二次創作小説(新・総合)
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- クロスでカオスな日常ものがたりっ!
- 日時: 2020/07/25 12:36
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
※この小説シリーズは『日常系クロスオーバー小説』をメインとした物語です
※クロスオーバー二次創作なので様々な作品を取り扱います
※更に「性格入れ替え」キャラの登場によるキャラ崩壊、純粋に手がけた結果のキャラ崩壊もございます(場合によっては所謂『ギャグカオス大好物組、純粋組』などのラベリング、裸族も出てくる可能性があります)
※主にキャラクターの関係性の捏造も含まれます。苦手な方は本当にご注意ください
※天悪(作者)も出てきます
※設定がガバになる可能性もございます
※更新頻度はかなり不安定です。かなり速かったり遅かったりします
※感想やキャラの貸し出し申請などは小説更新以降はいつでも受け付けますが作者やキャラ、他の作者さんなどの誹謗中傷コメは一切受け付けられません
これらの注意点がありますのでこの項目の時点で、又は小説を見てどこか引く所があればすぐさまブラウザバックをお願いします…本当に特殊ですので…
取り扱い作品:ダンガンロンパシリーズ/忍たま乱太郎/ハイキュー!!/しずくちゃん/ポケモンシリーズ/ぷよぷよシリーズ/おしりたんてい/ダンベル何キロ持てる?/カードキャプターさくら/うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。/しろくまカフェ/鬼灯の冷徹/イナズマイレブン/まちカドまぞく/pop'n music(随時増える可能性あり)
※2020年3月13日頃デビュー
- Re: ロンパパロとは到底言えないロンパパロ ( No.209 )
- 日時: 2020/08/02 22:48
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
Chapter1 「この狂わしい世界にギミックを!」
私達も作者の下らん遊びに付き合っている暇はないので、宙猫劇髪学園とやらの探索を手分けして行っていたものの……一日かけても脱出できそうな出口は見つからず、仕方なく全員この学園で衣食住を共にすることとなった。……作者は気まぐれで飽きっぽいとはいえ、今回の奴はいつもと違うように感じられた。その上、この学園はそれなりに設備が整っているものの、外に出るに越したことはないのでここで暮らすだけでなく、出口を探す事は私を含め全員諦める事はなかった…天悪が我々をこの学園に閉じ込めてから3日経った時のこと、道端にたまに落ちている謎のメダルを拾っていたのだが…
サタン(表)「このメダルはいったいなんなんだ…天悪が象られているが、何に使えばいいのだ?」
朱美(裏)「あら?サタンさん(表)、それってもしかして、【テンテンメダル】かしら?」
サタン(表)「朱美(裏)か、このメダルの事を知っているのか?」
朱美(裏)「それを【アクアクマシーン】というガチャガチャに1枚でも入れれば、プレゼントが手に入るんですよ!天悪から教わりましたよ!」
サタン(表)「ネーミングセンスェ……だがプレゼントが貰える代物だとはな……そう言われると気になるな。貴様はそのアクアクマシーンとやらでプレゼントを手に入れたのか?」
朱美(裏)「はい!『人魚の涙』、『黄金銃』、『くさのラッパ』の3つなんですけど……みんな、喜んでくれるかしら?」
サタン(表)「それ全部お宝じゃないか??……それら相手には全く動じないとは……さすがというか、なんというか……」
朱美(裏)「いや、家に似たようなものがよくあるので、そこまで珍しいとは思わないです!ただ、もしこれをプレゼントして誰かが喜んでくれるなら、是非ともあげてみたいですね!」
サタン(表)「ふむ、然るべき相手に贈りたいのか……宝石や秘宝を貰って純粋に喜ぶだろう奴は、ジーナ(表)とかシャミ子(裏)とか……その辺りじゃないか?」
朱美(裏)「なるほど!純粋な子にあげたら喜んでくれるのね?アドバイスありがとうございます!サタンさん(表)!」
サタン(表)「フン、これくらい造作もない……ただ、私もアクアクマシーンを回したいのだが、やり方教えてくれるか?」
朱美(裏)「あ、馴染みないです?💦説明しますから、いいですよ!」
その後は朱美(裏)にアクアクマシーンの使い方を教わり、メダルを3枚入れて手に入れた戦利品は……まさかの3つとも『動くこけし』だった。私はそれらを持って頭を抱えるしかなかったのだった…
サタン(表)「はぁ、結局あのこけしは置いてきたが…あのまま持っておくのもなんだかなぁ……ん?」
ブラウン(表)「ううん、書いてみたはいいけど、よくわかんないなぁ……」
サタン(表)「ブラウン(表)が日誌ににらめっこしているな…自分で書いといて何がわからないんだ?」
ブラウン(表)「あっ、サタンさん(表)!実は、探索であったことを書きたくて、まずマップを描き写してるんですけど……全然上手く描けなくて💦」
サタン(表)「あー、そういう……絵は練習の積み重ねというからな……ここから出る為にも絵の練習をしている場合ではないしな…」
ブラウン(表)「どうしようー…絵があって、そこから書き足して行く方がわかりやすいかなって思ったんだけどー…」
ブラウン(表)が悲しそうに顔を俯く……うーむ、仕方のない奴だな……
サタン(表)「そんな顔をするな!私なら絵も上手く描けるから、私の絵に情報を書いていくがいい。今回だけだから、これからは絵も練習するんだぞ?」サラサラ
ブラウン(表)「えっ!いいんですか!?ありがとうございますー!!」
サタン(表)「フン、やるからにはお前もちゃんとやることだな…よし、できた!どうだ、書きやすいだろう?」
ブラウン(表)「はいっ!すっごく!ぼくもここから早く出たいけど、みんなもそうだから、ぼくはみんなを守りたいんです!その為に、おしりたんていさん(表)の代わりに頑張ります!」
サタン(表)「うむ、その意気だ。私も貢献するから、お前も頑張れよ?名探偵の助手よ…」
そんな会話をして、ブラウン(表)と別れた…それからブラウン(表)がよく日誌を使う場面を見かけるようになったが、余程使いやすいのだろうな…描いた本人として誇らしい事だ。
あ、これらは自由行動ですねぇ。続く!
- Re: ロンパパロとは到底言えないロンパパロ ( No.210 )
- 日時: 2020/08/02 22:59
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
朱美(裏)とブラウン(表)と交流してから次の日。その日は動くこけし以外のプレゼントを得るためにテンテンメダルを探していたところ…
谷地(表)「あわわわわーーー!!!ああ!!サタンさーーん(表)!!た、大変ですーーー!!」
サタン(表)「おわああっ!??どうした!?何があった!?」
仁花(表)が非常に慌てた様子で辺りを駆け回っていた。私に気づき、駆け寄ってくると、焦りながらも事情を話し出す。
谷地(表)「そ、そ、それが……っ、モイモイさん(表)、か、鹿ノ子さん(表)の事が、心配に、なったみたいで……天悪さんを、探しに……!!」
サタン(表)「ああ……とうとう限界を迎えたのか……」
モイモイ(表)は鹿ノ子(表)の事を溺愛している……常人より遥かに歪な形で。奴にとって鹿ノ子(表)が自身と離れ離れになったということは、その間に誰に鹿ノ子(表)が取られるかわからんことで、不安が極限まで迫っているということだ。だから、この状況だけでもモイモイ(表)にとって最大の動機となるのだが……
サタン(表)「作者を探しに行ったのなら……要件は……!!」
谷地(表)「多分、天悪さんを倒そうと……」
「みぎゃーーーーーーー!!!!!!」
サタン(表)「っ!?間に合わなかったか……!!」
谷地(表)「こ、この声!!食堂からです!!」
私と仁花(表)は慌てて食堂へと向かう……食堂には大勢人がいるが、全員、中心人物達を見て身をすくませていたようだ………
モイモイ(表)「ねえ、もういいでしょ?こうして何も起こってないんだから……もういいから早くモイモイを鹿ノ子(表)のいる外へ帰してよ……」ギリギリ
テンテン「学園長に対する暴力は、校則違反ですよぉぉぉーーーーっ!!!」ぐええええ
モイモイ(表)は食堂の中心で天悪を捕え、渾身の力で握り潰そうとしていた。無論、小さなぬいぐるみである天悪は悶絶している。……一応、周りにも状況を聞くとしよう……
サタン(表)「おい、モイモイ(表)は天悪と何があったのだ……」
シトロン(裏)「そ、それが……僕達、食堂で昼食をとってたんですけど、そこに突然天悪が現れて、『ハートスワップしたくなる動機を発表する』とか言い出して……天悪が喋ろうとした矢先に、モイモイ(表)がやってきて、天悪を捕まえて……!」
谷地(表)「や、やっぱりモイモイさん(表)、限界なんだ……!」
モイモイ(表)「帰さないならあなたを倒せば、それで済むことだからさ………」ギリギリギリ
テンテン「シャレにならないよぉ……(´;ω;`)」ぐええええええ
モイモイ(表)のやつ、もう完全に天悪を倒す気でいるらしいが……
春奈(裏)「これまずいでしょー。天悪さんの言う通り、校則に『学園長への暴力は禁ずる』って書いてあるんですよ?これはもう、校則違反じゃあ…」
サタン(表)「ああ、このままだと…おい!モイモイ(表)、早くそいつを離せ!!何されるかわからんぞ!!」
モイモイ(表)「早く外に出して……!!鹿ノ子(表)に何かある前に……!!」ギリィ
テンテン「………」にゃぴーん
私が声を掛けてもモイモイ(表)は動じない。更に、天悪が急にキラキラと輝き始めた。このままでは…!私は手を伸ばすも。
モイモイ(表)「」バタッ
しんベヱ(表)「え……!?も、モイモイさん(表)……!?ねえ、大丈夫ですか!?」
桜(裏)「しっかりして…!!」
モイモイ(表)は急に糸の切れたマリオネットのようにうつ伏せに倒れ、その隙に天悪はモイモイ(表)の手の中から脱出した。すぐさましんベヱ(表)と桜(裏)がモイモイ(表)に駆け寄る……
テンテン「ふー!今のはマジで本家みたいになりそうでしたにゃー!まったく、これだから暴力を禁じてたのにっ!」むにむに
シグ(裏)「天悪!!モイモイ(表)にいったい何をしたんだ!!」
シグ(裏)が天悪に怒鳴るも、すぐにモイモイ(表)が勢いよく起き上がった。私も皆も、大丈夫かとモイモイ(表)に駆け寄るが……
モイモイ(表)「え?は??な、なんだここ?"俺"はいったい……え?え???みんなどうした??俺が寝てた間に何が起きてるんだ??」
桜(裏)「………!?モイモイ、さん……?」
モイモイ(表)の口調が、大きく変わった。更に、目の前の光景や私達を見て、ひどく動揺しているようだ……"まるで先程天悪を握り潰そうとしたモイモイ(表)とは別人のように"。
シグ(裏)「え、えええ!?モイモイ(表)、いったいどうしちゃったの!?その口調……」
白澤(表)「……校則違反というのは、校則違反を犯した生徒に学園長であるテンテンちゃんがハートスワップを行う、という事だろうね。そうなんでしょ?テンテンちゃん」
テンテン「そうだよー!校則違反者には『おしおき』をしないとなのだ。だから、モイモイちゃん(表)には外にいる烈くん(表)とハートスワップしてもらいましたっ!あっ、烈くん(表)に事情聞こうとしても無駄だよ?烈くん(表)の中のある程度の記憶は消しといたから♪」
モイモイ(表)「え?なんだ?校則違反?ハートスワップ??なんだよ、何のゲームの話してんだよ!?」
……事情を全く知らない烈(表)はひどく困惑している。そこにすかさず白澤(表)がこの学園生活の説明をしに行ったようだ。
テンテン「今後にも響くし、ここでテンテンの条件を提示しとくね?オマエラ気をつけるんだぞ!!」
【テンテンのハートスワップ発動条件】
・生徒に暴力を振るわれる
・生徒が監視カメラや扉、学園そのものを破壊する
・その他校則違反に当たる行為を生徒が行う
その条件を改めて提示して、私達は表情を歪ませる。こいつ……本当にモノクマポジが似合ってるな……
テンテン「って、テンテンこんな事説明しに来た訳じゃないんだよ!!オマエラに動機発表しに来たんだよ!!」
シトロン(裏)「まだ何かあるんですか!?もういい加減にしてくださいよ!」
テンテン「残念、動機発表は予定通り行います!もしハートスワップをやって、見事卒業できたクロには〜〜〜………」
テンテン「花村くん達特製!絶品ジェラートセットが贈呈されま」
サタン(表)「よし、烈(表)の今後の為にも、一度全員で話し合うぞー。体育館で」
テンテン「あっ!?ちょっと!?嘘だろ、今重要なイベントしてんのに!!なんで帰るのさ!!」
しんベヱ(表)「ジェラート食べたい〜〜〜!!」
春奈(裏)「しんベヱ君(表)、食いつかなくていいから」
テンテン「もっと食いつけよおおおお!!!ちくしょー!!!握られ損じゃないかーーー!!もっと俺の事を労れーーーー!!!!」
こんな奴はほっといて、今は烈(表)の面倒を見て、その後に探索に行くか……
まだ続く…なお、次事件起こる模様
- Re: ロンパパロとは到底言えないロンパパロ ( No.211 )
- 日時: 2020/08/02 23:54
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)
烈(表)の面倒を見る会議については、本日は仁花(表)やシグ(裏)が見るという事に決まったところで、私は改めて探索へと向かっていた……ただでさえ一人が犠牲となってしまったのだ。これ以上の犠牲は出せんからな……そんな中で、一人の人物と会った。
白澤(表)「おや?サタン君(表)じゃない。探索頑張ってるの?」
サタン(表)「白澤(表)か……その通り、探索に赴いているな。モイモイ(表)が校則違反でおしおきされた事もあってな……そういう貴様は、探索はせんのか?」
白澤(表)「いや?僕は別にいいかなって。ずっと出られない事はないんだし」
………そういえば、こいつは初日の時点で探索をサボっていたような……
サタン(表)「白澤(表)、なぜ貴様はこんな中でも余裕でいられるのだ…?」
白澤(表)「うーん、ずっと長く生きてきて、時間にそこまで追われてる訳じゃないからかなぁ。ほら、僕白亜紀くらいに生まれてきたからさぁ。テンテンちゃんの決めた期間が本当はどれくらいか知らないけど、さすがに永遠って事はないから!サタン君(表)もその辺りは僕の気持ち、わかるでしょ?」
……確かに、私も10万と25年生き続けていて、時間に関してはかなり余裕がある方だ。だから、もし天悪の定めた期間が1ヶ月以上であったとしても、そこにダメージを受ける事はない……だが………
サタン(表)「そうだとしても、閉じ込められているのは私とお前だけでないからな……他の者が困っている以上、これ以上犠牲を出すことなく天悪の野望を阻止しなければ、いずれ本当に事件が起きるのかもしれんのだぞ」
白澤(表)「そっか……サタン君(表)、意外と周りのこと考えてるんだね?」
サタン(表)「意外と、は余計だ」(#^ω^)
白澤(表)「事件が起きるのは良くないから、僕も明日から頑張っちゃおうかな?じゃ、今日はゆっくり休んでくるよ。サタン君(表)、晩安〜」
サタン(表)「今からではないのか…まぁいいか。おやすみ…」
マイペースな白澤(表)を見送り、改めて探索に戻った……
そこから翌日…この日も一人で探索をしていたが…さすがに何日も同じことの繰り返しというのも味気ないものだ。たまには誰かを誘って、共に探索をするか…人を探していると、ばったりと仁花(表)と出会った。
谷地(表)「あっ!サタンさん(表)!……えへへ、なんだかこの頃、よくサタンさん(表)と会って話しますね!」
サタン(表)「そういえば、初めにロッカーに閉じ込められていた時からそうだな…ちょうどいいところに。この4日間、一人で探索してばかりだから味気ないと思っていたところなのだ。お前には私と探索に勤しんでもらおう!」
谷地(表)「ヴェェッ!??ほ、ほ、本当に私でよろしいのでひゅかっ!??ほ、他の人の方がいいとかないですかっ!??」
サタン(表)「いや、人は問わんから…そこまで動揺するな!このサタンさまの傍にいれるのだぞ、喜んでおけ!」
谷地(表)「は、はいっ……!ありがとうございます…!サタンさま(表)……!!」
私は仁花(表)を探索に誘い、昼まで共にこの学園内を調べていた……そんな矢先に、また仲間と遭遇した。
シグ(裏)「もー、無理しちゃダメだって!どれだけ激しい運動したのさ…」
シトロン(裏)「す、すみません……さすがに、このまま運動神経悪いままはどうかと思って……」
谷地(表)「あれ?シグ君(裏)にシトロン(裏)、どうしたの?なんだか様子が…」
サタン(表)「どうした?特にシトロン(裏)…腰を痛めているようだが」
シグ(裏)「ああ、それがね…シトロン(裏)てば自分の運動神経の事を憂いて、特訓してたんだって。その代償で、腰をやっちゃったみたいで……」
シトロン(裏)「それ言われると恥ずかしいです…」
サタン(表)「何やってるんだよ…💦それで介抱していたのか」
シグ(裏)「うん!シトロン(裏)が休める所を探してたんだけど…」
シトロン(裏)「美術室ならここから近いですし、座れるところもたくさんあって、教室で休むよりは見映えがいいので、案内してください!」
谷地(表)「それならいいよ!ちょうど通りかかって良かったな!私も手伝うよ」
シグ(裏)「あっ!ありがとう!助かるよ!」
シトロン(裏)「仁花(表)まで…すみません、ありがとうございます!」
サタン(表)「さて、美術室へ行くか…お、そこまで歩かずに着いたな。私が扉を開けて椅子を探すから、仁花(表)とシグ(裏)のどちらかは白澤(表)に事情を話して……」ガラッ
そう言って扉を開けた途端に目に飛び込んできたものは、下がカラフルな絵の具の模様。恐らく、絵の具の入ったバケツをひっくり返したことでこうなったのだろう…
更に目の前にいたのは、その絵の具を前面に存分に浴びた白澤(表)だった。無理もないが、泣きじゃくっている。私は白澤(表)に声を掛けてみる……
サタン(表)「白澤(表)?おい……大丈夫か、何があった?」
白澤(表)「この声……サタン"さん"(表)?なんか知らないけど起きたら、"俺"、絵の具まみれに……」(´;ω;`)
あ、これ手遅れだわ。私は頭を抱えた。
次で、捜査開始!
- Re: ロンパパロとは到底言えないロンパパロ ( No.212 )
- 日時: 2020/08/03 08:16
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: CwXyXkbt)
ぴーーーんぽーーーんぱーーーんぽーーーん
テンテン『サイコが発見されました(´◉ ω ◉`)一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!諸君、美術室に集まれ!!』
その瞬間、モニターから天悪が謎のアナウンスをしてきたが、学級裁判、という言葉からそれに関連するアナウンスであろう事は嫌でもわかる。私は後ろから呆然と白澤(表)だった者を見ている3人にそこで待っているよう伝え、他の生徒を呼びに行く。そうして集まった者達も様子は様々ではあったが、この現場を見て困惑の表情を浮かべる者が圧倒的に多かった。……そんな中で、一人、遅れてやって来た者が……
しんベヱ(表)「え………??白澤さん(表)?どうしちゃったんですかぁ?何があったんですか〜…」
朝日奈(裏)「しんベヱ(表)……!??」
しんベヱ(表)の足元や足跡は、恐らく絵の具の赤に染まっていた…そこから更に遅れて……
テンテン「いやー!始まっちゃいましたねー!第一の事件っ!!」
桜(裏)「え、事件……!?じゃあ、まさか……目の前の白澤さん(表)は、もしかして……」
テンテン「そ!別人になっちゃいましたってこと!いや〜、こうなるとオマエラは捜査した後に学級裁判に挑むしかありません!!残念無念!!ただ、このまま様々なところを調べろって言っても無理ゲーだろうから、こっちで事件のヒント集書いておきましたから!これ参考にしてちょ!テンテンファイル〜!あ、あとね!もう脱落者として扱われている烈くん(表)は捜査に参加する事は認められません!大人しく個室で待機なさい!」
モイモイ(表)「なんでだよ!?いいじゃねぇか、俺も参加させてくれよ!!」
テンテン「ダメダメダ〜メ!逃走中で捕まった確保者が逃走者に裏切り者の情報を教えるくらいダ〜メ!!」
三治郎(裏)「まーた回りくどい説明を…」
テンテン「そんな訳で!捜査ができるまともな生徒達!クロを勝たせないように精々頑張れよ?それじゃな!」
そうして天悪は烈(表)を連れてその場を後にした…残された私達はと言うと、断っても天悪にやられるし、単純に目の前のカオスな状況の真相が知りたくなったので、大人しく捜査に励むことにしたのだった…
捜査開始!
サタン(表)「…と、まずはテンテンファイルとやらの出来を見てみるとするか。ええと…」
【テンテンファイルⅠ】
被害者:【超サイコ級の薬剤師】白澤(表)
発動条件:背後から紙を貼られた事
現場:美術室
事件発生時刻:本日午後12時頃
備考:お風呂上がりに耳掃除をすると、湿っている
サタン(表)「捨てるか……」
テンテン「待って待って待って捨てないで捨てないで捨てないで」
サタン(表)「なんで備考の部分がギャグマンガ日和のネタなんだよ!?」
テンテン「だって比較的簡単だと思ったからだもーん。後は捜査して証拠を集めることね!」
くっ!こいつ……ただでさえ特殊なルールの中だというのに……!
【言弾『テンテンファイルⅠ』ゲット!!】
サタン(表)「ふむ、この美術室の床は……絵の具がぶちまけられたのか、虹色に染まっているな…扉の下の部分や椅子の下の辺りにも絵の具が……その元はあの台の上にあっただろうバケツが倒れたからか……」
【言弾『床の絵の具』ゲット!!】
サタン(表)「ああ、そうだ!そういや被害者……!白澤(表)と入れ替わったのは誰なんだ?」
シャミ子(裏)「ああ、それは茄子君(表)ですよ。お兄(表)」
サタン(表)「シャミ子(裏)…茄子(表)と話したのか?」
白澤(表)「あっ、サタンさん(表)!この、ハートスワップ?ってので、白澤さん(表)と俺が入れ替わったの?」
サタン(表)「まぁ…そうだな。事情は学級裁判の終わりに話すが、白澤(表)が事件に巻き込まれてこうなったのだ」
白澤(表)「うへぇ……絵の具が体の前面におもむろにかかってるけど、もしかしてうつ伏せで倒れたのかなぁ……」
シャミ子(裏)「そうでしょうね……でも、なんだかちょっと、ところどころ無事なところも見られますけど……」
【言弾『白澤(表)の体』ゲット!!】
サタン(表)「それで、今回の発動条件は、『背後から紙を貼られたこと』だそうだが……肝心の紙は……」
シャミ子(裏)「この……とてつもなくやばい落書きですね」
白澤(表)「あれ?……この猫好好は、白澤さん(表)が前に描いたものとは違うものかな?」
サタン(表)「なっ!?お前にはわかるのか!?」
白澤(表)「感覚的に!一応、白澤さん(表)の部屋?にもあるかもだから、連れてきてくれるかな?」
シャミ子(裏)「わかりました。では、案内しますよ」
その後、茄子(表)に白澤(表)の描いた絵を見せようにも、白澤(表)はここに来てから絵を描いてはいなかったようで、あれがここに来て初めて白澤(表)が描いたものだろうとわかったのだった…
【言弾『白澤(表)の描いた絵』ゲット!!】
サタン(表)「他に証拠は……ん?」
ブラウン(表)「どうしよう……あ!サタンさん(表)!!その、しんベヱ(表)を……助けてくださいっ!!」
サタン(表)「しんベヱ(表)を助けろだと?………まさかとは思うが、犯人として疑われているのか?」
ブラウン(表)「はい……!あそこ………」
朱美(裏)「足跡に絵の具がついてる以上、しんベヱ君(表)しかできないと思うけど…」
しんベヱ(表)「え〜!ぼく知らないですよぉ!!」
春奈(裏)「嘘つかないでよ!白澤さん(表)と行動してたんでしょ?」
しんベヱ(表)「それはしてましたけどぉ……でも!途中で白澤さん(表)がおやつ取りに行ってくれたんです!それから、帰ってこなくて…!」
ラグナス(表)「ほら!しんベヱ(表)もこう言ってるだろ!だから、うたがわないでくれよ!」
ブラウン(表)「こんな感じで、足跡に絵の具がついてて、証拠が残ってるから、あの場にいたのはしんベヱ(表)ってことになってて…」
サタン(表)「なるほどな……しんベヱ(表)の話を聞くと、途中で白澤(表)の方がしんベヱ(表)から離れたようだが…もしや、その直後に…?何にせよ、犯人と決めつけるには証拠が足りないからな。協力してやろう」
ブラウン(表)「ありがとうございますー…!」
【言弾『しんベヱ(表)の証言』ゲット!!】
サタン(表)「ん?私達が美術室へ来た方向の道とは別の道に……しんベヱ(表)のものと思しき足跡が……これはしんベヱ(表)についていた足の絵の具と同じく赤いものだな……ん?しんベヱ(表)から聞いた話によると、この教室で待っていたようだが……ここには足跡が全くついていないのか……」
【言弾『しんベヱ(表)の足跡』ゲット!!】
サタン(表)「それにしても、絵の具がおびただしい量で広がっているな……しんベヱ(表)の他に足跡がついている者はいなかったし…しんベヱ(表)の無実は晴らせるのだろうか?」
谷地(表)「あっ、あのっ!サタンさま(表)!少し……希望はあると思います!」
サタン(表)「ん?仁花(表)、どうした?希望があると言われても……」
谷地(表)「ここの美術室の窓……外には繋がってないからか、何もされてないんですけど、少し、擦れてて……」
サタン(表)「窓が擦れてる!?という事は、何かを、いや…何かがここを通った…のか?」
谷地(表)「しかも、この窓の位置はバケツが乗ってた台のほぼ真上……」
サタン(表)「……考えられる方法とするなら……」
【言弾『擦れた窓』をゲット!!】
谷地(表)「そういえば、シャミ子さん(裏)から聞きましたよ!ええと、茄子(表)は……」
白澤(表)「あっ、ここだよ〜!何でか白澤さん(表)と入れ替わったけど、なんで?」
谷地(表)「それは後で話すから!……あ、絵は猫好好ちゃんなんだ……💦」
白澤(表)「ここで描いてた猫好好はこの子だけみたいなんだよな〜」
……ん?なんだ、この紙が貼られた位置は……普通に白澤(表)の背中の上部分なんだな……少し違和感が……
【言弾『貼られた紙の位置』ゲット!!】
サタン(表)「後は、アリバイを聞いていくしかないか…?とはいっても…」
谷地(表)「あ、私とサタンさま(表)は事件発生まで一緒に捜査してたから!」
サタン(表)「私と仁花(表)は犯人とは呼べんだろうな。強力なアリバイだ」
【言弾『サタン(表)と谷地(表)のアリバイ』ゲット!!】
サタン(表)「それで、確かシグ(裏)はシトロン(裏)を…」
シグ(裏)「うん、シトロン(裏)が激しい運動したのか、腰を痛めてたから、事件発生したくらいには美術室へ向かってたけど……アリバイと言えるかな?」
シトロン(裏)「僕の場合は実際腰を痛めてるので、事件の犯人とは言えないとは思いますが……」
谷地(表)「シグ君(裏)のアリバイも証明できたらいいんだけどね…」
【言弾『シグ(裏)の証言』ゲット!!】
サタン(表)「後にアリバイを証明できそうな者と言えば……斬美(表)とラグナス(表)くらいか?」
シグ(裏)「え?どうしてその二人のアリバイは証明できるの?」
サタン(表)「ほら、今日はこの二人が烈(表)の面倒を見る当番だから…二人には犯行に及ぶ暇はないんだよ」
シグ(裏)「あっそうか!そういう事なら、二人のアリバイも上手くいけば証明できるね!」
シトロン(裏)「さりげなく烈(表)が当番を設けられるような存在になっているのですが……」
谷地(表)「二人を連れてきましたよ!話も聞いてきたんですけど……」
東条(表)「谷地さん(表)から話は聞いたわ。私とラグナス君(表)が今回の烈君(表)の面倒を見る係だったけれど、事件発生の時間帯で烈君(表)についていたのはラグナス君(表)の方だったわね」
ラグナス(表)「ああ!でもこれじゃあ、きるみお姉さん(表)のアリバイはりっしょー?できないんだよな……」
東条(表)「いえ、ラグナス君(表)のアリバイだけでも立証できて何よりよ。私は私の力で無実を証明してみせるわ」
サタン(表)「ふむ、ならラグナス(表)が無実と言えるのか……」
【言弾『東条(表)の証言』ゲット!!】
サタン(表)「他にアリバイが立証できそうな者は……お、兵太夫(裏)!兵太夫(裏)は誰かと…例えば三治郎(裏)と一緒にいたとか……」
兵太夫(裏)「え?三治郎(裏)やみんなとは別行動してましたよ〜!あ〜あ、こんな事になるなら、事件発生したくらいの時間帯には三治郎(裏)と一緒にいればよかったよ!」
谷地(表)「別行動……なら、アリバイは成立しないですね……」
兵太夫(裏)「ああでも、証言と言えるものはありますよ〜?」
サタン(表)「なに?いったい何を知っているのだ!?」
兵太夫(裏)「えーとですねぇ、僕、美術室の向かい側である倉庫にいたんですけどー、そこでカラクリの材料になりそうなものを探してたら、大きな物音がしたんですよね!外から!しかもシトロンさん(裏)の声まで聞こえて……まぁ、そっちの方へはカラクリの興味の方が勝ったし、こうなるとは思ってなかったので行きませんでしたけど!」
サタン(表)「おいおい、かなり重要な証言じゃないか…!?」
谷地(表)「これはどうしても覚えておかないとですね…!」
【言弾『兵太夫(裏)の証言』ゲット!!】
きーーーんこーーーんかーーーんこーーーん
テンテン『捜査時間終了wwww汝体育館来事wwwwwwww』
谷地(表)「え、ええと……捜査時間が終わったから、体育館に全員集まれってことですよね?」
兵太夫(裏)「そうみたいですね〜。真面目に伝えていかないと意味ないのに〜」
サタン(表)「我々が代わりに伝えるしかないな…全く、面倒くさいな……」
天悪の意味の無くなるような捜査時間の終わりを表すアナウンスが鳴り響き、私達は生徒全員に呼びかけながら、体育館へと向かった……天悪は体育館にどういう仕組みでやったのか、エレベーターを出現させ、そこに私達が乗るように仕向けた……この際、私と仁花(表)とブラウン(表)とラグナス(表)以外のほとんどが、しんベヱ(表)に疑いの眼差しを向けていたが……どうにかして、しんベヱ(表)の無実を暴くしかない。そんな決意を胸にした途端に、エレベーターが止まった。
ついに学級裁判!いったん感想OK
- Re: クロスでカオスな日常ものがたりっ! ( No.213 )
- 日時: 2020/08/03 00:37
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: ADnZqv8N)
こんにちわ!桜木霊歌です!
霊歌「何このモノクマならぬテンテンファイルwwwwwwwwwwww」
ソニック「備考!備考の所、要らない情報だろ!」
優衣「発動条件は、気づかれる可能性もリスクもあるなか、どうやって・・・」
次回も楽しみに待ってます!
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