」についても一緒さ。
血が繋がっただけの赤の他人。互いの本音も知らないくせに、よくも「ボクたちは絆があるんだ」って言えるよね。
じゃあさ、その絆はどこから来てるのさ?具体的に説明してみてよ。
…ほら、出来ないんでしょ?
結局は、赤の他人なんだよ。
家族なんて、くだらないものなんだよ!!
…おっとすみません、話が弾んでしまいましたね。
ではでは、これからの皆さんを、見守らせていただきますよ。
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 ( No.23 )
- 日時: 2013/09/25 23:17
- 名前: ランスロット (ID: A7M9EupD)
『希望ヶ峰学園職業体験実行委員会がお知らせします。オマエラ、おはようございます。朝です。朝ですよー!今日もはりきっていきましょー!』
…耳障りな声と共に私は目を覚ました。
つい先日、その声の主に『ここで一生暮らす』ことを強要された。
『ここから出たいなら誰かを殺せ』とも言われた。
…そして、私達の大切な仲間が、殺されてしまった。
今も脳裏に焼き付いている。村上さんの、針が刺さった瞬間の、あの、絶望的な顔。
助けられなかった自分を私は悔いた。
その思いに浸っていたのか、私は自分の部屋のドアからノック音が聞こえているのに気づいていなかった。
「神谷ー、起きてるー?」
あの高い声の主は恐らく冥雅くんだろう。
私はドアを開き、改めて彼だということを確認した。
「おはよう、冥雅くん」
「おはよう。モニャンが、朝食出来たからみんなを集めて来いって。一緒に行こうよ」
「ええ。分かったわ」
冥雅くんに言われるまま、私は食堂へと向かった。
途中、彼にも昨日のことを聞いてみたが、私と同じ考えだったようだ。
「おっはよ〜はるちゃん!」
佐藤さんの明るい声がこだました。辺りを見回してみると、他のみんなもすでに集まっていた。
…昨日のこと、みんなは大丈夫なのかしら。
「お食事が覚める前に、お召し上がりください」
「うっひょ、うまそ〜な朝飯じゃねーか!」
「ちょっと待ってよ…モニャンの料理なんだよ…?毒が入ってるかも…」
白戸さんが恐る恐る口に出す。
それを聞き、モニャンははぁ、という表情で白戸さんを見た。
「大丈夫です。毒は入っておりませんから」
「…本当に?」
「モノクマ様から、『食事に毒なんか入れたら承知しないからね!オマエが神谷さん達を殺しても面白くないんだから』と仰せられまして。それに、私は皆様のお世話をするのです。料理に毒など入れて、どうするのでございますか?」
「でも君はモノクマの仲間なんだよね?」
「…ご想像にお任せいたします」
「そんなことはどうでもいいから早く食っちまおうぜ!せっかくの料理が台無しだ!」
東条くんが早く、早くと急かしている。こんな状態なのに元気でいられるって、逆に凄いことだと思った。
「いただきます」と私は呟き、朝食を食べ始めた。…あれ、本当に美味しい。
「おいし〜い!流石執事ね!」
「ありがとうございます」
「でも、そんな手足でよく調理が出来るわね〜。うらやましい」
「仕込まれてますから」
仕込まれている、という言葉に雨宮さんが反応し、モニャンにずんずんと迫っている。モニャンは微笑みを浮かべ「冗談です」と返した。
朝食を食べ終わり、部屋へ戻ろうとしたが、花岸さんに呼び止められた。
「皆さん、ちょっと待ってください。私に提案があります」
「どうしたの?花岸さん」
「モニャンさん、明日からもこのように朝食をご用意いただけるのですか?」
花岸さんはモニャンの方を向き訪ねた。
「ええ。しかし、皆様が『バラバラに食べたい』と仰るのであれば、それぞれの時間帯に合わせ食事をご用意いたします」
「マジで?!サービスいいじゃん」
「そこで、です。明日から、このように朝食会を開こうと思うのです」
「朝食会?」
「はい。皆さんの安否、この生活で気付いたことなどを朝食会で話し合うのです。モノクマに殺し合いを強要されてしまった今、わたくし達が出来るのは情報の共有、そして絆を高めあうことなのです」
花岸さんはそんなことを考えていたのね…。
最初は不安そうな面持ちをしていたみんなだったが、彼女の言葉に勇気を貰ったのか、明るい表情を出し始めた。
…ただ、一人を除いては。
「…下らんな。俺は人殺しとなる奴とは一緒にいれない」
「ちょっと!まだそんなことを言ってるの?!」
「…安西さん。そうですか。まぁ、強要は致しませんが」
「ふん」
そう言って、影浦くんは自室へ戻ってしまった。
安西さんはまだ納得出来ないようで、「何よ、あの態度!」と悪態をついていた。
「じゃあ、影浦を除いた16人が朝食会の参加者だな」
「…後で影浦くんにもう一度誘ってみるよ。無理だと思うけど…」
「あ、そん時は俺も一緒な!白戸ちゃん♪」
「では、明日からここで朝食会を開きましょう。時間は7:00から。よろしいですね?」
「「はーい!」」
佐藤さんと雨宮さんが元気よく返事をした。
…花岸さんのお陰で、みんなが一つになった。私はそう感じていた。
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