二次創作小説(新・総合)

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クロスでカオスな日常ものがたりっ!
日時: 2020/07/25 12:36
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

※この小説シリーズは『日常系クロスオーバー小説』をメインとした物語です

※クロスオーバー二次創作なので様々な作品を取り扱います

※更に「性格入れ替え」キャラの登場によるキャラ崩壊、純粋に手がけた結果のキャラ崩壊もございます(場合によっては所謂『ギャグカオス大好物組、純粋組』などのラベリング、裸族も出てくる可能性があります)

※主にキャラクターの関係性の捏造も含まれます。苦手な方は本当にご注意ください

※天悪(作者)も出てきます

※設定がガバになる可能性もございます

※更新頻度はかなり不安定です。かなり速かったり遅かったりします

※感想やキャラの貸し出し申請などは小説更新以降はいつでも受け付けますが作者やキャラ、他の作者さんなどの誹謗中傷コメは一切受け付けられません

これらの注意点がありますのでこの項目の時点で、又は小説を見てどこか引く所があればすぐさまブラウザバックをお願いします…本当に特殊ですので…


取り扱い作品:ダンガンロンパシリーズ/忍たま乱太郎/ハイキュー!!/しずくちゃん/ポケモンシリーズ/ぷよぷよシリーズ/おしりたんてい/ダンベル何キロ持てる?/カードキャプターさくら/うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。/しろくまカフェ/鬼灯の冷徹/イナズマイレブン/まちカドまぞく/pop'n music(随時増える可能性あり)

※2020年3月13日頃デビュー

Re: 天悪サイドクロスカプss集 ( No.174 )
日時: 2020/06/27 18:53
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

※今回は前回告知した通り、「クロスカプss」となっております。今回からクロスカプやクロスコンビなどのクロス関係性が顕著になるので、苦手な方はブラウザバックお願いします!






入間(表)とキーボ(裏)による奇跡クッキー事件から1時間後。ブラウン(表)とラグナス(表)としんベヱ(表)は遊ぶ場所にプリンプタウン(表)を選び、日向ぼっこをしていた。さすがにあの事件の後に体を大きく動かすとキツそうなので、日向ぼっこに留めておいたのだ。

しんベヱ(表)「さっきはすごかったね〜……まさか入れ替わりが起きちゃうなんて〜」

ラグナス(表)「ああ、びっくりした!みんな元にもどってよかったぞ……」

ブラウン(表)「ほんとだね!もうあんなことごめんだよ…………………」

ラグナス(表)「ん?どうしたんだ、ブラウン(表)?」

しんベヱ(表)「なんか考え込んでるみたいだよ?」

ブラウン(表)「いやぁ……その………」

しかし、ブラウン(表)は仮にも名探偵の助手を務めている。その名探偵であるおしりたんてい(表)にいつもついてきていた中で、成長の兆しとして、少しの違和感を感じ取り、それについて考えるようになったのだ。ブラウン(表)は先程の出来事の中で、とある事が気がかりだった。その出来事は……

ブラウン(表)「ラグナス(表)、最近ソニアさん(表)のこと、"呼び捨てにしてない"?さっきもソニアさん(表)には『お姉さん』って付けなかったよね?」

ラグナス(表)「え」

………ラグナス(表)は大人の姿の時は、子どもの人格となっている。それ故、自身の事を17歳だと思う自覚はあっても、呪いが悪化する以前から交流を深めていたアルルやシェゾやルルー以外の年上……11歳以上はどうしても年上として認識し、それなりの呼び方をしている。しかし、ブラウン(表)の言う通り、この頃、ソニア(表)には……

しんベヱ(表)「あ、本当だ!ソニアさん(表)の事も呼び捨てにしてるよね!いつの間に呼び方変えたの?なんで……」

ラグナス(表)「え、えーーーと……それ、は………/////」カアアアアアア

ブラウン(表)「……え、ラグナス(表)?」

しんベヱ(表)も何故ソニア(表)を呼び捨てにしているのか尋ねるも……ラグナス(表)は何故か、顔中を真っ赤にしてしまっていた。

ラグナス(表)「あの、えっと、だ、だって……///////////////」

ブラウン(表)「ええ、なんですっごくモジモジしてるの…?もしかして、このタイミングでトイレ行きたくなっちゃったの??」

しんベヱ(表)「違うよブラウン(表)!これはもしかして……」

顔を赤くしているだけでなく、ソワソワとしていて、言葉もすっごくどもっている。これだと本人から話を聞くのは至難の業だ。これってまるで……







シェゾ(表)「そいつとソニア(表)は付き合ってんだよ。つい二週間か前から」

ブラウン(表)「えぇっ!?しぇ、シェゾさん(表)!?それってどういう……」

ラグナス(表)「あぁっ!!もう!!なんで言っちゃうんだよ!!今から二人にも言おうとしてたんだぞ!!」

シェゾ(表)「いや、照れてばかりで言おうとする気配が全然なかったし。お前、いくらなんでも照れすぎじゃねぇか?その様子じゃあサタン(表)にすら言えてないんだろ?」

ラグナス(表)「言えて、ない……けど………って!なんでシェゾ(表)にも言えてないのに知ってるんだよ!?」

シェゾ(表)「そりゃヘタレのお前と違って、彼女のソニア(表)は周囲にグイグイとカミングアウトしてるからな!」

ラグナス(表)「だ、だれがヘタレだー!!」

通りかかったシェゾ(表)により発覚した、衝撃のスクープ!あまりに意外な二人が、あまりに特大の仲になっていたとは思わなかったブラウン(表)はかなり動揺しているが……

しんベヱ(表)「そっか!だから特別な呼び方になってたんだね!おめでとうラグナス(表)!」

ラグナス(表)「え、えへへ……ありがとう!」

ブラウン(表)「しんベヱ(表)!?なんでそれほど動揺してないの!?おめでたい事だけど、かなり大きな話なんだよ!??」

しんベヱ(表)「だってぼくにもガールフレンドのおシゲちゃん(表)がいるし!」

ブラウン(表)「そうだった……」

恋愛慣れしてないのはぼくだけか、と打ちひしがれるブラウン(表)であったが、だとすると聞きたいことがたくさんある事に気づいた。

シェゾ(表)「あ、ラグナス(表)とソニア(表)の馴れ初めとか、和一(表)と眼蛇夢(表)はどうなっただとか気になんのか?なら、本人達を呼ぶ他無いな」ピポパ

ブラウン(表)「ん?誰に電話かけてるんですか?」

シェゾ(表)「ルルー(表)にだよ!あ、もしもし?そっちにソニア(表)いるか?ちょっとソニア(表)連れてふれあい広場まで来いよ。急用があるんだ。じゃな!」デコピンッ

ラグナス(表)「みぎゃーーーーー!????」シュルルルル

しんベヱ(表)「ああ、シェゾさん(表)……💦」

ちなみに、ラグナス(表)の呪いは天悪サイドではデコピンをすれば子どもの姿に、レッドブルを飲めば大人の姿になる事になっている。デコピンをされてデコを抑える子どもの姿、大人の自我のラグナス(表)だが、こっちのラグナス(表)は子どもの自我の時の記憶もあるため、事態をすぐに受け入れ……いや、把握したようだ。

ラグナス(表)「シェゾ(表)お前えええ……!私を呼び寄せたのは、ソニア(表)とのろけさせるためか!?いくらブラウン(表)やしんベヱ(表)に説明するためとはいえ、は、恥ずかしすぎるだろ/////!!」

シェゾ(表)「何言ってんだ!ソニア(表)はきっとノリノリで話してくれると思うぜ?お前もせっかくソニア(表)と恋仲になれたんだから、少しは胸を張れ」

しんベヱ(表)「そうですよ〜!ぼくたちも今日初めてお二人が付き合ってることを知ったんですし、お話聞かせてください〜!」

ブラウン(表)「ぼくにもお願いします!どんな恋愛してたのか、気になります!」

なお、しんベヱ(表)もブラウン(表)も子どもの姿のラグナス(表)は年上だと認識しているので、敬語を使う。ここの住民はだいたいが切り替えが早いのだ……と、そうこうしている内に、ルルー(表)とソニア(表)が駆けつけてくれたようだ。

ルルー(表)「シェゾ(表)ってば、急用っていったい何よ………ああ、そういうこと」

ソニア(表)「ラグナスさん(表)も、しんベヱさん(表)やブラウンさん(表)、シェゾさん(表)にもわたくし達との仲を話して下さったのですか!?」

シェゾ(表)「いや、このヘタレ聞かれても顔を赤くしまくるだけで自分から話せそうになかったから、偶然お前らの仲を知ってた俺が強引にな」

ラグナス(表)「くっ………ぐうの音も出ない………」

ソニア(表)「あらら、そうなのですか?でしたら、とっても照れたラグナスさん(表)のお顔、眺めていたかったですわね…」(´・ω・`)

ラグナス(表)「いや、キミに関してはいつも見てるようなものだろう!?」

ルルー(表)「あー……あんた達、本当に恋仲なのね。私もいずれサタン様(表)と……」

主に恋仲とされているラグナス(表)とソニア(表)が、本当にピンクな雰囲気を醸し出している事で、ブラウン(表)もますます二人や周囲の間に何があったのか、気になってきたようだ。さっきからずっとソワソワしている。しかし、しんベヱ(表)はおっとりとした姿勢を変えてないが。





続く 感想まだ

Re: 天悪サイドクロスカプss集 ( No.175 )
日時: 2020/06/27 18:55
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

ソニア(表)「それで、わたくし達のノロケ話といっても、まずどこから話しましょうか……」

ルルー(表)「それも大事だけど、まずあんたの事を慕ってた和一(表)や、てっきりそっちと付き合ってるかと思った眼蛇夢(表)はどうしたのか聞きたいんだけど?」

シェゾ(表)「まぁ、時系列的には妥当な話題だな」

ブラウン(表)「あっ!そうですよ!ぼく、てっきりソニアさん(表)は眼蛇夢さん(表)の事が……って、それどういうことですか!?」

ソニア(表)「ああ、この世界……天悪さんがわたくし達の世界を繋いで下さって間もない時に、左右田さん(表)や眼蛇夢さん(表)が、わたくしに告白して下さったのです。わたくしの事が好きだと」

しんベヱ(表)「ええーーーー!???どっちももう告白されてたんですかーーーーー!????」

ラグナス(表)「うう、やはりそうか……二人共、ソニア(表)と元から接していたんだし、どっちもソニア(表)を愛してたのは知ってたからな……でも、その時は、い、いったい、なんと……」

ソニア(表)「わたくしは……お二人の思いに応える事は、できませんでした。左右田さん(表)の事は、どうしても友人としか思えませんし、眼蛇夢さん(表)も、男性としてとても頼もしいお方だと思っているのですが、恋慕しているかどうかと言われると、そうとは言えないのです……」

ルルー(表)「なるほど……初回の時点で既に二人は失恋していたのね」

しんベヱ(表)「でも、お二人とも、ソニアさん(表)にアタックしていたように見えましたけど〜」

ソニア(表)「いえ、左右田さん(表)はともかくとして、眼蛇夢さん(表)は違いますよ!わたくしが眼蛇夢さん(表)をフッてしまって数日後に、わたくしの強敵ともとして接してくれるようになったんです!」

シェゾ(表)「補足すると、和一(表)はソニア(表)に本当にフラれてから、一週間病んで引きこもってたな。今は落ち着いたが」

ブラウン(表)「ああ……それはそうでしょうね………」

ラグナス(表)「和一(表)もソニア(表)の事を真剣に愛してたんだからな……」

ソニア(表)とシェゾ(表)の口から語られる、ラグナス(表)とソニア(表)が付き合うずっと前に起きていた、二人の男子の失恋話。左右田(表)も眼蛇夢(表)も、ソニア(表)の事を心から愛していた。二人は二人なりにソニア(表)を尊重し、傍にいたが、その恋にソニア(表)は応えられなかった。ソニア(表)は当時の事を思い出し、少し表情に憂いの陰りを見せる。それを見たラグナス(表)も、様々な者の事を思った陰りの表情を見せた。

しんベヱ(表)「でも、左右田さん(表)も今は立ち直ってて、今でもソニアさん(表)にアタックし続けてるって凄いですよね……」

シェゾ(表)「ああ。アイツもラグナス(表)とソニア(表)が付き合っているのは知っているはずだが。そう簡単に諦められないんだろうな」

ソニア(表)「さすがに左右田さん(表)とお付き合いはできませんよ💦」

左右田(表)……失恋しても同じ相手、しかももう恋人がいる相手にアタックしてるけれど……可哀左右田……




ブラウン(表)「ソニアさん(表)は元々恋してなかったんですね……でも、そんな中でどうしてラグナスさん(表)に恋したんですか?二人の馴れ初めが知りたいです!」

しんベヱ(表)「そうですよぉ!どうやって二人は仲良くなって、付き合うようになったんですかぁ!?」

ソニア(表)「あっ!そうでした、今回はわたくしとラグナスさん(表)のバカップルらしさのアピールの時間でしたね!まず馴れ初めですか……あの時の事ですね。あれはわたくしがとある服に苦戦していた時でした……」

━━━━━━━━━━━━━━━

その当時のわたくしは、日本の漢字Tシャツにどハマりしておりまして、自分でもオサレに着こなしてみたいと、張り切っていたのです。ですが……

ソニア(表)「うーん……💦残念ですが、わたくしでは着こなせなさそうですわね……悔しいです!!」

わたくしの体型では、上手く漢字Tシャツの素晴らしさを引き出す事ができず、泣く泣く誰かに譲る事に決めたのです……この漢字Tシャツは、もっと然るべき方に渡るべきと……そうして、世界中をさまよっていたら……

ラグナス(表)「俺の描く絵、そんなに下手か……?おっ!?そ、ソニア(表)!その見るからにカッコイイ服はいったい…!」

シェゾ(表)「は?何言ってんだお前??」

ラグナスさん(表)が……あ、当時は子どもの姿のラグナスさん(表)でした!わたくしの持っていた漢字Tシャツをベタ褒めして下さって……とても興味を持って下さったようで、わたくしも漢字Tシャツをラグナスさん(表)に授けてみたのです。すると……

ソニア(表)「素晴らしい……パーペキな着こなしですわ!!漢字Tシャツの魅力が全面に溢れているだけでなく、本人の魅力も伝わってくる……!これはあなたに授けます!よきにはからってくださいね!」

シェゾ(表)「いや、だせぇだろ」

ラグナス(表)「え!?これを私にくれるというのか!?ありがとう!!大事にするよ!!」

━━━━━━━━━━━━━━━

ソニア(表)「これがわたくしとラグナスさん(表)との初めての幸せな思い出となりました」

シェゾ(表)「意味わかんねぇだろ?」

ルルー(表)「まぁ、この部分だけ聞くと、本人達のセンスが壊滅的なのは伝わってくるけどね」

ラグナス(表)「私もソニア(表)もおかしくないぞ!!まったく、何故みんな漢字Tシャツの魅力をわかってくれないというのだ…!」

ブラウン(表)「まぁまぁ…💦それで、それをきっかけに仲良くなっていったんですか?」

ソニア(表)「はい!あれからラグナスさん(表)も、漢字Tシャツから日本の文化について興味を持ってくださったようで、そうしてわたくしとラグナスさん(表)とで日本研究同好会を立ち上げるまでになって……」

ラグナス(表)「今は私の部屋に無数の日本の家具や物、漢字Tシャツや着物があるからなぁ。私服はそれで過ごしてるぞ」

しんベヱ(表)「へ〜……今度、ラグナスさん(表)の家に遊びに行きたいですね!気になります!」

ラグナス(表)「もちろんいいぞ!その時はとっておきの日本料理を用意してくるからな!」

しんベヱ(表)「えっ!?ラグナスさん(表)、料理できるんですか!?」ジュルル

ラグナス(表)「ああ!ソニア(表)から教わったぞ!日本の料理にも興味を持ってたら、ソニア(表)が親身になって指導してくれたんだ」

ブラウン(表)「そっか!ソニアさん(表)、お料理もできるんですね!」

ソニア(表)「ラグナスさん(表)の飲み込みの良さも素晴らしいものですよ!ラグナスさん(表)、最初は調理器具の使い方もおぼつかなかったのですが、今では刺身も美しく美味しく捌けるように……」

ルルー(表)「えっ!?あんた、そこまで料理の腕を上げてたの!?私でも今も☆3以上の料理が上手くできないのよ!?」

ラグナス(表)「私も驚いてるよ💦肉を直接コンロで炙ろうとしていた私が、そこまで料理上手になれるとは……」

シェゾ(表)「……マジでソニア(表)と付き合って正解だったなお前」

ラグナス(表)「いや、その為にソニア(表)と付き合っている訳じゃないぞ!?」




まだまだ続くので感想まだ

Re: 天悪サイドクロスカプss集 ( No.176 )
日時: 2020/06/27 18:57
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

シェゾ(表)「けど、それだけで恋愛に発展するもんでもないだろ?何か恋に落ちるきっかけってもんがあるだろうがよ」

ソニア(表)「そうですわね!皆さんにも伝えたい、大事なところをお話しなければ!……ラグナスさん(表)、お願いできますか?」

ラグナス(表)「えぇっ!?わ、わ、私が言うのか!?」

ブラウン(表)「ラグナスさん(表)!是非とも教えてください!!」(´。✪ω✪。 ` )

しんベヱ(表)「ぼくも!!ラグナスさん(表)からのお話も聞きたいです!!」(´。✪ω✪。 ` )

ラグナス(表)「うっ!……仕方ないな…は、恥ずかしいけど、私が話そう……ソニア(表)と日本研究同好会として活動し続けていたある日の事だった。ソニア(表)がその日、いつもと違って落ち込んでいた顔をしていたのは」

━━━━━━━━━━━━━━━

私が心配して、ソニア(表)に何かあったのか尋ねた時、ソニア(表)は寂しそうにこう言ったんだ。

ソニア(表)「わたくしは……やはり普通の女の子として、過ごすことはできないのでしょうか」

……ソニア(表)は超高校級の王女で、いずれは祖国であるノヴォセリック王国の王女として、女王として生きなければならないことは私もソニア(表)から教えてもらった……だから、せめて日本や他世界にいる間は普通の少女として過ごしたいと、ソニア(表)は言っていた……話を聞くに、和一(表)や一部の者が、自分を王女として扱ってくる為、自分が王女である現実が離れてはくれない、といった悩みだった……

ソニア(表)「左右田さん(表)達も、悪意があってそうしている訳では無いとはわかっているのです。好意を持って接して下さるのは幸せな事です。けれど……特別扱いされる度に、わたくしは普通に生きられすらできないのかと、苦しくなるのです……わたくしには、一般市民として生きる権利など、ないのですかね……申し訳ございません、愚痴みたいな話をしてしまって……」

ラグナス(表)「………何言ってるんだ、一般市民として有るのに、権利も何も必要ない!生まれついた時からの使命は人によって与えられるものだ!私だって、勇者として世界を救う使命があるしな。けど、その使命や物事にどう接するか、どう思いどう行動するかは自分の意思次第だ!自分が決めた事に、権利も資格も必要ない!だから、ソニア(表)は今は、普通の少女として胸を張っていいんだぞ!」

私が必死にそう告げると、ソニア(表)は驚いた表情の後、そこからいつもの、少しだけより可愛らしくはにかんで笑った。

ソニア(表)「ありがとう、ございます。そうでしたわね、日本で皆さんとズッ友になると、わたくしが決めた事でしたものね!例え皆がわたくしを普通の少女とは見れなくとも、わたくしは皆さんの事が大好きなのですから!」

━━━━━━━━━━━━━━━

ソニア(表)「そこからでしたわね…ラグナスさん(表)が、わたくしの事を理解し、安心できるように接してくれているとわかって、心が温まっていったのは……」うふふ

ラグナス(表)「………自分でこれ言うと、恥ずかしいんだけれど」(/// ^///)

ルルー(表)「いやぁ、ヘタレにしてはかなり頑張ってるんじゃない?」

ブラウン(表)「そこからソニアさん(表)はラグナスさん(表)の事を好きになっていったんですねー!……それで、ラグナスさん(表)の方は?」

ラグナス(表)「えっ!?……ソニア(表)、これは……」

ソニア(表)「お願いしてもいいですか?」( ◜௰◝ )b

ラグナス(表)「えー!?(⸝⸝›_‹⸝⸝)‬」

シェゾ(表)「ほら、自分のことなんだから、遠慮なく言えって!」

━━━━━━━━━━━━━━━

これはソニア(表)の悩みの相談に乗ったところの続きなんだけど、私も……ソニア(表)に悩みを零したんだ。私にかけられた呪いで、私の人格が2つに分離して、こんな状態になって……みんなは私の事も、子どもの自我の私の事も大事にしてくれて嬉しいのだが、この先、もし呪いがより悪化して、私が私じゃなくなってしまったら………そう考えると、身が、竦むんだ。そうソニア(表)に話したら……ソニア(表)は私の手を取り言ったんだ。

ソニア(表)「そうなのですか……ラグナスさん(表)は、ずっと一人でその事について、思い悩んでいたのですね……早くに気づけず、申し訳ありません」

ラグナス(表)「い、いや!ソニア(表)が謝ることなんて……」

ソニア(表)「ですが、だいじょうVです!今目の前でわたくしとお話しているあなたも、子どもの自我のあなたも、これからのあなたも、『ラグナス・ビシャシ(表)』さんです!呪いがより悪化しても、この先解けたとしても、わたくしはあなたの事を、ラグナスさん(表)だと思っていますから!約束します。どんなラグナスさん(表)も、ラグナスさん(表)として接して、傍にいると。そうでしたら、きっともう怖くないはずです!勇気りんりん、元気ハツラツですわ!ねっ!ラグナスさん(表)!」

ソニア(表)が太陽のように微笑んで言った言葉……私は心のどこかで、一人で怖くて泣いていたんだ。そんな私を、ソニア(表)は言葉で抱きしめてくれた……その時から、ソニア(表)と共にいると、心身共に、勇気が湧いてきて、それと共にどこかよそよそしく感じるように思えて、そうでなく距離がぐっと縮まったような感覚になって……

━━━━━━━━━━━━━━━

ラグナス(表)「……………穴があったら入りたい」(///_///)

自分たちがお互いを好きになったきっかけを二人分話したラグナス(表)は、最早全身が真っ赤になっていた。恋愛に関してはかなーりヘタレなのは間違いないようだ…

ソニア(表)「まぁまぁ!冗談はよしこちゃんですわ!わたくし達のノロケ話で話すべき事は、もう一つあるではありませんか!」

しんベヱ(表)「えっ!もう一つ……という事は!もしかして!」

ルルー(表)「あんた達が付き合う事になった出来事についてね。率直に聞くけど、告白して付き合う事になったの?」

ソニア(表)「モチのロンですわ!……実は、ラグナスさん(表)が遊園地に誘って下さったのです!遊園地のチケットは自腹で払って下さっていたようで、申し訳ない気持ちもありましたが、とっても嬉しくて、ぶっとびー!な気分になってしまいましたわ!」

ラグナス(表)「………ソニア(表)、これについてはソニア(表)が言ってくれ。また私が言うことになるなら、私の身がぶっとびー!してしまいそうだ」

ソニア(表)「ふむ……そうですわね……では!どちらが話すか、いんじゃんで決めましょうか!」

シェゾ(表)「なんで関西圏のじゃんけんなんだよ……」

ラグナス(表)「わ、わかった!」

そうして、いんじゃんの結果は………ソニア(表)の勝ちとなった。つまり、話すのはラグナス(表)という事になるが………

ラグナス(表)「(草むらの中に上半身を埋めている)」

ルルー(表)「ほらもう!しっかりなさいよ!自分の事でしょう!」

ブラウン(表)「ああ…やっぱりすごく恥ずかしいものなんだ💦」

しんベヱ(表)「ラグナスさん(表)、話すのはまた後日にします?」

ラグナス(表)「い!いや……ここで、話す!ここで逃げるのは、勇者として、男として恥ずべき事だから!………それはそれとして恥ずかしいんだが!!」

ソニア(表)「( *^艸^)」

ラグナス(表)の赤面はまだ取れず……というより、もしかしたらこの話を終えた瞬間にぶっ倒れてもおかしくないが、ラグナス(表)が告白の話について話し出した…!





次でラスト!

Re: 天悪サイドクロスカプss集 ( No.177 )
日時: 2020/06/27 18:59
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

━━━━━━━━━━━━━━━

私は、その日ソニア(表)と共に遊園地へ行くことにした。その理由は……告白、したかったからだ。もちろん、自分のこの恋情の気持ちを伝えるための……ソニア(表)は快くOKしてくれて、私についてきてくれた。コーヒーカップでグルグルと回ったし、ジェットコースターにも難なく乗れた……そんな中で、告白するに相応しいタイミングを伺っていた。ソニア(表)と手を繋ぐ事を考えただけでも赤くなってしまう私の事だ。ただ遊んだだけで終わりになってしまうかもしれない。だから……なるべく早く告白したかった。そして……ふれあい動物園で勇気を振り絞って……

ラグナス(表)・ソニア(表)「あのっ!!」

………何故か、ソニア(表)と声をかけるタイミングが被ってしまったが、なぜだか考える余裕は私にはなかった。今はとにかく、思いを伝えて、ソニア(表)からの返事が聞きたかった。だからこそ……

ラグナス(表)「……つ、つ………月が、綺麗、だな」





ラグナス(表)(何を言ってるんだ俺はーーーー!????ソニア(表)の髪が、月のように美しいからって、いくらなんでも昼に言うことじゃないだろ!?月の影も形も見えてないだろうがーーーーー!!!!!)

一回目はこんな感じで告白できなかったが、もう一度告白のチャンスに漕ぎ着けることができた!今度は観覧車に乗る前の行列に並んでいた時。さすがに人が多いものだが、なりふり構っていられない。今度こそは………

ラグナス(表)「キミの味噌汁を、ま、毎朝飲みたい…!」






ラグナス(表)(食いしん坊か俺はーーーー!????いくら日本料理の事が浮かんできたとはいえ、今ソニア(表)に向かって言うことじゃ……ああ、周りの客がすげぇ笑ってる……なんか俺の事を子ども扱いしながら笑ってるぅ……!見た目は子どもだが、本気で告白したいのに……!)

二回目も散々な結果で終わってしまった……もう一度告白するには、もう、観覧車の中しかない……!そう決意し、もう夜空となっている風景をソニア(表)と共に眺めながら、ソニア(表)を呼び、真剣に向き合う………

ラグナス(表)「あ、あの、ソニア(表)………わ、私と…………」










ラグナス(表)・ソニア(表)「私(わたくし)と付き合ってくれないか(ください)!!」







ラグナス(表)「えっ?」

ソニア(表)「ああ、良かった!ようやく、あなたに告白する事ができましたわ!しかも、パーペキなシチュエーションで成し遂げる事ができました!」

ラグナス(表)「えっ、えっ!?それって……これって!!OKということか!?というより、そ、ソニア(表)も、俺に……?」

ソニア(表)「はい!ラグナスさん(表)に誘われた時から、告白するならここしかない!と思いまして!わたくしもタイミングを伺っていたのですが……ラグナスさん(表)がちょくちょくプロポーズして下さったので、ラグナスさん(表)のお気持ちがわかって嬉しかったのです!あれらの言葉は、どちらも日本でのプロポーズの言葉なのですよ!」

ラグナス(表)(も、もしかして、間違えて言った言葉両方共か?ぜ、全然知らなかった……でも、それで気持ち、伝わってたんだな……)

ラグナス(表)「………私は、キミが王女であっても、普通の少女だとしても、キミの事を愛している」

ソニア(表)「わたくしもです!子どものラグナスさん(表)も、大人のラグナスさん(表)の事も、愛すると誓います!」

━━━━━━━━━━━━━━━

ラグナス(表)「し ぬ」(///_///)

ソニア(表)「ああ……!今改めて聞いてもモーレツに感動してしまいますわ!」(///ω///)

シェゾ(表)「どっちも赤面してんじゃねぇか…まぁ、俺のせいか」

ブラウン(表)「ほああああああああ……!とてもロマンチックですし、二人とも息がピッタリじゃないですか!」

しんベヱ(表)「うんうん!二人とも、本当にお似合いです!ぼくたち、これから応援してていいですか!?」

ソニア(表)「ええ!とても嬉しいですわね、わたくし達の事を祝福して下さるなんて……感謝カンゲキちとせ飴ですわ!……あ、実は、その次の日に、大人の姿のラグナスさん(表)からも、遊園地のお誘いを貰ったのです。それから……ほぼ同じ告白をして下さりましたわ」

ルルー(表)「えぇっ!?嘘でしょう!?まさかの二週目行ったの!?」

ソニア(表)「ええ!ですが、愛の力はナントヤラですね!その時もわたくしはドキがムネムネしっぱなしで……それにですね、『ソニアお姉さん(表)のこと、ソニア(表)って呼んでいい?』って言ってくださったのですよ!!もちろんOK牧場しましたわ!!」

ブラウン(表)「ああ!そこから呼び捨てになってたんだ!」

しんベヱ(表)「どちらのラグナスさん(表)も、ソニアさん(表)の事が好きだし、ソニアさん(表)もどっちのラグナスさん(表)の事が好きなんだ……ほぇぇ、こういう恋愛もあるんだなぁ……」

ラグナス(表)とソニア(表)の付き合ったエピソードを聞き、ソニア(表)と共に興奮しだすブラウン(表)にしんベヱ(表)。しかし……

ラグナス(表)「」プシュー

シェゾ(表)「おい、ラグナス(表)がこのまま気絶してんぞ」

ルルー(表)「本当ね、これが生のキュン死なのね」

ソニア(表)「あぁっ!?ラグナスさーーーーん(表)!??ドキがムネムネしすぎたのですかーーーーー!???」

ブラウン(表)「うわーーーー!!!しまった、本人のこと考えるの忘れてたーーーー!!!!」

しんベヱ(表)「ラグナスさん(表)、しっかりーーーーー!!!!」

一気に自分たちの恋愛エピソードを語ったことでキャパオーバーしたのか、ラグナス(表)がキュン死してしまった!←
ひとまず休ませてやろうと、シェゾ(表)達はラグナス(表)を家のベッドまで寝かしつけたのだった……






はい!今回のクロスカプは、ラグソニ(ラグナス(表)×ソニア(表))でした!………一部層に喧嘩売りかねないカプでごめんなさい!!!多分今日が天悪の命日です!!!ですが、光のクロスカプとして描けたと思います。今後もよろしくお願いいたします!

さて、次回も同じく「クロスカプss」を書こうと思いますが、ラグソニとは違います。そうです、また新たなクロスカプです!どんなクロスカプなのか…楽しみに待っていてください!← それでは!

Re: クロスでカオスな日常ものがたりっ! ( No.178 )
日時: 2020/06/27 19:15
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: SsVmP61.)

どうも、柊です!!!!

柊「良 き か な(昇天)」
加州「主しっかりして」
ソニア「まあ! そちらの私はラグナスさんとお付き合いされていたのですね!
とてもお似合いですわ!」
柊「マジ…好きぴ…」
加州「主の語彙力ががっつり死んでる」
柊「告白のシチュエーションとか…神がかってる…拝むしかねえ…てえてえ…」
加州「しっかりして。それにしてもラグナス(表)は精神大人の方はヘタレなんだね…まあそういうのもいいんじゃない?」

次回も楽しみにしております!!(墓の中から)
それでは、短めですが失礼します!


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